「プログラミングを始めたいけど、どんなパソコンが必要なのだろう?」
「自分のパソコンのスペックでも、プログラミングできるだろうか?」
「プログラミング初心者におすすめのパソコンがあれば知りたい」
パソコン作業の種類によって必要なスペックは変わってきます。
プログラミングにおいては、統合開発環境を始めとする開発ツールを難なく動かせる程度のスペックが求められるでしょう。
そこで本記事では、初心者向けにプログラミングに必要なパソコンのスペックについて解説。性能を決めるメモリやCPU、おすすめPCなども紹介するので参考にしてみてください。
この記事は現役エンジニアによって監修済みです。
この記事の目次
プログラミングに必要なパソコンのスペック
プログラミングに必要な最低限のPCのスペックは以下の通りです。
パーツ | プログラミングに必要なPCのスペック |
CPU | Core i5以上(Core i5〜Core i7) |
メモリ | 8GB以上(8〜16GB) |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
CPUはCore i5以上が基本です。Core i3は容量の軽いPCを中心に搭載されているため、処理に時間がかかる可能性があります。Core i7は高性能PCに搭載されるCPUで、プログラミングにもおすすめです。
Mac製品は、CPUやメモリを総称してチップと呼んでいます。従来のM1チップでも問題ありませんが、2022年に登場したM2チップが搭載されたものも選べます(一部に未対応のソフトウェアもあるため事前に確認が必要です)。
メモリは、どのPCでも8GB以上確保しておきましょう。16GBあればスムーズに作業が進められます。16GB以上になるとプログラミングのその他の処理の同時進行にも対応できます。
データを保存するためのストレージは、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)のもので256GB以上を確保しましょう。256GBより容量の少ない128GBではデータベースの使用領域を確保しきれないため、256GBを基本のスペックと考えてください。
CPU性能は新しい世代ほど高性能ですが、世代が離れている場合は古いもののほうが処理性能が高くなる場合があります。そこで、CPUの性能を評価するために「ベンチマーク」を確認する必要があります。
ベンチマークは、専用のベンチマークソフトを使って評価します。CPUのほかにGPUやメモリ、ストレージの性能も測定し、スペックを比較すると良いでしょう。
パソコンのスペックについては「パソコンのスペックとは?具体的な項目や確認方法を詳しく紹介」で解説しています。
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プログラミングの目的別で必要なスペック
プログラミングを行う際、Webやアプリのプログラミングには以下のスペックを満たしている必要があります。
パーツ | プログラミングに必要なPCのスペック |
CPU | Core i5以上(Core i5〜Core i7) |
メモリ | 8GB以上(8〜16GB) |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
プログラミング以外にも、ゲームやアプリの作成といった目的別のスペックを確認していきましょう。
グラフィック性能が必要なゲームなどの作成
グラフィック性能を重視するゲームなどの作成には、以下のスペックが重要です。
パーツ | ゲームの作成に必要なPCのスペック |
CPU | Core i5以上(Core i5〜Core i7) |
メモリ | 8GB以上(8〜16GB) |
ストレージ | SSD 512GB以上(512GB~1TB) |
グラフィックが重視されるプログラミングについては、プログラミング用のPCに要求されるスペック以上のストレージ容量を確保しましょう。
また、グラフィック性能を高めるためにはGPU(画像処理装置)を搭載したグラフィックボードが必要です。
Web・スマホアプリの作成
Web・スマホアプリの作成には、以下のようなスペックが求められます。
パーツ | Web・スマホアプリの作成に必要なPCのスペック |
CPU | Core i5以上(Core i5〜Core i7) |
メモリ | 8GB以上(8〜16GB) |
ストレージ | SSD 256GB以上(256GB~) |
CPU・メモリについてはプログラミング用PCのスペックと同程度で問題ありませんが、ストレージについては容量が大きいもののほうが安心感があります。
データ分析や計算処理の実施
データ分析や計算処理の実施に求められるスペックは以下のとおりです。
パーツ | データ分析や計算処理に必要なPCのスペック |
CPU | CPU Core i7以上 |
メモリ | 32GB以上(32〜64GB) |
ストレージ | SSD 512GB以上(512GB~4TB) |
計算処理には高い負荷がかかるため、PCの性能が低いと処理に時間がかかってしまいます。
CPU・メモリ・ストレージのいずれもハイスペックなものを用意し、複数の計算を並行する場合はGPUを搭載したマシンを使用しましょう。
プログラミング用PCの費用相場
プログラミング用のPCは、搭載するCPUの性能やストレージの容量によって変わります。一般的なプログラミングを行う場合のPCの相場は次のとおりです。
OS | Windows | Mac |
費用の相場 | 7万円〜 | 13万円〜 |
プログラミングの内容や作成するものにもよりますが、費用の相場としてはWindowsのほうがやや割安です。
ただし、クラウドサービスを活用すれば、手元のPCに環境を構築する必要がないため、PCのスペックに依存しすぎる心配がなく、費用をかけずにプログラミングが始められます。
プログラミングにおいてパソコン選びが重要な理由
プログラミングにおいてパソコン選びが重要な理由は、以下の2つです。
- パソコンによってできることが違う
- 開発のしやすさに影響する
これらの理由について解説します。
パソコンによってできることが違う
パソコンの種類によっては使えるソフトやできることが変わります。そのため、パソコンを購入する際はプログラミングの目的は明確にしておくべきです。
具体的にはWindowsかMacかによって大きく異なります。
- ゲーム開発を行うならWindows
- Apple製品向けのアプリ開発ならMac
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ゲーム開発を行うならWindows
パソコンにはOS(オペレーションシステム)という、パソコンの頭脳ともいうべきシステムが動作しており、OSによってもできることが随分と変わってくるのです。
OSは基本的には、WindowsかmacOSの2択から選ぶことになるでしょう。
この2種のOSがシェアのほとんどを独占しており、世の中に出回っているパソコンのほとんどは、このどちらかです。
ソフトウェア・システム・アプリによっては、片方のOSでしか使えないことも。
例えばPCゲームのほとんどはWindowsが推奨されており、3DCGゲーム開発などに興味があるなら、WindowsPCを使うのがベストです。
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Apple製品向けのアプリ開発ならMac
iOSアプリなどのApp Storeにリリースするアプリを開発するなら、Macが無難。
なぜならApple製品向けアプリの開発においては、「Xcode」というMac専用の開発環境を使うのが一般的だからです。
Windowsでも開発できないわけではありません。ただし開発環境の構築に手間がかかるので、初心者にはおすすめしません。
Apple製品との連携も簡単という点でも、Macを選択しておくべきでしょう。
開発のしやすさに影響する
パソコンのスペックは、作業効率や使用するソフトウェアの要件を満たす上で大きく影響します。スペックとはおもにCPU・メモリ・ハードディスク周りの性能のことです。
スペックの高いパソコンとは、具体的には動作が早い・一度にたくさんのアプリを起動させられる・保存容量が大きいなど。
プログラミングを行うにしても、スペックの良し悪しはかなり影響するので、作業のしやすさが随分と変わるでしょう。
値段が安くてスペックの悪いパソコンを使うと、一向にソフトが起動しない・処理が遅いなどのストレスで嫌になります。
パソコン選びでは、スペックの良し悪しを見ておくことは非常に重要なのです。
プログラミング用PCのスペックが低いと何が問題なのか?
プログラミング用PCのスペックが低い場合、以下のような問題が考えられます。
- 統合開発環境の要件が満たせなくなる
- 処理が遅くなる
- マルチタスクが制限される
開発が滞りやすい3つの問題についてみていきましょう。
統合開発環境の要件が満たせなくなる
統合開発環境(IDE)とは、プログラミングに使われるソフトウェアをまとめた開発専用の環境です。
自身で開発環境を構築する必要がない一方、PCがIDEの導入に必要なスペックを満たしていなければ、スムーズに開発が行えなくなるおそれがあります。
処理が遅くなる
IDEを導入しない場合でも、PCのスペックが低いとあらゆる処理に時間がかかるため、メモリへの圧迫による動作遅延が発生することがあります。
マルチタスクが制限される
開発には、ブラウザ・エディター・その他のツールなどを同時に開く必要があり、PCには相応の負担がかかります。
スペックが低いPCは、同時にアプリケーションを開くことでシステムの動作が遅くなる可能性があり、マルチタスクの制限による非効率のおそれがあります。
プログラミング用PCの選び方
プログラミング用PCの選び方のポイントは、以下の7つです。
- 初心者はノートパソコンがおすすめ
- 画面の大きさで選ぶ
- 予算で選ぶ
- 性能を比較して選ぶ
- 学びたい言語で選ぶ
- ゲーム制作はWindowsがおすすめ
- iOSアプリ開発はMacがおすすめ
これらの選び方について解説します。
初心者はノートパソコンがおすすめ
プログラミング初心者にはノートパソコンがおすすめです。
キーボードと一体型で持ち運びができる上に高性能の製品も多く、どこでも手軽にプログラミングに着手することができます。
デスクトップ型は作業効率の面ではノートパソコンよりも上です。
しかしPC本体にモニター・キーボード・マウスなどが必要で、自宅やオフィスに設置して使うことが前提であり、持ち運びはできません。
プログラミングは、勉強会やセミナーなどのコミュニティ活動も活発です。こうした場に参加する上でも、ノートパソコンは必須といえるでしょう。
勉強会を通して学んだ内容をリアルタイムで保存できるだけでなく、教わった内容を自身の環境で即確認するといった使い方もできます。
加えて、プログラミングスクールに通うことを検討している人は自分のパソコンを使うことになるので、持ち運びできるものにしたほうが良いでしょう。
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画面の大きさで選ぶ
細かく文字が羅列するプログラミングでは、画面が大きいほど作業がスムーズになります。文字を拡大したり、複数のシステム・ツールを起動させたりできるからです。
作業解像度はフルハイビジョン(フルHD)以上、ノートPCは13インチ以上の画面サイズがあると良いでしょう。画面が小さいときは外付けのディスプレイを用意しましょう。
コードが長くなるため、縦長のディスプレイを選ぶか、縦置きに対応できるモニターもおすすめです。
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予算で選ぶ
パソコンは一つ一つの値段が高いため、初期費用はできるだけ抑えたいものです。
パソコンの値段は種類によって変わってきます。デスクトップは5万円前後の安いものからあり、ノートパソコンは10万円〜20万前後のものが相場となっています。
一方で価格だけで選んでしまうと、プログラミングに必要なスペックを満たせないというリスクも。結果として、日常で使う際にも支障をきたすかもしれません。
そのため、最低限メモリは8Gあるのが望ましいでしょう。
メモリの性能が低いと、プログラミングの作業効率も低くなりますし、プログラミング以外の単純作業についても煩わしさを感じてしまうかもしれません。
ちなみに、動画編集や画像編集も検討している場合は3.00GHz以上が良いです。
ストレージについては、場合に応じて外付けHDD・SSDなどで補えます。基本的には、256GB以上あれば問題ないでしょう。
性能を比較して選ぶ
PC選びでは性能の比較も重要です。基本的に、CPUが高性能で、メモリとストレージが大きなものほど操作性が良いPCといえます。
PCを使う目的から、どの程度のスペックが必要になるのか、予算との関係からどのあたりの価格を妥協点にするのかを定めておく必要があります。
また、「ノングレア液晶」のように、視認性を重視する選び方もあります。ノングレアとは光沢感を消したマットな画面のことです。光を反射しないため目にやさしく、屋内外を問わず作業に適しています。
充電の機会が少ない屋外などの環境に持ち運ぶ場合は、バッテリーの駆動時間にも注目しましょう。作業時間に加えて調べものやその他の時間分も使えるように、10時間以上駆動するタイプを選ぶと良いでしょう。
学びたい言語で選ぶ
プログラミング言語にはさまざまな種類があり、使用する言語に適した開発環境の構築が必要となります。
自分が扱う言語の特徴をある程度とつかんでおくのもパソコン選びのポイント。
ちなみに、初心者におすすめのプログラミング言語はRubyです。
Ruby
Rubyとは、大きなWebアプリから小さなプログラムまで、さまざまなソフトウェアを開発できる言語。シンプルで読みやすいコードが書ける点で初心者に向いています。
また、Ruby on Railsというフレームワークを使うこともでき、Webアプリ開発に適しているというメリットもあります。
初心者の方やWebアプリを作りたいならRubyと学ぶと良いでしょう。
Macは標準でRubyがインストールされています。ただし最新バージョンでない可能性も。あらかじめバージョン確認を行い、場合に応じて最新版をインストールしてください。
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Ruby以外の言語
Ruby以外の開発言語においても、どちらかといえばMacがおすすめ。エントリーモデルであっても十分なスペックがあり、パソコン初心者でも感覚的に操作ができるからです。
実際、Rubyが最初からインストールされているということは、プログラミングを扱える程度のスペックを備えているといえるでしょう。
またプログラムが正しく動くかどうかは「デバッグ」という作業で確認します。パソコンの性能はデバッグ速度にも大きな影響をもたらし、作業効率に関わるのです。
こうした点で、Macの方が余計な煩わしさを感じることは少ないでしょう。
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ゲーム制作はWindowsがおすすめ
ゲームはWebアプリよりもたくさんの情報を一度に処理しなければなりません。
そのため、高いスペックを搭載したパソコンが開発を行う上では向いています。
現状、PCゲームソフトは、Windows環境でのプレイが推奨されているので、ゲーム制作であればWindowsがおすすめです。
PCゲームを開発する場合、DXライブラリやDirectXといったライブラリを用います。
そしてこれらのツールはWindowsで使用するのが一般的で、Macの場合はサポートが遅れることもあるようです。
そのため、ゲーム開発目的ならばWindowsを選ぶべきでしょう。
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iOSアプリ開発はMacがおすすめ
プログラミング学習の目的がiOSアプリ開発であれば、PCはMacがベスト。
iOSアプリの開発には、Apple社が提供する開発環境「Xcode」を使用するのが一般的です。XcodeはMacでのみ動作するので、iOSアプリ開発には必須の環境といえます。
Apple製品向けのアプリの開発はWindowsでもXamarin Live Playerというソフトを使えば可能ですが、初心者のうちはおすすめできません。
なぜなら、Windowsでは開発環境に手間がかかるからで、初心者は開発前の段階で挫折してしまうこともあるのです。
Apple製品向けアプリの書籍や参考書などは、Xcodeを使うことを想定して書かれているのがほとんどなので、初心者の方はMacを選ぶことをおすすめします。
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ノートPCとデスクトップの違い
作業や勉強など多用途に使えるPCは、ノート型とデスクトップ型に分けられます。それぞれの違いは以下のとおりです。
種類 | ノートPC | デスクトップ |
サイズ | 薄くてコンパクト | 大きく安定感がある |
特長 | 軽量で設置場所を選ばない | コストパフォーマンスに優れている |
備考 | ハイエンドモデルも選べる | 外付けモニターを設置し開発環境が整えられる |
ノートPCは持ち運びや移動を考慮しているため、軽量なモデルが多くみられます。スペックもデスクトップに劣らず、Core i7、512GB以上のストレージを搭載しているものも選べます。
デスクトップPCはノートPCよりも大型になりますが、画面が大きいためコードが視認しやすく、クリエイティブな用途に向いています。
プログラミング初心者におすすめのパソコン
プログラミング初心者におすすめのPCは、以下の8種類です。
- MacBookシリーズ
- Lenovo IdeaPadシリーズ
- Microsoft Surfaceシリーズ
- THIRDWAVEシリーズ
- raytrekシリーズ
- FMV LIFEBOOKシリーズ
- BTOパソコン
- iPad Pro
これらのPCについて紹介します。
MacBookシリーズ
MacBookシリーズは、ノートパソコンとして非常に高性能な製品です。どの機種でもあらゆるアプリに対して柔軟な環境を構築できるのがメリット。
OSはLinuxベースで作られており、クラウドサーバと連携したり、仮装環境をパソコンに構築して開発する場面においても、作業をスムーズに行えるでしょう。
MacBookには、おもに以下の2種類があります。
- MacBook Pro
- MacBook Air
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MacBook Pro
出典元:Apple
コンパクトなだけでなく、しっかりとした優秀なスペックを兼ね備えており、本格的にプログラミングをしたいエンジニアには向いているモデル。
画面のサイズも13〜16インチから選ぶことができ、持ち運びができるだけでなく使う上で無理のない画面サイズが用意されています。
特に16インチモデルは、本格的な画像編集・動画編集に使う人におすすめのモデルです。
また、キーボードにTouchBarを搭載したモデルもあり、指紋でログイン認証も可能な点などハイスペックな特徴が挙げられます。
MacBook Air
出典元:Apple
お手軽なお値段で、という点ではMacBook Airはおすすめのモデル。
MacBookProに比べるとスペックの点でやや見劣りしますが、価格が10万円程度と他のMac製品に比べて手頃ですので、初めてMacを扱う方にはMacBook Airがおすすめです。
Lenovo IdeaPadシリーズ
Lenovo IdeaPadはシンプルで高品質、軽量設計のため携帯しやすいノートPCです。
IdeaPad Flex 5i Gen 8(16型)は大型モニターを搭載し、プログラミングに欠かせない視認性を確保。長時間バッテリー駆動と2in1のコンバーチブルデザインを採用しています。
Microsoft Surfaceシリーズ
Microsoft Surfaceは2in1・ノートPC・オールインワンから選べるMicrosoft社のノートPCシリーズです。
2024年に発売されたMicrosoft Surface Pro 10は、Core i7にメモリ256GBのハイスペックに加え、約16時間駆動するバッテリーと高い処理速度が特長です。
THIRDWAVEシリーズ
THIRDWAVEシリーズは幅広いスペックと価格帯のPCを揃えており、その中でもTHIRDWAVE DX-R5はプログラミングや画像処理に適しています。
Windows 11にCore i5-1335U・ストレージ500GBを搭載し、基本構成価格99,980円と価格も割安です。
raytrekシリーズ
raytrekはデスクトップ・ノートのそれぞれに対応し、BTOによるテーラーメイドも可能なシリーズです。
必要なスペックを実装できるため、プログラミングはもちろんプロ仕様の制作環境も手に入ります。
ノートPCは14〜17インチ、ワークステーションはコンパクトなサイズ感からIntel/GeForce搭載のハイパフォーマンスモデルまで揃っています。
FMV LIFEBOOKシリーズ
FMV LIFEBOOKは約689gの超軽量モバイルノートPCに加え、カスタムメイドにも対応したモデルを豊富に揃えたシリーズです。
テレビ機能もついたLIFEBOOK NHシリーズは、17.3型のフルHD液晶ディスプレイとスマートフォンからの操作が可能な「FMVコントローラー」や顔認証機能を搭載しています。
BTOパソコン
製品版と違い、完全なオーダーメイド型のパソコンになります。出来上がったモデルとは違い、細部まで希望のスペックを指定することができるのが大きな特徴です。
自分の用途に合わせてカスタマイズできるので、不要なソフトやサービスを省いて最適化できるのがメリットといえます。
一方で、パソコン周りの深い知識が要求されることも。初心者が一人でBTOパソコンに手を出すのは難しいかもしれません。
その場合は、パソコンに深く精通したプロに相談できる専門店に足を運び、質問したりプロに一任するのも手です。
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iPad Pro
出典元:Apple
iPad Proはタブレット端末ですが、ノートパソコンに引けを取らないスペックを誇ります。
使用できる開発環境が少ないため、本格的な開発には不向きです。
しかしMacBookよりも価格が控えめ・持ち運びが便利・外付けキーボードによるタイピング操作が可能など、メリットも多くプログラミング学習用としておすすめできます。
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プログラミング用PCを購入する際のポイント
プログラミング用のPCを購入する際、2つのポイントに注目しましょう。
別でモニターは必要か
ひとつのPCにいくつも画面を開いて作業する場合、切り替え作業が発生し作業効率が下がる可能性があります。プログラミングの内容によっては外付けのモニターがあると便利なため、必要に応じて導入を検討してください。
ウイルス対策ソフトを導入するか
依頼を受けてサービスやアプリを開発する場合は、ウイルス対策が必要です。ウイルスに感染すると、顧客情報の漏洩やプログラムの内容が失われるといったトラブルのおそれがあるため、幅広い攻撃に対応できる対策ソフトを導入しましょう。
プログラミング用PCを安く手に入れる方法
PCを購入する際は、スペックのほかに価格も気になるところです。できるだけ費用を抑えるには、3つの方法が考えられます。
- 中古で購入する
- 譲ってもらう
- コスパのよいPCを選ぶ
本章では、PCを安く手に入れる3つの方法をみていきましょう。
中古で購入する
MacbookだとAppleの認定整備済製品がおすすめです。Appleが公式に販売している中古品で、1年間の製品保証があります。
また、パソコン工房などの大手中古ストアも安心して購入が可能。頻繁にセールを実施しているので、ぜひ確認してみてください。
一方で、メルカリやラクマなどのフリマアプリで購入するのはおすすめできません。個人で販売しているため、品質が保証できないのです。
購入する際は、自己責任のもとで検討してください。
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譲ってもらう
知人や家族から譲ってもらう方法もあります。無償譲渡または費用を支払って譲渡してもらい、必要なソフトウェアなどをインストールすれば、すぐにプログラミングが始められます。
コスパのよいパソコンを選ぶ
コストパフォーマンスの高いパソコンを選ぶのもおすすめです。
とにかく何でも性能のよいものを選ぼうとしていませんか?
使わない機能が多くスペックが高すぎるものを購入してしまうと、余計なコストがかかってしまいます。自分が必要とする機能が備わったものを選びましょう。
プログラミングのスペックは「core i5」「メモリ8GB」「ストレージ256GB」がおすすめ。初心者だと、最低限このスペックがあれば問題ないでしょう。
必要なスペックを確認してプログラミングに適したパソコンを選ぼう
プログラミングを始めるなら、パソコンのスペックにはこだわりましょう。
始めはあまり意識しなくても、長期的な視野で考えると「スペックにこだわって良かった」と感じる瞬間が訪れるでしょう。
多種多様な開発環境を使い、さまざまなアプリやソフトを開発する状況を踏まえると、ある程度のスペックを備えたパソコンを準備したいところです。
ちなみにプログラミングは独学でも学べますが、スクールに通ったほうが挫折せずにやり切れて効率がよいです。
詳しくは「【オンライン可】社会人向けのITスクールおすすめ12選!エンジニアを目指せるプログラミングスクール」を参考にしてみてください。
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