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Chromebookプログラミング入門 選び方・おすすめのプログラミング言語・テキストエディタも紹介

更新: 2021.05.28

2021年に大きくシェアを伸ばしたChromebook。Chromebookは、低価格でWebベースで利用できるため、初めてのパソコンにも最適です。

せっかくパソコンを購入するのであれば、プログラミングに挑戦してみたいという人もいるでしょう。

そこで今回は、Chromebookでのプログラミング入門に役立つ、パソコンの選び方、おすすめのプログラミング言語などについて解説します。

Chromebookとは?

出典元:Google Chromebooks

Chromebookとは、Googleが開発したChrome OSが搭載されたパソコンのことです。

Chromebookは、WebブラウザであるGoogle Chrome上で利用することを基本として設計されていることが特徴で、価格の安さが魅力。

教育用途や最初に購入する入門用のパソコンとして、Chromebookは急速に人気が高まっています。

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Chromebookでプログラミングは可能

入門用のパソコンとして最適なChromebook。パソコンを買うのであれば、プログラミングをやってみたいと思う人もいるでしょう。

以下で、Chromebookでプログラミングを行なう時のポイントについて解説します。

開発環境はLinuxが最適

Chromebookの開発環境は、Linuxがおすすめです。なぜなら、2019年以降に発売されたChromebookは、セットアップを行えば簡単にLinuxが利用できるため。

Linuxのセットアップを行えば、Pythonなどのプログラミング言語がすぐに使えるだけでなく、Linux向けの便利なツールも利用できます。

オンラインでのプログラミング学習に向いている

Chormebookは、オンラインでのプログラミング学習に向いています。

Web上で動作することを基本としているため、Chromebookは価格が安い分、スペックがあまり高くないものが多いです。そのため、オフラインの環境でガリガリとプログラミングをやるには、スペック不足を感じる場合も。

それよりも、Progateやドットインストールといったオンライン学習サービスを利用すると、初心者はプログラミングが始めやすいでしょう。

オンラインに特化したChrome OSを上手く活かすことが、Chromebookでプログラミングを行なうコツです。

AndroidアプリやLinuxアプリで機能を補おう

プログラミングを行なう際に、Google Chrome上のWebアプリだけでは対応が難しい場合もあります。

そのような場合には、Chrome OSで利用可能なAndroidアプリやLinuxアプリを利用しましょう。

AtomやVisual Code Studioといったプログラミング向けのテキストエディターもLinuxに対応しています。このような便利なアプリを上手く活用すると、Chromebookで快適にプログラミングが行えます。

ただし日本語の表示や入力にはやや不向き

Chromebookでもプログラミングはできますが、日本語の表示や入力にはやや不向きです。

Linuxをインストールしたデフォルトの状態では、GUI上で日本語入力が利用できません。日本語フォント、日本語入力ツールなどのインストールが必要です。

また、テキストエディタやIDE(統合開発環境)などをインストールした際も、日本語化が必要な場合もあります。

初めてプログラミングに触れると言う場合には、前述の通りオンラインでまずはチャレンジしてみるとよいでしょう。

プログラミングにおすすめのChromebookの選び方

Linuxが利用でき2019年以降のモデルであれば、極端に言うとどのChromebookでもプログラミングはできます。

しかし、快適にプログラミングを行いたいのであれば、ある程度のスペックのあるモデルを選ぶのがおすすめです。イメージとしては、普段使いよりも少し高めのスペックのモデルを選ぶとよいでしょう。

以下で、プログラミング向けのChromebookの選び方について詳しく解説します。

メモリは8GBを超えるミドルスペック以上のモデル

プログラミング用途でChromebookを購入するのであれば、メモリは8GB以上、CPUは、Core i3・m3シリーズ以上のミドルスペックを超えるモデルがよいでしょう。

Chromebookは動作が軽いため、CeleronなどのCPUを搭載しているモデルも多いですが、プログラミング用途にはややスペック不足。

Linux環境で利用するのであれば、上記のスペック以上のCPUを搭載したモデルがよいでしょう。

そして、プログラミングを行なう際に、調べ物をしたり、別のアプリを利用したりといったことを並行すると考えると、8GB以上のメモリは必須です。

ディスプレイサイズはフルHDで13インチ以上

ディスプレイは大きい方がプログラミングの作業がしやすいので、ディスプレイサイズはフルHDで13インチ以上がおすすめです。

Chromebookは、ディスプレイサイズが10インチ程度の小さいモデルもあります。インターネットの利用がメインであれば、10インチでも問題ないでしょう。

ただし、プログラミングを行なう際は、複数のウィンドウを開きながら行なう場合も多いです。ですので、できるだけ大きいディスプレイが好ましいと言えるでしょう。

また、入力ミスの気づきやすさや可読性を考えると、画面解像度はフルHD以上がおすすめです。

キーボードの打ちやすさも大切

プログラミングは、キーボードを使ってタイピングを行なう時間が多くなります。ですので、キーボードが打ちやすいことは作業効率を上げたり、集中しやすい環境を整えたりする上でとても重要です。

Chromebookでプログラミングを行いたいと考えている場合には、キーボードの打ちやすさも考慮して選びましょう。自分との相性が重要なので、購入前に実際に店頭でキーボードを触ってみることをおすすめします。

あるいは、プログラミング用途にキーボードを別途購入するという方法もよいでしょう。

Linux対応のモデル

Chromebookを購入する際は、Linux対応のモデルを選びましょう。

Chromebookは、プログラミングを行なう上でLinuxが簡単に使える点が大きな魅力。

しかし、2019年以前に発売されたモデルはLinuxがそのまま使えないモデルもあります。

価格の安さだけで選ぶのではなく、自分がやりたいことをできるかどうか慎重に判断してChromebookは購入してください。

Chromebookで利用できるプログラミング言語

次に、Chromebookで利用できるおもなプログラミング言語について解説します。

Python

ChromebookはPythonの利用が可能。

Pythonは、AIや機械学習の分野で利用され、世界的に注目が高まっている人気のスクリプト言語です。

ChromebookのLinux環境にデフォルトで用意されているので、すぐにインストールできます。

業務効率化や自動化といった用途にも向いています。明確な成果をイメージして取り組みやすいので、初めてのプログラミングにおすすめの言語です。

Java

Javaは、Androidアプリの開発にも使われる定番のコンパイラ言語です。

スクリプト言語と比較すると、学習コストはやや高め。しかし、用途が幅広く、市場のニーズも高いので、学習するメリットは大きいです。

JREやJDKといった必要なツールは、Pythonと同様にデフォルトで簡単にインストールできるので始めやすいでしょう。

Ruby

Rubyはまつもとゆきひろさんによって開発された国産のプログラミング言語。オブジェクト指向スクリプト言語で、動作がすぐに確認できるため初心者でも学びやすいです。

Ruby on Railsなどのフレームワークを利用すると、さらに学習コストが下がります。プログラミング初心者におすすめの言語です。

PHP

PHPはサーバーサイドのスクリプト言語で、プログラミング入門に最適です。

世界的に人気の高いCMSであるWordpressに採用されるなど、人気の高いプログラミング言語。問題点についてエンジニアたちから指摘されることも多いのが不安を感じるところです。

しかし、市場のニーズは高く、情報も豊富で学習もしやすいため、エンジニアを目指す人の初めてのプログラミングとしておすすめの言語と言えるでしょう。

C言語にはやや不向き

大学などの学校教育で扱われることが多いC言語は、Chromebookにやや不向きです。

Chrome OSはとてもシンプルで、動作の軽さが魅力。一方で、複雑な作業を行おうとすると、AndroidアプリやLinuxアプリを活用する必要が出てきます。このような対応は、パソコンの初心者にとって、少し難易度が高いと感じるかもしれません。

C言語の学習に利用するという目的が明確なのであれば、MacやWindowsのパソコンを選んだ方が取り組みやすいでしょう。

Chromebookにおすすめのテキストエディター7選

プログラミングを行なう際には、自分に合ったテキストエディターがあると効率が大きく上がります。

以下で、Chromebookで利用できるおすすめのテキストエディターについて紹介します。

Atom

出典元:Atom

Linuxアプリとして利用できるGitHubが開発した定番のテキストエディター。拡張性が高く、プログラミング用のテキストエディタとしてとても人気が高いです。

自分の使い方や用途に合わせて、自由にカスタマイズできます。

ChromebookにAtomをインストールする際には、GitHubで拡張子が「.deb」のファイルをダウンロードしてインストールしてください。

詳しい手順についてはAtom公式サイトを参考にするとよいでしょう。

Visual Studio Code

出典元:Visual Studio Code

Microsoftが開発したプログラミング向けテキストエディター。Atomと同様にVisual Studio CodeもLinuxに対応した定番のテキストエディターです。

Chromebook向けのテキストエディター選びで迷った時には、AtomかVisual Studio Codeを選ぶとよいでしょう。

Visual Studio Codeのインストールは、下記のWebページから.debのファイルをダウンロードして実行してください。

Typora

出典元:Typora

Linux対応のアプリで、よりシンプルなテキストエディターが使いたい場合には、Typoraがおすすめです。

マークダウンに対応したミニマルなテキストエディターなので、コーディング用途よりも文章作成がメインと言う人に最適と言えるでしょう。

AWD

出典元:AWD

Web開発に特化したAndroidアプリのテキストエディターです。AWDは以下の言語をサポートしています。

  • PHP
  • CSS
  • JavaScript・JSON
  • HTML/CSS

シンタックスハイライト、コードの補完、検索と置換、自動保存といったプログラミングに必要な機能が揃っています。

AndroidスマホとChromebookのどちらでもプログラミングを行いたいという人にぴったりのテキストエディターです。

Jota+(イオタ・プラス)

出典元:Google Play

Androidアプリ対応のテキストエディターとしてに人気の高いJota+。

タブ・改行・全角スペースの表示、カスタマイズできるシンタックスハイライトなど、プログラミングを行なう際に求められる最低限の機能が揃っています。

プログラミングだけでなく、文章の執筆など別の用途にも使いたいと考えている人におすすめのテキストエディターです。

基本は無料で利用できますが、一部の機能の使用は有料。まずは使ってみて、必要に応じて料金を支払うとよいでしょう。

TEXT

出典元:Chrome ウェブストア

Chrome拡張機能として利用できるシンプルなテキストエディター。

WindowsやMacといったパソコンのデフォルトのメモ帳よりも、少し機能性が高いものを使いたい時におすすめです。HTML/CSSなどのコードのシンタックスハイライトに対応しています。

Web Maker

出典元:Chrome ウェブストア

HTML/CSSを記述すると、その結果をすぐに表示してくれる便利なChrome拡張機能です。

まだまだ対応している言語は限られていますが、Web開発を行いたい人は用途が異なるテキストエディターとしてインストールしておくと作業効率がアップするでしょう。

Chromebookでプログラミングを始めよう

Chromebookは低価格で購入できるだけでなく、プログラミング用途にも利用できます。

初めはオンライン学習サービスを使い、慣れてきたら開発環境を整えて、本格的にプログラミングにチャレンジするとよいでしょう。

スマホだけを利用していた人もChromebookの購入をきっかけに、ぜひプログラミングにチャレンジしてください。

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この記事を書いた人

Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、テックキャンプ ブログでの執筆・編集を担当。好きな食べ物は豆腐。

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