「自分らしく生きる」とは、自分が自分であることを大切にして生きることです。
言葉にするととてもシンプルですが、「そうはいっても現実に行うのは難しい」と感じる方が多いかもしれません。
そこでこの記事では、自分らしく生きるためのコツや自分らしく生きるためにやめるべきことを紹介。「自分らしく生きたい」「生きたいように生きるには?」という方は必見です。
この記事の目次
自分らしく生きるとは?押さえたい7つのコツ
自分らしく生きるには、自分が自分であることを大切にしなければなりません。では具体的にはどんなことを意識すればいいのでしょうか。
ここでは、自分らしく生きるために押さえたい7つのコツを紹介します。
- 自分で自分を大切にする
- 自分の弱さやコンプレックスを個性として受け入れる
- 素直に人の助けも借りる
- 本当にほしいもの・守りたいものは何か考える
- 新しいことにチャレンジする
- 積極的にアウトプットする
- 人とぶつかっても自分の信念は曲げない
自分で自分を大切にする
「自分らしく生きる」とは、「自分を生かす」とも言い換えられます。
このためには、まず自分で自分を大切にしなければなりません。
例えば「周りに流されてしまう」のも、「自分で自分の意見を押し殺している」と言えます。これでは自分を生かしていることになりません。
例えば、職場の上司から飲みに誘われたとしましょう。しかし、もう今日は金曜日。1週間の疲れが溜まっていて、あなたは正直行きたくありません。
誘いを断ることは、上司の気持ちを考えると断りにくかもしれません。
しかし、疲れの溜まった自分の身体を大切にするのであれば、「誘いを断る」という選択肢も十分考えられます。
これも、自分自身を大切にすることの1つ。そして、自分自身を大切にすると、自然とまわりの人にもやさしくなれるというメリットもあります。
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自分の弱さやコンプレックスを個性として受け入れる
「自分自身を大切にすること」は「自分を認めること」でもあります。
しかし、「自分らしく生きたい」と感じている人の中には、いまの自分自身を素直に認められない人もいるでしょう。
- チームでうまく仕事ができない
- 自分の意見をうまく伝えられない
- 周りの意見に流されてしまう
例えば、上記のような悩みを抱えていて、もっと「自分らしく生きたい」と感じているのかもしれません。しかしこれらの悩みは、個性としても捉えられます。
「自分の意見をうまく伝えられない」のは、「周りの意見を尊重できる」ともいえます。
また「チームでうまく仕事ができない」としても、「個人の仕事は集中してこなすことができる」のかもしれません。
ここで知っておいて欲しいのは、「全ておいて完璧な人間は存在しない」ことです。
あなたの周りの「自分らしく生きていていいなあ」と感じる人も、何かしらコンプレックスを持っているとも考えられます。
しかしそのようなコンプレックスを個性として受け入れ、活かして生きているのです。
「自分らしく生きる」とは、コンプレックスを個性として受け入れ、「自分らしくある」ことでもあります。
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素直に人の助けも借りる
「自分らしく生きる」=「一人でたくましく生きる」ではありません。
自分らしさを保つためには、コンプレックスに感じる部分を、素直に人に頼むことも大切。
例えば、あなたが職場でチームリーダーになったとしましょう。しかしあなたはスケジュール管理が大の苦手。
現状、自分自身のスケジュールを管理するので手一杯です。この状態でチームメンバーのスケジュール管理までこなすことに、とても不安があります。
そのような時は、チームメンバーにこのことを正直に打ち明け、「誰か私の代わりにスケジュール管理ができる人はいないか」と募ってもいいでしょう。
その代わり、あなたは得意分野であるコーチングスキルを活かし、チームメンバーのモチベーション管理に徹することもできるのです。
苦手なことを補い合える関係
このことは、パートナーシップでも活用できます。
例えばあなたは家事が苦手で、掃除・料理に自信がないとします。このことがコンプレックスになり、これまでパートナーを見つけるのに消極的だったとしましょう。
しかし、中には、「掃除・料理は自分でしたい」という人もいるはずです。
もし掃除・料理が苦痛なのであれば、このようなタイプの人とパートナーになった方が、お互いストレスが少ない関係性を築けるかもしれません。
その代わり得意な家計管理を担当するなど、お互いの得意分野でお互いの不得意分野を補い合う関係の方が、長い信頼関係構築につながります。
自分らしくあるためには、時には自分の弱さをさらけ出し、苦しい時やつらい時は気持ちを分かち合ってもいいのです。
支え合い、お互いが自分らしく生きられる関係は、きっと素晴らしいものになるでしょう。
本当にほしいもの・守りたいものは何か考える
あなたには「できればほしいもの」がたくさんあるでしょう。しかし、その中から「たった1つ」しか選べないとしたらどうでしょうか。
冷静に考えると、「本当に欲しいもの」や「守っていきたいもの」は貴重。まずは、「本当に欲しいもの」「守りたいもの」を考え、行動してみましょう。
例えば、あなたが同僚から仕事を頼まれたとします。しかし今日は、恋人との約束があり、2人にとって大切な記念日です。
同僚からの頼みを受けると、きっと約束の時間に間に合わないでしょう。
このような時、その場の雰囲気だけで考えると、同僚からの頼みを断りにくくなります。
しかし長い目で見れば、恋人との時間は重要です。正直に同僚に事情を伝えて、「○時までなら手伝える」と、できる限りのサポートをする選択肢もあります。
新しいことにチャレンジする
あなたが「自分らしく生きたい」と思ったきっかけは何でしょうか。もしかすると、周りの「自分らしく生きている人」に刺激を受けたのかもしれません。
その「自分らしく生きる」人は、何か新しいことにチャレンジしていませんか。だとすれば、あなたも何か新しいことにチャレンジし、現状を変えてみてはいかがでしょうか。
新たにチャレンジすることは、とても勇気のいること。もしかすると、すでに何かを始めようとして、勇気が出ずに諦めてしまった人もいるでしょう。
失敗して後悔した直後は、気持ちが沈んでネガティブな感情で溢れてしまいます。
しかし時が経って思い返した時、「あの時の経験は今に役に立った」と思えるはずです。失敗を恐れず経験値をどんどん増やして、「自分らしさ」を見つけていきましょう。
チャレンジは人から尊敬されるようなことでなくても構いません。
- 毎日少しずつプログラミングの勉強をする
- 家族とのコミュニケーションの時間を毎日作る
- 今よりも30分早く起きる
上記のように、どのようなことでもよいのです。
それがあなたにとって実現したいと考えていることであれば、それは立派な「新しいチャレンジ」といえるでしょう。
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積極的にアウトプットする
積極的にアウトプットを行うと、まわりの理解や賛同を得られるチャンスとなり、自分らしく生きることにつながります。
知識をインプットして詰め込むだけでは、誰にも伝わりません。また、自分の中で知識を咀嚼して、応用することも難しいでしょう。
アウトプットは他人の役に立てるだけでなく、自分の成長にもプラスに働きます。
例えば、「自分らしく生きる」をテーマにブログを立ち上げ、日々の活動を記録してみてはいかがでしょうか。
ブログで発信すると、同様に「自分らしさ」に悩む人からコメントをもらったり、逆に自分らしく生きている人からアドバイスを受けたりできます。
まさに「類は友を呼ぶ」のです。積極的に自分らしさを求めていることを発信すれば、同様に努力する仲間を集められます。
そして相乗効果が生まれ、より「自分らしい生き方」に近づけるはずです。
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人とぶつかっても自分の信念は曲げない
その場の雰囲気や同調圧力で意見をしまい込んでしまう人も多いでしょう。
しかし自分らしく生きるためには、人から否定されるのを恐れてはいけません。他人同士、意見がぶつかるのは当然です。
ディベートした結果、あなたの意見が通らなくても、それは「自分の信念を貫いて意見をいえている」ことに変わりはありません。
むしろ、敬意を持って意見をぶつけあえる関係は非常に貴重です。学びを得られて刺激のある環境にあるので、成長するチャンスになるはずです。
例えば、日頃言いにくいことを、上司に勇気を出して言ったとしましょう。それが原因で、上司の機嫌を一時的に損ねるかもしれません。
しかし、あなたと同様の意見を持つ同僚からは支持され、上司の行動もそれによって改善することも考えられます。
職場の雰囲気がよくなり、結果的に良い方向に進むこともあるのです。
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自分らしく生きるために今すぐやめるべき6つのこと
ここまでは、自分らしく生きるための考え方やコツを解説してきました。一方で、自分らしく生きるためには障害となるような習慣もあります。
ここでは、自分らしく生きるために今すぐやめるべき6つのことを紹介しましょう。
- 理想論や常識にとらわれる
- 他人と自分をすぐに比較する
- 自分を否定する
- まわりの評価や反応ばかりを気にする
- 何でも欲しいと願う
- 失敗を過剰に恐れる
理想論や常識にとらわれる
自分らしく生きるためには、「〇〇じゃなきゃダメ」「〇〇であるべき」などの理想論や常識にしばられた思考を捨てましょう。
誰かにとって合うことも、自分には合わないかもしれません。あるいは誰かにとっては無理なことも、あなたにはできるかもしれません。
自分らしく生きるには、やる前から「こういうやり方でないとダメだ」「このやり方は間違っている」と決めつけないでください。
まず試してみることが大切です。その上で、「うまくできないこと」を知るのも経験です。
トライアンドエラーを繰り返して、「自分ができるやり方」を見つけていきましょう。
周囲の「やり方」も尊重しよう
理想論や常識を捨てることは、他人の「自分らしさ」を尊重することにもつながります。
理想論や常識に囚われていると、他人のやり方もその軸で評価してしまいがち。
しかし、そのような理想論や常識を捨てれば、「そんなやり方・意見もあるのだな」と、他人を受け入れられるようになります。
いちいち他人を否定しなくなるため、あなた自身も生きやすくなるでしょう。
他人と自分をすぐに比較する
「自分らしさ」を求めるためには、自分と他人を比較するのをやめましょう。
なぜなら、自分と他人とを常に比較することは、人生の軸を他人に委ねてしまうことになるからです。これは「あなたらしさ」にはつながりません。
ロールモデルとなる人がいても、それに囚われすぎないことが大切です。理想とする状態になかなか近づず、自分自身を否定してしまっては、元も子もありません。
コンプレックスや苦手に感じる部分は他人に頼りつつ、自分が力を発揮できることに集中するのも、「自分らしさ」を保つためには必要です。
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自分を否定する
自分らしく生きるためには、自分で自分を否定するのはやめましょう。
仕事でうまくいかないことがあって、反省するのはいいことです。しかしそこで、自分を追い詰めすぎないでください。
どうしても苦手な部分は、誰にでもあることです。あえてそのような部分をさらけ出し、素直に誰かに頼るのも大切です。
「リーダーだから弱みを見せてはいけない」「女性だからこうあるべき」といった理想論は捨てて、苦手な部分は苦手だと、はっきり周りに伝えてみましょう。
そうすれば、きっとあなたを助けてくれる人がいるはずです。
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まわりの評価や反応ばかりを気にする
周りの評価や反応ばかりを気にしていると、「自分らしさ」が失われてしまいます。
そうではなく、自分自身で自分を評価できるようになりましょう。
たとえ他人からは否定的に捉えられたとしても、あまり気にしないでおきましょう。なぜならあなたは、自分自身と戦っているからです。
そうすることで、他人に評価を委ねるのではなく、自分で自分を評価できる人間になれます。何事も「自分らしいかどうか」で判断できるようになるのです。
これを続けていくうちに、「自分らしい生き方」に近づけるでしょう。
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何でも欲しいと願う
高価な服・最新のガジェット・ハイスペックなPCなど、その素晴らしさを目の当たりにすると欲しくなる気持ちは少なからず生まれるもの。
しかし、なんでも欲しいと願っているとその欲望は満たされることはありません。
自分らしく生きるならば、何でも手に入れたいという欲望は捨てましょう。
確かに、自分の価値観やライフスタイルにフィットするものは、生活を豊かにします。
しかし、「他の人がいいと言っていたから」「最先端のガジェットでないと不安」などは、手に入れた瞬間に価値をなくすでしょう。
自分軸で物事を考え、必要となる要素に絞って見てみると、すでに欲しいものを持っていることに気づく場合もあります。
ただ、欲しいだけなのか、それともそれがあなたの生活を豊かにするために必要なのか。それを見極めることが自分らしい生き方につながります。
失敗を過剰に恐れる
自分らしい生き方を見つけるためには、新たなことにチャレンジしていきましょう。
そのためには、失敗を過剰に恐れてはいけません。「失敗も一つの経験」と捉えるのです。こう考えると、不思議と失敗が怖くなくなります。
チャレンジするのがどうしても怖いのであれば、少しずつ試すのをおすすめします。なぜなら初めから全力で振り切るのは、誰でも怖いものだからです。
例えば、仕事で新しいことにチャレンジしたいのであれば、まずは副業で初めてみるのも一つの手でしょう。
副業は失敗したとしても、本業を手放してないため無収入になることは避けられます。
あるいは収入関係なく、気軽に趣味として何か新たなことにチャレンジするのもあり。
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自分らしく生きるヒントが見つかる本のおすすめ
ここでは、自分らしく生きるヒントが見つかる書籍のおすすめを3冊紹介します。
- 君たちはどう生きるか
- 夢をかなえるゾウ1
- 嫌われる勇気
君たちはどう生きるか
こちらは、吉野源三郎氏の著作『君たちはどう生きるか』の漫画版。
知的好奇心が旺盛な「コペル君」と父親代わりとなってコペル君を見守る「おじさん」の2人を中心とした物語で、人生の目的や意味について深く考えさせてくれます。
若者たちに向けて生き方のヒントを与える名著として、一度は読むべき一冊です。
夢をかなえるゾウ1
本書は、平凡な毎日を暮らすサラリーマンのもとに、関西弁を喋るゾウ「ガネーシャ」が突如として現れ、課題を与えて振り回されつつも成長していくという小説です。
ゾウのコミカルな雰囲気と裏腹に、生き方の本質を突くような言葉や指南は、わたしたちの人生にも役立つアドバイスとして消化できるでしょう。
嫌われる勇気
心理学者のアルフレッド・アドラー氏が提唱した「アドラー心理学」を、青年と哲人の会話劇をベースとしてわかりやすく噛み砕いて紹介している一冊。
職場での人間関係や他人と比較した時の劣等感で苦しい思いをしている人は、本書を通して自分らしく生きることのヒントが見つかるはずです。
自分らしく生きることで仕事もプライベートも幸せになる
「自分らしく生きる」とは、「自分を大切にして生きる」ことです。
もしいま「自分らしく生きられていない」と悩んでいるのであれば、まずは自分の気持ちを尊重することから始めましょう。
周囲に意見を言ったり、悩みをさらけ出したりするのは勇気のいることでしょう。
しかし「ありのままのあなた」を受け入れてくれる場所は必ずあります。「失敗も経験の一つ」と捉え、今日から一歩踏み出してみましょう。
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