「趣味と特技の違いがいまいち分からない」
「特技は書けるけれど趣味が見つからない」
「面接官の興味をひく趣味が自分にはない」
「自分の趣味はただの娯楽なのではないか?」
履歴書やエントリーシートで、趣味や特技を書けずに悩んでいませんか?
本記事では「趣味」という言葉が持つ意味、娯楽や特技との違いを解説。合わせて、趣味を見つけるポイントや面接で趣味を伝えるコツなども紹介します。
自分と向き合い趣味を見出すきっかけになれば幸いです。
この記事の目次
趣味の意味・定義
「趣味」の意味を辞書で調べてみると、以下の通り。
仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄。
引用元:goo辞書
また「趣味」は英語で「hobby」「pastime」「interest」などと表現されます。それぞれニュアンスが違い、おおよそ以下のような意味で使われるようです。
- hobby:ある一定の知識を要する趣味
- pastime:娯楽としての趣味
- interest:興味を持って行う趣味
上記の通りで、日本語のニュアンス的に近いのは「interest」でしょう。
娯楽(道楽)の意味・定義
趣味・娯楽・道楽の違いについて紹介します。「娯楽」を辞書で調べると、以下の通り。
仕事や勉学の余暇にする遊びや楽しみ。また、楽しませること。
引用元:goo辞書
また「道楽」は以下の通りです。
本業以外のことに熱中して楽しむこと。趣味として楽しむこと。また、その楽しみ。
引用元:goo辞書
上記の通りで、趣味・道楽・娯楽はいずれも「本業以外の楽しみ」という意味では一致しています。つまり辞書上の意味に違いはほぼありません。
特技の意味・定義
「特技」を辞書で調べると、以下の通りです。
特別の技能。
引用元:goo辞書
ここで注目すべきは「特別の」という表現。「特別」とは主観的な判断だけでなく、第三者から見てもスキルが高いと判断される必要があります。
例えば「趣味は読書です」と「特技は読書です」では、受け取り方が変わるでしょう。
後者は「特技」と表現しているので、速読の能力がある・ひと月に読む冊数が膨大・書評スキルがあるといった、何かしらの才能があると捉えられるはずです。
趣味に時間を費やす意味はあるのか?
趣味の中でも、娯楽的な「ただ楽しむためにだけに行うもの」には否定的な意見も。
例えば休日をスマホゲームや漫画を読む時間に費やすのを「意味ない」「時間の無駄」と指摘する人もいるでしょう。
しかしそもそも、趣味に意味を求めること自体が適切ではないかもしれません。なぜなら「個人が楽しみとしている事柄」も趣味に当てはまるからです。
趣味に没頭すれば気分転換やリラックス効果を得られます。日頃のストレスを発散できるという点では、趣味に時間を費やす意味は十分にあるでしょう。
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趣味は仕事にも役立つ
例えばブログを書くのが趣味ならば、自分の考えを文章で表現するスキルが身につきます。どんな文章が読者から共感が得られるのか、感覚で分かる人も多いでしょう。
このようなスキルは、商品のPR文を考えるときやクライアントとメールのやり取りするときにも役立つはずです。
あるいはブログを書くこと自体が仕事になる場合も。ブログアフィリエイトでうまくアクセスが集まり広告収入を稼げれば、副収入になるでしょう。
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面接で趣味について質問する理由
就職面接で趣味をうまく伝えられずに悩む方もいると思います。
企業が就職面接で趣味を尋ねる理由は、おもに以下の2つ。
- 趣味の内容から人間性を推し量るため
- 趣味を業務に活かせる可能性があるため
コツコツと何かに打ち込んだ経験がある人は、仕事も長続きしやすいと判断できます。
また例えばプログラミングを趣味にしてきた人なら、システム開発を担当させても良さそうだと判断できるのです。
趣味を見つけるための7つのポイント
自分にとっての「趣味」を「ただ楽しむこと」と捉えると、選択肢が広がります。
本章では、趣味を見つける7つのポイントを紹介します。
- 過去を振り返ってみる
- 長年続けていることを考えてみる
- 趣味だと認識していない可能性も
- 身近な人に聞いてみる
- インターネットで検索する
- 人の趣味を真似してみる
- 些細なことでも趣味になる
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過去を振り返ってみる
過去の経験から、あなたが熱中したことを思い出してみましょう。子供の頃、ただ楽しくてずっと継続したことが誰しもあると思います。
例えば自分で漫画を描いたり、雑誌の中から自分が欲しいものを切り抜いてコラージュにしたり、思い返すと没頭していたことがあるはずです。
このようなことを現代のツールを用いて再開させると、情熱が再燃するかもしれません。
長年続けていることを考えてみる
無意識のうちに長年続けている習慣があるかもしれません。
例えば日記を付けたりブログを書いたりすることも、自分が認識していないだけで、第三者から見れば十分趣味として捉えられます。
人に披露していなかったり、明確な目的がなかったりしても、好きで続けていることは趣味になるのです。
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趣味だと認識していない可能性も
「趣味」と認識するハードルが高い人もいます。実際、意味がないものを「趣味」と表現したくない人もいるでしょう。
しかし趣味に意味を求めること自体がそもそも間違いであり、「ただ楽しみでやっていること」も趣味なのです。
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身近な人に聞いてみる
趣味が欲しいなら、あなたの身近な人に聞いてみるのもいい方法です。
特に家族や友人など、より近い人に聞いてみると、自分では無意識にしている行動が趣味だと指摘してくれるかもしれません。
インターネットで検索する
自分と向き合ってもどうしても趣味が見いだせないときは、インターネットで検索して候補を見つけてみましょう。
ちなみにテックキャンプブログでは、「趣味を見つけ人生を豊かにする方法」をステップに沿って紹介していますので、こちらもぜひご参考ください。
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人の趣味を真似してみる
あなたの周りに趣味があって毎日を生き生きと過ごしている人がいれば、その人の趣味を真似してみるのもおすすめです。
また友人や恋人の趣味に参加することで、その人と一緒に過ごすこと自体を楽しめ、自分の趣味につながることもあります。
人の感性はそれぞれ異なります。しかしまずは試してみないと、自分にとっても楽しいものかどうかは分からないのです。
些細なことでも趣味になる
「趣味は何ですか?」と聞かれると、「野球」「料理」「読書」のように、一言で言い表せるものだけを連想してしまう人も多いでしょう。
しかし一言では表せない、例えば「人の行動を観察すること」や「キレイな風景を見て回ること」なども、趣味と考えられます。
またそのような行為が好きな場合、その理由まで考えてみると面白いです。
就職面接で趣味を尋ねられた場合も、理由をはっきり説明できると、趣味とはいえないような些細なことでも話を広げられるでしょう。
面接で趣味・特技を伝えるときの3つのコツ
就職面接で趣味や特技を聞かれた場合は、以下の3つのコツを押さえましょう。
- 簡単な説明やエピソードを加える
- 娯楽からでも感じたことや発見したことを伝える
- 特技や趣味が仕事にどう活かせるか伝える
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簡単な説明やエピソードを付け加える
面接官はあなたの人間性を推し量り、業務に活かせるスキルがあるか確かめるために、趣味や特技を聞くことがあります。
そのため、聞かれた際にはなるべく簡単な説明やエピソードを付け加えましょう。すると、面接官はあなたの趣味・特技がどのように活用できるか具体的にイメージしやすいです。
例えば「趣味は読書です」と答えるときも、そのあとに予想される展開に対する答えも準備しておきましょう。例えば以下のような内容。
- 「最近読んで一番印象に残った本は?」
- 「読書から学ぶことは何ですか?」
- 「どのようなジャンルの本をよく読みますか?」
- 「月に何冊くらいの本を読みますか?」
少し考えただけでも、さまざまな話の広げ方ができますよね。
娯楽からでも感じたことや発見したことを伝える
たとえ「娯楽」でも、伝え方次第では面接の評価につながります。
例えばアニメや動画を見るのが好きな場合、それを通して何を感じたり、どんな発見があったりしたか、それらを今後そう活かせばいいかを考えてみましょう。
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特技や趣味が仕事にどう活かせるか伝える
趣味や特技を仕事でどう活かせるかまで伝えられると、面接官はあなたの能力を深堀りしやすくなるので、面接で評価される確率が上がるでしょう。
例えば英語力が必要な仕事であれば、「海外旅行で現地の人とコミュニケーションを取るのが得意」と伝えると、効果的かもしれません。
また広報の仕事であれば、普段からブログやSNSで情報を発信したり、口コミを書いたりするのが趣味と伝えると、面接官も話を広げやすいです。
面接や履歴書では控えたほうがいい趣味・特技
面接でアピールした方がいい趣味がある一方で、逆にアピールしない方がいい趣味も。
具体的には以下の3つに該当する趣味です。
- ギャンブルに関する趣味・特技
- 宗教や政治など考え方が分かれる趣味・特技
- 犯罪を連想させる趣味・特技
これらの内容について解説します。
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ギャンブルに関する趣味・特技
パチンコ・競馬・競艇などのギャンブル系の趣味は、計画性のなさを示してしまうので、マイナスに評価されやすいです。
一方でパチンコ業界やメディアなどの一部業界の場合、ネタとして取り入れられるケースも。
例えばギャンブル依存症となった経験を元に、それを克服した情報を発信しているとします。すると特別な経験のある人材として、面接官に強い印象を残せる場合もあります。
いずれにせよ、ギャンブルに関する話をするかどうかは、面接を受ける企業の業界を踏まえて、慎重に判断する必要があるでしょう。
宗教や政治など考え方が分かれる趣味・特技
宗教や政治に関する趣味は、たとえ強い思いがあっても控えるべきケースが多いです。
特に宗教の部分はお互い踏み入れられたくない部分でもあるでしょう。その部分を主張してしまうと、相手と考えが合わなかった場合に関係が悪化する可能性もあります。
無理にオープンにする必要はないのであえてその話題をふる必要はないでしょう。
犯罪を連想させる趣味・特技
もっとも伝えるべきではないのが犯罪を連想させるような趣味や特技です。
これは伝えてもプラスになることはほぼありません。
例えばピッキングやハッキング、刃物の収集なども犯罪を連想させるものとして考えられます。また過去の犯罪者を崇拝するような発言も悪印象を与えるでしょう。
そのような趣味を持つ人全てが犯罪を起こすわけではありません。しかし企業としては、少しでもその恐れがある場合は採用したくない、と考えるのが一般的です。
趣味があると毎日が楽しくなる
「趣味」という言葉が持つ意味、娯楽や特技との違い、趣味を見つけるポイント、面接で趣味を伝えるコツなどを紹介しました。
あなたにとって有益なものだけが趣味ではありません。ただ単純に「楽しい」と思える事柄でも、実は立派な趣味である可能性があります。
一見「意味がない」と思えるようなことでも、時間をかけることで心の調子を整えたり、場合によってはそのまま仕事につながるケースも。
趣味があるだけで毎日が少しでも楽しくなりますから、ぜひ見つけてみてください。
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