「試験に自分だけ落ちた…」不合格のショックから立ち直る6つの方法！

「一緒に受験した人はみんな合格したのに自分だけ試験に落ちた…」
「再挑戦したいけど勉強に身が入らず、挫折してしまいそう…」
「不合格のショックから立ち直る方法を教えてほしい」

試験に自分だけ落ちるとショックは大きく、立ち直るのは難しいかもしれません。

そこで本記事では、受験や検定試験における不合格のショックから立ち直る方法を紹介。落ち込んでいる今の状態から立ち直り、再び挑戦するきっかけをつかめるでしょう。

試験に落ちたショックから立ち直る6つの方法

試験に落ちれば誰でもショックは受けるもの。特に時間をかけ、頑張って勉強したときほどショックは大きいと思われます。

自分だけ不合格だった場合はショックはさらに大きく、再試験のための勉強に身が入らないことでしょう。そこで本章では、試験に落ちたショックから立ち直る5つの方法を紹介します。

• まずは一晩寝てみる
• 趣味や気晴らしでストレスを解消する
• 気の合う友人や家族に話を聞いてもらう
• より知識を定着させられるチャンスと考える
• 他人と比較する必要はない
• 資格を取れた後の自分を想像してみよう

まずは一晩寝てみる

気持ちの整理がつかないまま勉強を始めても、はかどらないものです。

いつまでも起きていると、「頑張って勉強したのに受からなかった」というショックが頭から離れないでしょう。

まずは何も考えず、寝てしまうのがおすすめ。眠ることで体を休め、心を落ち着かせるのです。勉強を再開させるのは、翌日でもかまいません。

趣味や気晴らしでストレスを解消する

試験に落ちたストレスを解消するには、趣味や気晴らしでリフレッシュすることもおすすめ。

勉強で机に向かっている時間が長かったならば、好きなスポーツで汗を流してリフレッシュしたり、我慢していた漫画やゲームに時間を使うのも良いでしょう。

一人でいる時間が長かった場合には、友人や恋人と会って他愛もない話をしたり、飲食店やカラオケに行ってプライベートな時間を楽しむのも良いです。

趣味や気晴らしでリフレッシュすることで、気持ちをリセットできます。そして、次の試験までまた勉強を頑張ろうと奮起できるはずです。

気の合う友人や家族に話を聞いてもらう

試験に落ちてしまった気持ちを、誰かに聞いてもらいましょう。

「落ちたことを人に報告するのは恥ずかしい」と感じる人もいるかもしれません。しかし悩みはできる限り吐き出してしまうべきです。気の合う友人や家族がいれば、話し相手になってもらいましょう。

その際、悔しい気持ちや怒りの感情を、ただ相手にぶつけるのはおすすめできません。なるべく冷静になることを心がけ、相手にアドバイスをもらうようにしてください。そのような姿勢は相手にも伝わり、励ましの言葉もかけてもらえるでしょう。

そうしていくうちに、あなたも徐々に前向きな気持ちになれるはずです。

より知識を定着させられるチャンスと考える

試験に落ちたことをネガティブに考えすぎる必要はありません。

「もう一度勉強し直し、知識をしっかり身に付けるチャンス」と捉えてみましょう。

受験でもっとも避けたい事態は、まぐれで合格すること。これは、資格はあってもスキルや知識が足りていないという、本末転倒な状態につながります。

面接では保有資格がアピールポイントになることも。しかし入社してから知識・スキル不足で仕事にうまく活用できない事態に陥るかもしれません。

他人と比較する必要はない

「一緒に試験を受けた友達は合格したのに…」と落ち込んでいるケースもあるでしょう。しかし同じ資格を受けて合格した人と自分を比較する必要はありません。

試験の内容は毎年変わり、合格者数も一定ではないのです。試験の難易度によっては、合格者数が落ちる時期もあります。

仮にあなたが受けた年の合格者数が多かったとしても、その時の問題があなたの不得意な部分だった可能性も考えられます。

他人と比較して落ち込む時間は非常にもったいないです。気持ちを切り替え、落ちた原因を探る時間に充てましょう。

資格を取れた後の自分を想像してみよう

不合格になった自分を悲観したり、他人と比較する必要はありません。それよりも資格を取った後の自分を想像する時間に充ててみましょう。

イメージする力は意外と大きいもの。理想の将来像を思い描くことはモチベーションアップに効果的なのです。

合格後の自分を想像しながら取り組むと、より意欲的になれるでしょう。

試験に落ちた原因を考えよう

気持ちの立て直しがうまくいったら、なぜ落ちたのかを探ってみましょう。

試験に落ちた原因は、以下の4つの観点で考えます。

• 勉強量は充分だったか
• 自分のレベルに見合う試験だったか
• 試験中の気持ちはどんな状態だったか
• 試験前日の過ごし方に問題はなかったか

自分に当てはめて考えてみてください。

勉強量は充分だったか

試験に落ちる原因として一番に考えられるのが、勉強量が足りていない点です。

試験の勉強を始めたタイミングはいつだったでしょうか。申し込みギリギリで受験を決めた場合は、十分な準備期間を取れないでしょう。

たとえ合格率の高い試験でも、十分な期間を勉強に費やして受験する人も多いです。

「この合格率なら短期間でも大丈夫だろう」と過信した部分はあったでしょうか。

試験までの期間が短いならば、なおさら計画的に学習を進めなければなりません。

自分のレベルに見合う試験だったか

十分な準備期間なしにレベルの高い試験を受けると、当然不合格になるでしょう。

初めての受験であれば、まずはレベルの低い級から挑戦し、基礎知識を身につけ、試験会場の雰囲気に慣れていくべきです。

試験中の気持ちはどんな状態だったか

受験当日に緊張しすぎて、本来の力を発揮できなかったことも考えられます。

なので「緊張するのは当たり前」と受け入れることも大切。「2度、3度受ける中で慣れていくもの」と割り切りましょう。

試験前日の過ごし方に問題はなかったか

試験前日の過ごし方も思い返してみましょう。

例えば夜遅くまで起きていて寝不足のまま試験を受けたり、お酒を飲んで二日酔いのまま試験を受けたりしていなかったでしょうか。

そのような状態では、試験で全力を出すのはまず難しいです。今回の反省を踏まえて、次回受験する時は前日の過ごし方も見直すべきです。

【試験に落ちないために】改めて試験勉強するときのポイント

試験に落ちた原因がわかれば、改善策をもとに勉強をスタートできます。本章では、改めて試験勉強するときのポイントを3つ紹介。

• 勉強方法を見直そう
• 勉強する環境を変えてみよう
• 試験のレベルを見直そう

勉強方法を見直そう

まず第一歩として、これまでのあなたの勉強方法を見直してみましょう。

見直す際は、以下の5つを押さえてください。

• 教材は適切だったか
• 勉強時間は充分だったか
• 身につけた知識に誤りはないか
• 基本的な能力に問題はないか
• 本番を想定して過去問を解いたか

それぞれ解説します。

教材は適切だったか

初めての受験の場合、教材の選び方から間違えた可能性も。選んだ教材がレベルに合っておらず、理解しにくい教材は適切ではありません。

特に専門的な資格勉強の場合、出題範囲や専門用語が多いです。しかし教材もそれに応じて分厚ければいいわけでも、難しい言葉ならいいわけでもありません。

大切なのは、要点を絞って分かりやすい言葉でまとめた教材であること。そして試験当日までに設問を全てやりきり、かつ全問正解できるまでやりこめるようなボリュームであることも大切です。

勉強時間は充分だったか

勉強時間が不足していたなら、次は十分な勉強時間を確保してください。

時間管理が苦手なら、スキマ時間を上手に活用しましょう。勉強に取り組みやすいタイミングとして、おすすめは早朝。いつもより30分早く起きることから始めてみてください。

早起きが苦手な方は、移動時間を勉強に充てるのもおすすめ。参考書を電子書籍にすれば、通勤中もスマホ学習が可能です。

身につけた知識に誤りはないか

せっかく学習した内容も、間違ったものであれば意味がありません。誤解したまま知識をインプットしてしまっていることが、不合格の原因であることも考えられます。

不合格となった前回の試験を見直し、誤った知識はないか見直しましょう。

例えば法律系の資格試験の場合、法改正によって出題内容も変わるケースも。これは資格試験の公式サイト上で公開されていますので、必ずチェックしましょう。

参考書を選ぶ際も、なるべく最新版を購入してください。

基本的な能力に問題はないか

試験で問われるのは、その試験に関する知識だけとは限りません。日本語を正しく読み取る能力、計算能力など基礎となる力も必要となるケースが多いです。

読解力を養う方法として、読書がおすすめ。ただ本を読むだけではなく、内容を要約したり感想を加えることで、読解力が向上します。

本の要約をまとめた「flier（フライヤー）」などのサービスや書籍の口コミサイトも参考に、自分の感想・要約と比較してみるのも効果的です。

本番を想定して過去問を解いたか

問題をひたすら解くだけではなく、本番を想定した模擬試験に取り組むことも重要。

おすすめは過去問を解くことです。過去問を解くことで試験の出題傾向がわかるため、頻出している分野や次回出題される分野を予測するのに役立ちます。

また、試験時間を設けることで、より本番に近い状態で取り組めます。試験の1〜2週間前になったら、必ず制限時間内に問題を解く練習を積みましょう。

勉強する環境を変えてみよう

集中が途切れる環境で勉強した場合、学習内容は身につきません。

例えば自宅では家族がいるため集中できなかったり、他の作業が気になったりするケースも。この場合はカフェや図書館で勉強に取り組むのがおすすめです。

自宅の場合は自室だけでなくリビングを利用するなど、少し場所を変えるだけでも良い気分転換になり、集中力も回復するでしょう。

試験のレベルを見直そう

試験結果や点数から、実力と合格基準がどれくらい離れているか確認しましょう。

その差が手が届きそうにないのであれば、1つ下の級やもう少し難度の低い資格からチャレンジしてステップアップしてみるのもおすすめです。

資格試験の公式サイトでは階級別のレベルが明記されています。その項目と自分が現在持ち合わせているレベルを照らし合わせてください。

次の試験に向けてやるべき準備

勉強したことを本番で十分に発揮するには、準備も大切。

本章では、試験準備における6つのポイントを紹介します。

• 必要な道具は前日のうちに用意しておく
• 前日は早めに寝て明日に備えよう
• 試験開始まで諦めずに復習しよう
• 会場には余裕をもって到着しておこう
• 緊張した時は深呼吸
• 「合格」を意識しすぎない

必要な道具は前日のうちに用意しておく

試験当日に必要な道具は、前日のうちに必ず準備しておきましょう。

当日の朝起きてから必要な道具を用意すると、忘れ物をしがちです。前日の夜までに用意しておき、朝は確認するだけに済ませておくと、精神的に余裕ができます。

例えば受験票への写真貼り付けや、身分証明書が必要な場合は必ずチェック。筆記用具も前日のうちに必要なものがすべてあるか確認してください。

当日ギリギリまで勉強していると、「自宅に消しゴムを忘れた…」といった事態も。

会場に着いてから忘れ物に気づくと、焦って試験に集中できませんから、余裕を持って持ち物を準備しておきましょう。

前日は早めに寝て明日に備えよう

試験前日は十分な睡眠をとりましょう。「一夜漬け」はもちろん厳禁。

徹夜は作業効率を下げる原因となりやすいです。判断力が鈍り、せっかく学習したことが存分に発揮できないことが考えられます。

試験開始まで諦めずに復習しよう

試験当日は電車内や開始時間まで、諦めずテキストを読んで復習しましょう。ちょっとした時間で確認したことが試験に出て、あなたを救うこともあります。

当日に見返すテキストは、これまでの学習で使ったノート類がおすすめ。ふせんやメモ書きなど、学習に費やした軌跡がわかるため、安心感も得られます。

会場には余裕をもって到着しておこう

試験当日は余裕を持って家を出ましょう。

これは天候状態などの影響で公共交通機関が遅れる可能性も考えられるためです。余裕を持って行動すれば、不測の事態があっても余裕を持って会場に到着できます。

すると試験前の最後の見直しをする時間も増えます。またトイレを事前に済ます時間も生まれるため、万全の体制で試験に臨めるでしょう。

緊張した時は深呼吸

力を入れて勉強してきた分だけ、本番は緊張するものです。なので緊張した時は「それだけ頑張った証拠」「緊張するのは仕方ない」と考えましょう。

緊張している今の自分の状況を受け入れることが大切。その上で、緊張を落ち着かせるために役立つのが「深呼吸」です。

おすすめは、鼻から吸って鼻から吐く呼吸法。目を閉じて長めに鼻から息を吸い、3秒ほど止めてから、吸った時間の倍の長さでゆっくり吐くイメージ。

その際はなるべく何も考えず、吸う息と吐く息に意識を集中させるとよいです。それを5回ほど繰り返していくうちに、自然と心を落ち着かせることができるでしょう。

「合格」を意識しすぎない

合格を意識しすぎると緊張が増してしまいます。それよりも「今の自分の実力を試す」のが試験なのだと考えると、自然と心を落ち着くでしょう。

あるいは合否以上に「何点取れるか」にこだわると、緊張が解けるだけでなく、より高い得点で合格することにもつながります。

前回の自分の点数を超えることや、これまでの努力を客観的に判断することに集中すると、結果的によい方向に進みやすいです。

不合格が何度も続くようなら

何度試験に挑戦しても不合格が続く場合は、以下の3つを試してください。

• その資格を取る必要性を考えてみよう
• 知識・経験のある人に教えてもらおう
• 資格の専門スクールに通おう

それぞれ解説します。

その資格を取る必要性を考えてみよう

目的を達成するのに本当に資格が必要なのかを改めて考えてみてください。

例えば就職や転職が目的であるケース。就職や転職ではプラスアルファの評価にはつながるかもしれませんが、採用を決定づけるものではありません。

ただし「求人の応募条件に含まれている」「その資格を取らないと仕事ができない」などの事情があれば資格は必須です。

知識・経験のある人に教えてもらおう

不合格が何度も続くようなら、学習方法の見直しも必要。

例えばその試験に合格して、実際にその資格を活かして働いている人に、勉強方法を教えてもらうのも一つの手でしょう。

試験勉強においては、知識を満遍なく頭にインプットするのが理想。しかし目標とする期間などによっては、ある程度範囲を狭めて学習する必要も出てきます。

そこで役立つのが合格経験者からのアドバイスです。「この範囲は浅く、この部分は深く学んだ方がいい」など、効率的な学習ノウハウが得られるかもしれません。

資格の専門スクールに通おう

「資格勉強のための効率的な学習方法」を熟知しているのが、資格の専門スクール。

スクールは資格に合格する最短距離のノウハウを持っています。もし何度も不合格が続くのであれば、スクールでプロから学ぶ方法も検討しましょう。

特に資格取得によって給料の手当てが出るなど、後々の収入アップのことを考えると、専門スクールのコストはある程度必要とも考えられます。

「失敗は成功のもと」試験に落ちてもプラス思考で考えよう

受験や検定試験における不合格のショックから立ち直る方法を紹介しました。

試験に落ちてショックを受けるのは当たり前のこと。まずは勉強を頑張った自分をほめ、少し身体と心を休ませましょう。

そして勉強に対して再び前向きになれたら、不合格となった原因を探り、今回解説したような対策に取り組んでみてください。

それでも不合格が続くようなら、その資格が本当に必要なのかを考えたり、必要であれば専門スクールを検討しましょう。

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