テクノロジー
競技プログラミングとは?メリットや初心者にもおすすめな理由も解説

あなたは、競技プログラミングを知っていますか?

この言葉を聞いても、「プログラミングが競技になる」ということがピンと来ないという方も多いでしょう。

実は競技プログラミングは世界中で開催されており、日本でも多くの方が挑戦しています。

そこで今回は、競技プログラミングについて詳しく紹介します。この記事を読めば、競技プログラミングとは何かをはじめ、取り組むメリットやプログラミング初心者におすすめの理由もわかります。

実際に競技プログラミングに参加できるサイトも紹介しますので、あなたも今日から競技プログラミングをはじめましょう。

2018年6月8日追記:ACM-ICPCについてと競技プログラミングの実力を上げるコツについて追記。

「競技プログラミング」がGoogle Code Jamの開催で話題に

2018年4月8日から、世界的なプログラミングコンテストであるGoogle Code Jam 2018がスタート。Google Code Jamは2018年8月まで続きます。Twitter上では予選を通過した競技プログラマーのよろこびの声も見られました。

このプログラミングコンテストの開催によって、注目が集まったのが競技プログラミング。競技プログラミングは、日本だけでなく世界中で行われています。それは、Googleが国際大会を開催していることからもおわかりいただけるでしょう。

競技プログラミングは、プログラミングの技術を競うプログラミングコンテストの総称として用いられます。ゲームやスポーツのような面白さや上達のためのコツがあり、プログラミング言語の学習に役立つという特徴を持っています。プログラミング初心者の方がモチベーションを保ちながら学習を続ける方法としてもぴったりと言えるでしょう。

以下で、この競技プログラミングについて詳しく解説していきます。

競技プログラミングとは

競技プログラミングは、いかに課題を解決するプログラムをスピーディーに正確に記述するかを競うプログラミングコンテストの総称です。プログラミングコンテストには、アルゴリズム・ゲームAI・セキュリティ・データマイニングなどの様々なジャンルがあります。この中で、代表的なジャンルはアルゴリズムです。

エンジニアはもちろん、パズルが好きな方や数学が得意な方にもおすすめです。一般的な競技プログラミングでは問題が複数出題される場合が多く、正解数が多い方が勝ちます。正解数が多い場合はよりスピードが速い方の勝ちとなります。これは、まるでスポーツのようではないでしょうか。「競技プログラミングとe-スポーツは同じ」と言う方がいらっしゃるのも納得です。

競技人口について

競技プログラミングの競技人口は、全体の人口から考えれば残念ながら多くはないです。

参加者が1万人を超えるAtCoderを主催する高橋直大さんのchokudaiのブログによると、AtCoderを利用する方は週に300人から600人とあります。AtCoderはオンラインで参加可能なプログラミングコンテストを開催する日本のWebサイトです。

日本に110万人以上いるとされるITエンジニア。もちろん、この中の全部の方がコードを記述するわけではありません。それを踏まえ、コードを記述するエンジニアの中で1万人がAtCoderを利用していると考えると、けして少ない数字ではないでしょう。

実務のプログラミングとの違い

実務で行うプログラミングと競技プログラミングにはどのような違いがあるのでしょうか。

実務ではクライアントの要望から作成した仕様書に従ってプログラミングを行い、正確なシステム構築のスキルが必要となります。競技プログラミングは、制限時間内に与えられた問題を解決するプログラムを記述します。

そのため、実務のプログラミング以上にスピードがとても重要になるのです。プログラミングを利用して、いかにパズルをスピーディーに解くかというゲームを想像していただくとわかりやすいでしょう。発想力の豊かさとスピーディーなコーディングが必要不可欠です。

根本的には、どちらもプログラミングなので同じです。ただ、仕事の内容によって使うプログラミング言語も違うため、「競技プログラミングの能力の高さ」がそのまま「プログラマーとしての能力の高さ」とは言えません。

しかし、競技プログラミングに取り組むことでプログラミングのスキルだけでなくアルゴリズムへの理解などが深まります。それは、さまざまな面で実務に役立つでしょう。

競技プログラミングの良い所は楽しいだけじゃなく実務にも活かせることだと思っていて、競プロを始めてから複雑な処理がシンプルにサクッと書けるようになったし、計算量の勘が効くようになったおかげで、システム設計の方でも注力すべきボトルネックが見えてくるようになったり、実感するところは多い。

引用元:na_o_ysのブログ

競技プログラミングの面白さとは

競技プログラミングにはどのような面白さがあるのか気になる方も多いでしょう。

競技プログラミングは、パズルやクイズの答えがわかった時と同じで問題に対する解決策を見つけた時の気持ち良さが魅力です。そのため、プログラミングの知識がない方でも、そのような問題を解く爽快感が好きという方には競技プログラミングにぜひ挑戦していただきたいです。

また、プログラマーとしてのスキルを持っていてプログラミングのコードを入力するのがとにかく好きという方には、競技プログラミングはもちろんおすすめです。

そして、競技プログラミングには実益もあります。天下一プログラマーコンテスト 2017のように優秀な成績をおさめた方には、賞金が出る大会もあるのです。面白いだけでなく、目指すべきわかりやすい目標があると学習も格段に楽しくなるでしょう。

競技プログラミングのメリット

次に、競技プログラミングに取り組むことで得られるメリットについて紹介します。

プログラミングのスキル向上に役立つ

競技プログラミング に取り組むと、イメージするプログラムを素早く記述できるようになります。それにより、実務でもスピーディーにプログラムの実装ができるでしょう。

そして、競技プログラミングは数学的な考え方でロジカルに課題の解決を目指します。それにより、さまざまなアルゴリズムが理解できます。また、そのアルゴリズムによって手を動かしてプログラムを構築するので、アルゴリズムの活用方法まで身につけれられるのです。

また、多くのプログラミングコンテストでは、問題に対する他の人が記述したコードも見れます。自分だけでなく、問題に対する様々な人の色々な考え方を知ることはプログラミングを学習する上でとても重要です。これは、実務におけるプログラミングのスキルの上達につながるでしょう。

プログラミングを楽しみながら学べる

競技プログラミングは、自分の実力が結果として明確にあらわれるので学習の効果が実感できます。学習の結果、今まで以上に良い成績が残せればやはりうれしいものです。仕事の業務に直結する方はもちろん、趣味でプログラミングを学びたい方もモチベーションを保ちながら学べるでしょう。

初心者の方はプログラミングの学習に対するモチベーションを保ち続けていくことが、難しい場合もあります。理解できない部分や不明な内容が多ければ、挫折してしまうこともあるでしょう。他の人にすぐに質問ができない環境や独学であればその可能性はさらに高くなります。

そのため、楽しみながら学習が続けられる競技プログラミングは、プログラミングの初心者や入門にもとてもおすすめです。

就職に有利になる場合も

競技プログラミングと実務のプログラミングに違いはあります。しかし、競技プログラミングで結果を残せれば、就職が有利になる場合もあります。

実際に、ドワンゴは『ドワンゴの挑戦状』という採用につながるプログラミングコンテストを2018年も実施しています。このプログラミングコンテストは賞金も出ますので、就職先を探している競技プログラマーの方は参加してみてはいかがでしょうか。

また、Google Code Jamなど海外のプログラミングコンテストで入賞すれば、様々な企業からの仕事のオファーを得られる可能性もあります。このように、競技プログラミングは就職や仕事を得る上で役立つこともあります。

また、転職を考えている社会人の方も競技プログラミングをはじめてみてはいかがでしょうか。

競技プログラミングでおすすめのプログラミング言語

 

競技プログラミングで人気が高いのはC++とJavaです。その他にもアップデートや業務との兼ね合いにより、使う方が増えている言語もあります。

以下で、競技プログラミングでおすすめのプログラミング言語を紹介します。

C++がおもに使われる

競技プログラミングで主流となっているプログラミング言語「C++」。他の言語よりも実行速度が早く、スピードが求められるソフトウェアに用いられます。企業でも採用されることが多く、この言語を覚えるとシステム開発においても役立つでしょう。

C言語の上位互換のプログラミング言語ですので、記述がシンプルなC言語を覚えてからC++を習得するという方法もおすすめです。

Python

「Python」は競技プログラミングで近年使われることが増えている人気のプログラミング言語です。その背景として、機械学習やデータ分析などでPythonが使われているため、学びたい人が多いことがあげられます。競技プログラミングをやる上で、実務にも役立てたいと考える方の多さが伺えます。

実行速度はC++と比較すると遅いですが、コードの記述がシンプルでわかりやすいので、プログラミング初心者の方におすすめの言語です。

Java

Javaは、C++と並んで競技プログラミングで多く用いられているプログラミング言語です。Javaを仕事で使っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。普段からなじみがあるという方は、競技プログラミングにおいてもそのままJavaを使うケースが多く見られます。

実行速度はC++よりやや遅い程度。複数の処理を行えるメソッドが利用できる点が、競技プログラミングにおいても便利です。

JavaScript

WebサイトやWebサービスで使われることが多い「JavaScript」C++やJavaと比較するとスピードは遅めで、競技プログラミングには不向きとされていました。

しかし、アップデートによってJavaScriptは進歩しており、コードが記述しやすくなったことや実務に役立つことを加味すると候補として考えても良いでしょう。実行速度はPythonよりも早いと言われています。

ただし、プログラミングコンテストによってはJavaScriptに対応していない場合もあるので注意してください。

テクノロジースクールTECH::CAMPで
10年後も仕事に困らないスキルを身に着けませんか?
テックキャンプ体験会

TECH::CAMP』はこれからのテクノロジー時代で結果を出せる、次世代のビジネスパーソンを育成するスクールです。以下のような方におすすめです。

  • 今の職場でキャリアアップ、年収アップしたい
  • エンジニア以外の職種でIT業界に転職・就職したい
  • ビジネスパーソンとして総合的にスキルを高めたい

まずは無料体験会に参加してみてください。体験会は月に1000名以上のお申し込みをいただいているため、ご希望の日が埋まることがあります。今すぐのご予約をおすすめします。

体験会について詳しくみる

Kimura Hiroto Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、TECH::NOTEでの執筆を担当。好きな食べ物は豆腐。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

  • カテゴリー
  • footer.php