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主体性とは?言葉の意味と「主体性がある人」の特徴を解説

更新: 2021.08.13

「上司から『主体性がない』と言われた…どうすれば主体性を持って働けるだろうか」

このような悩みは、社会人になって2〜3年目くらいの若手社員に多く見られます。

学生のときは、授業を受けてテストを受ける。休み明けには「〜を提出してください」という指示を受けるなど、受け身でも物事が進んだことでしょう。

しかし、社会に出るとそうはいきません。指示待ちで仕事が進むのは新入社員の時期だけ。その後は、企業組織の一員として、自らの考えのもとに行動する「主体性」が要求されます。

本記事では、そもそも主体性とはどういう意味なのか、そして、主体性がある人の特徴を解説します。

主体性とは何か

主体性とは、周りの影響を受けず、自らの考えを基準に、責任を持った行動をする性質のことを指します。
英語では「Independence」と訳され、その他「独立」という意味を持つ単語です。

つまり、周囲の意見や指示に頼るのではなく、自分自身の独立した考え方をもとに、リスクを理解して行動することを意味します。

主体性を持つことは、企業や組織において期待されることでもあり、当たり前の考え方でもあるのです。

主体性と自主性の意味の違い

主体性の類語として「自主性」があります。

この2つの言葉で決定的に違うことは、すでに目的が決まっているか否か、そして責任を伴うか否かです。

・主体性:何をすべきかを自ら決定し、責任やリスクを理解したうえで周囲に影響を与える

・自主性:目的が明かになっている枠の中で、何が必要かを自ら判断して行動する

主体性を持った行動では、目的の設定や決断から行います。達成するために必要なタスクやスケジュールの概要も把握し、伴う責任やリスクも理解した上で物事を進めるのです。

一方、自主性の場合は、すでに枠組みが完成している(目的が明確になっている)中で、達成するために必要な事項を自ら考え行動することです。

両者には決定的な違いがありますが、習得順序としては、自主性→主体性がスムーズでしょう。

主体性の具体例

主体性の具体的な例としては、上司や同僚に指示されなくても、確認をとった上で会議に必要な資料を準備したり、会議室の備品を確認したりといったことが挙げられます。

例えば自分が主体性を発揮した場面を説明する場合には、下記のように話すと良いでしょう。

「大学生になってから、両親など家族で過ごす時間が減ってきていると感じるようになりました。日々のアルバイトなどを理由に、コミュニケーションをとれていなかったことが背景にあると考えました。そこで、年に一回は家族みんなで泊まりの旅行をするという提案を家族にしたのです。

旅行先や遊ぶ際の企画を自分が考えることで皆により喜んでもらえ、旅行の度に家族の絆が強まったと感じられました。電話などで連絡する頻度も増え、以前よりも家族皆が幸せに暮らせていると実感しています」

このように、ある場所で発生している課題や問題に対し、どのように解決するかを自ら考え実行して、その結果どのような良い影響があったのか、を簡潔にまとめてみましょう。

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主体性の基本は「自責思考」

主体性の基本は「自責思考」です。
物事を進めるにあたって、うまくいかない場合でもその責任を自らの準備不足だと判断します。

例えば、電車遅延が発生し、打ち合わせに遅れた場合。原因が公共機関の問題であったとしても、それは遅延を予測して行動しなかった自分の責任だと認め、次回からは1〜2本早い電車に乗るよう改善します。

主体性は、自分の判断と責任のもとで行動する意識が大切です。

不可抗力であっても、準備段階で対策ができていなかったことを反省し、次回の行動に反映させます。

もっといえば、トラブル時にも代替案を出すなど、責任を持って対処することも主体性のひとつです。

主体性がある人の特徴

ここでは、主体性がある人の特徴を見ていきましょう。

主体性を持って行動する人には、次のような特徴が挙げられます。

・行動が積極的
・周囲の人を巻き込んで仕事をする
・自分の意思や目的がしっかりしている

行動が積極的

主体性のある人は、行動が積極的です。

必要な行動はもちろん、指示される前に、その先で必要な事項まで具体的な案を提示します。

例えば、営業職のケース。客先訪問でやみくもに売り込みをしても、成約まではそう簡単にたどり着きません。

そこで重要なのが次の行動です。主体性のある人は、「ダメでした」の報告だけでは終わらず、もう一度チャンスをもらってくる、あるいは別の企業へのアポを取っているのです。

そのために、自分自身に必要な改善点をピックアップし、対策することもかかせません。

目先の営業がうまくいってもいかなくても、主体性のある人は次の行動まで考えているのです。

周囲の人を巻き込んで仕事をする

主体性がある人は、自らの考えと決断に基づいて行動しつつ、周囲を巻き込んで仕事をしています。
組織内では、自分だけでなく同僚や部下、あるいは上司へも影響を与えながら仕事をするものです。

あなたの考えから生まれた仕事で、目的を達成するためのタスクをいち早く把握できるのはあなた自身。そのため、自然とタスク配分や進捗管理を行うポジションについていることでしょう。

自分の意思や目的がしっかりしている

主体性がある人は、目的達成のために行う手順を、自ら考えて行動しています。

結果、目的のために必要な行動が自発的に取れるようになり、周囲の人から「主体性のある人」だと判断されていくのです。

なぜ「主体性がない」と判断されてしまうのか

主体性がないと判断されてしまう原因には、以下が挙げられます。

・指示を待っている
・ネガティブすぎる思考
・自分の意思がない
・成長しようとする意欲がない

それぞれ解説していきます。

指示を待っている

主体性がない人は、常に指示を待っています。

自身のタスクが終わると、次のタスクが割り振られるまで動きません。

何をしたらいいのか、どう動いたら正解なのかを考えすぎて行動できない人もいますが、その場合も「主体性がない」と判断されてしまいます。

ネガティブすぎる思考

ネガティブすぎる思考は、主体性をなくします。正解を求めすぎるあまり、動けなくなるのです。

自分の行動に自信が持てないので、確実な正解がある仕事しかしません。

しかし本来、仕事に正解はなく、目的を達成するために何が必要かを考えることが重要なのです。

ネガティブな思考は必ずしもダメというわけではありません。物事を考える上で、リスクマネジメントは必須です。

「こうなったらどうしよう」「失敗したら周囲から文句を言われるかもしれない」

ただ、その上で失敗しないように、あるいは失敗した時の対処まで考えて動ける人こそが、主体性を持つ人なのです。

自分の意思がない

自分の意思が見られない場合にも、主体性がないという印象を与えます。
例えば「会議で何も発言しない」「仕事が終わったら何もせず別の仕事を探さない」など。

言われたことだけをやっていれば仕事は進みます。しかし、振られたタスクが終わったからといって「待ち」に入るのは、仕事の目的が見えていないのと同じです。

目的を意識して行動すると、達成までに仕事がなくなることはありません。

ゴールをイメージして行動することで、自然と自分の意思で行動できるようになります。

成長しようとする意欲がない

そもそも成長する意欲、達成する意欲がなければ主体性は身につきません。それは、周囲にも伝わります。

現在の仕事でどうしても成長意欲が出ない場合には、仕事をしている理由を考えてみましょう。

もちろん、生活をするために仕事をしているという人も多いでしょう。

その場合でも、仕事で成長して、その分野の経験やスキルを習得すれば、さらに生活を楽にするための仕事を手に入れることもできるのです。

考え方を少しずらせば、成長意欲を持つ動機になります。

主体性を高めるには

主体性を高めるには、以下のことが挙げられます。

・自分で選択する機会を増やす
・目標を達成するまでの期限を作る
・主体的に動き、成功した経験をリストアップする
・「主体性がある」と思う人の行動を真似る
・副業を始めてみる
・周りの人の気持ちを考える

自分で選択する機会を増やす

主体性を高めるには、自分で選択する機会を増やすことが効果的でしょう。

主体性を構成する要素は、判断・決断・責任・実行です。

必要な事柄を取捨選択し、進む方向性を決断、責任を持って実行します。

何事も自分の責任のもとで決めて実行することで、自然と主体性が身につくのです。

失敗することへの恐怖はこれらの行動を制限する原因にもなります。まずは失敗を恐れすぎず、前向きに行動してみるべきです。

目標を達成するまでの期限を決める

仕事の目標を決めるときは、達成するまでの期限を決めましょう。

期限が決まっている場合、その期限から逆算して行動スケジュールを決めなければなりません。このようなスケジュールを自分で考えるのも主体性を持つことの第一歩。

そして、期限があることで「間に合うように行動しなければ」という気持ちになります。これによって、自分の決めたスケジュールを主体的にこなすということにつながっていくのです。

少し強制力を働かせることも、主体性を高めるコツになります。

主体的に動き、成功した経験をリストアップする

自分の経験に自信が持てることも、主体性を高めるきっかけになります。
過去を振り返り、自分から行動したことの中で成功した経験をリストアップしましょう。ノートに書いてもいいですし、スマホのメモでもかまいません。

これまで生きてきた中で、必ず成功体験はあります。仕事での経験に限らなくてもOKです。

例えば、就職活動がうまくいったことも成功体験です。

業界研究や企業研究で取捨選択をして、あなたが就職したい会社を決定、志望動機をまとめて面接に挑み、見事に就職に成功しました。

就職活動も、主体的に動いた成果なのです。

「主体性がある」と思う人の行動を真似る

あなたの周りの人の中で「主体性がある」と感じる人の行動を真似ることでも、主体性を高められます。

主体性のある人を観察していると「待ち」の状態がないことに気づくでしょう。

常に何かを考え、行動しています。

「これをこういう風にやったらどうでしょう」といった意見も頻繁に出しているのではないでしょうか。

「待ちの状態をなくす」ことを真似るだけで、主体性は自然と身につきます。

副業を始めてみる

副業も主体性の向上につながります。

自分で仕事を取り、スケジュールを立て、納品するという工程の中で、自分なりの工夫が必要だからです。

誰かが仕事の指示をしてくれることはありません。問題が起こっても、それを解決できるのは自分だけです。

このような習慣が身につくと、本業でも活かせる主体性につながってくるでしょう。

副業をはじめるきっかけについては、以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

楽しんでお金になる趣味を始めよう!「好き」を生かす副業も紹介

周りの人の気持ちを考える

周りの人の気持ちを考えることも、主体性を高める要素の1つです。

主体性がない人と仕事をすると、責任をすべて押し付けられている感覚になります。

「あなたが指示してくれないから仕事が進まない」と言われている気分です。

周りの人にこのような思いをさせないことを意識すると、主体性を持って行動しようという意識が芽生えます。

主体性のある人材になることは、自分の価値にも直結し、それは上司や同僚などからの評価にもつながるのです。

「主体性のある人材」になるコツについては、以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

佐久森
テックライター 佐久森 福岡県出身の東京都在住。ITインフラエンジニア10年以上の経験から、IT技術全般を初心者向けに分かりやすく解説。また、ITエンジニアの働き方に関する情報などを執筆中。

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