【内定者研修の開催の目的】
- 社会人としての意識を持つ
- 企業の理念や業務への理解を深める
- ビジネスマナーを身に付ける
- 企業と内定者のコミュニケーションを図る
- 同期の方たちと親睦を深める
- 内定者の不安を少しでも解消する
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更新: 2023.03.06
「内定者研修の案内メールが届いたけどどう返信すればいい?」
「『研修よろしくお願いします』とメール返信するだけじゃ足りない?」
「入社前研修は参加必須?もし欠席したらどうなるのだろう…」
こう悩んでいませんか?
本記事では内定者研修(入社前研修)の案内メールへの返信方法を例文とともに紹介。内定者研修の開催時期や期間、プログラム例なども紹介します。
内定者研修の服装や準備物など、入社前に知っておきたいおすすめ情報も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
内定者研修は、初めて社会人となる内定者の方々が、入社後に少しでもスムーズに就業できるようにすることを目的として開催されます。
これから社会人として働いていく上で基本となる礼儀作法や、内定した企業の理念などを理解する機会となるのが、内定者研修です。
【内定者研修の開催の目的】
上記の内容以外にも企業によっては、さまざまなカリキュラムが用意されています。
ここでは内定者研修における以下の疑問について解説します。
内定者研修は、内定式がある10月以降、すぐに始まる企業や入社前の2~3月に実施する企業などさまざまです。
1日だけ懇親会が催されたり、研修が複数回行われたり、1週間など長い期間の場合もあります。
入社前ではなく入社後に研修を始める企業も。内定後に連絡がこないなど、予定を知りたい場合には確認することは失礼ではありません。
速やかに問い合わせをしてみましょう。
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強制参加の研修であれば賃金が発生する決まりになっています。しかし、研修の案内に強制かどうかを明記している企業はほとんどないといえます。
内定とは「始期付・解約権留保付労働契約」を結んだことになり、法的には入社前に研修を強制することはできません。
これは内定から入社日までに期間が発生することから「始期付」、入社までにやむ得ない理由、例えば大学を卒業できないなどの場合に内定を取り消すことから「解約権留保付」の労働契約です。
参考元:採用内定の法的な性格「始期付解約権留保付労働契約」とは
企業側はぜひ参加してほしいという意図がありますが、賃金を支払うかどうかはその企業によって違います。
賃金が支払われる場合には、4月分の給与に研修分を上乗せする場合があります。また、交通費や昼食代は別途支給されるのが一般的です。
ちなみに、任意参加の場合は賃金は発生しない可能性も。ただし遠方から参加する内定者には任意・強制に関わらず交通費が支給される場合もあります。
このあたりも、不明な場合は内定先に問い合わせてみてください。
特に服装の指定がない場合には、リクルートスーツででかけましょう。複数日ある場合には、中のシャツなどを変えて出席しましょう。
ヘアスタイルやヘアカラー、バッグや靴なども無難にまとめることをおすすめします。服装は印象を大きく左右します。特に規定がなくても悪い印象になるのはもったいないことです。
軽装と指定された場合は、派手な色やデザイン、デニム、サンダル、素足などをさけてカジュアルでもジャケットがある方がおすすめです。
研修後に研修報告書やレポートの提出を求められることがありますので、メモがとれるようなものを準備するとよいでしょう。
入社後は多くの報告書を作成することになりますが、内定者研修後のレポートが報告書作成の第1歩になります。
読み手にわかりやすく整理し、あなたの意見をうまくまとめた文章を書くために、研修中から研修内容や所感などのメモをとっておくことをおすすめします。
報告書の「所感」とは、よかった、難しかった、ためになったなどの単なる感想だけではなく、気づきや改善点、疑問点などを具体的に付け加えて簡潔な文章をめざします。
このような習慣が身についていると今後も業務上、大いに役立ちます。
内定通知とともに内定者研修の案内が届くことがあります。
内定後、すぐにではなくても入社までの間に研修が行われると想定しておきましょう。
ここでは、内定者研修が決まった後の研修案内メールの返信方法を紹介します。
研修案内のメールが届いたらできるだけ早く、遅くても24時間以内に返信をしましょう。
また、案内メールに返信(Re:)して件名を変えないことがポイント。担当者は複数の相手に送信している場合があり、メールの判断が容易になるからです。
企業の人事担当者は、この時期いろいろな業務に追われて忙しい可能性があります。相手の都合も考えながら、なるべく負担をかけないようにしましょう。
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本来、内定者研修は強制ではありませんので欠席することができます。
企業側は研修に欠席した内定者がいても、評価を下げることや内定取り消しはできません。
しかし実際は、内定が決まって研修に参加しないとなると、やる気があるのかと疑われて印象を悪くしてしまうことも。
身内の不幸や法事など特別の事情がない限り、出席すべきでしょう。
研修に参加するメリットとして、勤める企業の情報や雰囲気を知ることができますし、自身にとって今後に活かせる内容もありますので参加することをおすすめします。
研修に際しての「よろしくお願いします」を伝えるメール例文としては、以下の通り。
〇〇会社
人事担当 〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学4年の〇〇〇〇と申します。
この度は○○研修のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひとも参加させていただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
〇〇大学 〇〇〇〇
内定者研修への参加は強制ではありません。中にはすでに予定が入っており参加できない方もいるでしょう。
ここでは内定者研修に欠席する場合のメール例文を2種類紹介します。
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たいへん申し訳ございませんが〇月〇日は、〇〇と日程が重なり、参加することができません。
誠に残念ですが今回の〇〇研修は欠席とさせていただきます。
この度は〇〇研修を行っていただけるとのことですが〇月〇日は〇〇の予定がありますので、たいへん申し訳ございませんが欠席とさせていただきたく、よろしくお願いいたします。
もし、〇〇の変更が可能でしたら、またすぐに参加させていただく旨ご連絡いたします。
研修参加の返信を送った後、急きょ欠席しなければならなくなった場合、早めに電話連絡をいれ、メールでも連絡をします。電話が通じた場合でもお詫びのメールを送ることが礼儀です。
また遠方から参加する場合、電車や新幹線の遅延や事故などで研修に間に合わないケースも。
不測の事態に備えて、緊急連絡先は必ず控えておき、公共交通機関の遅れで遅刻する場合は遅延証明書も忘れずに取りましょう。
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近年は少子化や売り手市場の傾向であり、内定辞退や入社後の離職者をなるべく出さないために内定者研修の内容についてさまざまな取り組みが行われています。
「入社前の過度の期待感」と「入社後の仕事の厳しさに直面する」ギャップをなくすために実質的な業務にふれるプログラムが注目されています。
ここでは、内定者研修で行うプログラム例を紹介します。
「ビジネスマナー」は、社会人としての心構え・身だしなみ・ふるまい・企業に所属する意識・コンプライアンスなどビジネスパーソンとしての基本を身につけるプログラム。
また挨拶・言葉遣い・電話の受け方・来客応対・名刺交換などの実践的な内容も学びます。
「ビジネス文書作成」は、報告書・議事録・申請書などの社内文書、案内状・お礼状などの社外文書、メール、FAXなどさまざまなビジネス文書の特徴の理解がメイン。
また敬語・敬称・時候の挨拶・慣用表現など基本的な文書の書き方も習得します。
ビジネスにかかせないWindowsやメール・エクセル・ワード・パワーポイントなどのパソコンスキルとビジネスソフトの基礎を学ぶ研修です。
eラーニングなどオンラインプログラムでの研修が多く利用されています。
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IT関連企業ではなくても内製化がすすむ企業が多くなり、新人にプログラミング言語・ネットワークなどのITスキル研修を取り入れる企業が増えています。
また、業務に関わるビジネス英語や中国語などの語学力を入社前から身に付けてほしいと専門のセミナーやオンラインセミナーの研修プログラムが利用されています。
自己紹介は、入社・配属・顧客訪問・来客時などビジネスシーンにおいて重要な役割を果たします。効果的な自己アピールのための自己紹介を練習するのです。
他己紹介は初対面の相手の特長を短時間で把握し、他のみなさんへ伝える表現力を鍛える練習。
また、アイスブレイクとしてコミュニケーションを深めたり、お互いを理解する効果も。
5~6名程度の人数でグループをつくり、皆でひとつの課題に取り組みます。
力を合わせてものを作ったり、調べた内容をまとめて発表したりします。
チームで作業して効率よく仕上げるためには自分の役割を理解し、動くことが重要です。
このチームプレー研修での内容によって個人の特性を観察し、配属先が検討される場合も。
研修で使われるゲーム形式のメニューにはたくさんの種類があります。
知識を得るタイプの研修は個人でもできますが、人との関わりを学ぶ研修はこのような機会で行うことが効果的ですので研修では多く活用されています。
コミュニケーションやチームワーク、交渉力、など現実の業務に必要とされる経験をゲーム感覚で楽しく学べます。
身体と心を鍛えるという意味で山登りやトレーニングなど体育会系なみのカリキュラムが組まれた研修をする企業もあります。
中には、1週間~2週間の合宿生活で長時間拘束に耐え切れず、途中でリタイヤする内定者も現れるほど過酷な研修を行う企業も。
例えば、ある企業では無人島でサバイバル生活を送りながらグループワークを課した事例も。無人島生活という、非日常の体験ができるという点では、ある意味魅力的でもあります。
ただし、現在では度を越した厳しい研修内容で問題となった企業はもちろん少ない傾向です。ただし、参加する際は、細心の注意を払うに越したことはありません。
社会人になるとやりたいと思っても忙しくてできなくなることがたくさんあります。
ここでは、入社前にやること・準備すべきことを4つ紹介。
入社前に心も身体もばっちり準備しておきましょう。
社会人になると生活のペースが変わり自由な時間は減りますから、残りの学生生活を思う存分楽しみましょう。
趣味にはまったり、いろいろなイベントに参加したりアウトドアや旅行に出かけるなど、自分なりに満足できる時間を過ごしてください。
積極的に遊びやイベントに参加し、いろいろな経験をしたり人脈を広げたりすることも、入社後にプラスに働くかもしれません。
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内定が決まってもし時間がとれるようでしたら、自分磨きを行うのも社会人として必要な能力といえるでしょう。
趣味に没頭したり、思い切って旅行に出かけたり、セミナーやスクールでスキルアップしたり、貴重な時間を有意義に過ごしましょう。
内定前研修のメニューに組み込まれることの多いPCスキルに加えて少し進んだITスキルを身に付けておくと自分のスキルとしてたいへん役立ちます。
MOS(Microsoft Specialist)やITパスポートの資格を取得したりすることや、もう1歩すすんでプログラミングの勉強をすることも自分の強みとなります。
プログラミングを短期間で習得できるスクールもあるので、入社前にマスターすることも可能。ITエンジニアになる方は、特におすすめです。
おすすめのプログラミングスクールは「【オンライン可】社会人向けのITスクールおすすめ12選!エンジニアを目指せるプログラミングスクール」で紹介しているので、合わせて参考にしてください。
全国各地でさまざまなビジネスセミナーが開催されています。興味のある分野があればどんどん参加してみましょう。
オンラインセミナーも数多くあるので、お持ちのPCでリモート参加するのもおすすめ。
視野を広げたりビジネスに関する知識を増やしたりすることも今後の自分に大いに役立ちます。新聞やビジネス書を読むこともおすすめです。
※セミナーを探せるおすすめのサイト:
日本最大のセミナー検索ポータルサイト ビジネス・セミナー・ガイド
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内定時に提示される「雇用契約書」や「労働条件通知書」の内容をよく確認しましょう。
「雇用契約書」には、職種・勤務地・雇用期間・雇用形態・給与・通勤手当・残業手当・休日・勤務時間・福利厚生・給与の締め日や支払日などが記載されています。
事前に提示された雇用条件との相違や疑問点があれば遠慮なく確認してください。また、内定時に「雇用契約書」などが届かない場合にも企業へ確認することが必要です。
内定者研修では、参加を強制して賃金を払わない企業は違反になります。このような企業は、入社後もいろいろな問題が起こる可能性が高いので、入社の是非を検討すべきでしょう。
その他に確認する方法としては、インターネットなどの書き込みやその企業の求人状況を見てみましょう。
いつも求人が出ている、全体数に対して求人の人数が多いなどの場合は、離職率が大変高いことが予想されます。
内定者研修の内容にも注目し、長時間の拘束や業務からかけ離れた苦行を強いる、研修費用を内定者が負担するなどの場合も注意が必要です。
内定者研修についていろいろな情報をまとめてみました。
内定者研修は強制ではないので、不参加でもペナルティや内定取り消しはできません。しかし企業側も費用をかけて研修を実施し、あなたに期待をしています。
そのため、誠意ある行動をとり、自分自身の目で内定先企業を観察することも重要。
新しい1歩を踏み出す就職先で有意義なキャリアを積んで、充実した人生への第1歩となるように頑張ってください。
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