「Webエンジニアになりたいけど、資格は持っていたほうがいいのだろうか」と悩んでいませんか?
本記事では、Webエンジニアに就職・転職するのに有利な資格を紹介しています。
また、Webエンジニアの仕事内容や年収、どのような一日を過ごすのかなども詳しく解説します。
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この記事の目次
そもそもWebエンジニアとは何か
まずはWebエンジニアの基本情報からお伝えします。
どんな仕事をするのか
Webエンジニアは、Webアプリケーションを作り上げる仕事です。
Webアプリケーションには、Webサイトやモバイルサイトからスマホアプリまで色々な形式のものが存在します。
ショッピングサイトのカート・動画サイト・集客サイトなど、Webアプリケーションは用途や利用シーンも様々です。
PHP・Java・Ruby等の開発言語を使って開発されることが比較的多く、Webエンジニアにはこうした言語に関する知識を持っていることが求められます。
Webエンジニアについてはこちらの記事もご参照ください。
エンジニアの1日
例として、株式会社ランチャスターで働くエンジニアの蔵下さんの1日を引用して紹介いたします。
10:00
出社。10:30
月曜午前はMTGの日。15分の全体MTGの後、現在開発を進めている自社サービスの開発チームでMTGを行っています。13:00
お昼。「もっと野菜を食べなければ!」と、近所のコンビニでサラダとお弁当を買うことが多いです。14:00
午前中のMTGを受けて、午後は開発に集中。
コードを見たり調べ物をしたりして、全体を把握した後一気に手を動かしていくことが多いので、集中力がピークを迎えるのは17時頃が多いです。21:00
「集中力が切れたな」と感じた21:00-22:00くらいに帰ることが多いです。
19時頃だと、まだまだ集中力が続いていることが多いので、なんだかもったいなくて。
エンジニアの1日は担当する案件や納品・リリースまでの時期、トラブルの有無などによって異なります。
朝が遅く、夜まで仕事をしているイメージが強いエンジニアですが、全てのエンジニアがそうした働き方をしているわけではありません。
休日も仕事をすることがある反面、納期・リリースを終えた後は仕事を早く終えたり代休を使って自分の時間を堪能することもあるようです。
エンジニアとして働くメリットデメリット
自分が作ったWebアプリケーションが多くのユーザーに利用されることで感じられるやりがいが、Webエンジニアとして働く最大の魅力でしょう。
自分が持つスキルを高めることによって待遇も良くなり、様々な開発やプロジェクトに参加できるようにもなります。
一方、Webアプリケーションが一般に公開されるまでには、様々なトラブル・障害が発生しがちです。忙しいときには自由に自分の時間を取ることが難しいことがデメリットの1つです。
またトレンドの移り変わりが激しく「1年前には通用していたスキルが、もういまでは通用しない」ということが起きがちなこともリスクです。エンジニアとして働くには、常に新しい技術を勉強し続ける姿勢が必要なのです。
しっかりとしたスキルを持ち、会社や案件を上手に選ぶことで、デメリットを上回るメリットを享受できるのが、エンジニアの醍醐味です。
【仕事内容や年収】エンジニアの業種ごとに詳しく解説!
Webエンジニアへの就職・転職に有利な資格
Webエンジニアになるには実力と実績・経験が重要なのは間違いありませんが、実力を客観的に証明するものとして以下のような資格を取得することもおすすめです。
- ITパスポート(参考:ITパスポートに必要な勉強時間は100時間!合格者おすすめの勉強法や参考書を紹介)
- 基本情報技術者(参考:【2022年版】基本情報技術者試験の参考書と勉強法のおすすめを紹介!)
- 応用情報技術者(参考:合格者おすすめ!応用情報技術者試験の参考書と勉強法を紹介)
- PHP5技術者認定試験(初級・上級準上級)
- HTML5プロフェッショナル認定資格
プログラミング関連の資格については「おすすめなプログラミングの資格を紹介!エンジニア転職やキャリアアップにも活用できる」で詳しく紹介しています。
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Webエンジニアへの就職・転職に自己開発アプリは必要か(ポートフォリオ)
転職する際、アプリやWebサイトを提示すると、実績や経験がよりわかりやすく伝わります。
また、自分自身が経験やスキルを棚卸するのにポートフォリオを作成するのは重要です。実績が複数ある場合は、数字でしっかり示すのも大切です。
特にクリエイター系のエンジニアでは、採用過程で求められることがほとんどです。その他のエンジニアで実物を提示できない場合には、実績・経験がわかるようなものを用意すると良いでしょう。
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エンジニアの年収・仕事内容
プログラミング言語別年収比較表
エンジニアにとって、どのプログラミング言語を学ぶかは非常に重要なことです。使える言語の種類や数によっても、エンジニアの年収は大きく異なります。「プログラミング言語別 平均年収」は下記のようになっています。
1位と最下位では約200万円の差
1位:Python 651万円
2位:Perl 633万円
3位: Ruby 606万円
4位:C言語 597万円
5位:JavaScript 555万円
6位:PHP 538万円
7位:Scala 531万円
8位:Java 500万円
9位:Swift 483万円
10位:Objective-C 483万円
11位:COBOL 446万円
12位:アセンブラ 441万円
Perl・PHP・Javaでは、年収1900万円の方もいるようです。携わる仕事内容によって、必要な開発言語は異なりますが、スキルを高めれば高めるほど年収も高まるのはうれしいものです。
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エンジニアの仕事内容(リモートワーク)
ネットを使える環境が整ってきたため、リモートワーク勤務できる会社が増えてきました。
一定の経験やスキルを持っていることが条件である会社や、週に数日のみに限定している会社、全員に無制限に許可している会社など様々な形態があります。
リモートワークのメリットは、自分の生活を柔軟にできたり、周囲の雑音に邪魔されずに仕事に打ち込めるなどが挙げられます。デメリットは、コミュニケーションを取ることが困難になることがあります。
この新しい働き方は、今後もどんどん増えていくでしょう。その中で大切なのは「関係者間の信頼・アウトプットの品質・自己管理」になります。
リモートワークが可能になると、都会に限らず地方からでも、日本に限らず海外からでも仕事ができます。得意なスキルを駆使して、活躍するエンジニアとなりたいものです。
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エンジニアの就職先はどんなところがあるのか
就職先ランキング
転職サイトDODAが発表した「転職人気企業ランキング」によると、ITエンジニアの転職先で一番人気があるのはGoogleでした。
1位:グーグル
2位:トヨタ自動車
3位:ソニー
4位:日本マイクロソフト
5位:楽天
6位:ヤフー
7位:Apple Japan
8位:NTTデータ
9位:本田技研工業(Honda)
10位:全日本空輸(ANA)
11位:パナソニック
12位:日本アイ・ビー・エム
13位:アマゾン ジャパン
14位:日本電気(NEC)
15位:リクルートホールディングス
16位:NTTドコモ
17位:日立製作所
18位:ソフトバンク
19位:オリエンタルランド
20位:キヤノン
海外のIT企業へ入社するためには?
優秀なエンジニアは海外へ活躍の場を広げています。
求人を探すには、リクルートエージェントやJACリクルートメントに登録しましょう。海外IT企業での就業を希望するとエージェントが適切な候補を提案してくれます。
IT・Web業界の転職専門のGreenにも、海外IT企業の求人記事がありますので、合わせて登録しオファーを待つと良いでしょう。
日本にいたときに感じた年功序列的な価値観は当たり前だがない。基本は実力社会だ。もちろん年功序列社会と実力社会、どちらにも良い面悪い面があり人によって向き不向きはあるだろうが、後者を好む僕にとっては今の環境は良い環境だと言える。
仕事で英語力がどれくらい必要かは、体制にもよりますね。たとえば、オフショアにおけるラボ型開発だと、日本人とフィリピン人の上位エンジニアがいて、フィリピン人の上位エンジニアの下には、フィリピン人のプログラマーが何人かいる…みたいな体制なんです。
海外で働いているエンジニアのブログ
カナダ・バンクーバーで働いた経験のあるToshimaruさんのブログ記事には、日本と海外の違いが次のようにまとめられています。
・仕事の進め方は緩い
・意思決定が早いのでスピード感がある
・実力社会
・なんだかんだいって英語は壁
・定時あがりがデフォ
そして印象的なのが労働環境の違いです。
海外で働く最大のメリットはこの労働環境の部分であると思う。実際こっちで会った日本人エンジニアの方々は皆そう言っている。今、1年前の僕を振り返ってみて純粋に不思議に思う。「終電近くまで残業して、なんでそんな頑張ってんの?」
エンジニアを目指すための就活フェア
エンジニアとして仕事をするには、就活フェア・転職フェアで探すのもお勧めです。
他業種が参加するフェアにエンジニア採用の企業が参加することもありますし、エンジニア採用専門のフェアが開催されることもあります。
・@type転職フェア
・リクナビ フェア
・DODA フェア
これらのフェアは参加無料ですし多くの場合は服装も自由です。近くで開催されるフェアがあれば、軽い気持ちで覗いてみると案外あなたに合う会社と出会えるかもしれません。
エンジニアが独学で使っていたものは何か?
初学者におすすめの独学サイト
まず独学でプログラミングを身に付けるために必要な事は何かを知っておきましょう。一連の流れを知るには、初心者に捧ぐ!プログラミングを独学で勉強する最強入門バイブルの記事がオススメです。
さらに、ここではプログラミングを独学で学ぶのによく利用されるサイトをご紹介します。
プログラマーとプログラミングを熱心に勉強している方が気軽に利用できるQ&Aサイトです。
様々なプログラミング言語や関連用語に対応しているので、プログラミングを始めたばかりの方はもちろん、現役エンジニアの方も利用しています。
プログラマーの為の情報共有サイトです。プログラミングに関する知識を記録し、他のユーザーと共有することができるサービスです。
おすすめの学習教材
エンジニア向けの書籍は非常にたくさん出版されていますが、基本的な内容が書かれていてポイントが押さえられている参考書として次の2冊をお勧めします。
「ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん」
インターネットの仕組みや、プログラミングの基本をしっかり身につけられる1冊です。この1冊で身につけたプログラミングの基礎は、WebアプリケーションやAI(人工知能)などの本格的な開発にも応用できます。
「Webエンジニアの教科書」
Webエンジニアとして押さえるべき技術と知識を各分野ごとに丁寧に解説されています。実際に試せるように紹介されています。
IT系の勉強会に参加
IT系の勉強会は毎日と言って良いほど、各地で様々なものが開催されています。開発言語や業界・職種を絞った勉強会からつながりを広げる勉強会まで、本当に多種多様な勉強会があります。
また、有志による手作りのものや、企業が主催するもの、有料のもの無料のものがあります。勉強会を探すには次のサイトを利用すると便利です。
・TECHPLAY
IT系のイベントに特化したサイトです。
・CONNPASS
TwitterやFacebookと連携すると、友達がイベントを公開したり参加したとき通知を受けることができます。
勉強会で知り合った方と親交を深め更に違う勉強会を紹介してもらったり、得意な分野があれば勉強会を主催・運営するメンバーに加わったりすると、あなたのスキルや知識も広がること間違いないでしょう。
独学が苦手な方は
エンジニアの専門学校・大学・学部一覧
エンジニアになるために、特定の大学や学部を卒業することは求められないことが多いです。もちろん、情報系の学部を卒業がアピールポイントになることはあるでしょう。
大学よりも、エンジニアになるために有益なのは専門学校です。専門学校も、大手から地域密着のものまでありますが、次の専門学校がお勧めです。
・ECCコンピュータ専門学校
大学生・社会人向けコースがあります。
・HAL
東京、大阪、名古屋に校舎があります。
Webエンジニアへの就職・転職におすすめの資格 まとめ
本記事ではWebエンジニアへの就職・転職について解説しました。
エンジニアが活躍できる場所は非常に広いですし、活躍の幅はこれからも広がっていきます。
日々進化する技術を追いかけ、学習し続けなければいけませんが、自分が携わったものが世の中で使われ、評価される醍醐味は何にも代えることができません。
また、役立つ教材やスクールがたくさんありますが、独学でエンジニアを目指すことは決して難しくありません。
転職という形でこれから世界を変えていけるWebエンジニアの仕事。あなたもエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。
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