- 9:00 出社
- 9:10 メールチェック
- 9:20 チームMTG(連絡事項・本日時点の進捗・本日の作業内容など)
- 9:30 各自作業(コーディング・テスト・レビュー作業など)
- 12:00 お昼休み
- 13:00 全体MTG(各チームの本日時点の進捗・情報共有・今後のスケジュールなど)
- 13:30 各自作業:午前の続き
- 17:30 日報・週報の作成
- 18:00 退社
「IT業界に興味があり、プログラマーへの転職を考えている」
「プログラマーの仕事内容や1日のスケジュールはどんな感じ?」
「一般的なプログラマーの働き方や向いている人について知りたい」
プログラマーに興味があるけど、仕事はきついのか、残業はあるのかなど、働き方について不安な方も多いでしょう。そこで本記事では、一般的なプログラマーの働き方について紹介。
プログラマーの働き方に関するよくある質問、向いている人の特徴などもまとめているので、転職を考えている方は参考にしてみてください。
この記事の目次
プログラマーの働き方とは?
プログラマーの働き方に関して、「一人で黙々とプログラミングをする」「デスクワークが多い」「残業が多くてきつい」といったイメージを持つ方もいるでしょう。
本章では、一般的なプログラマーの働き方を以下の流れで解説します。
- 【種類別】プログラマーの仕事内容
- 一般的なプログラマーの1日のスケジュール例
- プログラマーの年収
- 副業やフリーランスで働くプログラマーもいる
【種類別】プログラマーの仕事内容
プログラマーは何を開発するかによって仕事内容が異なります。そこで、代表的なプログラマー5種類をピックアップしたので、それぞれの仕事内容について見ていきましょう。
- Webプログラマー
- ゲームプログラマー
- アプリケーションプログラマー
- 組み込み系プログラマー
- 業務系プログラマー
Webプログラマー
Webプログラマーは、WebアプリやWebサイトなどのWeb系開発を主戦場とするプログラマーです。
Webプログラマーは、クライアントの要望やWebデザイナーの指示をもとに、WebサイトやWebアプリのフロントエンドやバックエンドのコーディングを行います。
おもにHTML/CSS/JavaScriptなどの言語を使用することが多く、データベースの設計やサーバーの管理、セキュリティ対策なども業務に含まれます。
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ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、ゲームの仕様やデザイン設計に基づいてコードを開発し、ゲームの動作や機能を構築するのがおもな仕事です。
ゲーム開発では、Unityなどのゲームエンジンの使用や3Dグラフィックス、物理エンジン、AIなどの要素が含まれます。
また、マルチプレイ機能、ゲーム内課金システム、UI/UXなど、多岐にわたる要素に対応する上で、柔軟性とクリエイティビティも重要です。
ゲーム開発技術はゲーム市場が盛り上がりを見せる現在、目覚ましく進化しており、プレイヤー体験を向上させるための高い技術力が求められます。
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アプリケーションプログラマー
アプリケーションプログラマーは、スマホやパソコンなどの端末にインストールして使うネイティブアプリの開発をメインとするプログラマーです。
例えばiOSアプリならばSwift、AndroidアプリならKotlinなどのプログラミング言語とフレームワークを組み合わせてコーディングを行います。
コーディングのほかにも。システム設計、テスト、デバッグなども業務に含まれます。
スマホアプリは膨大な数がリリースされており、差別化を図る上ではUI/UXの向上、アプリの最適化、セキュリティ対策なども求められるでしょう。
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組み込み系プログラマー
組み込み系プログラマーは、電化製品・自動車・電子機器などを制御するために組み込まれているプログラムの開発を行うプログラマーです。
具体的には、電子機器に内蔵されるマイクロコントローラ(マイコン)やマイクロプロセッサのプログラミング設計・開発を行います。
ハードウェア自体を作るわけではなく、ハードウェアを制御するシステムの開発です。
組み込み系開発では、低いリソースで高いパフォーマンスを発揮できるような効率的なコーディングが求められます。
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業務系プログラマー
業務系プログラマーは、企業独自の業務システムや企業のパッケージ製品開発などを行うプログラマーです。
具体的には、受発注システム・在庫管理・経理システム・顧客管理など、企業のさまざまな業務に関わるシステムの開発が対象。
業務システム開発では、顧客からの要望や変更点に迅速に対応することが求められます。
またシステムの運用やトラブルシューティングも重要な役割であり、システムが安定して稼働し続けるように努めなければなりません。
一般的なプログラマーの1日のスケジュール例
一般的なプログラマーの1日のスケジュール例として、筆者がITエンジニア時代に送っていた1日のスケジュールを簡単に紹介します。
ざっくりと上記の通りです。プロジェクトの各工程の納期や成果物のリリース直前などの繁忙期は、2時間〜3時間程度の残業が発生する場合もあります。
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プログラマーの年収
国税庁の『令和4年分 民間給与実態統計調査』によると、日本の給与所得者の平均年収は約458万円。また男性の平均年収は563万円、女性の平均年収は314万円。
一方で厚生労働省の『令和4年賃金構造基本統計調査』によると、社内SEやプログラマーに相当する「ソフトウェア開発者」の平均年収は約550万円でした。
また男性のソフトウェア開発者の平均年収は約570万円、女性のソフトウェア開発者の平均年収は約455万円という結果。
このように、プログラマーの年収は日本の平均年収よりも約100万円ほど高く、女性のプログラマーは女性全体の平均年収よりも約150万円も高いのです。
そしてプログラマーからシステムエンジニアやスペシャリスト、プロジェクトマネージャーなどにキャリアアップすれば、さらに収入も上がるでしょう。
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副業やフリーランスで働くプログラマーもいる
プログラマーは柔軟な働き方が可能な職種で、一般的な正社員以外にも、フレックスタイム制度や時短勤務制度を使って働く人も多いです。
またパソコン作業が多い特性上、在宅勤務やテレワークで働くプログラマーも多いので、家族やプライベートの時間を大切にできるのもポイント。
また正社員以外の働き方としては、副業やフリーランスで開発案件を受注して働いているプログラマーもいます。
近年はクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングが普及したので、初心者でも比較的案件を取りやすい土壌が整っているのです。
このように、生活スタイルに合わせて柔軟に働き方を決められるのは、プログラマーの特権といえるかもしれません。
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プログラマーの働き方に関するよくある質問
ここでは、プログラマーの働き方に関するよくある質問についてまとめました。
- 開発はひとり?複数?
- フルリモートで働ける?
- 働き方改革でプログラマーの働き方は変わった?
自社で働くのが基本?
自社で働けるかどうかは、各企業により異なります。具体的には、「自社開発企業」「受託開発企業」「SES企業」のいずれかによって働き方が変わるのです。
自社内でソフトウェアやサービスの開発・販売を行う「自社開発企業」に入社したならば、基本的には自社のオフィス内で働くことになるでしょう。
ただし、開発拠点を複数持つ大企業ならば、異動で転勤が発生するかもしれません。
クライアントから案件を受注してシステム開発を行う「受託開発企業」の場合も、基本的には自社開発と同じく自社で作業することが多いです。
一方でSES企業は、人的リソースが不足している企業に対して技術者を派遣する「SES(System Engineering Service)」を生業とするIT企業です。
そのためSES企業に属するプログラマーは、ほかの企業に出向して働く「客先常駐」となることが多いでしょう。
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開発はひとり?複数?
プロジェクトは小規模〜大規模までさまざまあるものの、基本的には複数人で動くことが多いです。
もっとも、未経験から就職・転職した人が初めから一人で作業することはあり得ません。
始めの内は、OJTや研修などで仕事を覚えた後に、開発現場に参加するのが一般的。大きなプロジェクトの場合は、チーム単位で分かれて進めていきます。
一人で開発するにしても、コーディングのレビューや進捗管理をする人材も必要となるので、完全に一人で作業することはほとんどないでしょう。
フルリモートで働ける?
フルリモートOKのIT企業ならば可能で、在宅勤務ができる作業環境とリモートで働くに足るスキルと経験があれば働けるでしょう。
実際、副業で働くプログラマーはクラウドソーシングなどから案件を受注し、自宅などの作業スペースでリモートで働くのが一般的です。
クライアントとの打ち合わせもWeb会議ツールやチャットツールなどで完結できるので、プログラマーはフルリモートに適した職種といえます。
ただしフルリモートの場合は、一人で問題解決したり円滑なコミュニケーションが取れる技術と経験がないと難しい側面も。
そのため業務未経験のプログラマーがいきなりフルリモートで働くのは、ハードルが高いといえるでしょう。
働き方改革でプログラマーの働き方は変わった?
2019年4月より「働き方改革関連法」が施行され、長時間労働や労働基準法に抵触するような働き方を是正する動きが一気に高まりました。
しかし実際のところ、プログラマーの働き方は本当に変わったのかどうか、気になる方も多いでしょう。
ディップ株式会社が2020年に発表した『ITエンジニア約1,100人の就業実態一斉調査』によれば、働き方改革で「長時間労働が改善した」と回答したのは約37%。
「どちらとも言えない」と回答したのが約45%と最も多い結果でした。
またITエンジニアの約78%が「何かしらの不満がある」と回答。
そのうち3割は「適切な評価・昇給制度がないこと」「仕事内容・業務量に応じた十分な給与ではないこと」に対して不満があったとのこと。
こうして見ると、働き方改革が進んだ一方で、以前とあまり変わっていない、むしろ評価や給与などに不満があるという人も多いことが分かります。
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プログラマーの働き方に向いている人
プログラマーは柔軟な働き方が可能で、日本の平均年収よりも高い給与を得られる可能性のある仕事です。より興味が湧いた人も多いでしょう。
そこで本章では、プログラマーの働き方に向いている人の特徴を3つ紹介します。
- ロジカルシンキングが得意
- 円滑なコミュニケーションが取れる
- 計画性がある
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ロジカルシンキングが得意
プログラマーの働き方に向いている人の特徴1つ目は「ロジカルシンキングが得意」な人です。ロジカルシンキングとは「論理的思考力」のこと。
ロジカルシンキングが得意な人は、複雑なアルゴリズムやプログラミング言語にも早く適応できるでしょう。
プログラマーのメイン作業となるコーディングにおいても、システムの論理的な構造を理解し、エラーのデバッグや最適化を行う際に優れた判断ができるはずです。
円滑なコミュニケーションが取れる
プログラマーの働き方に向いている人の特徴2つ目は「円滑なコミュニケーションが取れる」人です。プログラマーとして働く上では、チームでの協力が必要不可欠。
円滑なコミュニケーションを取ることで、プロジェクトメンバーや利害関係者とスムーズに情報を共有し、意見の交換やフィードバックがうまくいきます。
つまり円滑なコミュニケーションこそ、プロジェクトの進行を効率的かつ効果的に進める鍵となるのです。
計画性がある
プログラマーの働き方に向いている人の特徴3つ目は「計画性がある」人です。
プロジェクトには必ず期限があります。特にクライアントワークの場合は、品質を担保しつつ期限内に成果物を提出しなければなりません。
複雑なタスクも多い中で、計画性があることはプロジェクト全体の進捗管理やスケジュールの調整にも繋がります。
計画的な働き方ができるプログラマーは社内外から信頼される人材であり、今後のキャリアにおいて成功にも繋がるでしょう。
プログラマーの働き方を理解して就職・転職に活かそう
一般的なプログラマーの働き方やプログラマーの働き方に関するよくある質問、プログラマーに向いている人の特徴などを解説しました。
プログラマーの働き方は企業形態や開発するものによって異なるので、転職を考える際は希望する企業について情報収集しましょう。
また時短勤務やテレワークで働ける企業も多いので、自分の生活スタイルや家庭に合わせた働き方も実現しやすいはずです。
プログラマーへの就職・転職を目指す際は、自分がどんな働き方をしたいのかも考えながら、進めてみてください。
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