仕事でミスや失敗をしてしまうと、誰もが多少は気持ちが落ち込んでしまうもの。しかし、いつまでもミスを引きずっていては、前に進むことができません。反省をしっかりとした上で、気持ちを切り替えることが大切です。
そこでこの記事では、仕事のミスで落ち込んでいる人向けに、気持ちを切り替える方法や、今後同じような失敗を繰り返さないようにするためのポイントを解説。
さらに、仕事のミスで気持ちが落ち込みやすい人の特徴についても紹介します。
「もう落ち込みたくない」「失敗にもくじけないメンタルが欲しい」という方はぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
仕事のミスで落ち込みやすい人の特徴
仕事で同じようなミスをしても、すぐに気持ちを切り替えられる人と、いつまでもミスを引きずってしまう人がいます。
仕事のミスで落ち込みやすい人には、いくつかの共通点があります。まずは「自分がなぜ落ち込みやすいのか」を理解し、意識的に考えを変えていくことで、ミスや失敗にも負けないメンタルを手に入れましょう。
以下で、落ち込みやすい人の共通点を挙げます。
- 完璧主義である
- 物事を深く考えすぎる
- つい自分と他人を比べてしまう
- 感受性が強い
- 悩みを他人に相談するのが苦手
完璧主義である
完璧主義の人は「自分はこうあるべき」「これくらいできて当然」という強いイメージがあるため、ミスをした自分が許せず、気持ちを切り替えるのが難しい傾向があります。このような人は、他人や環境ではなく、自分自身に怒り、失望しています。
自分に責任があることを認めることは大切ですが、必要以上に自分を責める必要はありません。反省をしっかりと行った後は「次は頑張ろう」と自分を前向きに励ましてあげることが大切です。
物事を深く考えすぎる
物事を深く考えすぎる癖がある人は、ミスによって迷惑をかけた上司や関係者を失望させてしまったのではないか、と不安になってしまい、気持ちが落ち込みがち。
「もう大事な仕事を任せてもらえないかも」と自分でどんどん悪い方向に考えが進んでしまい、さらに気持ちが沈んでしまうのです。
このような人は、ストレスを上手に受け流す「鈍感力」を身に着けてみてはいかがでしょうか。ある程度のことを受け流すことができるようになれば、仕事にもより自信をもって望めるはずです。
つい自分と他人を比べてしまう
「同期の◯◯さんに比べて、自分は仕事ができない」といったことを考えてしまい、気持ちをなかなか切り替えられない人も。
しかし、人にはそれぞれ得意・不得意があるものなので、他人と自分とを比べることに意味はありません。あなたから見て優秀な同僚にも、苦手なことや、ミスをして落ち込んだ経験がきっとあるはずです。
他人は他人、自分は自分と割り切って考えると、少し気分が楽になるでしょう。
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感受性が強い
感受性が強い人は、些細な発言や行動から相手の感情や真意を読み取ってしまうため、本来は抱える必要のない悩みや不安を持ってしまう傾向があります。
感受性の高さは日常の小さな幸せに気づきやすかったり、相手の感情を理解して適切な言動ができたりといったメリットもあるため、決して悪いことではありません。
しかし、ポジティブなこともネガティブなことも同じように敏感に反応するため、仕事がやりづらく感じる人も多いのです。このような場合には、物事を深く考えすぎる人と同様に「鈍感力」を鍛えてみるとよいでしょう。
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悩みを他人に相談するのが苦手
悩みを他人に相談するのが苦手な人は、日々の様々な出来事を自分の頭の中で解決しようとします。しかし、仕事の大きなミスなどは、自分の頭ではうまく感情を処理しきれずに落ち込んでしまうのです。
自分の心の内を誰かに打ち明けることは、簡単なことではありません。しかし、誰か一人でも話ができる人がいると、いざというときに助けになるでしょう。
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仕事でミスをしたときにまずやるべきこと
仕事でミスをしてしまったとき、ミスの内容そのものよりも、その後の対応の悪さを指摘され、落ち込んでしまうことも多いです。
仕事のミスを100%防ぐことはできません。そのため、ミスが発生した場合にはその影響を最小限に抑えるために素早く行動することが大切です。正しい対処をすることが、結果としてミスをしたあなた自身へのストレスを減らすことに繋がります。
ここからは、仕事でミスをしたときにやるべき3つのことを解説します。
- ミスの内容を上司などに正確に報告する
- 迷惑をかけてしまった人に謝罪する
- ミスの原因と今後の予防策を考える
ミスの内容を上司などに正確に報告する
まずはミスが発生したことを上司など関係者に報告します。その際には、事実のみを正確に伝えることが大切です。
「◯◯しようと思ったら・・・」や「◯◯したと思っていたのですが・・・」といった主観を入れると、言い訳に聞こえてしまう可能性があります。
「お客様からクレームが入りました」「本日納品予定の◯◯が、間に合いません」といったように、客観的かつ簡潔に報告することを意識しましょう。
ミスを隠すことや自己判断の行動はNG
ミスに気づいたとき「バレないうちに自分で対処してしまおう」と思うこともあるでしょう。しかし、新入社員など仕事に慣れていない間は、事態をさらに悪化させる可能性があるため、おすすめしません。
怒られるのが怖くてミスを隠そうとしても、後でバレてもっと怒られるだけです。悪い報告は、早ければ早いほど影響を小さく済ませることができます。必ず指示を仰ぐようにしましょう。
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迷惑をかけてしまった人に謝罪する
上司などの指示に従って一次対応が終わったら、迷惑をかけた社内外の関係者に謝罪しましょう。
自分の代わりに取引先に謝ってくれた上司や、ミスのカバーのために残業をしてくれた先輩などには「ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と直接謝ります。
取引先など社外の相手に謝罪する場合は、メールではなく電話が好ましいです。電話がつながらなかった場合などは「お電話がつながらなかったため、メールにて失礼いたします」と一言添えた上で、お詫びの言葉を書きましょう。
ミスの原因と今後の予防策を考える
社内的なミスの処理が終わったら、自分でミスが起きてしまった原因を振り返り、今後同じことを繰り返さないように対策を考えましょう。
不注意や思い込みが原因の場合には、作業時のチェックリストを作ったり、ミスを防ぐためのマイルールを設定したりします。
必要に応じて上司や先輩などのアドバイスを受け、ブラッシュアップしていきましょう。
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仕事のミスで落ち込む気持ちを切り替える方法
ミスを上司や関係者に報告し、正しく対処をしたとしても「ミスをしてしまった…」と気持ちが落ち込んでしまうこともあるでしょう。
しかし、あなたがどれだけ深く落ち込んだところでミスの事実を変えることはできないため、ある程度反省したタイミングで気持ちを切り替えることが大切です。
ここからは、ミスで落ち込んだ気持ちを切り替える方法を解説します。
- ミスから得た教訓を考える
- 上司や先輩に相談する
- 一旦仕事を忘れてリフレッシュする
- 「落ち込むのをやめる」と自分で区切る
ミスから得た教訓を考える
「失敗は成功のもと」ということわざの通り、ミスから得た教訓を考えてみましょう。
同じミスを繰り返さないための対策の他に、上司への報告の仕方、上司や同僚がとったミスへの対応方法、謝罪の言葉など、学んだことは色々とあるはずです。
苦いミスの経験を通して、自分に何が残ったかを考えることで、前向きになれるでしょう。
ミスが多い人の特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。知らず知らずのうちにミスが発生しやすい仕事のやり方をしていないか、確認してみましょう。
仕事でミスが多い人の特徴9つ!失敗談や失敗後の対処法も紹介上司や先輩に相談する
社会人であれば、誰もが一度や二度は大きなミスをするものです。上司や先輩も、同じようなミスを経験しているかもしれません。
「失敗が怖くて思い切って仕事ができない」といったつらい気持ちを打ち明けることで、何かアドバイスがもらえる可能性があります。
相談する以外にも、同期や社外の友人などに話を聞いてもらうだけでも、気持ちがすっきりすることもあります。思い切って打ち明けてみてはいかがでしょうか。
一旦仕事を忘れてリフレッシュする
後悔することに意味がないと理解しつつ「あのとき◯◯すれば・・・」と、考えてもどうしようもないことでくよくよと悩んでしまうことが多いものです。
ぐるぐると同じことを考えてしまうときや、日々のふとした瞬間にミスを思い出して落ち込んでしまうときには、一旦仕事から離れてリフレッシュすることも大切です。
仕事モードを完全にオフにするためには、スポーツや料理、ゲームなど、没頭できる趣味が何か1つでもあるとよいです。公園や山などの自然の豊かな場所に出かけたり、仕事以外の友人と遊びに出かけたりするのもおすすめです。
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「落ち込むのをやめる」と自分で区切る
報告、謝罪、再発防止対策などの一通りの対応が完了したら、ミスについてもうやるべきことはありません。
ミスへの対応が終わった後に、あなたがどれだけ落ち込み続けたところで何も変わらないので、自分で強制的に気持ちに区切りをつけてみましょう。
ふとした瞬間にミスのことを思い出してしまったときは「落ち込んでも意味はない」「落ち込むのをやめよう」と自分に言い聞かせます。これを繰り返しているうちに、だんだんと気分も回復していくでしょう。
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ミスが原因でクビになる可能性は低い
一般的に仕事のミスだけで会社をクビになることはほとんどありません。特に普段の行いが良くて素行にも問題がなく、真面目に仕事をしている人が1度ミスしたくらいではクビなることはまずないでしょう。
会社に巨額の損失を出したり、犯罪行為などを行っていたり、日々の態度に大きな問題があるなどの場合はミスがクビの決定打になる場合も考えられますが、そうでなければ過剰に心配することはありません。
仕事のミスで落ち込んでいるときの対処法 まとめ
仕事でミスをして落ち込んでしまうということは、それだけあなたが真面目に、真剣に仕事に取り組んでいるということ。真面目でなければ「まぁいいや」となり、そもそも落ち込むことはないので、落ち込んでしまう自分を責めすぎないことが大切です。
気持ちが落ち込むことが多い人は、完璧主義や感受性の高さなどの性格が関係していることがあります。自分の性格を理解した上で、落ち込んでしまったときには、ミスを前向きに捉えられるように考え方をコントロールしてみましょう。
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