>>転職成功人数3200名以上 テックキャンプ
「Slackとは一体何?」
「Slackの使い方がいまいち分からないが、今さら人に聞けない……」
こうお悩みではないですか?
本記事では、最近話題のチャットツールSlackについて、基本的な情報や使い方、Slackを使った業務効率化手法まで徹底解説します。また、Slackだからできることや外部サービスとの連携機能についても紹介します。
Slack初心者の方も、これさえ読めば今日からより楽しく、より便利にSlackを使いこなせるようになります。
さっそくSlackの始め方・使い方から知りたい方はこちらから、Slackとは何なのかや導入するメリットから知りたい方はこちらから読み進めてみてください。
この記事の目次

Slack(スラック)とは
みなさんはSlackというチャットツールをご存知でしょうか。
今回はSlackについて今更聞けない基本的な使い方から、Slackを使った業務効率化手法まで徹底解説します。
Slackの概要
Slackはアメリカ発のビジネスチャットツールです。サービス開始後劇的にユーザーを増やし、今では日本でもITベンチャーを中心に多くの企業で導入されています。
チャットツール自体に馴染みがない人はビジネス版LINEのようなものだと考えるとイメージしやすいかもしれません。
メールと違い気軽に、スピーディーに連絡が取れる上、機能も非常に充実していて単なるコミュニケーションツールとしてだけでなく、ファイルのやり取りや外部サービスと連携した業務効率化など様々なことができます。
また、PCでもスマートフォンでも使用することができます。
Slackは最初にチーム(=会社等)を登録し、その中でやり取りを行います。
チームの中で誰かと直接メッセージをやり取りしたり、チームの中にグループ(例えば営業グループ)を作ってみんなでやり取りを行うこともできます。
Slackという言葉の意味は?
名前の由来は、「Searchable Log of All Conversation and Knowledge」の頭文字からきています。
日本語に訳すと、「すべての会話と知識の検索可能なログ」という意味で、まさにSlackの機能を体現する言葉といえます。
ちなみに、Slackの創業者は写真共有サービス「Flickr」を創業した、スチュワート・バターフィールド氏です。
Slackの日本語対応
Slackはアメリカの会社で使い方を書いてある公式Webサイトも全て英語ですが、チャットツール自体は日本語も問題なく使えます。
細かい使い方については当記事のように日本語で解説した記事もたくさんあるので、わからないことを検索すればそれほど困ることはありません。
最初の登録画面も英語なので、英語が苦手な人はハードルが高そうに見えるかもしれませんが、この記事内で登録の仕方を含めた基本的な使い方はきちんと解説して行きますのでご安心下さい。
AWSとの戦略的提携でさらなる成長に期待
2020年6月4日には、SlackとAmazonのクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Services)の戦略的提携が発表されました。
AWSは、世界で最も導入が進んでいるクラウドサービスプラットフォームです。
今回の提携に伴い、AWSはSlackをビジネスチャットツールとして導入し、Slackは音声・ビデオ通話機能を「Amazon Chime」へ移行するなどを発表しています。
AWSとの連携が正式に推奨されたことで、Slackの今後の成長にも期待できます。
この記事もオススメ

スキルゼロ・実務未経験でもITエンジニアになれる!
テックキャンプはこれからのIT時代で自分の可能性を広げたい人を応援します。
- プログラミングは難しくて挫折しそう
- 独学でちゃんとスキルが身につくのか不安
- 効率的にプログラミングスキルを習得する方法を知りたい

Slackの特徴・導入するメリット
Slackの特徴は、以下の6つです。
- 無料版でも高機能
- 環境を選ばずに利用できる
- 管理者がメッセージを管理できる
- 送ったメッセージを修正できる
- 2,200以上のツールと連携が可能
- 遊び心やユーモアを感じさせる
また、会社にSlackを導入すると、以下のようなメリットがあります。
- 画像などのファイル共有がスムーズにできる
- メールのやりとりのストレスから解放される
- あとから参加した人もやりとりを確認できる
- 社内でオープンなコミュニケーションが取れる
それぞれの中身について、順に解説していきます。
無料版でも高機能
Slackの料金体系は、以下の通りです。
- フリープラン
- スタンダード
- プラス
- Enterprise Grid
無料版でも直近のメッセージ履歴にアクセスできたり、1対1の音声・ビデオ通話ができたりと、十分に高機能です。
しかしより充実した機能を利用するためには課金する必要があります。Slackの4つの料金プランについては後ほど詳しく紹介しますので、参考にしてください。
環境を選ばずに利用できる
Slackは、Webブラウザ版、デスクトップアプリ版、iOS版、Android版とさまざまな環境に対応しています。
そのため、スマートフォンにアプリをインストールしておけば、移動中にビジネスの進捗状況やチームメンバーとの会話を確認できます。
環境を選ばずにいつでも使えるのも、Slackの大きな特徴です。
管理者がメッセージを管理できる
Slackでは、メッセージの管理は管理者権限を持つユーザーが行います。
管理者は、個人間のプライベートメッセージにもアクセスが可能です。
また、管理者は複数人に対して任命できるため、チャンネル単位で管理者を立てて管理業務を分担できます。
さらに、ユーザー削除も管理者が行うため、退職した社員のアカウントを削除すれば、機密情報の漏洩なども防げます。
送ったメッセージを修正できる
送信先の間違いや誤字脱字があった場合、修正して再送信したり、メッセージ自体を削除できます。
今までのコミュニケーションで使われてきたメールやFAXなどは、一度送信したら削除はできません。
送信先を間違えてしまうと、機密情報の漏洩にもつながりかねません。
したがって、送ったメッセージを修正できるのも、Slackの強みといえるでしょう。
2,200以上のツールと連携が可能
Slackは、ビジネスをさらに効率化させるため、2,200以上のツールとの連携が可能です。
連携できるツールの一例としては、以下の通りです。
- Google カレンダー
- Dropbox
- GitHub
- RSS
上記の通りで、Slackで連携すればアプリを起動する手間やタブの切り替えの手間がなくなるでしょう。
遊び心やユーモアを感じさせる
Slackは、テーマや絵文字も豊富にそろっています。
例えば、チームメンバーのメッセージに対してのリアクションをスタンプで返せます。
また、スタンプは自由に追加できるため、個人のスタンプを用意すれば、リアクション用として使えるでしょう。
遊び心とユーモアを感じさせるのも、Slackの特徴です。
画像などのファイル共有がスムーズになる
1つ目は、「ファイル共有がスムーズになる」です。
メッセージ上に画像やPDFファイルを添付できるため、迅速にチームメンバーへ共有できます。
また、WebサイトのURLやGoogle スプレッドシートなどのリンクも貼れます。
メールのやりとりのストレスから解放される
2つ目は、「メールのストレスから開放される」です。
メールの場合、受信トレイの中は雑多に入っていますから、過去のやりとりを確認するのが大変です。
また、あいさつや署名などの定型文の挿入も、地味に面倒と感じてしまうでしょう。
しかし、Slackならば履歴の検索を効率的に行えますし、フランクに会話できます。
この記事もオススメ



あとから参加した人もやりとりを確認できる
3つ目は、「あとから参加した人も履歴を追える」です。
例えば、LINEの場合はグループに入ると以前のやり取りが分かりません。
しかし、Slackは参加する前のやり取りも確認できるため、現在の会話の内容をさかのぼって理解できます。
したがって、会話の共有により、認識のすり合わせにかけるコストが減るでしょう。
社内でオープンなコミュニケーションが取れる
4つ目は、「社内でオープンなコミュニケーションが取れる」です。
例えば、「#雑談」「#仕事NG」のようなチャンネルを作れば、仕事以外の話を気軽に行えます。
このように、Slackを通じてオープンコミュニケーションを実施すれば、社内の雰囲気を明るくし、ビジネスにプラスの影響を与えるでしょう。

Slackの料金プラン
Slackには、4つの料金プランが存在します。
- フリープラン
- スタンダード
- プラス
- Enterprise Grid
それぞれの料金や機能について、解説します。
フリープラン
- 無料
- メッセージは直近の10,000 件までアクセスが可能
- 1対1の音声・ビデオ通話
「フリープラン」は、履歴へのアクセスが直近の10,000件までに制限されています。
しかし、チャンネルの作成は無制限で、通話やアプリ連携も最低限行えます。
無料版としては十分な機能が備わっているといえるでしょう。
スタンダード
- 月額850円(アクティブユーザー1名あたり、年払い)
- 履歴やアプリとの連携が無制限
- 外部組織やゲストの招待
「スタンダードプラン」は、上記の機能が追加されるため、よりビジネスでの利用に期待できるでしょう。
プラス
- 月額1,600円(アクティブユーザー1名あたり、年払い)
- 24時間7日間体制のSlackサポート
- 99.99%のアップタイム保証
「プラスプラン」は、スタンダードよりも快適かつセキュアな利用が可能です。
Enterprise Grid
- 料金は導入する企業により異なる
- ワークスペースを無制限に作成できる
- 組み込みのセキュリティとコンプライアンス機能
「Enterprise Grid」は、最大50万人のユーザーに対応でき、大規模かつ複雑な組織での活用がおすすめです。
Slackの始め方をわかりやすく解説
早速、Slackを使ってみたいという方向けに画像付きで始め方をわかりやすく解説します。
Slackの始め方①〜チームの作り方〜
では早速Slackの始め方について解説していきます。
といっても始め方はとても簡単です。Slackのサイトから次の手順で登録作業をするだけです。
なお、既に会社等のチームがあり、招待された人は次の「Slackの始め方②〜招待されたら〜 」からご覧下さい。
①メールアドレスを登録
②登録したメールアドレスに届いたコードを入力
③自分のアカウント情報を登録(後から変更可)
④パスワードを決めて登録(後から変更可)
⑤チームの情報を登録(変更不可)
⑥チーム名を決めて登録(後から変更可)
⑦チームのドメイン名を決めて登録
⑧チームメンバーを招待(後からでもできるのでスキップ可能)
⑨Explore Slackを押してチャット開始
以上で登録は完了です。
Slackの始め方②〜招待されたら〜
Slackのチームの作り方は前述した通りです。
次はSlackのチームに招待された人の参加の仕方を説明します。
①届いたメールから登録画面にサクセスし、自分のアカウント情報を登録
②パスワードを決めてログイン
③規約に同意して進む
⑨Explore Slackを押してチャット開始
以上で招待された人もチームに参加してチャットができるようになります。
アプリのダウンロード
Slackはブラウザ上でも使いことはできますが、専用のアプリを使用した方が便利です。以下のリンクから無料でダウンロードできます。
スマホでも、タブレットでも、Macでも、WindowsPCでも使えるので非常に便利です。
デスクワークの際はPCで移動中はスマホで連絡するといった使い方ができます。
MacとWindowsではキーボードが異なるのでショートカットに違いはありますが、それ以外はスマホもPCも、MacもWindowsも使い方に違いはありません。
画面の見方
Slackの画面は以下のように構成されています。
もう少し分解して各項目を説明すると以下のようになります。
基本設定
Slackは最初の登録さえしてしまえば難しい設定は不要ですぐ使用することが可能です。
最初にやっておくべきことはチームと自分のアカウントの画像を登録しておくことぐらいです。チーム内のユーザーが多くなると、顔写真を設定しておかないと分かりづらくなります。
それ以外は必要に応じて設定をいじるぐらいで問題ないかと思いますが、以下で各種設定について説明します。
左上のチーム名(下記画像ではチーム名を「TeamName」としています)をクリックすると各種設定画面が表示されます。各項目は以下の通りです。
自分のユーザーネームやプロフィール画像を変更したい場合はProfile & accountから、通知の設定を変更したい場合はPreferencesから設定を行います。
最初に自分の画像の設定をしましょう。まずはProfile & accountをクリック。
すると右のサイドバーに自分の情報が表示されるので、Edit Profileをクリックします。
するとプロフィールの編集画面が開けますので、変更したい項目を選択して変更してSave Changesをクリックすれば登録できます。
これで基本設定完了です。
初心者がまず押さえるべきSlackの基本的な使い方
ダイレクトメッセージやチャンネルなど、Slackの基本的な使い方について解説します。
ダイレクトメッセージ
メンバーを選択してダイレクトメッセージを送ることができます。
既にやり取りしているメンバーは左のサイドバーの「DIRECT MESSAGES」の下に表示されていますので、そこから選択します。
また、左下のQuick Switcherからユーザーを探すことができるので、ユーザーを探してダイレクトメッセージを開始することができます。
また、複数のメンバーでダイレクトメッセージを開始するには「DIRECT MESSAGES」またはその横の+(プラス)マークをクリックすることでユーザーの検索画面が表示されるので、そこから複数のメンバーを選んで「GO」を押せば複数のメンバーでダイレクトメッセージを行うことができます。
チャンネル
ダイレクトメッセージとは別に、チャンネルを作ってその中でやり取りをすることも可能です。
チャンネルはLineのグループのようなものをイメージして頂ければいいと思います。プロジェクト単位や部署単位でチームを作り、グループみんなでやりとりをすることができます。
Slackのチャンネルはパブリックチャンネルとプライベートチャンネルの2種類あり、パブリックチャンネルはチーム内の全員が閲覧、検索、参加ができます。
一方プライベートチャンネルは同じチーム内でもプライベートチャンネルは招待された人しか閲覧、検索、参加ができません。社内で極秘のプロジェクト等についても問題なくやりとりできます。
チャンネルは現在参加しているものが左のサイドバーの「CHANNELS」の下に一覧として表示されます。
既に参加しているチャンネルの中でコミュニケーションするならサイドバーから該当のチャンネルを選ぶだけです。
また「CHANNELS」をクリックすると自分が参加していないプライベートチャンネルを除く全てのチャンネルが表示されるので、そこからチャンネルを選択したり、新たにチャンネルを作ることもできます。
さらにダイレクトメッセージの、チャンネルも「Quick Switcher」で選択することができます。頭に#と入れてからチャンネル名を入力すると候補のチャンネル名が表示されます。
チャンネル数が多くなるといちいちサイドバーから選択するより「Quick Switcher」から探した方が早くなります。
@の使い方
チャンネル内の投稿は全員が閲覧できますが、人数が増えてくるとチャンネル内のやり取り増えて流し読みしてしまうことがあります。
そのためきちんと目を通してもらうよう強調したり、返事が欲しい場合はメンションを飛ばすことで相手に通知を送れます。
メンションとはチャンネルや複数人でのダイレクトメッセージにおいて、特定の相手を指定してメッセージを送ることで、メンションでメッセージを受けた相手は通知が来るので見落としがなくなります。
メンションはいくつか種類がありますが、以下の3つを覚えておけば問題ないでしょう。
@ユーザー名 | ユーザー名の相手に対して呼びかける |
@channel | チャンネル内にいる全ユーザーに対し呼びかける |
@here | チャンネル内のオンライン状態のユーザーに対し呼びかける |
タイムライン
Slackのワークスペースの中心となるのが「タイムライン」です。
チャンネル内でメッセージが投稿されると、自動で更新されます。
過去のメッセージを確認する場合は、タイムラインを上から確認するか、キーワードで検索しましょう。
メッセージフィールド
チャンネルやダイレクトメッセージでメッセージを送るには、画面下の「メッセージフィールド」から入力します。
文字の装飾やファイルの添付なども、メッセージフィールドから簡単に行えます。
ファイルの送信
Slackではファイルのやりとりも簡単に行うことができます。やり方は至ってシンプル。
送信したいファイルをSlack上へドラッグ&ドロップか、画面下の「+」マークを選択してファイルを選択するだけ、受け取った側はダウンロードボタンを押すだけでファイルのやりとりが可能です。
ファイルはexcelやpdfなど、何でもやりとりが可能です。
またファイルはコンピューターのローカルに保存されたものだけでなく、Google ドライブに保存したファイルを直接選択することも可能です。
社内でデータのやり取りすることが多い場合は「command + U」がファイル投稿のショートカットなのでこれを使うとさらにスピーディーになります。
絵文字
メッセージ入力欄の顔マークから絵文字を選択することもできます。また、相手のメッセージに対して絵文字でリアクションをとることもできます。
絵文字は「:(コロン)+絵文字の名前+:(コロン)」と打つことでも入力が可能です。
例えばよく使うところだと、:smile:、:heart:、:dog:、:+1:など。
また、カスタムすれば実際の人物の写真など色々なものを絵文字として使うことが可能です。
検索
右上のSearchを使うことでチーム内の投稿を検索することができます。
プライベートチャンネルはメンバーしか検索できません。
「in:グループ名」や「from:ユーザー名」と入力することで特定のグループやユーザーとのやりとりの内容を対象に検索することができます。
ショートカットの「control+F」(Macはcommand+F)で、今開いているグループ内のやりとりを検索できます。
また、左下のQuick Switcherを使うことでチャンネルやメンバーを検索することができるので、連絡がとりたい相手やグループを探してパッと連絡を取ることができます。
ユーザー数が少ないうちは左のサイドバーから連絡する人を選択してやり取りを開始すればいいのですが、チームが大きくなってユーザーが増えるといちいちサイドバーから対象者やチャンネルを探すよりもQuick Switcherを使った方が素早く連絡が取れます。
Slackのその他の機能
他にも、以下のように便利な機能が数多くあります。
- 通知機能:新しいメッセージがある場合、デスクトップやメールに通知
- 音声・ビデオ通話:個人または複数人でWeb会議を開催
上記の通りで、Web会議アプリと同様の機能が、Slackにも備わっているのです。
この記事もオススメ



使い方とあわせて押さえたい!Slackのワークスペースと構成
Slackの使い方と合わせて理解すべきなのが、ワークスペースとメンバーの構成です。
Slackの構成はシンプルで難しくありませんから、本章で確実に学びましょう。
ワークスペース・チャンネル・スレッドについて
Slackの全体の構成を考える上で重要な機能は、以下の3つです。
- ワークスペース
- チャンネル
- スレッド
上記の3つを理解することが、Slackの理解につながりますから、必ず覚えておきましょう。
ワークスペース
「ワークスペース」は、会社や学校などの組織全体を表す言葉です。
Slackを会社に導入する場合、まずワークスペースの作成から始まります。
社員はワークスペースにログインし、その中で各々必要なチャンネルを作成します。
チャンネル
「チャンネル」は、ワークスペース内にある複数のグループのことです。
ワークスペースを会社に例えるなら、チャンネルは営業部や人事部などの部署に相当します。
前述したように、プロジェクトやチーム単位で自由にチャンネルを作り、チャンネル内でコミュニケーションを取ります。
スレッド
「スレッド」は、チャンネル内で発生した1つの話題やテーマをまとめる機能です。
チャンネル内では、複数のテーマで会話が入り乱れることも少なくありません。
そこで、メッセージをスレッド化すると、話題ごとに発言をまとめられるため、1つ1つの発言を整理する手間がなくなります。
ワークスペースのメンバーの構成
会社における社長、部長、一般社員のように、Slackのワークスペースにもメンバー構成が存在します。
ワークスペースのメンバーの構成は、以下の4つです。
- ワークスペースのオーナー
- ワークスペースの管理者
- メンバー
- ゲスト
Slackを導入する際に必要な知識ですから、こちらも覚えておきましょう。
ワークスペースのオーナー
「オーナー」は、重要事項に関する決定権を持つメンバーで、なれるのは1名だけです。
与えられる権限の例としては、以下の通りです。
- チャンネル保存ポリシーの設定
- ワークスペースの名前、URL、言語、表示ガイドラインの設定
- メンバー全員のパスワードのリセット
上記のような権限を持ち、場合に応じて役割を信頼する他のユーザーに引き継げます。
ワークスペースの管理者
「管理者」は、ワークスペース内のメンバー管理やチャンネル管理を担います。
与えられる権限の例としては、以下の通りです。
- チャンネルの変更や削除
- ワークスペースの管理者を任命
- メンバーのアカウントの解除
上記の通りで、役職のある方や上司の方などが適任といえるでしょう。
メンバー
「メンバー」は、オーナーと管理者を除く、一般のアカウントに割り当てられる役職です。
与えられる権限の例としては、以下の通りです。
- パブリックチャンネルへの参加や作成
- プライベートチャンネルからのメンバーの削除
- 新しいメンバーの招待
上記の通りで、チャンネルやアプリの追加はメンバーの方でも行えます。
ゲスト
「ゲスト」は、ワークスペースに招待されたアクセス制限のあるユーザーです。
例えば、社外の方をチャンネルに加えたい場合は、ゲストに割り当てて招待します。
また、ゲストはチャンネル内のメンバーとしか会話できません。
【使いこなしたい人必見】Slackだからできること
前述した基本的な機能は比較的どのチャットツールでも使える機能ですが、Slackにはその他にも様々な機能があるので使いこなすと業務を効率化できます。
文字の装飾
メッセージを入力するときに以下のように文字の前後に付け加えることで、投稿されたメッセージのフォントを装飾することができる。
>テスト1 | 頭に|がついてインデントする。主にメッセージの引用などで使う。 |
`テスト2` | インライン引用。ボーダー囲み、赤文字、背景グレー。 |
“`テスト3“` | ボーダー付きボックス |
_テスト4_ | イタリック(斜め) |
*テスト5* | ボールド(太字) |
実際に投稿されると以下のように表示される。
Pin
Slackでどんどんやりとしていると、重要な情報が流れていってしまい、後からスクロールして戻るのが大変です。
そこで重要な情報は目印としてPinを設定することで、いつでも簡単にアクセスできます。
Lineで言えばグループのノートに近い機能です。
投稿されたメッセージの右上の「…」から「Pin to チャンネル名」でPinを設定することができます。
Pinしたものは画面上部のチャンネル名の下に表示されるピンマークをクリックするといつでも閲覧できるので、あとで見返したい情報や重要な情報をPinしとくと便利です。
Copy Link
過去の投稿を引用したいときに便利なのがCopy LInk。
Pinの時と同様メッセージの右上の「…」から「Copy Link」を選択する。
Copy Linkはクリックすることで該当のメッセージまで遡って見ることができる。
Postとsnippet
長文を投稿するのに便利なのがPostとsnippetです。
Postは様々な記法を使うことができ、かつ他人の投稿したPostを誰かが編集することもできるので、みんなで1つの文書を編集したりできて便利です。
一方snippetはエンジニアがコードを書いたり、比較的長文のメモを共有したりする際に使われます。
スラッシュコマンド
スラッシュコマンドについても触れておきましょう。まずは、「/」を入力してみてください。候補のコマンドが表示されます。
どのようなスラッシュコマンドがあるかはこちらのページより確認することができますが、英語なので日本語で説明したものを書きに載せておきます。
すごく便利なものもあれば使い所がよくわからないものまで様々なスラッシュコマンドがあります全部覚える必要はないですが、便利なものは押さえておけばちょっとした作業がすごく便利になります。よく使うものはユーザー辞書に登録しておくのもオススメです。
Command | アクション |
/archive | 現在のチャンネルをアーカイブする |
/away | ログイン状態を切り替える |
/close | チャンネルを閉鎖するか、またはメッセージを送る |
/collapse | 現在のチャンネルにあるすべてのインライン画像と動画を折りたたむ(反対の/拡大) |
/expand | 現在のチャンネルのすべてのインライン画像と動画を展開する(/折りたたむの反対) |
/feed help [or subscribe, list, remove…] | RSS購読を管理する |
/feedback [your feedback] | スラックにフィードバックを送る |
/invite @user [channel] | 他のメンバーをチャンネルに招待する |
/join [channel] | チャンネルを開く |
/keys | キーボードショートカットダイアログを開く |
/kick @user or /remove @user |
現在のチャンネルからユーザーを削除する |
/leave | チャンネルを閉鎖するか、またはメッセージを送る |
/me [your text] | テキストを投稿する |
/msg user [your message] or /dm user [your message] |
別のユーザーにプライベートメッセージを送信する |
/mute | チャンネルをミュートするか、ミュートされているチャンネルのミュートを解除する |
/open [channel] | チャンネルを開く |
/part | チャンネルを閉鎖するか、またはメッセージを送る |
/prefs | 環境設定ダイアログを開く |
/remind me in [time] to [message]
/remind me to [message] at [time] |
指定した時刻にあなたに直接メッセージを送るSlackbotリマインダーを設定する。特定の日付のリマインダをスケジュールするには、MM / DD / YYYYまたはDD.MM.YYYYの形式を使用する。 |
/remind help | リマインダーを設定する方法の詳細を閲覧 |
/remind list | 設定したリマインダーのリストを取得する |
/rename [new name] | チャンネルの名前を変更する(管理者のみ) |
/search [your text] | スラックのメッセージとファイルを検索 |
/shortcuts | キーボードショートカットダイアログを開く |
/shrug [your message] | メッセージの後に¯\_(ツ)_/¯という顔文字をつける |
/topic | チャンネルのトピックを設定する |
/who | 現在のチャンネルのユーザーを一覧表示する |
私のお気に入りは「/remind」です。
忘れっぽいので、誰から何かを依頼されたり後でやろうと思ったことがあるとその場でリマインドをセットします。他人に依頼をした場合に他人宛てにリマインドをすることもできてとても便利です。
「/remind me in 30 min メールをチェックする!」
「/remind @tanaka_taro on 9:00 鈴木さんに電話して下さい」
こんな感じですね。
ショートカット
ショートカットは上記のスラッシュコマンドで/shortcuts と入力することで下記のようなショートカット一覧が表示されます(下記はMac版)。またこちらのページよりショートカットの一覧を確認することができます。
ショートカットも色々なものがあるので全て覚える必要はないですが、例えば以下のようなショートカットは覚えておくと作業が素早くなるのでおすすめです。
- Command + U:ファイルをアップロード
- Command + K:Quick switcher
- : + tab:絵文字入力
- option + ↑or↓:チャンネルやDMの切り替え
Slackの外部サービス連携機能
Slackと外部サービスを連携させると、色々なことがSlackを通じてできるようになり業務効率化に役立ちます。
例えば、Google カレンダーの予定が自動でSlackにリマインドされたり、Google フォームの投稿をSlackに通知させたり、Dropboxと連携させて保存したデータを誰かに共有したりとあげるときりがないですがとにかく色々なことができます。
連携の設定
外部サービスとの連携は「Apps & Integrations」から行います。
「Apps & Integrations」をクリックすると設定画面のページに飛びます。
設定ページでサービスを選んだり、検索したり、連携設定を行うことができます。
Google カレンダーと連携
では実際に、Google カレンダーとの連携を設定してみます。
先ほど開いたインテグレーションの設定画面から、Google カレンダーを検索します。
以下のようが画面になるので「Connect a Calender to Slack」を選択します。
カレンダーを連携させたいアカウントを選択します。
連携させたいカレンダーと、投稿したいチャンネルを選択
通知の細かい設定を行います
全て設定できたら「Save Integration」をクリックして完了
これでGoogle カレンダーとSlackが連携できました。
その他の連携
連携できるサービスは日に日に増加しており、例えば以下のようなサービスとの連携が可能です。
まだまだ色々なサービスがあるので、気になるサービスはインテグレーションの設定画面から検索して探してみましょう。
サービス | 機能 |
---|---|
Dropbox | ファイル共有や閲覧の連携 |
Google Drive | ファイル共有や閲覧の連携 |
GitHub | 開発プロジェクトの共有サービスとの連携 |
Google Calendar | Google Calendarとのデータ連携 |
Hubot | botの開発 |
RSS | RSSフィードの連携 |
Twitterとの連携 | |
Heroku | Herokuとの連携 |
appear.in | ビデオチャットツールとの連携 |
Skype | グループ作成不要の通話サービスとの連携 |
Todoist | タスク管理ツールとの連携 |
Trello | タスク管理ツールとの連携 |
Zendesk | カスタマーサポートツールとの連携 |
この記事もオススメ



この記事もオススメ



自分に合ったSlackの使い方を開拓しよう
いかがでしたでしょうか。
Slackは工夫次第で色々なことができます。
是非あなたなりの活用方法を見つけてください。
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら

「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。