悪いPRの例:
私は前職で、営業活動の中でうまくいった手法は全てまとめ、チーム内で共有するように徹底していました。
このような行動をしている社員は社内全体を見てもいなかったため、上司からは「非常に主体性がある行動で、高く評価してる」という言葉をもらうことができました。
更新: 2020.02.17
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「上司に主体性があると認めてもらいたい」
「就職面接で、自分の主体性をPRしたい」
「部下に主体性を持って働いてほしい」
あなた自身が「主体性がある」と評価されるには、どうすればいいのでしょうか。
もしくは、あなたの周囲の人に主体性を持って働いてもらうには、どのような取り組みをすればいいのでしょうか。
本記事ではその具体的な対策について解説します。
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この記事の目次
主体性の有無は、相手からの評価が重要です。
自分で自分のことを「主体性がある」と評価していたとしても、他人が同じように評価してくれるとは限りません。
「主体性がある」かどうかは、基本的に自己評価ではなく周りからの評価を基準にしましょう。
主体性のある人材になるには、あなたが「誰に主体性があると評価されたいか」を想定することも大切です。
評価されたい相手の気持ちを考えて行動してみましょう。
評価してほしい相手が「苦手とすること」「めんどくさがって手をつけていないこと」「時間的に厳しくてやる余裕がないこと」などを理解し、率先して行動するとより高い評価につながるでしょう。
ここからは、上司に主体性を見せるコツを見ていきましょう。
上司にあなたの「主体性」を認めてもらうときも、相手の気持ちを考えることが近道です。
・上司の苦手なことを理解しよう
・Yes,Noで答えられる質問をしよう
・スキルアップの時間を作る
まずは、上司がやりたいことや苦手なことを理解して行動することです。
あなたが上司である場合、部下が自分の苦手なことを先回りしてやってくれていたとしたら、とても助かるでしょう。
例えば、あなたがプレゼンの資料作りに苦手意識がある場合。
部下とのチームでプレゼンをするとき、部下にはどういう動きをしてほしいかを考えましょう。本筋をあなたが考え、部下が主題に付随する細かな情報を調べてくれるとありがたいですよね。
さらに求めるならば、あなたが作成しているプレゼン資料に、違和感なく挿入できる形で付随情報の資料を作ってきてくれたらどうでしょうか。
部下はあなたをサポートしようと主体的に動いていると強く感じられるはずです。
このように上司の苦手なことを自主的に解決しようとする部下は、高く評価されやすいものです。
もちろん、あなたにできる範囲のことで構いません。できないことに首を突っ込みすぎて問題を悪化させないよう注意しましょう。
上司に質問するときには、自分なら具体的にどうするかまで考えて質問しましょう。
「どうすればいいですか?」はNGです。上司がYes,Noで答えられるように質問します。
そのためには、あなたがある疑問点に対して自分なりの解決策を想定していることが重要となります。
「〇〇(疑問)について△△(解決策)を行おうと考えているのですが、よろしいでしょうか?」と質問してみてください。
この質問に上司が答えるとしたらYesかNoで答える形になります。仮にあなたの解決策が間違っていたとしても「自分なりに考えて答えを導き出そうとした」という主体性は上司に伝わるでしょう。
自ら進んでスキルアップを図ることは、主体性を持つ人だれもが行なっていることです。
自分で判断して決断し、実行する過程では、知識の吸収と経験は不可欠と言えます。
スキルアップのために勉強をしていれば、職場でも仕事の成果におのずと表れます。
指示がなくてもスキルアップをし、仕事でも成果につなげている部下の存在は、上司としてとても頼りになるものです。
学び続ける大切さやメリットについては、下記の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
社会人だからこそ勉強は必須!学び続けるメリットと勉強すべき内容5つを紹介オンラインで無料キャリア相談!無理な勧誘は一切いたしません
ここからは、あなたが上司で、部下に主体性をもって動いてもらうという視点から見ていきましょう。
コツとしては、以下のようなものが挙げられます。
・責任ある仕事を任せ当事者意識をもってもらう
・どんな仕事なら主体性を持って働けるかヒアリングする
・成功体験を作ってもらう
・部下の意見を求める
・今までより少し高めの目標を設定させる
まずは、主体性でもっとも大切な「責任」を持ってもらうことです。
普段より少し責任の重い仕事を任せてみることで、当事者意識を持ってもらいましょう。
例えば「チーム会議の議長をやってもらう」「新規事業の企画立案を行ってもらう」「新入社員の教育をしてもらう」など、責任をもって目的を果たせ、できるだけ短期間で成果の出る仕事を任せるのが第一歩です。
だれもが同じポジションで、同じ成果を出せるとは限りません。
適材適所を考慮するためにも、ヒアリングが必要です。
主体性を持って仕事を進められる分野を聞いてみることで、適した仕事を任せましょう。
「仕事の中でやる気が出るのはどんな作業をしている時か」「将来どんなキャリアを歩みたいか(そのためにどんなスキルを身に付けたいか)」などを聞くと効果的です。
得意分野で主体性を持った仕事をやり切ることで、成功体験ができます。
主体性を持つためには、成功体験から自信を持つことも重要です。
成功体験が積み重なると、部下も自信を持って自分から動きやすくなります。
上司であるあなたは、部下が成功したときにはしっかりと褒めて、評価することが大切です。
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いつも同じレベルの仕事をしていても、できることは限られてしまいます。
今までより少し高めの目標を設定してもらうことで、部下自身も少しの緊張を感じ、気持ちが引き締まります。
その際には、目標をどうクリアするかを部下自身に考えてもらいましょう。
課題や問題点に対処するために、自発的に考えるチャンスを与えることが、主体性を持つきっかけになります。
目標管理のコツについては、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目標管理のコツを解説!チームメンバーそれぞれに適した目標設定をさせよう最後に、転職などの面接で主体性をPRするポイントを見ていきましょう。
面接は、時間も短い上に実務で成果を見せることはできません。その分、PRは難しくなります。
しかし、以下のポイントを抑えておくことで、PRは十分に可能です。
・具体的なエピソードを付け加えよう
・自慢話にならないように注意
面接では、面接官がイメージしやすいように、具体的なエピソードを付け加えましょう。
例えば、
・営業でうまくいった方法はマニュアルにまとめておき、チーム内で共有していた
・チーム内で問題点や課題が見つかった場合は、解決策まで考えた上で上司に共有していた。
など、主体性がわかるエピソードがあるを信ぴょう性が増します。
「主体性を持って行動できます」という言葉だけでは、充分なアピールとは言えません。
面接官はあなたの私生活やこれまでの働き方などを知らない状態。そんな中で「主体性があります」と言葉だけアピールされ多としても、100%信用できないでしょう。
PRは、あなたがどのように企業とつながれるか、貢献できるかを説明することです。
つまり、あなたの主体性が入社後にどう生かされるかを、具体的に印象付けることが重要となるでしょう。
PRはしばしば自慢話に聞こえるときがあります。
あなたの功績をPRするときには、事実やエピソードのみを伝え、それらに対する評価は面接官に任せるのがベターです。
具体例も挙げておきます。
悪いPRの例:
私は前職で、営業活動の中でうまくいった手法は全てまとめ、チーム内で共有するように徹底していました。
このような行動をしている社員は社内全体を見てもいなかったため、上司からは「非常に主体性がある行動で、高く評価してる」という言葉をもらうことができました。
この内容が仮に事実だとしても、上司の評価と面接官の評価がイコールとは限りません。これでは自慢話に捉えられかねないPRです。
よいPRの例:
私は私は前職で、営業活動の中でうまくいった手法は全てまとめ、チーム内で共有するように徹底していました。
具体的には、テレアポのトークスクリプトを3種類用意し、1ヶ月ずつ検証。最もアポイント獲得率が高かったものをチームで共有する。
訪問アポイントの際に、相手から好感触だった説明手順をマニュアルにまとめる。
このようなことを行い、チーム全体での成績アップに励みました。
この例文は、自分が行なっていたことのみを伝えており、主観的な意見や評価などがほとんど含まれていません。主体性があるかどうかの判断を面接官に任せています。
このような答え方であれば自慢と取られる可能性は低く、面接官もフラットな視点であなたを評価してくれるでしょう。
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