「本を読んでビジネスに活かしたい」
「自己啓発本を読んでモチベーションをアップさせたい」
読書によって仕事のやる気を出したり、マインドを高めたりすることができます。
しかし普段読書をしないという方は「どんな本を読めば良いのかわからない」と悩むこともあるでしょう。
本記事では、仕事に役立つおすすめの自己啓発本を紹介しています。また、実際にビジネスの現場で効果を出すための本の読み方も解説しています。
仕事で成果を出したい人、年収を上げたい人などはぜひ参考にしてください。
【仕事に役立つ】おすすめ自己啓発本15選
仕事に役立つおすすめの自己啓発本は以下のとおりです。
- 人は考えたとおりの人間になる
- 多動力
- 学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- スタンフォードの自分を変える教室
- メモの魔力-The Magic of Memos-
- 夢をかなえるゾウ
- 志高く 孫正義正伝
- 自分の小さな「箱」から脱出する方法
- 嫌われる勇気
- 笑われる勇気
- 七つの習慣
- チーズはどこに消えた?
- 人を動かす
- フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉
- 超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由
比較的読みやすいものを中心に紹介しているので、読書が苦手という方も気になった一冊にチャレンジしてみてください。
人は考えたとおりの人間になる
1903年に出版された「As a Man Thinketh」。この本は、自己啓発本の元祖として知られており、世界的なベストセラーです。
「聖書の次に読まれている名著」と言われるほどの評判を博しています。
そのような世界的な名著を名訳で復活させたのが「人は考えたとおりの人間になる」です。
人の心に寄り添うように語られる言葉は、読むたびに新たなる学びを与えてくれます。
100年以上を超えて読まれている名作には、自分自身を信じて理想とする自分になるためのヒントが詰まっています。
多動力
堀江貴文氏の著書である『多動力』。多動力とは、いくつものことをこなしていく能力のことです。
これまでの社会では「一つのことにコツコツ取り組む人材」が求められており、多動力はマイナスでしかありませんでした。しかし時代は変化しつつあります。産業はフラットになり、徐々に水平分業型に変わっています。
そういった時代に求められるスキルこそ多動力である、と書かれています。
また一つのスキルにこだわらず、様々な経験とスキルを掛け合わせて唯一無二の人材になることが重要であるとも説かれています。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
本を読んでも忘れてしまう、行動に移せないなどの悩みを解決に導く本です。
アウトプットとは情報を処理し、それを何らかの形で頭の外に出すこと。
結果を出し続ける人は、インプットよりもアウトプットを重視しています。本書では、学んだことを記憶に残すための方法や、アウトプット力を鍛える習慣なども紹介されています。
著者の樺沢紫苑氏は、精神科医であるため、科学的な見地からの有益な情報を得ることができます。
スタンフォードの自分を変える教室
スタンフォード大学のケリー・マクゴニガル氏による「意志力を鍛えるにはどうすればよいのか」のレッスンが記された書籍です。
心理学や神経科学をはじめとした科学的要素を盛り込み、実際に行われた講義では受講生のおよそ97%に影響を与えたと言われています。
アメリカでは、「科学と戦略を有効に使ったまったく新しいタイプの自己啓発書」と評されており、様々なメディアで大きく取り上げられたようです。
自分の状況など、何か変えたいけど変えられない、と悩んでいる方におすすめの一冊です。
メモの魔力-The Magic of Memos-
SHOWROOMの前田裕二氏の著書。普段から大量のメモを取るという前田氏の「メモの取り方」が解説されています。
メモの魔力で紹介されるのは、一般的な備忘録としてのメモではありません。ファクト、抽象化、転用という要素からなる、「知的生産のためのメモ」なのです。
「具体と抽象」という非常に重要な概念を、メモというツールを通して理解することができます。もしアイディアを生み出したり、創造性を高めたい人は、必読であると言えるでしょう。
夢をかなえるゾウ
『夢をかなえるゾウ』は作家である水野敬也氏の著書です。自己啓発本の定番。
主人公の前にガネーシャという神様が突然現れ、夢を叶えるための様々な課題を与えていくというストーリーで語られます。
ガネーシャの与える課題は、コンビニで募金をする、食事を腹八分におさえるなど普段の生活ですぐに実行できるものばかり。
ですがこれらには意味があり、例えばコンビニで募金をするのは「他者貢献の活動」、食事を腹八分におさえるのは「自分をコントロールする」など。これらの要素は、ビジネスにおいても欠かせないものです。
普段読書をしない人でも、ストーリーを楽しみながら夢を叶えるヒントを得ることができるでしょう。
志高く 孫正義正伝
『志高く』は、ソフトバンク創業者の孫正義氏の自伝書です。実際に孫氏がどのような過程を経て、ソフトバンクを創り上げるに至ったのかを臨場感を味わいながら知ることができます。
特に孫氏が留学した際、睡眠時間以外の全てを勉強に費やし、歩きながらも本を読んでいたなどのエピソードや、世界初の音声機能付き電子翻訳機を発明したエピソードなどは、読者のモチベーションを高めてくれることでしょう。
自分の小さな「箱」から脱出する方法
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』は、Google、Microsoftの研修にも使用された自己啓発書です。
内容はストーリー形式になっており、主人公のビジネスマンが上司にダメ出しを受けるところから始まり、物語が進むにつれ、身の回りの人間関係の問題が起きる原因が、自分の「箱に入っている状態」であるという内容を理解することができます。
嫌われる勇気
『嫌われる勇気』は、アドラー心理学の入門書です。アドラーは20世紀初頭の心理学者で、「個人心理学」または「アドラー心理学」を提唱しました。
アドラーは、人生における様々な苦しみの原因は対人関係にあるとして、その悩みから解放されるためには「嫌われる勇気」が必要であると説いています。
嫌われる勇気では、アドラー心理学を習得している人と若者の対話形式でアドラー心理学をわかりやすく解説しています。
笑われる勇気
我が道を行く人の代表格と言える蛭子能収さんの「世界一ゆるい自己啓発本」。
ゆるゆる人生相談が108本収録されており、「読むと気持ちが軽くなる」「自分は自分、人は人と思える」「蛭子さんなのにいいこと言っている」と評判です。
現代で生きるための飄々とした心構えについて学びたい方におすすめ。
七つの習慣
『七つの習慣』は、スティーブン・コヴィーによるビジネス書であり、全世界で3000万部以上売れたベストセラーとなっています。本書では、仕事や家庭、個人の活動など、人生全般の成功法則という形でまとめられています。
七つの習慣では、「主体的である」「終わりを思い描くことから始める」などの習慣が紹介され、その必要性や影響などが論理的に解説されています。
チーズはどこに消えた?
『チーズはどこに消えた?』 は、アメリカ合衆国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソンによる童話形式の自己啓発書です。
迷路に住むネズミと小人が発見したチーズが突如消えたというストーリーで、ページ数も少なく、比較的手軽に読み進めることができます。
実はこの本は、IBMやApple、メルセデスベンツなど様々なトップ企業が社員教育に採用したと言われています。シンプルなストーリーですが、状況の変化にどのように対応すれば良いのか、その本質が描かれています。
人を動かす
デール・カーネギー氏の『人を動かす』は、マネージャーやリーダーなどまさに「人を動かす」人にとっての必読書。
『人を動かす』は全4パートで構成されており、人間関係を円滑にするためのノウハウが記載されています。
「 人を動かす三原則」をはじめ、 「人に好かれる六原則」や「人を説得する十二原則」など、営業などのビジネスにおいても重要とされる内容を知ることができます。
フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉
青山学院大学を駅伝部監督である原晋氏の著書。原氏は駅伝監督に就く前は、営業マンとして働いており、トップクラスの営業成績を出した経験を持っています。
原氏の指導法は、チーム作りや人を育てるために必要なことなど、ビジネスのノウハウが活用されています。もし組織をマネジメントする立場にいる人は、参考になる部分も多いでしょう。
超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由
Twitterのフォロワー数が90万人を超えるTestosterone氏が、スポーツ科学研究者がタッグを組んで生み出された本書。
筋トレが健康やメンタルヘルスによい影響を与える最強のソリューションであることを科学的に実証するという斬新な内容が特徴。
読者からは自己啓発本以上に自己啓発の効果があると高い評価を得ています。
一味違うアプローチで成功を掴み取りたいという方におすすめです。
そもそも自己啓発本とは
自己啓発本とは、「目的達成や成功などの手段」としての自己啓発を目的とした本です。
要するに人生における成功や、ビジネスにおける目的達成はどのようにすれば良いのか、が主に書かれています。
ノウハウ本やビジネス本の関連ジャンルと言えますが、科学的内容というよりは、主に著者の経験に則った内容であることが多いです。
自己啓発本の選び方
自己啓発本と選ぶ際は、今の自分の状況や気分に合った本を選ぶことをおすすめします。
例えば、人生について考えるなら著名人の自伝本、日々の習慣を見直す本などがよいでしょう。経営者の人生の変遷を追体験することで、モチベーションも高めることが可能です。
特的の目的や悩みがある場合は、その悩みに合ったものがおすすめ。例えば人間関係の悩みがある場合には、話し方やコミュニケーションについて書かれたものを探すとよいでしょう。
仕事に役立つ自己啓発本の読み方
本を読もうと思っても、読み進められなかったり記憶に残らなかったり、仕事へなかなか活かせないという方もいるはず。
ここでは、本の内容を仕事につなげるための読書術について解説します。
自分の課題を解決する本を読む
本を読む際に重要なのが「目的・課題意識」です。自分は何のためにこの本を読むのかを明確にすることを心がけましょう。
目的が明確だと、文章を読んでいくうちに「自分にとって重要な内容」が目に入りやすくなります。
一方、目的なく漠然と読んでいるとどの部分が自分にとって重要なのかがわからず、読み終わってもなんとなくしか覚えていないという事態に陥りやすいです。
まずは自分の課題を明確にしましょう。と言っても難しく考える必要はありません。
例えば「仕事のやる気が出ない」であれば「モチベーションを高める本を読もう」など、簡潔な目的意識でも充分効果があります。
気になる・好奇心を刺激する本を読む
読書を習慣化する上でも重要ですが、気になる本や自分の好奇心を刺激する本を手に取ることが大切です。
重要な内容でも読んでいてワクワクしないのであれば、頭に残りません。読書そのものに飽きてしまう可能性すらあります。
例えば憧れの人の本や、ニュースなどを見て気になった事柄についての本などを読むのがおすすめです。
全部読まない
「本は初めから最後まで全て読まなければいけない」というわけではありません。むしろ自分にとって大切な部分を探しながら、読み飛ばすことが重要なのです。
「パレートの法則」という概念があります。「2:8の法則」とも呼ばれ、マーケティングなどで用いられることが多いです。
パレートの法則とは、例えば商品を売る企業であれば、「顧客全体の2割である顧客が売上の8割をあげている」というもの。
「商品の売上の8割は、全体の2割の商品が生み出している」など、様々な視点に当てはめることができます。
これはマーケティングだけでなく、読書にも適用できると言われています。つまり「本の中の重要な部分はおよそ2割、その本全体の8割の重要な内容が詰まっている」ということです。
そのため本を読む際には、最初から最後まで均等にじっくり読むというより「重要な2割を探しながら読む」という方が、効率的に早く本を読み進められるでしょう。
本を読み終えたらアクションプランを考える
読書が終わったら「読みっぱなし」にしないことを心がけましょう。読みっぱなしにしてしまうと記憶に残りませんし、次の行動につながらないので、身の回りの状況に変化をもたらしません。
そのため本を読み終わったら、その本から何を学んだのか、あるいはその本から学んだことを活かしてどういう行動を取るのか、を少しでいいので考えておきましょう。
仕事に役立つおすすめ自己啓発本 まとめ
仕事に役立つおすすめの自己啓発本や、本の読み方について解説しました。本は著者の経験が的確にまとめられており、読書をすることでそれを追体験できます。
つまり自分の人生だけでは学べないことや経験できないことを知ることができるのです。本を読み、知識や経験を学び、仕事に活かしましょう。
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