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アウトプットとは?意味・メリット・苦手な人の特徴を解説

更新: 2023.11.14

「聞いた話を資料にまとめる」「映画や本の感想をブログやSNSで書く」など、私たちは日々さまざまな知識や情報を発信しています。

しかし、これらのアウトプットを苦労なく出来る人もいれば、人よりも時間がかかってしまい上手くまとめられないといった苦手意識を抱えている人もいます。

そこでこの記事では、アウトプットの言葉の定義やアウトプットするメリット、苦手な人の特徴などについて解説します。

アウトプットとは

アウトプットとは出力を意味する英単語で、日本ではおもにビジネスや勉強において使われる言葉です。本章ではアウトプットの意味や定義について詳しく解説します。

  • 英語では「生産力・出力」という意味
  • 日本では一般的に「生み出す・発信する」という意味で使われる
  • アウトプットの対義語はインプット

英語では「生産力・出力」という意味

アウトプット(英:output)とは、産出、生産高、生産品を意味する英語です。

increase output(生産高を高める)やa total output(総生産高)、output data(コンピュータの出力データ)といった使われ方をします。

日本では一般的に「生み出す・発信する」という意味で使われる

日本語の文脈で「アウトプット」という言葉が出てくる時は、英語の本来の意味とは少し違ったニュアンスを持ちます。

日本においてアウトプットとは「生み出す・発信する」という意味で使われることが一般的で、わかりやすくいえば「話す」「書く」「行動する」ことです。

自分の能力を生かして何かの価値や成果を生み出したり、自分の持っている知識を外部に発信したりすることがアウトプットに当たります。

「アウトカム」と同じ意味として使われる場合もある

アウトプットとよく似た意味を持つ言葉にアウトカム(英:outcome)があります。

英語のアウトカムとは「結果・成果」という意味を持ち、日本語の文脈では英語と同じく「成果・実績・効果」という意味があります。

アウトプットの違いとしては、アウトプットが出力結果そのものを指すのに対して、アウトカムはその出力結果を元にして獲得した成果や効果を指します。

つまり、アウトプットは何かの処理によって勝手に出てくる一方、アウトカムはその結果を元にさらに考えたり、行動を取ることで得られるものということです。

アウトプットの対義語はインプット

アウトプットの対義語は「インプット(英:input)」で、これは何かの知識や経験、スキルを自身に取り入れる・学習することを指します。

アウトプットするには、まずその元となる知識やスキルをインプットする必要があります。

また、ビジネスにおいては、インプットした知識は外部に見える形でアウトプットされることで初めて意味を持つといえます。

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アウトプットの種類

日本語の文脈での「アウトプットする」は、以下の3つの意味で使われます。

  • 話す
  • 書く
  • 行動する

それぞれの意味について以下で詳しく解説していきます。

誰かに話す

「昨日見たテレビの内容を友だちに話す」
「本などで得た知識を元に誰かに何かを教える」
「野球の試合結果を解説する」

このような「話す」は多くの人が日常的に行っているアウトプットです。

学生時代、授業で聞いた話はすぐに忘れてしまいがちなのに、友達にそれを解説すると頭に残りやすかった、という経験はありませんか?

これは、自らの経験や知識を他者に話すことで、その記憶がより定着しやすくなるためです。つまり、アウトプットはインプットをより強くする効果もあるといえます。

文章を書く

日々の体験を日記やブログとして文字に残す、聞いた話をノートにまとめるなど、書き出すこともアウトプットの1つです。

「話す」と同様に「書く」アウトプットも、記憶の定着化(インプット)に役立ちます。

せっかくビジネス書やノウハウ本を読んでも内容をすぐに忘れてしまう、という人は、読んだ内容を文字にすると良いでしょう。

また、書いた文章はブログやSNSなど他者が読める状態にすることも効果的です。

「読まれる」というプレッシャーやその内容へのフィードバック(コメントなど他者からの反応)がより質のよいアウトプットにつながります。

行動に移す

「話す」「書く」よりもさらに一つレベルの高いアウトプットが「行動」です。

例えば断捨離をしたいと思い、いくらインターネットでその方法を調べたとしても、実践してみないと断捨離のスキルは身につきません。

また、業務効率化の方法をいくら本やセミナーで学んだとしても、実際にそれをやらなければ意味はありません。

インプットした内容を元にアウトプットすることで、ただ「知っている」状態から「出来る」状態にすることが可能なのです。

アウトプットが苦手な人の特徴

集中できない

アウトプットが出来ていない、もっとアウトプットが出来るように努力しろ、と言われてしまう人には、どのような特徴があるのでしょうか。

まずはどのような性格的な一面があなたのアウトプットを妨げているのかを知ることで、適切な対処方法を知ることができます。

  • そもそもインプットする量が足りていない
  • 自分の発言や行動に自信がない
  • ボキャブラリーが少ない
  • インプットするだけで満足している
  • 失敗することを恐れている

そもそもインプットする量が足りていない

アウトプットが出来ない大きな原因は、そもそものインプット不足です。

これは、インプットの量が足りていない、あるいはインプットの方法が間違っている(インプットをしたつもりになっている)という2つのケースが考えられます。

量が足りていない場合について、そもそもインプットをする気がない、インプットをする必要性を感じていない、などが背景としてあります。

また、話を聞いてわかったつもりでいたが、いざその内容を別の誰かに説明しろと言われて、実はよく分かっていなかったことに気づいた、という経験はありませんか。

本を読んだり、話を聞いたりすることでインプットした「つもり」になっただけで、理解していなかったことが背景にあります。

自分の発言や行動に自信がない

アウトプットが苦手という人は、自分が持っている知識やスキルに自信がなかったり、他者の視線や評価を気にすることが原因である可能性があります。

例えば、同僚や友人など自分と同じくらいの知識を持つ人に何かを教えることは問題ない。

しかし、上司や年配者など自分よりも多くの知識・経験を持つ人には話しづらい、といった経験はありませんか。

同じインプットであっても、相手や状況によってはアウトプットが難しいのは、その発言・行動にどこか自信を持てていないことが背景にあるのです。

ボキャブラリーが少ない

アウトプットの「書く」「話す」には、豊富なボキャブラリーが必要です。

子供に日記には「楽しかった」「暑かった」などの単純な感想が多いのに対して、大人が書く日記にはその日あった出来事や感情が詳細に書かれています。

これはボキャブラリーの量の違いが理由の1つなのです。

インプットするだけで満足している

本

アウトプットが苦手な人の中には、アウトプットの必要性を感じていない人やインプットするだけで満足している人もいます。

昔ながらの職人が「仕事は見て覚えろ」と言っているようなイメージがありますが、こういった人はまさにこのタイプです。

また、保有する知識やスキルを人に教えて他人の成長に貢献したり、それらを披露して自身の評価を上げることに消極的な人も。

こうした人も、いざアウトプットしようとすると上手くできない、という傾向があります。

失敗することを恐れている

アウトプットが苦手な人は、「失敗を恐れて行動できない」という特徴もあります。

例えば、ビジネス本で覚えた知識を仕事に活用したくても、失敗して上司や先輩に怒られるのが怖いから結局行動できない

あるいは、失敗した時の周りの目が気になり、恥ずかしい思いをしたくないから行動できないといった心理もあるでしょう。

このように、失敗することを恐れているとチャレンジ精神や積極性が失われて結果的にアウトプットする機会を逃してしまうのです。

アウトプットするメリット

ビジネスで必要なインプットとアウトプット。

アウトプットをするためのビジネス書などをも出版されていますが、そもそもアウトプットするメリットとは何なのでしょうか。

  • 頭の中が整理され記憶に残る
  • インプットする際の意識も高まる
  • 人に伝えるスキルが向上する
  • 何事においても結果につながる
  • 実績や経験が手に入る

頭の中が整理され記憶に残る

大きなメリットの一つは、「アウトプットの種類」で解説した通り記憶の定着化です。

人に話す、文字に起こす、行動に移すことで知識やスキルが定着化します。

せっかくインプットをしても、使わない知識・スキルはやがて忘れていきます。

中学校や高校で数年間学習したにもかかわらず英語が理解できないという人は、アウトプットをしていないことが原因かもしれません。

インプットする際の意識も高まる

試験や資格の勉強をする時と、なんとなく気になることをネットで調べている時と、あなたはどちらの方が本気でインプットしようとしていますか。

アウトプットをすることが分かっている場合やアウトプットすることがそもそもの目的の場合は、普段より意識的にインプットをしようとします

つまり「ビジネス書を読む」という行為1つとっても、読んだ内容を人に話したりブログに書くいたりすることを読む前に決めることで、より内容を理解しようとするのです。

人に伝えるスキルが向上する

「書く」「話す」のアウトプットには、ボキャブラリーが必要であると説明しました。

私達が普段何気なくやっている「書く」「話す」という行為ですが、アウトプットを続けていくことでそれらのスキルを高めることも出来ます。

すなわち、ボキャブラリーが増えることで、話をわかりやすく人に伝える能力も身につくのです。

何事においても結果につながる

アウトプットをすることで、あなたのスキルや知識を他の人も見ることができます

言い換えると、これをビジネスの現場で実践していくことであなたの成果やスキルのアピールになり、評価を得やすくなります

プライベートにおいても、例えばブログで読んだ恋愛のノウハウを実践してみることでパートナーをゲットできるかもしれません。

あるいは、片付けのノウハウを実践してみることで生活を豊かにできるでしょう。

実績や経験が手に入る

アウトプットを重ねた分だけ、実績や経験が手に入ることも大きなメリット。

例えば転職活動では、採用担当者は求職者が前職で具体的にどんな仕事をして、どんな成果を出したかを見ています。

前職の実績と経験を加味して、自社の行動指針や思想に合う人物かどうか、自社で活躍できる人材かどうかを判断するのです。

また実績や経験が手に入ると、関連する出来事に遭遇した時に、これまでの経験則から最適な方法を瞬時に判断して行動できるでしょう。

アウトプットはトレーニング次第で誰でも結果を出せる

アウトプットの意味やメリット、苦手な人の特徴などについて解説しました。

職場でより評価されるため、あるいはプライベートの生活をより豊かにするためにアウトプットをしたいと思っている人も多いでしょう。

ですが、いざ実践する段階になるとどうすればよいか分からない、と困ってしまう人も少なくありません。

アウトプットのトレーニング方法おすすめ10選!役立つアウトプット本も紹介」では、アウトプットをするための具体的なトレーニング方法について詳しく解説します。

合わせて参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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