新卒で入った会社を早期退職した方に向けて、第二新卒で未経験からのエンジニア転職を成功させるためのコツをご紹介。
この記事では、履歴書と職務経歴書の書き方について解説いたします。
この記事の目次
基本的な転職対策はみんな同じである
新卒で入った会社をすぐに辞めてしまったら、その後の転職活動は特別な対策が必要なの?
早期退職したからといって特別な対策は必要ありません!どんな経歴の方も転職対策の基本は同じです。
そもそも「新卒での早期退職」はめずらしいことではない
あなたが早期退職を検討したり実行したりする時、「取り返しのつかないことになるかも」「社会のレールから外れてしまいそう」と思い悩むことがあるかもしれません。
「この先、どこの会社にも雇われないのかもしれない」といった不安を感じることもあるでしょう。
実は、新卒で入社した会社を3年以内に退職する人の割合は全体の3割と、意外とたくさんます。
だから、採用する会社側にとって「新卒の早期退職」は、めずらしいことではありません。本記事の内容に沿って対策を進めれば、転職成功につなげられます。
未経験からのエンジニア転職における履歴書と職務経歴書のポイント
こちらの記事を掲載しているテクノロジーメディアTECH::NOTEを運営する株式会社divでは、社内のキャリアアドバイザーが未経験からのエンジニア転職を支えています。
ここからは、キャリアアドバイザーから伺ったアドバイスをもとに、履歴書と職務経歴書の書き方のコツを解説いたします。
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しっかりキャリアの棚卸しをする
はじめに、履歴書と職務経歴書に記載する核となるキャリアの棚卸しをしっかりと行うことが重要です。
キャリアの棚卸しとは、これまでの業務で自分が携わった仕事を全て書き出して整理することです。
この作業によってまとめられた情報から、転職希望先の企業の職種と業務に関連する経験を選び出して履歴書と職務経歴書に記載していきます。
重要なのは、日々の小さなルーティン業務までじっくりと思い起こすこと。また、成果が出た仕事については業務内容と合わせて、実績の正確で具体的な数字も見直しておきましょう。
全ての業務を抜け漏れなく振り返りましょう!自分にとっては、当たり前すぎて書くほどではないと感じる仕事でも、他の人から見れば、特別な能力やスキルであるといった判断を得られる場合も意外と多いです。
キャリアの棚卸しに使えるフレームワーク
キャリアの棚卸しに取りかかってみると、イマイチやり方がわからなくて……。「全て書き出して整理する」って具体的にどうやればいいんだろう?
キャリアの棚卸し上手くできない時は、フレームワークを使って使うといいですよ。
フレームワークとは「考え方のテンプレート」のことです。やるべきことが分かっているのに、そのやり方がわからない時に最適な思考ツールです。
今回の場合であれば、以下のようなフレームワークを活用することができます。
・脳内にある情報を全てはき出す「ブレインストーミング」
・抜け漏れなくグルーピングする「MECE(ミーシー)」
以下の記事で、フレームワークについて詳しく説明しています。ぜひご覧ください。
関連記事:フレームワークとは?あなたのアウトプットの質を高める最強ツール
関連記事:転職・キャリアアップに役立つフレームワーク5選を紹介
入社したら会社にどう貢献できるか職務経歴でアピールする
面接官は、あなたが会社にどう役立つかを履歴書と職務経歴書から見ています。
そのため、キャリアの棚卸しをした後は、まずは希望している企業の事業内容・各職種がどんな働きをしているかを調べましょう。そこから、自分の能力・経験へと紐付けていきます。
履歴書と職務経歴書に記入された内容が、あなたが「具体的にどう会社に貢献できるのか」面接官が納得のいくものであれば、次の採用ステップに近づけるでしょう。
アピールできる職歴・実績がない場合
働いていた期間が短すぎてアピールできる実績がない場合はどうすればいい?
仕事へのやる気・意欲、あなたが独自に取り組んできたことをアピールしましょう。
早期退職の場合、仕事の中で実績を残す前に辞めてしまったというケースも考えられるでしょう。この場合、あなたがいかにその会社に入りたいか、そのためにどんなことをやってきたかをアピールしましょう。
例えば、「エンジニアを目指す上でプログラミングの勉強をした」「業界を知るために関連する本を読んだ」など。
第二新卒として転職するとしたら、面接官はあなたに豊富な実績・スキルがないことは重々承知しているはず。その上であなたを採用したいと思うにはどんな部分が重要かといえば、「転職する熱意」の部分です。
「やる気がある」「努力する」という言葉だけでなく、具体的にどんな取り組みをしてきたのかを伝えられると理想的です。
エンジニアになりたい理由を”自分”のエピソードを交えて記入する
履歴書と職務経歴書で必ず記入する項目に志望動機があります。
志望動機では、「なぜその職種を目指すのか」「どうしてこの会社に入りたいのか」を説明する必要があります。
未経験からエンジニアを目指す場合、大幅なキャリアチェンジになります。そのため、面接官には「なぜエンジニアになりたいのか?」という疑問が生まれるでしょう。
つまり、志望動機は面接官が「興味を持ってあなたの文章をしっかり読んでくれる重要な項目」とも言えるのです。
それなのに、googleを調べたら出てくるような一般的な理由が書いてあると、説得力に欠けるし印象も薄くなってしまいます。
せっかくなら、あなたの熱い想いや人柄が相手に伝わる書き方をしたいもの。
しっかりと書いたつもりでも、常套句のような説明になってしまうときはどうしたらいいの?
2つのポイント「具体的に書くこと」「自分のエピソードを交えること」を意識することで、グッと内容に厚みがでます。書きあがった文章を第三者に確認してもらうのもオススメです!
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企業側が納得できる「早期離職に至った理由」を述べる
企業側が納得できる理由って、本心であってもネガティブな内容は書いてはいけないってこと?
そんなことはありません。大切なのは「自分の気持ちに素直に、相手の立場に立った表現を意識すること」です。
早期退職に至るには、それ相応の理由を各個人が抱えていると思います。ポジティブな理由もあれば、ネガティブな理由もあるはず。
その理由をもう一度、自責の目線で見つめ直すと「自分の悪かった面」や「守り抜きたいと感じる面」が鮮明に浮かび上がってきます。まずは、その思いを素直に受け止めましょう。
そして、企業側の目線に立って「どんな伝え方をすれば企業側が納得できるか?」を考えながら、表現を工夫することが大切。
同じ内容やエピソードであっても伝え方によって、相手の感じ方が全くの正反対になることもあります。
伝え方を鍛えたいなら、以下の記事もぜひご覧ください。
関連記事:伝える力を鍛えるトレーニング6選!ビジネスでは簡潔に話すことが重要
おわりに
履歴書と職務経歴書で重要なのは、自分が持っている情報をどう表現するかです。
一見、自分にとったら大したことなかったり、周知の事実だったりすることも、伝え方次第でアピールポイントになることがたくさんあるはず。
しかし、「採用されたい」一心で、伝える内容について事実を捻じ曲げたり、自分の感情にまで嘘をついたりして面接仕様にする必要はありません。
自分が「素直に心から思っていること」の伝え方を工夫して記入しましょう。
この記事は新卒での退職から未経験でエンジニア転職を目指す方法について説明している12ステップ記事のひとつです。
前のstep7の記事は、以下からご覧下さい。
次のstep9の記事は、以下からご覧下さい。
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