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プログラミング言語の難易度を解説。初心者はどの言語から学ぶべき?

作成: 2018.05.01 更新: 2018.05.02

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今回はプログラミング言語の種類、習得難易度と、オススメ度を紹介していきます。

これからプログラミングのスキルを身につけたいと思う人は、「できれば簡単に習得できて、仕事も多い言語を学びたい」と思うでしょう。この原稿を、プログラミング言語選びの参考にしてください。

プログラミング言語の難易度の基準

これからプログラミング言語を学習し、習得しようとする場合、一体どの言語が初心者向けなのでしょうか。

またそれぞれのプログラミング言語にはどのような特徴があるのでしょうか。

まずはプログラミング言語の特徴による種類分けと、その特徴による学習難易度の基準を幾つか示してみましょう。

スクリプト言語かコンパイル言語か

プログラミング言語には大きく分けて「スクリプト言語」と「コンパイル言語」の2種類があります。どう違うかを説明しましょう。

そもそもプログラミング言語とは

パソコンやスマートフォンなど、コンピューターは「0」と「1」の組合せでしか情報を処理できません。

ですので本来であれば「0」と「1」の組合せだけ、もしくはそれに近い形でプログラムを書くのが最も良いです。コンピュータからすれば、そうした形式でなくては情報処理ができないのです。

ですが、それは人間が読んだり書いたりしようとしても、よほど訓練しない限り読み書きできるようにはなりません。

ちなみにこのような人間が苦労する、コンピューターが解釈しやすいプログラミング言語を「低水準(または低級)言語」と呼びます。

そこでプログラミング言語では人間が読めるような形で書きます。こういう言語を高水準言語、または高級言語と呼びます。

そして、それをコンピューターが処理できるように変換する作業が必要になるのです。

この変換のことを「コンパイル」と呼びます。

コンパイル言語

「コンパイル言語」はプログラムが書き上がったら、コンピューターが実行できる形に変換してから実行させる言語です。

ソースコードにエラーがあった場合は、コンパイル実行時にエラーとして表示されます。コンパイルによって生成されたソースコードは、安全性が高く、品質が高いものになります。

その代わり、必ずコンパイルが成功しない限り動かすこともできないという点が面倒な点です。

スクリプト言語

一方「スクリプト言語」はプログラム実行時に、逐次コンパイルが行われ実行される言語です。「ちょっと試しに書いてみた」というレベルのプログラムをすぐに動かす事ができるという点で、初心者が学習するには扱いやすいプログラミング言語です。

一方「正しく動くかどうかは別」なのが弱点。文法エラーが含まれているコードでも、見た目上は正しく動くことがあります。よってエラーが発見しづらく、安全性が求められるシステム開発には必ずしも向いてはいません。

ただ、とにもかくにも実行はされます。ですので、習得難易度で言うと、スクリプト言語の方がコンパイル言語よりも難易度は低いと言えます。

メモリやCPUの扱いに対する知識

2つ目は、ハードウェアとも関連した部分の知識が必要かどうかです。

例えばIoT(Internet of Things:モノのインターネット化)に必要なセンサー類のプログラムですと、どうしてもハードウェアの知識と切っても切り離せない部分があります。

そしてこのようなジャンルで良く使われるC言語やC++言語というプログラミング言語では、「どの程度の量のメモリを使うのか」「それはいつ確保して、どのタイミングで解放するのか」などを明示的にプログラムする必要があります。

そしてよくあるのが「確保はしたけど、解放するのを忘れた」ことによる、メモリを食い潰してOS自体をハングアップさせてしまうというエラーです。

C言語もC++言語もコンパイル言語ですが、メモリ解放忘れはコンパイル実行時に指摘されないため、OSがハングアップして初めてエラーに気がつくこともあります。

さすがにこれでは使い勝手が悪いということで、メモリの確保も解放も自動的にやってくれるプログラミング言語が多く開発されました。その機能を指す言葉が「ガベージ・コレクション(Garbage Collection)」略してGCです。

JavaなどはGCがメモリを管理してくれるため、C言語やC++言語に比べると、習得する際の難易度が下がっています。

ただパソコン自体の仕組みなど、ハードウェアの知識が無いと習得できないプログラミング言語は難易度の面からは避けた方が良いでしょう。

手続き型かオブジェクト指向か、関数型か

3つ目の基準はプログラミング言語で開発を行う際の、書き方によるものです。Webやスマートフォンアプリの開発で目にするのは、たいていの場合、手続き型言語かオブジェクト指向言語です。

それに対して関数型の言語は「データに何らかの処理を加えていく」ことを連続させ、プログラムを組み立てています。これを理解するのはなかなか難しいですし、関数型言語でWebシステムを組み上げていくのはかなりハードルが高いと言えます。

またWebシステム構築で使われる主要言語としては、関数型言語は採用事例が極めて少ないです。これらのシステム開発には、基本的には手続き型言語やオブジェクト指向言語がよく使われます。

手続き型言語

先ず手続き型言語ですが、これにはBASICやC言語、COBOLなどが含まれています。またPHPやPythonでも、手続き型言語のようなプログラムを作ることができます。

基本的には上から順番に実行される複数のモジュールを組み合わせて、作成されます。

あるモジュールから、別のモジュールを呼び出しながら処理をしていくタイプのプログラミング手法です。自動的に何かを別のものに変換するようなプログラムを書くのに向いています。

身の回りで良く使われるのは、Excelのマクロでしょう。

複数のシートから値を集めてきてグラフを作成するというマクロや、プロジェクトの進行状態を表すガントチャートを作成するマクロなどです。

身近な例で言うとExcelで小遣い表を管理している場合、毎月の支出を登録したシートから、費目別のシートに該当する部分をコピーするようなマクロなどがあります。比較的短いプログラムを書く場合には、この手続き型言語や、手続き型のプログラミング手法が向いています。

オブジェクト指向言語

オブジェクト指向言語は、プログラム全体をオブジェクト同士の相互作用として組み立てていきます。

オブジェクトは「状態」を持っています。

たとえば、銀行の通帳を考えてみます。

「通帳」というのが「オブジェクトのひな形」です。AさんもBさんも同じ銀行の通帳(オブジェクト)を持っていますが、Aさんの通帳とBさんの通帳では残高(状態)が異なっています。そして預け入れや引き出しを行う事で、残高(状態)が変化していきます。これと同様のことをプログラムで行っているのがオブジェクト指向言語だと言えます。

AmazonなどのECサイトを例にすると、まず「商品紹介ページ」「買い物カゴ」などのオブジェクトがあります

たとえば「商品紹介ページ」であれば、どの商品の情報を「状態」として与えるのかを制御します。また「買い物カゴ」というオブジェクトでは、そこにどんな商品が入っているのかという「状態」を制御しているわけです。もちろんAさんの買い物カゴとBさんのものとでは、入っている商品の数も種類も異なるでしょう。

実は人間が生活をしている中で周りを見渡すと、このオブジェクト指向というのは大変理解しやすい考え方です。

初心者が学ぶ場合には、理解がしやすい言語だと言って良いでしょう。またJava、Ruby、Pythonなどでもそうですし、PHPなどでもオブジェクト指向でプログラムを作ることができます。

これらのプログラミング言語は案件も多いため、これからプログラマーを目指すのであれば、このタイプの言語を選択するのが良いと思います。

習得難易度から考えるおすすめのプログラミング言語

それでは、おすすめのプログラミング言語を3つご紹介しましょう。ただし、難易度は低いものから高いものまであります。

C言語

まずはC言語です。1972年に登場したプログラミング言語です。今回紹介する中では、難易度は最も高いものです。

メモリの管理が必要ですし「ポインタ」の概念を理解するのが難しく、挫折する人も大変多い言語です。しかもコンパイル型言語で、オブジェクト指向ではありません。

ただし、OSの開発や組み込み式の機械などのプログラムを作るのに必要な言語です。これからのIoT時代には、開発スキルを持っていると大変重宝されます。さらにはデスクトップアプリ(例えばオフィスソフトや画像処理ソフトなど)を作成するには、C言語の発展系であるC++などが使われることも多く、一定のニーズがあります。

逆に言うと、案件が無くなることはないプログラミング言語です。

また場合によってはWebサイトやシステムを構築する際にも、一部のプログラムで特殊なことをしなければいけない場合があり、その際には必要になることもあります。

Java

C言語やC++言語の不便な点を解消するべく開発され、1995年に発表されたプログラミング言語です。オブジェクト指向言語の、コンパイル言語です。

難易度はC言語よりは易しいですが、高めです。ただ、メモリ管理などはガベージ・コレクションがやってくれます。

Webシステムの開発で重宝されています。様々な企業の電子取引(EC)サイトの開発で使われています。また、銀行などのシステムでも使われていることが多く、汎用性の広さや堅牢性の面から、大規模システムの開発に向いている言語です。それこそWebシステムを中心に案件も多く、お勧めの言語です。
またJavaを習得していれば、他の言語にも比較的乗換がしやすいため、「真っ先に学習するべき言語」に挙げる人もいます。Javaでは開発期間を短くしたり、大人数での作業を効率化するためにSpring frameworkやPlay frameworkなどのフレームワークを利用することがよくあります。

ですので、Javaを学習するのであれば、いくつかのフレームワークも一緒に学習すると良いでしょう。

Ruby

1995年にインターネット上に公開された、日本製のプログラミング言語です。

オブジェクト指向言語で、スクリプト言語です。書いたプログラムを試しやすいことから、習得がしやすい言語だと言われています。

実践的な開発にも使うことができます。実際に、CookpadやGunosy、Airbnbなどの開発で使われています。

Webアプリ開発には「Ruby on Rails」というフレームワークが使われている事も多いです。Ruby on Railsが使われている例としては、システム開発の際によく使われる「GitHub」があります。

またプロジェクト管理のRedmineもRuby on Railsで開発されています。RubyとRuby on RailsはWebアプリ開発を行うなら、セットで学ぶのがおすすめです。

ではどれから学ぶのか

これらの3つのプログラミング言語は、どれから学ぶべきなのでしょうか。

実は、あなたがどういう企業で働きたいかによって、最初に学ぶべき言語は変わってきます。

これからIoTを使ったサービスを展開しようとしている企業を目指すなら、まずはC言語でしょう。難易度の高い言語ではありますが、これを習得すれば、他の言語がいかに楽かもわかるようになります。

大手のITベンダーや、大手企業の情報システム部を目指すなら、Javaです。

一方「こんなサービスが受け入れられるかを試してみたい」というスタートアップ企業の場合は、まずはスモールスタートが鉄則です。スピーディーな開発が可能な言語で、まずは実装。市場にサービスを「出してみる」ことが重要です。よって、開発がしやすいRubyがおすすめです。

先に紹介したCookpad、Gunosy、Airbnbはいずれもスタートアップから始まった企業であることがわかるでしょう。

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最後に

プログラミング言語の難易度や、使われるシーンについて紹介をしてきました。

どういう企業で何を開発するのか、どのようなときに使用するかで選ぶべきプログラミング言語が変わってくるということを理解していただけたのではないでしょうか。

世の中のIT環境が進化していくのに従って、プログラミング言語も伸びるもの、衰退するものが出て来ます。新しいプログラミング言語も登場してくるでしょう。一つの言語にこだわるのではなく、最適な言語を模索しながら学習していけば、息の長いプログラマー、技術者として歩んでいくことができます。

もし「一人で学習していて身につくのだろうか」という不安があるのであれば、スクールなどに通うのも一つの手ですので、積極的に活用してみましょう。

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この記事を書いた人

Tatsuya T. Yamada
天文学・宇宙物理学の研究を行い、一般向けの講演会や解説書も書いていた。現在は、1991年から行っている「パソコンを使った教育」を本業とし、eラーニングソフト・コンテンツを開発している。教育ビッグデータ、教育へのAI活用の専門家。日本天文学会、教育システム情報学会、宇宙作家クラブ会員。