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IT系資格の事始めとして、ITパスポートの受験を検討している人も多いでしょう。
ITパスポートは独学でも十分に合格を目指せる資格ですが、対策は必要です。
そこで本記事では、ITパスポートの合格に必要な勉強時間の目安、独学におすすめの勉強法、試験内容や合格率などを詳しく解説します。
※記事内の情報は2022年10月時点の内容です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
この記事の目次

ITパスポートとは
出典元:情報処理推進機構
ITパスポート(通称:iパス)は、国家資格である「情報処理技術者試験」の1つ。
IT系資格の中では比較的難易度が低いため、若手社会人や学生でも十分合格を目指せます。
実際、公式HPにも「iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。」と記されています。
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ITパスポートの難易度と勉強時間の目安
ITパスポートの難易度は情報処理技術者試験のなかでは最も優しいレベルですが、まったくITの知識がない場合は合格までに100時間ほどの勉強時間が必要になるでしょう。
情報系学部出身の方や、IT系の職種に就いている方は事前学習なしでもほとんどのテクノロジ系分野の問題に回答できるため、30〜40時間の学習でも合格を目指せると考えられます。
ITパスポートの難易度や他のIT資格との違いについては「【ITパスポート試験の難易度・合格率】他資格との比較について解説」で詳しく紹介しています。

ITパスポート試験合格者がおすすめする独学勉強法
実際に筆者である私も、社会人になる前にITパスポートを受験し、合格しました。私自身の経験からITパスポート試験のおすすめ勉強法を紹介します。
基本は、以下のサイクルを繰り返すことです。
- 参考書で基礎を固める
- アプリでアウトプットする
- 過去問で試験に慣れる
以上の流れを意識することで、非常に効率よく学習を進めることができたました。
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
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①基本教材となる参考書で基礎を固める
ITパスポートの資格を取得するための基本となる教材は、参考書です。
まず、学習初期の1〜2週間で基礎知識を固めましょう。参考書を使えば、後で簡単に振り返ることができます。
おすすめは以下の4つ。
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ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集
資格試験に役立つ参考書と言えば過去問です。
本書の特徴はボリュームで、800問もの過去問を収録。他の書籍に比べても多くの項目を取り上げており、網羅的な知識を身につけられます。
また、過去問題プログラムCDが付属しており、本番の試験さながらの環境で過去問に挑めるのも大きなポイントです。
栢木先生のITパスポート教室
栢木先生のITパスポート教室は、書籍の帯に「103万人が選んだ教科書」とあるように、多くの受験者に読まれている参考書です。
イメージ図での解説やポップなイラストでわかりやすい説明がされており、各章の終わりには確認問題もついているため、知識も定着しやすいでしょう。
「◯◯とくれば△△」と用語を連想させる解説をしており、混同せずに覚えることが可能。用語に応じてルビも振ってあるため、わざわざ読み方を調べる必要もありません。
IT系の知識がまったくない人でも、抵抗なく読み進められる参考書です。
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート
キタミ式イラストIT塾は、漫画のような「吹き出し形式」で学べる参考書。難しく覚えにくいIT用語でも、この参考書ならスラスラ覚えることが可能です。
また、過去問も取りあげて解説しているため、学んだ内容がどのように出題されるのかを確認することができます。
先ほど紹介した「栢木先生のITパスポート教室」よりもイラストを活用した解説が多いため、テキストが苦手な人にもおすすめです。
いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
書名に「絶対合格」とあるように、とにかく短期間で合格を狙いたい人におすすめ。
「試験にはこれが出る!」といったかたちで、出題が多いものを中心に説明されているため、効率よく学習を進めることができます。
また、重要用語を暗記するためのページもあるため、コツコツと暗記をする際に非常に参考になるでしょう。
②アプリで知識をアウトプット
1〜2週間ほど参考書で知識をインプットしたら、次はアプリでアウトプットをしましょう。
アプリなので、通勤中や昼休憩の時間でも勉強することが可能。
とくに社会人はなかなか学習時間を確保することも難しいと思うので、こういった隙間時間を活用しましょう。
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「全問解説付 ITパスポート 一問一答問題集」
iPhoneユーザーであれば「全問解説付 ITパスポート 一問一答問題集」がおすすめです。
厳選した330問を出題しており、何週も回答することで知識を定着させることができます。
ITパスポート 全問解説
Androidユーザーには「ITパスポート 全問解説」がおすすめ。
チェック機能がついているため、間違えた問題は後で復習することができます。
③ITパスポートの過去問で試験に備える
参考書で知識を固めて、アプリでアウトプットをしたら、過去問で試験に慣れましょう。
過去問はITパスポート試験ドットコムなどのWebサイトで入手できます。解いてみて苦手な分野があれば、もう一度参考書に戻って知識の確認をしましょう。
アプリと併せて、過去問をしっかりと解いてアウトプットを行えば、ITパスポート試験に合格する可能性はグッと高まります。
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【番外編】お金がない場合はYouTubeでも勉強可能
参考書を購入すると、1冊3,000円近くかかります。もし金銭面で厳しければ、YouTubeでも学習が可能です。
以下のチャンネルは講義形式の動画なので、参考書よりも飽きずに勉強できるでしょう。
ITパスポートの問題例
実際にどのような問題が出題されるのか、出題分野別に確認してみましょう。
ストラテジ系
ストラテジ系は、主に以下の分野から出題されます。
- 企業活動
- 法務
- 経営戦略
- 技術戦略
- マーケティング
- システム戦略
- システム企画
以下、問題例となります。
答え:エ
このような法務面の問題も出題されるため、業務の場でも十分役に立つ知識となります。
またテクノロジ系の次に出題数が多く、しっかりとした対策が必要です。主に用語の意味を問われるので、工夫して暗記しましょう。
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マネジメント系
マネジメント系は、以下の分野から出題されます。
- システム開発技術
- ソフトウェア開発管理技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
以下、問題例となります。
答え:ウ
技術開発は基本的にチーム単位で行うことになるため、マネジメント系の知識は必須。
また、問題数は比較的少ないのですが、その分1問あたりの配点は高いです。
とくにシステム開発技術やプロジェクトマネジメントに関する問題が頻出なため、しっかりと対策をしましょう。
テクノロジ系
テクノロジ系は、以下の分野から出題されます。
- 基礎理論
- アルゴリズムとプログラミング
- コンピュータ構成要素
- システム構成要素
- ソフトウェア
- ハードウェア
以下、問題例となります。
答え:イ
テクノロジ系からは、いわゆるITに関する問題が出題されます。
出題数が最も多く、ITパスポートでメインの分野となるため、しっかりとした対策が必要です。
とくに計算問題は苦手意識を持つ人も多いので、練習問題をたくさん解きましょう。
ITパスポートの試験内容と合格率
ITパスポートの試験内容について確認しましょう。
出題範囲・合格点
出題範囲は以下の通り(詳細は後ほど解説します)
- ストラテジ系 32問
- マネジメント系 18問
- テクノロジ系 42問
合格するには、それぞれの分野で基準点(300点/1,000点)以上、且つ全体としても60%の正答率を獲得する必要があります。
ちなみに平均合格率は以下の通り毎年50%前後となっています。
平成27年 | 47.4% |
平成28年 | 48.3% |
平成29年 | 50.4% |
平成30年 | 51.7% |
令和元年 | 54.3% |
令和2年 | 58.8% |
令和3年 | 52.7% |
ちなみに令和4年8月度は、受験者17,477名に対して合格率は51.8%と引き続き高い結果。
ITパスポートの最新の統計情報は「【ITパスポート試験】統計情報」を参照ください。
試験日程・試験時間
試験日程は各会場ごと、公式HPから確認できます。
地域ごとに異なりますが、最低でも月に1回、多いところだと週に1回は開催されているため、仮に不合格だった場合でも再チャレンジが可能です。
試験時間は120分。100問あるため、1問1分ほどで回答する必要があるでしょう。
受験方法
ITパスポートは、コンピューターを利用するCBT(Computer Based Testing)方式で実施。試験当日は時間になったら指定されたパソコンの前に着席してテストを受けます。
CBT方式のイメージがつかない方は、公式HPで体験してみましょう。
受験料・申し込み方法
受験料は7,500円(税込み)、クレジットカード・コンビニ・バウチャーで支払いが可能。
申し込みに関しては、郵便・電話・FAXなどでの対応はしておらず、公式HPから応募する必要があります。
合格発表は試験日から約1ヶ月後
合格発表日は試験実施から約1ヶ月後、合格証書の発行は約2ヶ月後に発送となります。
ITパスポートと基本情報技術者試験の違い
出典元:情報処理推進機構
ITパスポートと似た資格に「基本情報技術者試験」があります。
ITパスポートと同じく情報処理技術者試験の1つで、プログラミングの問題も出題されるため、ITエンジニアの登竜門とも呼ばれることも。
試験内容は午前問題と午後問題があり、午前問題はITパスポートと重複する内容が多いです。
難易度はITパスポートよりも難しく、どちらを受験するか迷っている場合、まずはITパスポートの勉強から始めてみるとよいでしょう。
基本情報技術者試験について詳しく知りたい方は「【2022年版】基本情報技術者試験の参考書と勉強法のおすすめを紹介!」を参考にしてください。
ITパスポートを取得するメリット
比較的簡単に取得できると言われるITパスポートですが、取得するメリットは何でしょうか。
主に以下のようなものが挙げられます。
- ITリテラシーの基礎が身につく
- 就職・転職に役立つ
- 会社によっては奨励金が支給されることがある
ITリテラシーの基礎が身につく
ITパスポートを学ぶ最大のメリットは「ITリテラシーの基礎が身につく」ことです。
IT技術とITリテラシーは異なります。いくら技術力が高くてもリテラシー(知識)がなければ、業務に支障が生じてしまうことも。
新入社員やこれから入社する学生は、業務に備えて学習するとよいでしょう。
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就職・転職に役立つ
ITパスポートの取得は、就職・転職に役立つこともあります。
資格そのものが評価されるよりも資格を取得した「姿勢」を評価されるケースが多いです。
特にIT志望の就活生は、他の学生よりもIT業務について理解していると判断されます。業務への理解がある上で応募をしているので、志望度もかなり高いと評価されるでしょう。
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会社によっては奨励金が支給されることがある
ITの基礎知識となるITパスポートを取得した場合、会社によっては奨励金が支給されます。
また、受験料を負担してくれるところも。
ITパスポートの公式サイトより、企業の活用事例が紹介されています。興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
独学でも合格できる「ITパスポート」に挑戦しよう
ITパスポートは独学でも十分合格を目指せます。今や、どの業界・職種で働いていてもITの知識は必須。取得して損はないので、積極的に挑戦してみましょう。
実際に独学でITパスポートに合格した当ブログ編集部メンバーの体験談を「【実体験】初心者が独学でITパスポートに一発合格した勉強法!勉強時間の目安も」で紹介しています。
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