「副業としてプログラミングを独学で始めたい」
「プログラミングで稼げるまでに何をすればいい?」
「プログラミングで稼ぐにはどれくらい時間がかかる?」
プログラミングは、社会的に需要のあるITエンジニアの必須スキル。そして副業や在宅ワークにも活用できる将来性の高い「稼げるスキル」として人気です。
そのため、初期投資のコストを抑えるためにプログラミングを独学で始めて、副業で稼げるまでに成長したいという方も多いでしょう。
そこで本記事では、プログラミングを独学で始めて稼ぐ手順や稼げるまでにかかる時間の目安、稼ぐコツなどを解説します。
プログラミングスキルをつけて副業に活かしたい方はぜひ参考にしてください。
プログラミング副業に関しては「未経験からプログラミング副業で稼ぐ5ステップ!おすすめ言語や注意点も解説」で詳しく解説しています。
この記事は現役エンジニアによって監修済みです。
この記事の目次
プログラミングを独学で始めて稼ぐ6つの手順
プログラミングを独学で習得して稼ぐには、以下の6つの手順を踏みましょう。
- Web制作・Web開発の言語が独学しやすくて稼ぎやすい
- プログラミング学習サイトで無料で基礎を勉強
- 既存のWebサイトを真似してプロダクトを作る
- ポートフォリオを作る
- 苦手や足りない部分を補う
- 受注実績を重ねてスキルアップを並行する
それぞれの手順について解説します。
Web制作・Web開発の言語が独学しやすくて稼ぎやすい
独学する前に、まずはどんな開発言語を勉強するか決めましょう。
プログラミング未経験の方におすすめなのは、Web制作・Web開発に関連する言語です。
Web制作に関連する言語とは、具体的には以下の言語を指します。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
また、Web開発の代表的な言語はRubyです。
上記の言語をおすすめする理由は、難易度が低く習得しやすい言語だから。
CやJavaなどは、受注単価が高い一方で、大規模システムで扱われる言語で難易度が高いため、学習コストがかかります。
そのため、稼げるようになりたい初心者がいきなり難易度の高いプログラミング言語の独学を始めることはおすすめできません。
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プログラミング学習サイトで無料で基礎を勉強
言語の選択が完了したら、プログラミング学習サイトを利用して基礎を勉強しましょう。
おすすめの学習サイトは、以下の3つです。
- Progate:分かりやすいスライドと実際のコーディングで学べる
- Paizaラーニング:スキルチェックでコーディング能力を測定できる
- ドットインストール:コンテンツが豊富さと3分動画で学べる手軽さが特徴
一部は無料で学習できますから、慣れてきたら有料でさらに深く学習してください。
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既存のWebサイトを真似してプロダクトを作る
プログラミングの基礎が完了したら、速やかにプロダクトの制作に入りましょう。
しかし、いきなりプロダクトを作るというのは難しいと感じるかもしれません。そこでおすすめなのが、既存のWebサイトの模写です。
例えば『Web Design Clip [L] 』では、さまざまなLP(ランディングページ)のデザインがまとめられています。見本を参考にしながら模写してみてください。
ポートフォリオを作る
模写を通してWeb制作の流れがつかめたら、次はポートフォリオの作成です。
ポートフォリオとは、自分のスキルを集めた作品集を指します。この後の案件の受注において、自分の能力を証明するものとして必須です。
Web制作のポートフォリオとしては、プロフィールをまとめたWebサイトを作成し、実際に作ったオリジナルサイトをリンクさせるのがよいでしょう。
例えば『イケてるWebデザインで作られたポートフォリオサイト20選まとめ』にもいくつか例がありますので、参考にしてみてください。
苦手や足りない部分を補う
ポートフォリオの作成が完了したら、いよいよ案件の受注です。
まずは、一度案件を受注して、プログラミングで稼ぐ際の流れを体感しましょう。
案件は、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトに登録して案件に募集するのがおすすめ。
始めのうちは、お客様とのやり取りがうまくいかなかったり、コーディングにつまずいたりするかもしれません。
しかし、失敗や反省を元に、自分のウィークポイントや足りない部分を洗い出して、次の案件に活かすことが重要です。
クラウドソーシングについては「【クラウドソーシングサイト15選を比較】副業初心者におすすめ!」を参考にしてみてください。
受注実績を重ねてスキルアップを並行する
あとは、試行錯誤を繰り返しながら、受注実績を重ねていきます。
実際の仕事に取り組んだり、足りない部分を独学したりすることで、プログラミングのスキルは洗練されていくはずです。
また、仕事の幅を広げるために、違うプログラミング言語などの新たなスキルの習得も並行していくとよいでしょう。
できることが増えれば、信頼度が上がり単価アップにもつながるでしょう。
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プログラミング独学で稼ぐまでにかかる時間は?
プログラミングを独学で始めて稼げるようになるまで、どのくらいの時間がかかるのか、気になる方も多いはずです。
そこで本章では、稼げるまでにかかる時間について考察します。
- 受注する案件によってかかる時間は変わる
- 基礎を習得する目安は300時間程度
- 3ヶ月を目標に学習計画を立てるのがおすすめ
受注する案件によってかかる時間は変わる
プログラミングで稼げるようになるまでの時間は一概には言えず、「受注する案件によって変わる」という見方が一般的。
ひとくちにプログラミングで稼ぐといっても、受注したい案件で扱う言語によって難易度は大きく変わるからです。
難易度の低いWeb制作に関連する案件ならば、比較的早く稼げるようになるでしょう。
しかし、C言語などの難しいプログラミング言語を用いた案件を考えているならば、場合によっては1年以上の時間を要するかもしれません。
また、学習する前の自分のレベル感によっても、独学する期間が変わるでしょう。したがって、正確な数値を割り出すのは非常に難しいです。
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基礎を習得する目安は300時間程度
Web制作の基礎を習得する目安は、一般的には300時間程度といわれています。
仮に、1日2時間を学習に充てるならば150日(約5カ月)、1日3時間ならば100日(約3カ月弱)かかるという計算です。
Web制作関連の案件ならば、基礎のレベルでも仕事の受注は可能であり、実績を積みながらスキルアップできるでしょう。
ちなみに、転職してエンジニアとして働けるレベルになるには、一般的には1000時間かかるといわれています。
将来的にエンジニア転職を目指すならば、目安として考慮しておくべきでしょう。
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3ヶ月を目標に学習計画を立てるのがおすすめ
プログラミング独学は難易度が高いことから、途中で挫折する人も多いのが現状。
そのため、プログラミング独学で稼ぐための学習計画を準備して、時間を意識しながら進めるのがよいでしょう。
学習計画は、モチベーションを維持しやすい3カ月程度を目標に立てるのがおすすめ。
つまり、1日3時間を勉強に充てると、社会人でも取り組みやすいと思います。
無理なスケジューリングは、挫折の原因につながりますから、確実に進められる範囲で計画してください。
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プログラミングで稼げるようになるコツ
プログラミングを独学で始めて稼ぐのは、決して簡単なことではありません。学んだスキルを本業と同じレベルの収入に変える作業はプログラミングに関わらず難しいでしょう。
そのため、以下で紹介するプログラミングで稼ぐ3つのコツを参考に、着実にステップアップしていくことをおすすめします。
- 始めのうちは「稼ぐ」にこだわらない
- スモールスタートでコツコツ稼ぐ
- 需要のあるプログラミング言語を選択する
始めのうちは「稼ぐ」にこだわらない
プログラミングで稼げるようになる1つ目のコツは、始めのうちは「稼ぐ」にこだわらないことです。どうしても最初は意気込んで「必ず成果に繋げよう」と意識します。
しかしプログラミング学習でエラーに悩まされたり、アプリ開発が中々進まなかったり、案件の受注が中々決まらなかったりすると、次第にモチベーションが低下するでしょう。
すると、以前はあった熱意が冷めてきて、最終的には稼ぐこともプログラミング学習自体も諦めてしまうことも。
もっとも、始めのうちは稼げなくて当然です。早い人ならば半年程度で成果に繋がるかもしれません。一方で、稼げるスキルが手に入るまで1年以上かかる人もいるでしょう。
それよりも、始めのうちは稼ぐための準備を整えることに注力し、稼ぐことは後回しで「今やるべきこと」にフォーカスしてみてください。
スモールスタートでコツコツ稼ぐ
プログラミングで稼げるようになる2つ目のコツは、スモールスタートでコツコツ稼ぐことです。最初からいきなり「月100万円稼ぐ」のは、初心者にはハードルが高すぎます。
それよりも、「今月はオリジナルのWebサイトを1本制作する」「今月は1本案件を受注する」など、現状を見据えた目標設定をしましょう。
副業で稼ぐ場合は、本業があって時間が限られるので、土日や平日夜の数時間でできる簡単な案件からコツコツと実績を重ねていくのがセオリーです。
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需要のあるプログラミング言語を選択する
プログラミングで稼げるようになる3つ目のコツは、需要のあるプログラミング言語を選択することです。なるべく稼ぎに繋げるなら、「今どんな言語が熱いのか」を押さえましょう。
例えばpaiza株式会社が発表した『プログラミング言語に関する調査(2023年版)』によれば、「転職で企業からニーズが高い言語ランキング」でJavaScript・Java・PHPがTOP3でした。
また「転職における言語別の平均年収」では、Go・TypeScript・ScalaがTOP3。これらの言語はいずれも比較的新しい言語で、扱える人材がまだまだ少ないことも起因しているでしょう。
このように、今需要のあるプログラミング言語について把握し、将来性や平均年収なども加味しながら言語を選択するのも稼ぐコツの1つといえます。
心が折れそうになったらプログラミングスクールも検討しよう
プログラミングを独学で始めて稼ぐ手順と稼ぐまでにかかる時間を解説しました。
プログラミングは稼げるスキルであり、今後も需要は高まっていくでしょう。
独学は決して簡単ではないものの、正しい手順を理解して実践すれば、基礎知識を身に付けて十分に稼ぐことが可能です。
しかし、「どうしても心が折れそう」ならば無理に独学せずに、プログラミングスクールを検討するのも手です。
コストがかかることはプログラミングスクールを利用するデメリット。しかし効率的に学習ができるので、稼げるようになるまでの時間を短縮できるメリットもあります。
プログラミングスクールに興味のある方は、以下の記事も参考にしてください。
- 【2024年版】人気プログラミングスクール14校を比較!費用や学べる言語を解説
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