「準社員と正社員では、働き方にどんな違いがあるの?」
「準社員・アルバイト・パートそれぞれの違いも気になる」
正社員よりも柔軟に働ける「準社員」は、家事や育児、またその他の事情によってフルタイム勤務が難しい方々におすすめの働き方。
しかし、準社員は明確に正社員・アルバイト・パートなどとどのような違いがあるのか、気になる方もいるでしょう。
そこで本記事では、準社員と正社員・アルバイト・パートの違いを、収入の違いや働き方などを踏まえながら解説します。
また準社員・パート・アルバイトの求人サイトも紹介するので、参考にしてみてください。
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この記事の目次
準社員とは
まずは「準社員」という雇用形態について解説します。
労働に関連する法律上、準社員という雇用形態は明確に規定されていません。
現時点では、各企業が正社員とは別の雇用形態として働き方や待遇を独自に設定しているのが「準社員」です。契約社員のことを準社員と呼ぶ企業もあります。
そのため、就業時間・業務内容・給料・有給休暇・福利厚生などは、企業によって異なるのが現状。必ずしも「正社員」と同様の待遇ではないケースも多いのです。
場合によっては、正社員と同じフルタイム勤務にも関わらず、待遇は正社員未満ということも。
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アルバイト・パートとは
アルバイト・パートは、どちらもパートタイム労働法という法律の上では「パートタイム労働者(短時間労働者)」と定義されています。
具体的には「1週間の所定労働時間が正社員と比べて短い労働者」を指します。
「アルバイト=学生」「パート=主婦」というイメージを持つ方も多いでしょう。
実際には両者に明確な違いはなく、雇用する企業が便宜上、呼び分けているだけです。基本的に同じ意味で使用されます。
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正社員と準社員の違い
正社員と準社員の違いをまとめると、以下の4つです。
- リストラのリスクが高い
- 収入が少ない
- 一部の福利厚生が適応外の場合も
- 責任のある仕事を任されにくい
それぞれ解説します。
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リストラのリスクが高い
会社の業績不振や仕事の成果などによっては、準社員としての契約を更新できないケースがあります。これは雇用期間が定められている契約社員についても同様のことが言えます。
つまり正社員よりも真っ先に切られやすいのは、準社員です。
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収入が少ない
正社員と比べると準社員の収入は低くなります。年齢や勤続年数、昇格に応じて基本給が上がっていく正社員に比べて、準社員は上がりにくいです。
またボーナスの有無は会社ごとに異なりますが、正社員以外は支給されないことも多く、支給される場合でも、正社員と比べると低いのが現実です。
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一部の福利厚生が適応外の場合も
福利厚生を受けられる範囲が限定的である場合があります。
企業ごとに違いはありますが、有給休暇や交通費支給などの基本的な制度以外は対象外、といったように正社員と全く同じ内容の福利厚生を受けられるとは限りません。
責任のある仕事を任されにくい
業務内容やキャリアプランについても違いがあります。
現場で任される仕事については、以下の通り。
- アルバイト・パート:難易度・責任が低く、正社員でなくてもこなせる業務
- 準社員:難易度・責任の高い業務を担当する正社員のフォロー
- 正社員:難易度・責任の高い業務(会社運営に必要な業務)
このように、準社員・アルバイト・パートは自らの意思で物事を判断し、仕事を進めていく機会が正社員よりも圧倒的に少ないです。
そのため、出世や昇給の機会も少なく、上昇志向のある人にとっては準社員の働き方は物足りなさを感じるポジションに思えるかもしれません。
準社員とアルバイト・パートの違い
準社員とアルバイト・パートの違いをまとめると、以下の5つです。
- 収入は準社員の方が高い傾向
- 準社員は正社員登用が前提の場合も
- 採用基準はアルバイト・パートの方が低い傾向
- 働き方の自由度はアルバイト・パートの方が高い
- 退職の手続きはアルバイト・パートの方が最低限
それぞれ解説します。
収入は準社員の方が高い傾向
準社員・アルバイト・パートは正社員ではありませんが、給与面については準社員のほうが高い傾向があります。
理由としては、準社員は「正社員ではないが、それに準ずるポジション」であり、フルタイムで勤務したり、正社員と同等の責任ある業務を担うことが多いためです。
また、給与が時給ベースなのが一般的なアルバイト・パートに対して、準社員は企業によっては月給で計算されることがあることも、収入に差が出る一因です。
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準社員の平均年収は約340万円
準社員の平均年収は約340万円ほどで、月収で考えると約28万円ほどです。正社員の平均年収が約440万円なので、年収で考えると100万円ほど下がるイメージ。
そして年齢が上がるほど、準社員と正社員の収入差は広がります。
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アルバイト・パートの平均年収は200万円未満
アルバイト・パートの正確な平均年収データはありませんでした。しかし、おおよそ200万円未満ではないかとされています。
この数値には、大学生のアルバイト(月5〜10万円ほどの収入)も含まれていると思われるため、年収も低い数値になっているようです。
大学生のアルバイトなども除いたとしても、年収的にはアルバイト・パートの方が準社員より低い傾向があります。
準社員は正社員登用が前提の場合も
「正社員に準ずるポジション」とされている準社員は、成果や会社への貢献が認められた場合、あるいは一定期間働くことで正社員になれるケースがあります。
正社員登用の可能性がある場合は求人情報にその旨が記載されていることが多いため、準社員からの正社員登用を望んでいる人は募集要項を確認しましょう。
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採用基準はアルバイト・パートの方が低い傾向
採用基準については、アルバイト・パートの方が低い傾向があり、求人情報に「未経験者歓迎」としているケースも多く見られます。
これは、アルバイト・パートの業務内容が準社員よりも難易度が低く、その分給与も低く設定されていることが多いことが背景にあります。
働き方の自由度はアルバイトやパートの方が高い
家庭やプライベートを優先して働けるのは、準社員よりもアルバイト・パートです。
働きたい曜日や時間の希望を伝えた上で、勤務予定が決定されることが多いアルバイト・パートに比べて、準社員は働く曜日、時間が固定であることが一般的。
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退職の手続きはアルバイト・パートの方が最低限
退職時の手続きについても、アルバイト・パートは準社員に比べて手続きが少ないです。
採用基準や働き方の自由度も考慮に入れると、次の職場を探すためのつなぎとして働きたい場合はアルバイト・パートの方が良いでしょう。
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準社員(契約社員)の求人を探せるサイト3選
準社員・契約社員の求人を探す際におすすめのサイトを3つ紹介。
- インディード
- タウンワーク
- エン転職
求人サイトはどこも同じと思われるかもしれませんが、掲載されている案件数やそのサイトが強い業界、地域などはサイトによって異なります。
検索条件の設定方法や見やすさなどの操作性も重要なので、複数のサイトを使ってみて自分に合っているものを選ぶと良いでしょう。
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インディード
出典元:Indeed
「Indeed(インディード)」は、求人に特化した検索エンジンです。
職種・勤務地・雇用形態(正社員や契約社員など)を指定し、求人情報を検索可能。
使いやすく募集企業とのマッチング率が高いという良い意見もあれば、検索条件を細かく設定できない、期限切れの求人もある、といった改善を望む声もあります。
タウンワーク
出典元:TOWN WORK
「バイトするなら…」のCMでお馴染みの「TOWN WORK(タウンワーク)」です。
アルバイト・パートの求人情報のイメージがありますが、準社員や契約社員などそれ以外の求人情報も多く取り扱っています。
未経験OK、交通費支給といったように各求人の詳細が検索結果の表示ページでひと目で確認できるほか、月給順や日給順でのソートも可能。
▶️【タウンワーク】でアルバイト・バイト・パートの求人・仕事探し!
エン転職
出典元:エン転職
「エン転職」は転職に特化したサイトです。
転職に際しては転職エージェントなどに求人を紹介してもらう手段もありますが、並行して求人サイトなどでどのような職が募集されているのかを確認しておくと良いでしょう。
エン転職では、職種・業種・勤務地などで検索でき、検索画面上に各求人の詳細が記載されているため、短い時間で多くの求人内容を把握できます。
アルバイト・パートの求人を探せるサイト3選
アルバイト・パートの求人を探す際におすすめのサイトを3つ紹介。
- バイトル
- アルバイトEX
- マッハバイト
こちらもいくつかのサイトを使ってみて、掲載されている案件数や使いやすさなどから自分に合ったサイトを選びましょう。
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バイトル
出典元:バイトル
求人数が多く、使いやすいことからユーザー満足度も高い「バイトル」。
業務内容や待遇などの基本情報に加えて、バイト先の雰囲気を写真や動画などで紹介してくれるため、応募前に職場の雰囲気を知りたい方におすすめです。
▶️【バイトル】でバイト選び!アルバイト・パートの求人・仕事探しならバイトル
アルバイトEX
出典元:アルバイトEX
「アルバイトEX」は、20社以上の求人サイトから横断的に検索できます。
土日のみ・週1日・昼間といった勤務希望に合わせて細かい条件を設定できるほか、アルバイト先が決定し申請すると、運営会社よりお祝い金として3万円がもらえます。
▶️【アルバイトEX】 バイト・求人情報サイト/お祝い金5万円
マッハバイト
出典元:マッハバイト
2017年に「ジョブセンス」から「マッハバイト」に名称が変更になった求人サイトです。
求人数も多いことに加えて、「駅ナカ」や「イオン」といった勤務地を具体的に指定して検索ができることが特徴です。
また、バイトが決まれば最大1万円のお祝い金がもらえます。
まとめ:正社員を目指すなら準社員から入るのもあり
準社員と正社員・アルバイト・パートの違いを解説しました。
収入や待遇面だけを見ると正社員が有利に見えるかもしれません。ただし準社員・アルバイト・パートなど、各雇用形態でメリット・デメリットはあります。
重要なのは、それぞれの違いを理解した上であなたの生活や働き方(労働時間、業務内容など)に合ったものを選択することです。
正社員登用を前提として働くならば、準社員という選択肢もありでしょう。
転職や就職を検討している方は、自分のライフスタイルや今後のキャリアプランを踏まえて、しっかり検討してみてください。
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