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【初心者向け】iOSアプリ開発入門!言語・開発環境・開発手順を分かりやすく解説

更新: 2024.03.08

iOSアプリ(iPhone用アプリ)を作ってみたいけど、プログラミング初心者なので何から始められばよいか分からない」という方は多いと思います。

そこで本記事では、初心者向けにiOSアプリ開発に必要なもの、言語、開発環境、開発手順などを解説します。

iOSアプリ開発に必要なもの

iOSアプリ開発に必要なもの

iOSアプリ開発に必要なものをまとめると、以下の通りです。

  • パソコン(Macが望ましい)
  • インターネット環境
  • iPhone(テスト用)
  • 開発言語
  • 開発ツール
  • Apple ID(リリース時に必要)
  • 学習教材

ちなみに、対応する開発ツールを準備すれば、WindowsでもiOSアプリ開発は可能です。

しかし、iOSアプリをApp Storeに公開する場合、必ずmacOSでビルドする工程を踏まなければなりません。したがって、iOSアプリ開発ではMacを用意しておくのが無難です。

パソコンのスペックについては、関連記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

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iOSアプリ開発にかかる費用相場

iOSアプリ開発にかかる費用

iOSアプリ開発では、ソフトウェア自体は無料でひととおり用意できるはずです。

一から準備する場合は、「ノートパソコン代(10〜20万円程度)+ネット代(月額5,000〜1万円程度)+iPhone代(10〜15万程度)+教材代」といった費用が発生します。

加えて、リリース申請の場合は、開発者登録で99米ドル(1万円〜1万5,000円程度)の年間費が発生します。

したがって、iOSアプリ開発の初期投資には、約20〜30万程度かかると考えておきましょう。

iOSアプリ開発に適したプログラミング言語

iOSアプリ開発に適した言語

基本的にiOSアプリ開発では、特に理由がなければiOSアプリと親和性の最も高い「Swift」を使うのが無難。しかしそれ以外にも、iOSアプリ開発が可能な言語がいくつかあります。

本章では、iOSアプリ開発ができるプログラミング言語をいくつか紹介しましょう。

  • Swift
  • JavaScript
  • C#
  • Python
  • そのほかの言語

Swift

Swift」は、Apple社が開発したプログラミング言語で、Apple製品向けのアプリを開発することを目的に作られました。おもな特徴を挙げると、以下の通りです。

  • スクリプト言語の要素を持つ可読性の高いコード
  • Objective-Cとの互換性
  • 動作が軽量

上記の通りで、SwiftはiOSアプリ開発に最も適した言語であり、初心者にもおすすめです。

JavaScript

JavaScript」は、おもにWebサイトやWebアプリのフロントエンド開発で採用されているプログラミング言語です。

おもな特徴を挙げると、以下の通りです。

  • ライブラリやフレームワークが豊富
  • 非同期処理が可能
  • フロントエンド開発のほか、サーバーサイド開発にも対応

iOSアプリ開発での採用事例もあり、クロスプラットフォーム開発も可能なことから、あらゆる場面でJavaScriptが活躍しています。

C#

C#」は、Microsoft社が開発したプログラミング言語で、Webアプリ・組み込み系・テレビゲームなどの開発で採用されているプログラミング言語です。

おもな特徴を挙げると、以下の通りです。

  • あらゆるプラットフォームに対応する汎用性の高さ
  • オブジェクト指向型プログラミング
  • Windowsとの相性がよい

C#を覚えておくと、iOSアプリ開発だけでなく、あらゆるシステム開発に応用できるという点でメリットがあります。

しかし、ほかの言語と比較して学習難易度は少し高めです。

Python

Webアプリ・AI開発・データ分析など、アプリ開発から先端技術の開発まで汎用的に使える「Python」でもiOSアプリの開発が可能です。Pythonのおもな特徴は以下の通り。

  • あらゆるプラットフォームに対応する汎用性の高さ
  • シンプルかつ可読性の高い構文で初心者でも使いやすい
  • 開発をサポートするライブラリやフレームワークが豊富

上記の通りで、iOSアプリ開発の際にはクロスプラットフォームに対応したアプリ開発も可能。一方で、iOSアプリ開発系の情報が少ないのが難点。

世界的にも需要が高く案件数の多い言語なので、iOSアプリ開発に関わらず汎用的に使える言語を習得するならPythonがおすすめです。

そのほかの言語

iOSアプリ開発が可能なそのほかの言語は、以下の通りです。

  • Objective-C
  • Java
  • Dart

Objective-C」は、Swiftが登場する前のiOSアプリ開発の標準言語という位置づけでした。

しかし、Swiftの登場後は徐々にシェア率は下がっており、将来性という観点ではあまりおすすめできません。

Dart」は、Google社が開発したプログラミング言語で、モバイルアプリ開発のフレームワークである「Flutter」が登場して以降、徐々に注目を集めています。

iOSアプリの開発環境

本章では、iOSアプリの開発環境について紹介します。

  • Xcode
  • Xamarin
  • React Native
  • Flutter
  • Monaca
  • ノーコード開発も可能

Xcode

xcode

出典元:Apple

Xcode」は、Apple社が開発したMac専用の統合開発環境です。

Swiftを用いたApple製品向けのアプリ開発に適しており、初心者でも扱いやすいインターフェースが特徴です。

また、UIフレームワークの「Swift UI」により、これまでよりも少ないコードでアプリ画面の開発が可能になりました。

Xcodeは無料で利用できるので、Macユーザーは迷わずインストールしましょう。

Xamarin

Xamarin」は、C#を使ったiOS/Androidアプリ開発を提供する、オープンソースのプラットフォームです。

通常、iOSとAndroidのアプリ開発では、それぞれ異なる言語と開発環境を用意しなければならず、開発者側としては非常に手間です。

しかし、XamarinはC#を用いたクロスプラットフォーム開発が可能なため、複数のOSに対応したアプリを一括で開発できます。

WindowsでXamarinを利用する場合は、統合開発環境の「Visual Studio」から追加します。

React Native

React Native

出典元:Meta

React Native」は、JavaScriptを使ったiOS/Androidアプリ開発を提供する、オープンソースのフレームワークです。

開発元はMeta社(旧Facebook社)で、Instagram・Shopify・UberEATSなどの、世界的に有名なアプリにも多く採用されています。

iOSとAndroidの両方に対応したクロスプラットフォーム開発が可能であり、JavaScriptの知識があればアプリ開発を効率よく進められるでしょう。

Flutter

Flutter

出典元:BSD License

Flutter」は、Google社が開発したモバイルアプリ開発用のフレームワークで、Dartを使ったクロスプラットフォーム開発が可能です。

アプリ開発では、独自のマテリアルデザインを提供しており、異なるOSでも使いやすく統一感があるUIを構築できます。

ただし、Flutterを含めたDartのシェア率はまだまだ低く、情報が少ない中で手探り状態で開発を進める場面が多くなるため、初心者が始めるにはハードルが高いでしょう。

Monaca

Monaca

出典元:アシアル株式会社

Monaca」は、HTML/JavaScriptを使ったアプリ開発プラットフォームで、モバイルアプリをスピーディーかつ効率よく開発できるのが魅力です。

日本語ドキュメントやサポートなどが充実していることから、Monacaを導入したクロスプラットフォームアプリを運用する国内企業は多いです。

無料で利用できることに加えて、ブラウザ上で開発が可能なため、環境構築の手間が省けます。

ノーコード開発も可能

ノーコード開発ツールを使えば、プログラミングなしでiOSアプリ開発が可能です。

具体的には、「Thunkable」や「Adalo」などで、部品やプログラムをドラッグ&ドロップで当てはめていくだけで、簡単にアプリを作れます。

そのため、なるべく開発期間を短くして早期にiOSアプリをリリースしたい方は、検討してみるとよいでしょう。

ただし、ノーコード開発ツールごとにできることが限られたり、自由なカスタマイズが難しいというデメリットもあります。

iOSアプリの開発手順

iOSアプリの開発手順

本章では、iOSアプリの開発手順を5つのステップで解説します。

  1. 企画
  2. 設計
  3. 開発
  4. テスト
  5. リリース

企画

最初のステップは、「どのようなiOSアプリを作りたいか?」という企画から始めます。

ビジネスフレームワークの「5W1H」の思考法を活用すると、ターゲットユーザーが明確化するため、iOSアプリの全体像が浮かびやすくなるはずです。

あるいは、「マインドマップ」を用いて、頭の中のアイデアを整理してみるのもおすすめです。

また、企画の段階でアプリの種類を「ネイティブアプリ・Webアプリ・ハイブリッドアプリ」のどれにするかも決めておきましょう。

設計

企画が完了したら、次はiOSアプリの設計書を作成します。

具体的には、以下のような内容があるとよいです。

  • 画面一覧:iOSアプリに必要な画面を一覧化したもの
  • 画面遷移図:画面間の関連性や順序をまとめたもの
  • 画面レイアウト:各画面のレイアウト案
  • 入出力項目一覧:ボタンやテキストボックスなどの入出力を定義したもの
  • アクション定義:画面操作により発生するイベントをまとめたもの

上記の通りで、デザインツールや手書きでもよいので、できる範囲でまとめてみましょう。

開発

設計書がひととおり完成したら、いよいよ開発に入ります。

初心者は、Xcodeを使ったSwiftプログラミングがおすすめです。

Swiftは、可読性の高いコードが特徴で初心者向けの学習教材もそろっており、ほかの言語よりもiOSアプリ開発をスムーズに進められるでしょう。

開発中にエラーや疑問点があれば、プログラミング質問サイトも活用しましょう。

テスト

開発が完了したら、テストフェーズに入ります。

テストに入る前の準備として、画面操作に関するテストケースを作成します。

その後、テストケースに沿ってテストコードを用いたユニットテスト、iOSシミュレーターによる動作確認、お持ちのiPhoneを用いた実機テストなどを行いましょう。

また、テスト中に不具合が見つかった場合は、デバッグ作業でバグの解消に努めましょう。

リリース

テストまで完了したら、最後にリリース申請を行います。

ネイティブアプリをApp Storeに公開するには、Apple Developer Programへの登録や審査に必要な各種手続きを踏まなければなりません。

App Storeへのリリース方法は、こちらのApple Developerページから確認できます。

iOSアプリ開発を学べる本

本章では、iOSアプリ開発を学べる本を5つ紹介します。

  • 絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門
  • SwiftUI対応 たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座(B0CLXV1YBG)
  • 詳細! SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート(B0BLHC8JFT)
  • SwiftUI 徹底入門
  • iOSアプリ開発自動テストの教科書

絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門

本書は、プログラミング経験なしでも挫折しないでiOSアプリ開発が学べる1冊です。

丁寧な解説に加えて、後半の章では「地図アプリ」「英単語カードアプリ」などの開発を通して実践的なスキルを身につけられます。

また、本書は「Xcode 11」「iOS 13.5以降」「SwiftUI」にそれぞれ対応しています。

SwiftUI対応 たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座

本書は、文法の説明を最低限に、iOSアプリを作って動かすことに重点を置いた1冊です。

1日目はiOSアプリの概要と開発準備、2日目はサンプルアプリ開発という構成で、各レッスンごとにサンプルアプリ開発を体験できます。

また、本書は「Xcode 15」「iOS 17以降」にそれぞれ対応しています。

詳細! SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート

本書は、iOSアプリのUIを効率的に開発できる「SwiftUI」の入門書です。

初心者でも学習しやすいように、XcodeのインストールやApple IDの説明から丁寧に解説し、文法は重要な部分に絞ってまとめています。

また、本書は「Xcode 14」「iOS 16以降」にそれぞれ対応しています。

SwiftUI 徹底入門

本書は、「SwiftUI」の機能を丁寧かつ深く学び、サンプルアプリ開発を通して実践的な学びも得られる1冊です。

Swiftプログラミングの基礎を理解した上で解説しているため、文法が不安な方はSwiftの入門書と合わせて学習するとよいでしょう。

また、本書は「Xcode 11」「iOS 13以降」にそれぞれ対応しています。

iOSアプリ開発自動テストの教科書

本書は、iOSアプリのユニットテスト用フレームワーク「XCTest」を用いた自動テストの作成方法やデバッグのテクニックなどをまとめた1冊です。

実際のアプリ開発言語でも使える実用的なノウハウが詰め込まれているので、テスト初心者には必見の内容です。

Xcodeのテスト本は数が少ないため、単体テストやCI/CDといったテスト全般の知識を身につけるだけでも1冊あって損はないでしょう。

iOSアプリを収益化する方法

iOSアプリを収益化する方法

iOSアプリを収益化する方法をまとめると、以下の3つです。

  • アプリを有料ダウンロードに設定する
  • アプリ内に広告を貼り付ける
  • アプリ内課金:課金アイテムの販売、サブスクリプションなど

上記の通りで、初心者は簡単に収益化できる広告から始めてみるとよいでしょう。

また、iOSアプリ開発の経験を活かした受託開発も、収益化の1つといえます。

ちなみに、アプリをインストールしてもらうには、集客やプロモーションも必要です。

具体的には、TwitterなどのSNSで自分のアプリを紹介したり、有料広告を設置して認知度を高める方法があります。

あるいは、個人ブログを開設して、SEOライティングを駆使してアプリを紹介するといった方法もあるでしょう。

iOSアプリを開発して魅力的なコンテンツを発信しよう

初心者向けにiOSアプリ開発に必要なもの、言語、開発環境、開発手順などを解説しました。

スマホアプリ市場が年々拡大する中、iOSアプリ開発のスキルは武器になるはずです。

自分のアイデアをiOSアプリで実現できれば、国内外で評価されるコンテンツを生み出せるかもしれません。

iOSアプリ開発が気になる方は、お持ちの環境に合わせた言語やと開発ツールを用意して、ぜひトライしてみてください。

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この記事を書いた人

ダイスケ@
元ITエンジニアの会社員です。得意ジャンルは、ビジネス, スポーツ, エンタメ系。個人ブログでSEOライティングも行っています。

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