「テレワークが導入されたけど、始めるには何が必要なの?」
「なんだか、在宅ワークで仕事が捗らない…」
そのような悩みを持つ人向けに、この記事ではテレワークに必要なものや準備、快適に働ける便利グッズを紹介します。
またテレワークをするときに大事なスキル、生産性がアップするおすすめツール・アプリもまとめたので、在宅ワークが多い方は必見です。
以下は本記事で紹介しているテレワークに必要なもの一覧です。
- 最低限必要なもの:PCとネット環境
- 必要なもの:会議用のヘッドセット・デスクと椅子
- 外出先で必要なもの:モバイルWi-Fi環境・サブディスプレイ
- あると便利なもの:モバイルバッテリーや充電器などの機器
この記事の目次
テレワークに最低限必要なものは?
まず、テレワークに最低限必要なものについて解説します。
PCとインターネット環境が最低限必要
PCとインターネット環境の準備は、テレワークに最低限必要です。
自宅ではスマホしか使っていなかった人は、PCでもインターネットに接続するためにモバイルWi-Fiや光回線を用意した方がよいでしょう。
スマホのテザリングでPCを接続していると、通信量に制限がかかる可能性があるからです。
すでにインターネット環境がある場合にも、Web会議などに支障のない通信速度が出るかを確認することが大切になります。
また、オフィスのPCとリモート接続する場合は、事前に連携させておく必要があることも覚えておきましょう。
テレワークの種類によって必要なものは違う
テレワークはおもに在宅勤務・モバイルワーク・サテライトオフィスの3種類に分けられます。
それぞれの種類によって、必要なものは少し違ってくるので注意してください。
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在宅勤務のテレワークで必要なもの
ヘッドセットなどのガジェット
Web会議などのミーティングを行う場合には、ヘッドセットを用意しておくと便利です。
PCのマイクとスピーカーでも接続できますが、周囲のノイズを拾わずに快適にミーティングをするためにはヘッドセットがあるとよいでしょう。
クリアな音声で通話できるため、ミーティング相手への心配りにもなります。
また、マウス・マウスパッド・キーボード・PCモニターなどは、自分に合っているものを選ぶと作業効率がアップするのでおすすめです。
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疲れにくいデスク・チェアー
疲れづらく集中できるデスクやチェアーも準備した方がよいでしょう。
長時間使えるものを選ばないと、背中・腰などが痛くなって仕事に集中できません。
デスクやチェアーはしっかりとしたものを選ぼうとすると高価になりがちです。
ですので、すぐに揃えるのが難しい場合は、クッションやアームレストなどで調整する方法もあることを覚えておきましょう。
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モバイルワーク・サテライトオフィスでのテレワークで必要なもの
外出先で利用できるWi-Fi環境
自宅と同様に外出先でも変わらず作業をするのであれば、Web会議などに支障のない速度が出て安定した接続可能なWi-Fi環境が必要です。
移動中などのモバイルワークがメインなら、モバイルWi-Fiがあるとよいでしょう。
モバイルワークがメインでないなら、スマホのテザリングでもOK。ただし、通信容量に制限がある点に注意が必要です。
PC・スマホ・モバイルルーターなどの充電器
意外と忘れやすいのが充電器。PCだけでなく、スマホやモバイルルーターなどの充電器も忘れずに携帯しましょう。
Bluetoothイヤホンなどを使う人はその充電器も持っていた方が安心です。
USB-C・USB-B・ライトニングなど、さまざまなコネクタが付属しているモバイルバッテリーを1つ持っておくと荷物がコンパクトになるのでおすすめ。
モバイルモニターなどのサブディスプレイ
普段デュアルディスプレイで作業しているエンジニアなどは、モバイルディスプレイなども持っていくとよいでしょう。
外出先でも、いつもと変わらない環境で作業できます。iPadもサイドカーの機能を使うことで、サブディスプレイや作業をサポートするガジェットとして利用可能です。
テレワークの作業効率をアップする便利グッズ
以下で、テレワークの作業効率をアップする便利グッズを紹介します。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーはテレワークを便利にするグッズの代表格。
スマホやPCのバッテリー切れを避ける上で必須のグッズです。
外出先での作業はもちろん、さまざまなコネクタがついたモバイルバッテリーなら、在宅勤務の際にも役立ちます。
充電アダプタ
外出先で作業をすることがないという方は、バッテリー機能のない充電アダプタを選ぶというのもアリです。
ワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホンはコードがないので、作業中にも邪魔にならず快適です。
音楽を聴きながら仕事をする人に必須のグッズと言えます。
ノイズキャンセリングの機能がついてるものを選ぶと、電車などの移動中の作業も集中して行えるでしょう。
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アームレスト
アームレストはタイピングの負担を軽減してくれる便利なグッズ。
エルゴノミクス(人間工学)に基づいたものなど、さまざまな種類が発売されています。
値段の幅も広いので、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
ネックピロー
デスクやチェアーを揃えたら、ネックピローにもこだわりたいところ。ネックピローがあると首の負担が減るため、さらに作業に集中できます。
PCスタンド
ノートPCをメインで使う人におすすめなのがPCスタンド。PCの角度を変えることで、タイピングの負担が低下します。また、目線が下がらないので首も疲れません。
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集中ブース
視界を限定して、仕事に集中できる空間を作る集中ブース。ソファタイプのものなどは高価ですが、卓上に設置できる簡単なパーテーションタイプもあります。
テレワークではセキュリティリスクに注意
企業コンプライアンスを遵守する
企業コンプライアンスを遵守することは、テレワークでとても重要です。デバイスやデータの取り扱いには充分に注意しましょう。
オフィスで仕事をする場合には、企業コンプライアンスを遵守する仕組みができています。
しかし、テレワークで環境を用意するのは自分です。会社からテレワークに関する指針が周知されている場合には、必ず内容を確認するべきです。
自分と会社を守るために、その指針に沿った働き方をしましょう。
離席時に必ずPCをロック
サテライトオフィスなどの自宅以外で仕事をする時には、離席時にPCをロックすることを忘れてはいけません。
短い時間でも情報を盗み見られるリスクがあります。当然、パスワードの設定は必須です。
電話やWeb会議はまわりに音声が聞こえない場所で
スマホでの通話やWeb会議はまわりの人に音声が聞こえない場所で行ってください。
「どうせ聞いてもわからない」と思うかもしれません。しかし、どのようなことが法律に触れたり、会社にダメージを与えたりするかわからないのが現代です。
リスクを最低限に抑えるためにも、防音スペースなどを上手く活用しましょう。
PCの紛失にも注意!
電車などでPCを紛失しないように注意しましょう。会社からのレンタルの場合はもちろん、自分のPCであっても紛失は責任重大です。
網棚におかずに前にかかえる、お酒を飲む時はPCを歩かないなどの対策を行うとリスクを減らせます。
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テレワークの成功に必要な7つのスキル・心構え
自発的な行動
テレワークで業務をこなし、成果を挙げるためには自発的な行動が欠かせません。
1人で作業をすると、オフィスとは違ってまわりの目がないので自由です。そのため、つい怠けてしまう場合もあるでしょう。
自分を律するために大切になるのが、自分の行動に責任を持って結果を楽しむこと。
そのためには、言われたことをやるのではなく、必要なことを自分で考えながら取り組む必要があります。
自発的な行動は、テレワークでの成果を左右する重要なスキルです。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力はテレワークで特に重要です。
オンラインでのミーティングは、それぞれが作業時間を削ってその時間を確保しています。
それを理解して、的確に必要な事項を共有し、課題を解決する必要があるのです。
テレワークで必要になるコミュニケーション能力とは、考えや意見をシンプルで明確に伝える力と言えます。
対面しないコミュニケーションは、間が取りづらく意図したことが伝えにくく感じることがあります。
また、チャットツールでのテキストによるコミュニケーションにおいても、顔が見えないため誤解や不快感を与えるケースも。
オンとオフの切り替え
テレワークで働く時には、オンとオフの切り替えをしっかり行いましょう。
テレワークで在宅勤務をする時には、職場と自宅が同じになるので切り替えが難しくなります。
そのままずるずると仕事をしていると、生産性が下がるだけでなく、疲労やストレスも溜まっていきます。
「9時から18時までが仕事の時間」
「22時以降は仕事をしない」
「仕事の前には着替える」
など、自分に合ったルールを設けるとオンとオフが切り替えやすいです。
自分への適切な評価
自分で自分自身に対する適切な評価を行えると、自信につながってモチベーションが保ちやすいです。
テレワークは対面で仕事をする場合よりも、フィードバックや評価を受ける機会が減ります。
自分に対して客観的な目を向けて仕事の効率を上げる方法を試行錯誤しましょう。それにより、人からの評価だけを気にするのではなく、正しい評価を自分に与えられるようになります。
1人でも作業に集中できる能力
1人でも作業に集中できる能力は、テレワークでとても大切です。
まわりに人がいなくても気にせずに作業できる人や、反対にまわりの雑音が気になってしまう人にテレワークは向いているとも言えます。
また、向き不向きで片付けるのではなく、まわりに人がいなくても孤独を感じない工夫や、オンラインでもコミュニケーションを取れる仕組みを用意するなどの対策も必要です。
ITツールを活用する力
テレワークではITツールを活用して、効率的に作業する力が求められます。
どれだけ便利なツールを会社が用意したとしても、使いこなすのは自分。
オフィスで作業をしている時は、わからないことがあれば人に聞けたと思います。ただ、テレワークの場合はそのようにすぐに人に聞くことは難しいでしょう。
自分でWebを駆使して情報を調べたり、どのようなツールを使えば便利なのかと探求したりする向上心を持ちましょう。
テレワークの生産性をアップさせるツール・アプリについて
テレワークの生産性をアップさせるツールやアプリは以下の通りです。
- グループウェア
- クラウドストレージサービス
- チャットツール
- Web会議ツール
- タスク管理ツール
- 勤怠管理・人事労務のツール
これから1つずつおすすめのツール・アプリを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
グループウェア
出典元:G Suite: コラボレーションと生産性向上のためのビジネス用アプリ
グループウェアとは、プロジェクトチームなどのグループでの仕事をサポートするツールを指します。
G suite
Googleのグループウェアサービス「G suite」。
ビジネス向けにGmail・ドキュメント・ドライブ・カレンダーなどがパッケージされています。
G suiteのみでPC・スマホ・タブレットから、自由に作業が可能です。
G Suite: コラボレーションと生産性向上のためのビジネス用アプリ
Microsoft 365(旧Office 365)
Microsoft 365は、Office・Microsoft Teams・メール・カレンダー・クラウドストレージなどが利用できるグループウェア。
これ1つで仕事に必要なツールがすべて揃います。デバイス管理が簡単になり、セキュリティリスクも軽減できるなどのメリットもあります。
Office 365は、2020年4月22日からMicrosoft 365に名称が変更されます。
Microsoft 365 Business – Microsoft
クラウドストレージサービス
出典元:Google ドライブ
他の人とのファイルの共有やマルチデバイスでの作業を効率化するのが、クラウドストレージサービスです。
Google ドライブ
Google ドライブは、無料版から使えるGoogleが提供するクラウドストレージサービスです。
Google ドキュメントやGoogle スプレッドシートのファイルはGoogle ドライブに保存され、リアルタイムで作業内容が反映されます。
Dropbox
DropboxもGoogle ドライブと同様に、無料から利用できる定番のストレージサービス。
チームでのファイルの共有などがスムーズに行えるなど、使い勝手のよいサービスです。
チャットツール
テキストでのメッセージのやりとりが行えるツールがチャットツール。ドキュメントの共有などにも便利です。
Slack
「Slack」は、ビジネス向きで人気の高い定番のチャットツールです。
用途に合わせたチャンネルやスレッドの作成、スムーズなメッセージのやりとりなど、チャットツールの機能がとても使いやすくなっています。
それだけでなく、リマインダー・bot・他のアプリとの連携など、拡張性が高いこともSlackの魅力です。
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チャットワーク
チャットワークもSlackと同様に人気の高いチャットツールです。
メッセージから簡単にタスクが作成できることが特徴で、Slackとやりとりする目的を分けて、並行して使うのもよいでしょう。
Chatwork | ビジネスコミュニケーションをこれ一つで
Web会議ツール
出典元:Video Conferencing, Web Conferencing, Webinars, Screen Sharing – Zoom
オンラインでのミーティングに便利なWeb会議ツールを紹介します。
Zoom
Web会議ツールとして世界的に人気の高い「Zoom」。時間制限はありますが、無料プランでも100人まで接続が可能です。
通話と映像の品質も高く、Web会議に必要な画面共有やチャットなどの機能も充実しています。
Video Conferencing, Web Conferencing, Webinars, Screen Sharing – Zoom
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Skype
チャット・通話・ビデオ通話ができる定番のコミュニケーションツール。最大50人まで接続が可能です。
Web会議を行う時には、グループチャットに特化したMicrosoft Teamsもおすすめ。
プロジェクト管理ツール
出典元:チームの仕事、プロジェクト、タスクをオンラインで管理 · Asana
テレワークで離れた人と一緒に働く時には、プロジェクトをしっかりとマネジメントすることが大切。
そのような円滑なプロジェクトの進行に役立つ、プロジェクト管理ツールを紹介します。
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Asana
Asanaは、使いやすさが魅力のプロジェクト管理ツール。使っていて心地の良いUIは一度使うとクセになります。
チームでのプロジェクト管理にも最適で、個人のタスク管理にも便利です。
SlackやGoogleカレンダーとも連携ができるなど、拡張性にも優れています。
チームの仕事、プロジェクト、タスクをオンラインで管理 · Asana
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Trello
付箋を貼るような感覚で気軽にタスク管理が行えるツールです。個人でも、チームでも使えるので、プロジェクト管理に役立ちます。
勤怠管理・人事労務のツール
勤怠管理や人事労務の業務に便利なツールを紹介します。
ジョブカン
「ジョブカン」は、オンラインで利用できる勤怠管理ツールです。
出退勤データの管理・打刻ミスの修正・残業時間の確認が効率的に行えます。
SmartHR
人事労務の業務に便利なWebツール「SmartHR」。社員の管理・行政手続き・給与明細の発行などが一元管理できます。
SmartHR(スマートHR)|シェアNo.1のクラウド人事労務ソフト
テレワークは必要なものを整えるところから
テレワークは必要なものを整えるところから始まります。徐々に自分に合ったものを揃えていくとよいでしょう。
今回紹介したスキルを実践したりITツールを利用したりして、さらにテレワークの生産性アップを目指してみてくださいね。
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