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基本情報技術者試験とは?合格者が教えるおすすめの参考書・勉強法も紹介

作成: 2020.04.01 更新: 2020.06.18

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基本情報技術者試験を受験しようか迷っているけど、いまいちどんな試験なのか把握できていないという人はいませんか?

会社で取得するように言われた」「就職・転職で有利になると聞いた」など、人によって取得する目的はさまざま。しかし、難易度は決して低くないので、しっかりと試験内容を把握して対策を練る必要があるでしょう。

この記事では、基本情報技術者試験の概要と合格者が教えるおすすめの勉強法を解説します。

基本情報技術者試験とは

まずは基本情報技術者試験の概要を説明します。

ITエンジニアの登竜門と言われている国家資格

出典:基本情報技術者試験 試験要項

基本情報技術者試験は、上記の画像のようにIT系で唯一の国家資格と言われている情報処理技術者試験の1つです。

ITに関する基礎知識はもちろん、プログラミングに関する内容も出題されるので、ITエンジニアの登竜門と言われています。

主催元である情報処理推進機構によると以下のように定義されています。

1.対象者像
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

2.業務と役割
基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、上位者の指導の下に、次のいずれかの役割を果たす。

(1) 需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して、情報技術を活用した戦略立案に参加する。
(2) システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスの実現に貢献する。

引用:IPA

基本情報技術者試験の試験内容について

基本情報技術者試験の受験までの流れ・当日出題される分野などについて解説します。

試験会場・試験日程・申込方法・受験料

まずは、試験会場・試験日程・申込方法・受験料について見ていきましょう。

試験会場・試験日程

出典:情報処理推進機構

情報処理推進機構によると上記の画像のように試験は全国各地で開催されています。

また、試験日程に関しては例年以下のようなスケジュールとなっています。

  • 春期試験:4月第3日曜日に開催
    →申し込み期間は、1月中旬〜2月中旬
  • 秋期試験:10月第3日曜日に開催
    →申し込み期間は、7月中旬〜8月中旬

上記はあくまで目安なので、具体的な場所・日時は情報処理推進機構のサイトから確認してください。

申込方法・受験料

基本情報技術者試験は年に2回しか行われません。

そのため、1度タイミングを逃すと半年ほど待たなくてはならないのです。しっかりと申込み期限を把握しておきましょう。

インターネット申し込みと郵送申し込みがあるので、詳しくは情報処理推進機構のサイトから確認してください。

また、受験料は5,700円(税込)となっています。

基本情報技術者試験の試験時間

基本情報技術者試験は以下のように、午前の分と午後の分があります。

・午前:9:30〜12:00(150分)
・午後:13:00〜15:30(150分)

比較的長丁場な試験となっているので、集中力を保つ必要があるでしょう。

【午前】試験内容・問題例

まずは午前の分から見ていきましょう。

午前は以下のような構成となっており、すべて選択式の解答方式です。

  • テクノロジ系:50問
  • マネジメント系:10問
  • ストラテジ系:20問

【午前】テクノロジ系

午前に出題される80問のうち、50問がテクノロジ系の分野です。つまり、この分野をいかに攻略するかが合否の鍵となります。

内容としては、IT全般に関する用語などの知識問題が中心です。

  • 基礎理論
  • アルゴリズムとプログラミング
  • コンピュータ構成要素
  • システム構成要素
  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • ヒューマンインターフェイス
  • マルチメディア
  • データベース
  • ネットワーク
  • セキュリティ
  • システム開発技術
  • ソフトウェア開発管理技術

参照:基本情報技術者試験ドットコム

以下が問題例です。用語問題だけでなく、このような簡単な計算問題も出題されます。

出典:基本情報技術者試験ドットコム

【午前】マネジメント系

マネジメント系からは10問出題されます。

この分野はプロジェクトマネジメントに関するものなので、テクノロジ系とは異なり、非IT系の仕事をしている人にも十分理解しやすい内容です。

10題しか出題されないとはいえ、比較的対策もしやすい分野なので、得点源として確保しておきたいところ。

以下が問題例です。基本的に複雑な問題はなく、単純な暗記だけで対応可能です。

出典:基本情報技術者試験ドットコム

【午前】ストラテジ系

ストラテジ系からは20問出題されます。

主に企業活動・法務・システム戦略に関する内容です。

こちらもマネジメント系と同じく、理解に困る用語は少なく、単純な暗記だけで対応可能です。

SWOT分析・ROI・損益分岐点など、ITに関わらずビジネスマンであれば知っておくべき用語も出題されます。試験対策としてはもちろん、今後の社会人生活においてきっと役に立つはずでしょう。

以下が問題例です。

出典:基本情報技術者試験ドットコム

【午後】試験内容・問題例

午後は幅広い分野から11問出題され、そのうち5問を答える形式です。

過去の傾向では、以下の分野から出題されます。

  • 情報セキュリティ
  • ソフトウェア、ハードウェア
  • データベース
  • ネットワーク
  • ソフトウェア設計
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム戦略
  • 経営戦略・企業と法務
  • データ構造及びアルゴリズム
  • ソフトウェア開発

参照:基本情報技術者試験受験ナビ

「情報セキュリティ」「データ構造及びアルゴリズム」は必須、「ソフトウェア開発」は5問中1つ選択、その他からは2問選択することになります。

以下で、苦戦する受験生が多いと言われる科目を紹介します。

【午後問題】データ構造及びアルゴリズム

配列・探索・数値計算・文字列処理・図形処理など、数学的なものの見方や考え方が問われる分野です。

そのため、文系出身・非IT系の仕事をしている人にとっては馴染みがなく、勉強し辛い内容といえるでしょう。

以下で、過去問から問題例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

【午後問題】ソフトウェア開発

Java・表計算・Pythonなど、プログラミング言語に関して出題されます。

こちらは、プログラミング初心者は重点的に対策しなければならないところでしょう。

以下で、過去問から問題例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

配点

午前は1問につき、1.25点となっています。

午後は以下の通りです。

  • 情報セキュリティ→20点
  • その他→20点
  • データ構造とアルゴリズム→25点
  • ソフトウェア開発→25点

配点に大差はないので、全体的に対策をする必要があるでしょう。

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基本情報技術者試験の難易度と学習期間の目安

合格の難易度・必要な勉強時間はどれほどなのでしょうか。

難易度・合格率

合格率はIPAによると、以下の通り。

  • 社会人平均→22.3%
  • 社会人(IT企業勤務)→20.3%
  • 社会人(非IT企業勤務)→27.9%
  • 学生→24.1%

学生・非IT企業勤務の方が平均以上に合格していることがわかりますね。しっかりと対策を行うことで、IT系のバックグラウンドがなくても十分合格できるといえるでしょう。

必要な学習期間

実際に資格取得するとなると、勉強はつきもの。

IT系の仕事に就いていても1ヶ月ほどの学習時間が必要でしょう。ITの知識だけでなく、プロジェクトマネジメント・企業法務などの知識も必要になるためです。

また、IT系の知識がない場合は、3〜6ヶ月の学習時間が必要になるでしょう。社会人である場合は、平日は時間がとれて2〜3時間が限界だと思うので、上手くスケジュールを管理する必要があります。

ITパスポート・応用情報技術者試験との違い

似ている資格に「ITパスポート」と「応用情報技術者試験」があります。何が違うのでしょうか。

ITパスポートとの違い

ITパスポートは、基本情報技術者試験の午前の分と出題分野はほぼ同じです。

ただ難易度が低く、IT系の知識がなくても1〜3ヶ月の学習で十分取得できるのが特徴。基本情報技術者試験を受験する前に練習として受けてみるのがおすすめです。

応用情報技術者試験との違い

知識面においては基本情報技術者試験と大差はありません。

また、基本情報とは異なり「アルゴリズム」や「プログラミング言語」に関する知識があまり問われないので、以下のように基本情報技術者試験より簡単だったという声もあります。

参照:情報処理技術者試験の合格記録

一方で、基本情報技術者試験はマーク式ですが、応用情報技術者試験は記述式の設問も加わります。その点がやや難しいと感じる受験生もいるでしょう。

基本技術者試験と同様、半年に1度しか試験がありません。また、両試験ともに同日程で開催されるので併願ができない点に注意してください。

基本情報技術者試験を取得するメリット

基本情報技術者試験に合格するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

就職・転職に有利になる

基本情報技術者試験は、IT企業の新人が取得するのが望ましいと言われています。

そのため、大学生のうちから取得できれば「ITに対するポテンシャルがある」と採用担当から思われるので、就職活動を有利にすることができるでしょう。

また、転職においてもIT業界が未経験の場合は「基礎的なIT知識を知っている」「やる気がある」などの証明ができるでしょう。

知識が業務に活きる

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門と言われる資格です。

エンジニア1年目の場合「プログラミングはできるが、基礎的なIT用語は知らない」という人も多いでしょう。エンジニアの業務は、何もプログラミングだけではありません。幅広いIT知識を身につけて、さまざまな業務に挑戦できる下地を作りましょう。

また、非エンジニアの人でもITに関わる仕事をしていれば業務に活かすことが可能。

特にエンジニアと関わる機会の多い人は、基本情報技術試験レベルの用語をおさえておくと業務が円滑になるでしょう。

資格手当が出る

会社によっては資格手当・合格報奨金が支給されるところも。

実際、リクナビNEXTによると合格報奨金の平均は24,000円資格手当の平均は5,400円となっています。

合格者が教えるおすすめの勉強法

基本情報技術者試験に合格した筆者が、おすすめの勉強法をSTEP形式で紹介します。

STEP①参考書

STEP1は「参考書」です。

問題集や過去問を解く前に、参考書を通して基本的な知識を身に付ける必要があります。IT用語は仕組みがわかりにくいものが多いので、図やイラストのある参考書がおすすめです。

筆者おすすめの参考書は以下。

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

この参考書は、全体的にイラスト・漫画形式で解説されているため、難しいIT用語でもすんなりと理解することが可能です。

【問題集】うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]

苦手意識を持つ人が多い「アルゴリズム」の分野に特化した問題集です。特に文系出身・非IT系企業で働いている人は苦手意識を持つ人が多いので、参考にしてみてください。

STEP②アプリ

STEP2は「アプリ」です。

参考書を通して基本的な知識を身に着けたら、次は試験対策として問題をひたすら解きましょう。問題をたくさん解くことで知識が整理されることはもちろん、苦手な分野を知ることもできます。

練習問題は量を重ねることが重要です。通勤時間などでも練習できるよう、アプリで取り組むのがおすすめ。

おすすめのアプリはこちら。

【アプリ】2020年春版 基本情報技術者試験問題集(無料全問解説付)

出典:App Store

無料で1000以上の問題を解くことが可能。

すべての問題に解説がしっかりとついているので、安心して使うことができます。

Androidの方はこちら、iPhoneの方はこちらからご確認ください。

STEP③過去問

STEP3は「過去問」です。

アプリで問題数をこなしたら、次は過去問に移りましょう。

おすすめはアプリの問題集を1周するたびに過去問を解くこと。これを2〜3回ほど繰り返すと、ある程度の点数が取れてくると思うので、過去問の結果を分析して自分の苦手分野を見つけてください。

参考書を使って苦手分野を徹底的に見直して、再度過去問を解くという流れを繰り返すことで、合格点に近づくでしょう。

過去問は情報処理推進機構の本サイトからダウンロードできます。また、基本情報技術者試験の過去問道場から試験日を指定してランダムで解くことも可能。

演習を繰り返して、出題形式に慣れましょう。

ITの基礎知識を得たい人はぜひ受験してみよう

  • IT業界への就職を検討している学生
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  • 業務でIT知識が必要になった方

上記に当てはまる方は、ぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。

選考が有利になるのはもちろん、実際に入社後に必要となる知識も手に入れることができるので、取得して損することはないはずです。

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この記事を書いた人

shota
新卒で携帯キャリアの営業・エンジニアをした後、2020年divにジョイン。コンテンツマーケティングを担当しています。大学時代には人材業界で2年間のインターンを経験。大学生向けのWebメディアで編集長もしていました。将来の夢は田舎ノマドライフです。