「仕事を休みたいけど同僚やチームメンバーに罪悪感を感じてしまう」
「上司に休みを伝えても、ダメだと言われたらどうしよう」
「評価が下がるのが心配で会社休みたいなんて言えない」
急用や体調不良などで仕事を休まなければならない場面はあるでしょう。しかし、色々考えて休むのをためらってしまう人も多いはずです。
そこで本記事では、仕事を上手く休む方法について解説します。
今「仕事を何となく休みたい」と感じているあなたも、上司に上手く理由を伝えて休暇を取ることができるでしょう。
この記事もオススメ
この記事の目次
仕事を休みたいときの理由・言い訳【ケース別】
「会社を休みたいけど、上司にどう伝えればいいのか分からない…」
適当な言い訳を並べて取り繕っても、見破られてしまう可能性も。そこで本章では、4つのケース別に仕事を休む理由の上手な伝え方を紹介します。
- 当日上司に休みを伝えるとき
- 前日までに休みを上司に伝えるとき
- 数日間の休みを伝えるとき
- 公的機関の手続きなどで休む場合
この記事もオススメ
当日上司に休みを伝えるとき
当日の朝に「今日は休ませてください」と連絡するのは勇気のいることでしょう。
以下のような例文を参考に、欠勤する理由を伝えましょう。
- 朝になったら発熱してしまったようで、本日はお休みをいただきたいのですが
- 子供が体調不良で、看病のために、本日はお休みをいただきたいのですが
- 母が事故にあったとのことで、病院に行くためにお休みをいただきたいのですが
自分や身近な人に起きた怪我や病気を理由にすると、出社当日でも休みを取りやすいです。例えば、頭痛や腹痛、歯痛などは、事前に予測できないものです。
体調不良で出勤しても、仕事にならなかったら元も子もありません。そのことは上司も十分理解しているでしょうから、「なぜ来られないんだ?」と問い詰められることもないでしょう。
前日までに休みを上司に伝えるとき
休みたい日が事前に決まっている場合、なるべく早く上司に伝えましょう。以下のような例文を参考にしてください。
- 遠方で暮らす親戚が倒れたとの連絡があり、明日、お休みをいただきたいのですが
- 田舎の母が体調不良になったとのことで、看病のために明日はお休みをいただきたいのですが
- 友人(親戚や家族)の結婚式があり、○日はお休みをいただきたいのですが
- ○月×日は祖父の三回忌のため、お休みをいただきたいのですが
- 頭痛が止まらず、大事をとって明日はお休みをいただきたいのですが
例えば冠婚葬祭などは、予定が決まってから当日までは時間が開くものです。余裕を持って予定を伝えると、仕事のスケジュール調整や代理人の手配などをしやすいです。
また急な体調不良で翌日病院に行く必要があるときも、理由を添えて欠勤連絡をしましょう。
特に遠方に暮らす家族や親戚の体調不良で休みを取る場合、移動だけでも時間がかかります。
「移動に半日はかかるので、念のため1週間はお休みをいただきたい」など、具体的な話もしておくといいでしょう。
数日間の休みを伝えるとき
数日間の休みを伝える場合は、以下のような例文を参考にしてください。
- ○日〜×日まで旅行に行くので、お休みをいただいてもよろしいでしょうか
- ○日間の入院が必要なので、その間お休みをいただいてもよろしいでしょうか
- 介護中の母の体調が優れず、看病のために○日間お休みをいただきたいです
旅行や入院などで数日間休むとき、理由をあえて伏せる人もいるでしょう。しかし下手に嘘をつかず、正直に数日間休みたい理由を伝える方がおすすめです。
数日間休みを取るには、代理を誰かに頼む必要も出てくるでしょう。
その場合、トラブルがあったときに駆け付けられるのか、連絡を取れる状態なのかなど、万が一に備えて代理人に伝えておかなければなりません。
休む理由がはっきりしていないと、このような連絡事項もスムーズにいかないでしょう。
入院などの理由でない限り、数日間仕事に穴を開ける前に仕事を片付けておくのも大切なことです。そうすれば周りにも迷惑がかからず、休みも取りやすくなるでしょう。
公的機関の手続きなどで休む場合
役所を始めとした公的機関は土日祝日は休みの場合が多いため、以下のような例文を参考に上司に話してみてください。
- 役所に住所変更の手続きをしに行くので、午前休をいただいてもよろしいでしょうか
- 婚姻届の提出に行くので、お休みをいただいてよろしいでしょうか
丸一日は要さない手続きの場合、午前あるいは午後に半休を取るのもいいでしょう。
ちなみにマイナンバーカードを使ってコンビニで取得できる書類もあります。例えば住民票の写しや印鑑登録証明書などです。しかしコンビニ交付できる書類は限られています。
役所の手続きを理由に仕事を休む場合も、誤魔化さずに正直に事情を伝えて問題ないでしょう。
比較的仕事を休みやすい理由5つ
有給休暇や体調不良など、休みを取る理由はさまざまです。
中でもこれから挙げる理由は、比較的休みが取りやすい事例でしょう。
前述した休みを取る場合の文例とともに、あなた自身の状況と合わせて、「休みの伝え方」を考えてみてください。
- 有給休暇
- 体調不良
- 通院
- 家族・親族などの結婚式
- 家族・親族などの葬儀
有給休暇
有給休暇を取る場合、休みの理由は「私用のため」で問題ありません。
私用であればその内容は問われませんし、会社側が理由に応じて休みを許可しないということは基本的にありません。
この記事もオススメ
時期変更権によって有給休暇の取得時期が変わることも
会社側は社員が申請した有給休暇に対して「時期変更権」を行使することもできます。
時期変更権とは、会社が社員に有給休暇の取得時期をずらして与えるという権利です。
社員が休むと会社のシステムがうまく回らなかったり、サービス維持が難しかったりする場合に使えます。
この権利が行使された場合、希望のタイミングで有給休暇が取れない可能性はあることを知っておきましょう。
この記事もオススメ
体調不良
風邪による体調不良や怪我は会社を休む理由になります。
例えば発熱、頭痛、腹痛、歯痛、骨折、その他治療が必要な疾患にかかった場合です。
ただ、体調不良が原因で休めるかどうかの基準は明確にはありません。社員本人が休むと判断するか、またその判断に対して上司が承認するかどうかによります。
治療が必要な疾患の場合は、診断書の提示が必要になることもあるでしょう。
コロナやインフルエンザの場合は必ず休む
コロナやインフルエンザは他人へ感染力が高く重症化する可能性もあります。そのため感染したら、会社は必ず休んでください。
インフルエンザで出勤停止になるという法律はありませんが、各社の就業規則によって、インフルエンザになった場合の対処が定められています。
学校保健安全法では、発症後5日経過し、解熱後2日経過するまで出席停止の扱いです。会社でも学校保健安全法に沿った出勤停止期間のルールが定められていると思われます。
会社によって出勤停止期間は異なりますし、診断書の提出が必要なケースもあります。就業規則をあらかじめ確認しておきましょう。
通院
持病の診断やいつも飲んでいる薬の処方箋をもらう場合など、通院も仕事を休む理由として妥当でしょう。会社で必ず受ける定期検診も該当します。
基本的に通院は1日かかるものではないので、半休が多いです。
通院した場合は、念のため領収書や診断書は保管しておきましょう。
家族・親族などの結婚式
親戚や家族、友人などの結婚式も、休暇を取りやすい理由の一つでしょう。
一般的に結婚式は、出席者の都合を考えて土日に開催されることが多いです。
しかし開催地が遠方で移動に時間がかかる場合、前日から移動しなければなりません。
そのような場合は、開催日前日からの休暇も認められやすいでしょう。
家族・親族などの葬儀
家族や親族の不幸で葬儀に出席する場合も休暇を取りやすいです。この場合は有給休暇ではなく、慶弔休暇という制度を別途設けている企業が多いです。
慶弔休暇が取れるかどうかは、亡くなった人と自分との関係によって変わります。
仕事を休みたいときの理由・言い訳【NG例】
休みやすい理由を4つ紹介しましたが、おすすめしない欠勤理由もあります。
ここでは、仕事を休みたいときの理由・言い訳のNG例を3つ紹介します。
- 悪天候・災害
- 重病(仮病)
- 公共機関のトラブル
悪天候・災害
悪天候や災害はニュースになります。悪天候や災害を理由に欠勤するとすぐにバレます。
激しい雨などで会社に行きたくないこともあると思いますが、会社が休みになるかどうか確認しましょう。
どれだけ休みたいと思っても理由としては嘘がバレやすいのでやめておきましょう。
重病(仮病)
仮病で重病を理由にすると、診断書を求めれる可能性があります。休み明けに会社に行った後も振る舞い方などに困ることになるのでおすすめできません。
特にコロナ禍において仮病を理由に休もうとする場合、出勤停止命令を出される一大事にもなりますから、大げさにアピールすることはやめましょう。
公共機関のトラブル
公共機関のトラブルもネットを見ればすぐに確認できてしまいます。簡単に使える理由ではありますが、面倒くさいことになる可能性大です。
仕事を休む際のNGな伝え方
会社を休む際に伝え方はとても大切です。
そこで本章では、会社を休む際のNGな伝え方を紹介します。
- LINEやメールで伝える
- 上司に連絡しない
- 長々と説明する
- 頻繁に嘘をついたり仮病を使ったりすると信用に関わる
LINEやメールで伝える
会社を休む際、SNSで伝えるのは簡単ですが、なるべく電話で伝えるようにしましょう。
迷惑をかけてしまうことを謝ることで上司からの印象もよくなります。
ベンチャー企業やIT企業などではビジネスチャットツールなどが連絡手段になっているので、伝え方はあなたが勤めている会社にもよります。
この記事もオススメ
上司に連絡しない
たとえ休む理由や言い訳を考えるのが面倒でも、無断欠勤だけは絶対にしてはいけません。
連絡を入れずに欠勤すると、会社側はあなたが出社するのか休むのか分からない状態が続きます。仕事の遅延やトラブル発生の元になるでしょう。
欠勤する場合は必ず上司や同僚に連絡入れましょう。もし体調不良で連絡できないなら、代わりに家族に連絡を入れてもらったりしましょう。何かしらの方法で欠勤の旨を伝えてください。
また連絡を入れずに遅刻するのもいけません。体調不良が原因で出勤時間が遅れそうな場合は、なるべく早く上司に伝えましょう。
この記事もオススメ
長々と説明する
会社を休む人の中には仮病をつかう人もいるでしょう。そんな人がやりがちなのが、体調不良の理由を長々と説明してしまうという行為。
かえって疑いを持たれるだけです。病院で診察をしたと思われ、つっこまれて症状を聞かれる可能性があります。矛盾点をつかれないように、さらっとした説明にすることが無難です。
頻繁に嘘をついたり仮病を使ったりすると信用に関わる
「休む理由は正直に伝えた方がいい」とは言え、時には嘘の理由を伝えたり、仮病を使ってしまったりすることもあるでしょう。人間ですから、そのようなことがあるのは仕方ありません。
2〜3回程度であれば、仮病を使うのも許されるかもしれません。そのくらいであれば、周りの人も気づかないことが多いでしょう。
しかし10回、20回と頻繁に嘘をついて休むのは信用に関わります。
例えば毎週のように体調不良で休んでいたら、「本当に体調が悪いのだろうか」と疑われ始め、「すぐに体調不良で休むから仕事を任せられない」と判断される可能性も。
周りの人から信頼を得られないと、本当に困ったときに休みを取りにくかったり、同僚の手助けが得られないことも考えられます。
ズル休みは多用せず、普段から上司や同僚の信頼を得られる行動を取るべきです。
この記事もオススメ
仕事を休むときの4つの手順
重要な会議や社外クライアントとの約束がある日に、休まなければならないことも。
このような場合、以下のような手順を踏んで休みの連絡をしましょう。
- 上司に休むことを連絡する
- 代理を立てられればお願いする
- 社外の人が関係する場合は自分から電話連絡を入れる
- スケジュールが変更になる場合は再調整する
上司に休むことを連絡する
まずは休みの連絡です。あなたの上司に電話し、会社に行けない理由をきちんと伝えましょう。
その後の対応は、上司の指示に従うのが最善の方法です。しかし一般的には、これ以降の手順に沿うことが多いです。
代理を立てられればお願いする
例えば、重要な会議に出席しなければならなかった場合、同僚や部下などに代理を頼むこともできます。
もちろんこれはスケジュールに余裕のある社員がいればという話です。代理が必須ではないことを頭に入れておきましょう。
また、代理を立てられないケースがあることも理解しておいてください。
先方に伺っての商談などの時は、担当者が変われば相手も困惑してしまうはず。自分でないとできない仕事の時は、休む旨を伝えることに止めておきましょう。
自分が担当する作業のマニュアルを用意しておく
自分が休んだときのことを考慮して、自分が担当している作業のマニュアルを用意しておくと役に立ちます。
代わりに担当する人でも理解できるよう作業マニュアルを用意しておくと、万が一休んだときの不安も解消できるでしょう。
また、代理を頼むときに説明の手間も省けます。
この記事もオススメ
社外の人が関係する場合は自分から電話連絡を入れる
社外クライアントとの商談がある場合、自分から参加できない旨を担当者に連絡しましょう。
相手のスケジュールが変わってしまうので、できる限り早急に連絡する必要があります。
この場合の連絡手段は電話が原則です。どうしても相手が出ないときを除いては、電話口で直接話を伝えましょう。
もし電話で連絡ができない場合は、上司を含めメールで連絡を入れてください。ただ休むことだけでなく、お詫びの言葉も伝えることが大切です。
スケジュールが変更になる場合は再調整する
自分の欠勤でスケジュールが変更になる場合、相手と日程を再調整する必要があります。自分が次回出社する日時と、相手の都合の良い日時を合わせなければなりません。
日程の変更もなるべく早い方がいいので、可能であれば欠勤の連絡を入れたその場で決まるのがベストです。
しかし体調不良の場合は長く電話できませんし、相手も再調整に時間がかかるケースも。
そのようなときは、一旦欠勤の連絡のみ電話で伝え、「大変恐縮ですが、スケジュールの再調整はメールでやり取りさせていただけますでしょうか?」と一言添えましょう。
事情を説明すれば、相手も無理に電話で再調整を行うことはないでしょう。
この記事もオススメ
仕事を休みやすくなる5つの考え方
「会社や上司、チームメンバーに罪悪感があって、思うように休日の希望を出せない」
責任感が強い人ほど、このような悩みを抱えるのではないでしょうか。
会社で働く中で休みを取るのは悪いことではありません。むしろ「休むのは必要」と考え方を変えてみましょう。
しかし真面目な人ほど自分の考えを変えられないものです。以下の項目を読んで、少しずつ休みを取りやすい心の状態を作っていきましょう。
- 仕事の穴はチームメンバーが埋めてくれる
- 休みを取りやすい人間関係を築いておく
- 休んだことを理由に即解雇されることはまずない
- 休み明けにお礼やお詫びの気持ちを伝える
- 休み明けの仕事を効率的にこなす方法を知っておく
仕事の穴はチームメンバーが埋めてくれる
会社で仕事をすることは、組織やチームとして働くことです。
これはチームのメンバーが休んだときの穴埋めができるようにするためでもあります。ですのであなたが休んだとしても、チームメンバーがフォローしてくれるのです。
中には「人員が不足しているから休めない」と感じる人もいるでしょう。しかし1日くらいなら、他の人員がフォローに回れます。
深刻に考えすぎず、自分の体調や都合を優先させましょう。我慢が続いて急に体調を崩した方が、周りの人に迷惑がかかる可能性は高まるのです。そうなる前に、自分のタイミングで休暇を取得しましょう。
この記事もオススメ
休みを取りやすい人間関係を築いておく
休みを取りやすい人とそうでない人との違いは、普段の人間関係にあります。
日頃から仕事を精一杯こなしたり、目標を達成したり、周囲の人から信頼を得られる行動をしていれば、休みを取りやすい環境が作れるはず。
一方、普段から仕事に対して不誠実な態度を見せる部下に対しては、上司も厳しい目を向けてくるでしょう。休みの希望も通さない可能性もあります。
もし休みを取れたとしても、周りの同僚が自分の抜けた穴を埋めるとも限りません。
仕事に真摯に打ち込み、周りの評価を蓄積しておけば、休日の取得もしやすいでしょう。
この記事もオススメ
休んだことを理由に即解雇されることはまずない
「急に休みを取ったら上司から仕事を回されなくなるかも……」
こう不安に思う人もいるでしょう。しかし、会社を休んだ社員に対して厳しいペナルティを科したり、即解雇にしたりするようなことはまずありません。
正当な理由を元に休みを取るのは社員の権利で、処罰の対象にはならないからです。安心して休んで構いません。
ただし無断欠勤したり、休んで悪質なことをしたりするのは別問題です。処罰の対象にもなり得ますので、十分気を付けましょう。
この記事もオススメ
休み明けにお礼やお詫びの気持ちを伝える
ひとまず休みは取れたものの、「休み明けに職場の人と顔を合わせるのが怖い……」と悩む人もいるでしょう。
特に急な用事で仕事に穴をあけてしまった場合、フォローしてくれた人に対して罪悪感を持ってしまうものです。
しかし休み明けにきちんとお礼やお詫びの気持ちを伝えれば問題ありません。特に長期休暇を取った翌日などは、自分のフォローをしてくれた先輩や同僚、部下に感謝の言葉を伝えるようにしましょう。
もし旅行をしていたのならば、お土産を準備するとより感謝の気持ちを伝えられます。
そもそも休んだことに対していつまでも何か言ってくる人はまずいません。休み明けに周りの顔色を伺うよりも、仕事に打ち込んで成果を上げる方が先決と言えるでしょう。
休み明けの仕事を効率的にこなす方法を知っておく
仕事を1日休むだけでも、その日にやるべきだった仕事が後ろ倒しになってしまいます。
納期がある仕事の場合、間に合わなくなってしまう可能性も高いです。特に連休明けは溜まった仕事を前にして、ため息をついてしまう人も多いでしょう。
休み明けのたびに残業が重なると、心身ともに疲れてしまう原因にもなります。これを防ぐためには、今から自分の業務を見直し、日頃から作業を効率化する方法を知っておくべきです。
以下の記事では業務効率化に役立つ方法やツールを紹介しています。仕事が気がかりで休みを取りにくい場合、合わせて参考にしてください。
この記事もオススメ
なぜ仕事を休みたいと感じたのか振り返るのも大事
「何か用事がある訳でもないし、体調が悪い訳でもない。でも何となく休みたい」
仕事を続けていれば、そのようなときもあるでしょう。
多くの人が人生の大半を仕事に費やすことになります。長い仕事の時間の中で休みは間違いなく必要です。しかし「何となく休む」クセがついてしまうと、仕事に支障が出てしまう可能性も。
それを避けるためには、あなたが会社を休みたくなる原因が何にあるのか、今一度考える必要があります。
根本の原因が解決されないと、これから何度も「何となく休みたい」気持ちが繰り返されてしまうでしょう。
仕事を休みたいと感じたときは、以下について振り返ってみましょう。
- 仕事の量や内容を見直してみる:業務効率化や上司に仕事の割り振りを相談してみる
- 仕事に対する意欲があるかどうか考える:仕事を通して得たいものや目標を再考する
- 人間関係を見直してみる:職場関係は、仕事のモチベーションにも深く関わる
仕事に行きたくないときの理由や対処法は、こちらの「仕事に行きたくない時のモチベーションの上げ方と9つの対処法を紹介!」もご参考ください。
この記事もオススメ
精神的負担から仕事を休みたいと感じている場合
精神的な負担から、会社を休みたくなるケースもあります。
身体的な疲れが原因であれば、週末に十分な休息を取ればリフレッシュして、休みたい気持ちも治まるでしょう。
しかし精神的な疲れが原因の場合、会社に行こうとすると体調が悪くなるなど、一過性のものではない可能性があります。
例えば大きなプロジェクトを任されたプレッシャーから、会社に行きたくないと感じているのかもしれません。あるいは人間関係が原因で、心が疲れている可能性もあるでしょう。
そのようなときは、以下のような方法で対処することをおすすめします。
- 一時的に休職して気持ちが安定するまで待つ
- 異動の申請をする
- 転職を検討する
この記事もオススメ
一時的に休職して気持ちが安定するまで待つ
会社では長期間に渡って就業が困難と認められた場合、復帰が可能になるまで一定期間の休暇を与えることになっています。
これは怪我や病気のほか、うつ病などの精神的な疾患に対しても適用されるものです。
一時的に休職して、その期間で気持ちが安定するのを待つのも一つの方法です。心が落ち着いてきたら職場に復帰して、再び仕事に励んでみましょう。
人はもともと精神面を回復させる力を持っているものです。しかし何らかの原因でその力が発揮できなくなると、一時的な休暇を取っても回復せず、深刻な症状が出る可能性があります。
「不安な気持ちが続いて夜も眠れない」
「出勤する時間になっても体がだるくて起き上がれない」
このような症状が続く場合、病院へ行き、医師に相談してみましょう。
精神的負担が原因の症状は、「ときぐすり」が効かない可能性があります。いくら仕事を休んでも、ストレスの根本が解決されなければ意味がないこともあるでしょう。
一方で精神的負担の原因が解決されれば、人が本来持つ回復力が発揮され、苦しい症状も快方に向かう可能性があります。
今は自覚がなくても、カウンセリングを受けた結果ストレスの原因が発覚するケースもあります。仕事ではなく個人的な問題が関係している可能性もあるのです。
あらゆる原因から探るためにも、まずは医師に相談することをおすすめします。
この記事もオススメ
異動の申請をする
ストレスの原因が職場の人間関係にある場合。
社内の人事に相談し、部署異動を申請するのも一つの方法です。
しかし感情的に「今の環境では仕事ができない」と伝えても申請は通りにくいのも事実。実際に自分が受けている被害や、異動する必要がある仕事の内容など、証拠となるものが必要となるでしょう。
例えば不当に残業を命じられていることを証明する書類や、誹謗中傷するメールの内容など、第三者から見ても納得する形になるような証拠と説明が求められます。
あまり事を荒立てたくない場合は、本当の理由を伏せて異動願いを出す方法もあるので、検討してみましょう。異動願いを出す部署に行きたいことをポジティブに伝えれば、会社側も納得する可能性が高まります。
異動の申請を通りやすくするためにはタイミングも大切です。会社の繁忙期と被ってしまうと、各部署に迷惑をかけてしまう可能性もあるでしょう。
またイレギュラーなタイミングで異動すると、「なぜ急に異動したのだろう?」と妙な噂を立てられる原因にもなりかねません。
異動申請は、通常の人事発表の時期を考慮しましょう。例えば2月中に内示が出るのが分かっているのであれば、その1~2ヵ月前を目安にするのがおすすめです。
いきなり異動申請書類を準備するのではなく、まずは身近な上司に口頭で相談してみましょう。
普段から信頼関係が築けていれば、あなたの訴えを理解し、異動がスムーズにいくように取り計らってくれる可能性もあります。
転職を検討する
仕事を休みたい原因が職場の人間関係にある場合、異動では解決しない場合も。
特に中小企業では各部署が密接に関わるケースも多く、部署異動をしてもあなたの職場環境が一気に変わるとは限りません。
現在の会社で働き続けることが難しいのであれば、転職を検討するのもいい方法です。新しい環境や仕事に身を置くことで、心機一転、仕事に打ち込めるようになる可能性があります。
この記事もオススメ
仕事を休みたいときは無理せず休もう
仕事を続ける上で「休む」ことは必要です。
気分転換や体調を治すためなど、誰もが休暇を取る権利はあるのです。深刻に考えすぎず、必要なときには適切な理由と手順で、上司に休暇をもらいましょう。
しかしすぐに休む癖はつかないように注意する必要があります。また休み明けの業務が不安で休みが取れない場合は、日頃から業務効率化を図っておきましょう。
何となく休みたい気持ちは、心が疲れているサインかもしれません。精神的負担は一時的な休暇を取っても回復しない可能性もあります。職場環境にストレスの原因があれば、異動願いを出したり、可能であれば転職を考えたりするのもいい方法です。
休むことにどうしても罪悪感を持ってしまう人は、まずは「休みは必要なもの」と考え方を変えてみることから始めましょう。
この記事もオススメ
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。