独学でエンジニアになるには何から始める?勉強法や転職のコツを紹介
更新: 2023.06.06
「独学でエンジニアになりたいけど、転職には何が必要なの?」
「独学でエンジニアになるための勉強法が知りたい」
本記事は、上記のような悩みを持つ方に向けて、独学でエンジニアになるための転職のコツや勉強方法を解説します。
独学でエンジニアへの転職を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
※記事内の情報は2023年6月執筆時の内容です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
この記事の目次
そもそもエンジニアとは?
本章では、エンジニアの概要を解説します。
- 一般的にはITエンジニアのこと
- エンジニアの年収
- エンジニアの働き方
- エンジニアになるメリットとデメリット
一般的にはITエンジニアのこと
ひとくちに「エンジニア」といっても、仕事内容や働き方はさまざまです。
しかし、現在でいうところのエンジニアとは、一般的には「ITエンジニア」を指します。
ITエンジニアの中で代表的なのは、システム開発の上流工程で活躍する「システムエンジニア(SE)」です。
近年、さまざまなアプリケーションやWebシステムが開発されることに伴い、システムエンジニアのニーズは高まっています。
そのため、広範かつ高度なITスキルを持つシステムエンジニアは、必要不可欠なIT人材として活躍の場が広がるでしょう。
システムエンジニアに関する詳細は、こちらの記事「システムエンジニアとは?仕事内容からやりがい、年収まで徹底解説」で解説しています。
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エンジニアの年収
同じエンジニアでも、使うプログラミング言語によって年収が変わってくることもあります。
paiza株式会社の「プログラミング言語に関する調査(2022年版)」によると、言語別の平均年収ランキングTOP10は以下の通りでした。
出典元:paiza株式会社
- Scala:682.9万円
- TypeScript:667.1万円
- Go:659.0万円
- Python3:644.7万円
- Kotlin:644.1万円
- Ruby:638.3万円
- Swift:615.7万円
- C++:609.6万円
- JavaScript:599.4万円
- Java:589.8万円
特に1位のScalaは、2020年比で72.2万円も平均年収が大幅に増加、基礎知識保有者の人材比率は1.0%と非常に希少で価値のある技術として評価されています。
職種としてエンジニアスキルをアップさせたい、エンジニア転職したいという方は年収も気になりますよね。
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エンジニアの働き方
エンジニアの働き方は、所属する企業によりさまざまです。
特に、2020年以降は新型コロナウイルスの影響によりリモートワークを承認する企業が増え、自宅・カフェ・コワーキングスペースなどで仕事をする人も多くなりました。
リモートワークは、家庭の事情に合わせて働く場所や時間を変えられたり、静かな場所で仕事ができたりと、メリットの多い働き方です。
とはいえ仕事とプライベートの境目が曖昧になり、働きすぎてしまうことも。
リモートワークで働く際は、メールやチャットツールなどを上手く活用して、コミュニケーションをこまめに取る。
オンとオフの時間を意識的に区別するようにしたりと、工夫して働くことが必要です。
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エンジニアになるメリットとデメリット
エンジニアなるメリットとデメリットは、おもに以下の通りです。
- メリット①:転職に困らない
- メリット②:自分の仕事に対して多くの評価をもらえる
- メリット③:高年収が見込める
- デメリット:残業の多さや精神的負担
メリットとして代表的なのは、専門的な知識やスキルが必要とされる仕事であり、今後さらに拡大していく業界であるため、転職などに困らないことです。
また、以下のようなメリットも挙げられます。
WEBアプリケーションやプログラムの開発は、納品されてリリースされるまでに数多くのトラブルが発生します。
そのトラブルを一つ一つ乗りこえ、自社で開発したWEBアプリケーションが実際にユーザーに利用される所にやりがいを感じると言う人が多いようです。
最近流行のスマホアプリの開発等の場合は、海外ユーザーからの評価ももらえたりと、自分のやったことに対してたくさんの評価を貰えるのもやりがいの一つと言えます。
引用元:転職エージェント徹底活用
また、スキルや就職する企業次第では、高年収が見込めることもメリットでしょう。
一方で、デメリットは残業の多さや精神的負担があげられることが多いようです。
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何から始める?独学でエンジニアになるための勉強法
本章では、独学でエンジニアになるための勉強法を3つ紹介します。
- プログラミング学習サイトを使う
- プログラミング本で学ぶ
- IT系の勉強会に参加する
プログラミング学習サイトを使う
プログラミング学習サイトのおすすめは以下の2つです。
- Schoo
- paizaラーニング
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Schoo
Schooは、プログラミングをはじめとして、さまざまな授業のライブ配信を行っているサービス。
各言語の入門者向け授業や、プログラミング初心者向けの授業などが多く行われていますので、何から始めていいかわからないという人も気軽に受けることができます。
無料で見られるのは生放送のみで、まずは気になる授業の放送を視聴してみましょう。
▶️Schoo(スクー) – 社会人向けオンライン学習コミュニティ
paizaラーニング
出典元:paizaラーニング
paizaラーニングは、プログラミングに必要な知識やPython、Rubyといった言語などをオンラインで学べるサービスです。
動画学習ができるほか、実際に書いたコードを利用して転職活動が行えるというコーディング転職サイトでもあります。
業務経験のない言語でもチャレンジできるので、就職・転職の際に活用できるでしょう。
▶️環境構築不要!初心者でも楽しく入門できるプログラミング学習サイト【paizaラーニング】
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プログラミング本で学ぶ
プログラミング本のおすすめは、以下です。
こちらは、Webサービスの設計に関する本です。
HTTP、URI、HTMLなどといったWebを支える技術について解説されています。
こちらは、プログラミング言語Rubyに関する初心者向けの本です。
Rubyの特徴や基礎的な知識などについてまとめられています。
こちらは、Linux初心者向けのの本となっています。Linuxとは何か、どのようにプログラミングを行っていくのかについて解説されています。
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IT系の勉強会に参加する
IT系の勉強会に参加するというのも、効率的に学ぶためには良い方法です。
例えば、TECH PLAY(テックプレイ)は、エンジニアやプログラマー向けの勉強会などの情報を知ることができるサイトです。
登録しておくと、興味のある分野に関する情報を受け取るように設定することもできます。
無料のものから有料のものまで、さまざまなエンジニア向けの勉強会やセミナー、イベントが行われていますので、積極的に活用してみると良いでしょう。
▶️TECH PLAY[テックプレイ] – IT勉強会・イベントなどの情報検索サービス
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独学でエンジニア転職するコツ
本章では、独学でエンジニア転職するコツを5つ紹介します。
- IT系資格を取る
- ポートフォリオを作る
- IT業界に強い転職エージェントに登録する
- プログラミングスクールに通う
- エンジニアの専門学校・大学に通う
IT系資格を取る
独学でエンジニア転職する際、IT系資格を持っておくと自分のスキルを採用担当者にアピールできるので、余裕があれば取得したいところ。
ちなみに、お仕事ドットコムのアンケート調査(2023年)では、稼げるIT資格ランキングとして、以下のIT系資格がランクインしました。
出典元:お仕事応援ドットコム
- 応用情報技術者
- Ruby技術者認定
- シスコ技術者認定
- PHP技術者認定
- AWS認定資格
- LPIC
- Oracle Java Programmer
- Oracle Master
- 基本情報技術者
- ITパスポート
応用情報技術者や基本情報技術者などの国家試験は、企業の信頼度も高いので評価されやすいという特徴があります。
また、技術者認定系やOracleなどのベンダー資格は、取得するならよりレベルの高い資格を取った方が有利。
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ポートフォリオを作る
出典元:Youichi Hiraga’s portfolio
自分が実際に作成したものをまとめたポートフォリオサイトを用意するのもおすすめです。
上記は、先輩エンジニアのポートフォリオ例で、高校生の頃からプログラミングを勉強しているという方が、これまで作った作品をまとめたサイトになっています。
ポートフォリオを用意するメリットは、以下の2つです。
- どのくらいのレベルの技術を持っているのか分かる
- 即戦力として活用できる人材なのかどうか分かる
スキルや使える言語などがひと目でわかり、就職や転職を有利に進められるでしょう。
編集部追記:GitHubの重要性
エンジニア採用担当者や社長にインタビューをすると「GitHubでコードを公開していないエンジニアは採用しない」「公開していないとスキルを判断できないので採用は難しい」という声を多く聞きます。GitHubがエンジニアのポートフォリオになると言えます。
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IT業界に強い転職エージェントに登録する
エンジニア転職を有利に進めるなら、IT業界に強い転職エージェントに登録することも必須。
IT系の転職エージェントでは、業界出身のキャリアコンサルタントがあなたに合う企業を見つけ、転職活動における履歴書の添削や面接などを親身にサポートしてくれます。
IT業界に強い転職エージェントは、「エンジニア採用に力を入れているおすすめの転職エージェント8選」で紹介しているので、ご参考ください。
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プログラミングスクールに通う
独学に挫折しそうなら、プログラミングスクールに通うのもありです。
社会人も学生も通えるプログラミングスクールが増えており、学校より短期間かつ安くエンジニアのスキルが身につきます。
おすすめのプログラミングスクールは、「テックキャンプ」と「CodeCamp」です。
※記事執筆時点での情報のため、内容が更新されている場合があります。必ず申し込み前に公式サイトで正確な情報をご確認ください。
テックキャンプ
当ブログと同じ、株式会社divが運営するテックキャンプは、エンジニア転職に特化したプログラミングスクールです。
- 未経験専用の教育プログラム
- 通常1000時間必要な学習時間を600時間に圧縮
- ライフコーチによる学習サポート
上記を始めとした優れた教育体制により、これまで2,000名以上の転職決定実績を出している国内最大級のエンジニア養成プログラムです。
CodeCamp
出典元:CodeCamp
CodeCampは、ビデオ通信を利用してマンツーマンで指導を行うプログラミングスクールです。
レッスンは現役エンジニアが担当し、毎日7:00〜23:40まで好きな時間で受けられるため、働きながらでも学習を続けやすいのが特徴です。
▶️オンラインプログラミングスクールCodeCamp(コードキャンプ)
エンジニアの専門学校・大学に通う
学生の場合は、専門学校や大学も重要な選択肢です。
ここでは、代表的な「日本工学院」「HAL東京」「東京工芸大学」「芝浦工業大学」の4校を紹介していきます。
※記事執筆時点での情報のため、内容が更新されている場合があります。必ず申し込み前に公式サイトで正確な情報をご確認ください。
日本工学院
出典元:日本工学院
日本工学院は、IT関連をはじめとしてたくさんのコースがある専門学校です。
システムやネットワーク、モバイルアプリなどのIT関連や情報処理などの分野を専攻して学ぶことができます。
国家資格である基本情報技術者試験の、午前に行われる試験が免除となる対象の学科となっていますので、資格取得の際に有利になります。
▶️IT・コンピューター 専門学校 | 4年制 | 東京 | 日本工学院
HAL東京
出典元:HAL東京
HAL東京には、WebデザイナーやWebエンジニアを養成するWEB学科があります。
プログラム専攻とデザイン専攻の2つのコースがあり、2年間の短期で経験豊富な教師陣から学ぶカリキュラムとなっています。
▶️HAL東京(新宿駅徒歩3分)|IT・CG・ゲームの専門学校
東京工芸大学
出典元:東京工芸大学
東京工芸大学のコンピュータ応用学科では、システム開発などを学ぶ「システムデザインコース」と、コンピュータの新たな活用方法を学ぶ「アプリケーションコース」の2つがあります。
コンピュータに関するあらゆる分野について学ぶことができ、卒業生は大手企業やITベンチャーへ就職している実績があります。
▶️東京工芸大学
芝浦工業大学
出典元:芝浦工業大学
芝浦工業大学の工学部情報工学科では、ソフトウェアやハードウェア、ネットワークやデータベースに関する知識を学ぶことができます。
グローバル化にも力を入れており、文部科学省から理工学系の私大で唯一「スーパーグローバル大学」に認定されており、「グローバルエンジニア」の育成を目指しています。
▶️芝浦工業大学
エンジニアになるための転職先の探し方【初心者向け】
本章では、未経験者向けにエンジニアになるための転職先の探し方を2つ紹介します。
- 就職先ランキングを参考にする
- エンジニア転職フェアに参加する
就職先ランキングを参考にする
出典元:2024年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング│総合ランキング – みん就
上記は、「楽天みん就」の『2024年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング』による、就職先ランキングです。
大手企業や近年成長している企業の名前が並んでいます。人気のある企業は転職の難易度も上がりますが、大きな仕事を経験できるなどのメリットもあるでしょう。
エンジニア転職フェアに参加する
出典元:転職type
転職先の探し方として、エンジニア転職フェアに参加してみる方法も。
転職フェアには多くの企業が展示しますので、短時間で情報を集める良い機会となります。
また、無料のセミナーが行われたり、フェア参加者向けに特別な選考フローを準備している企業もありますので、転職をする際に上手く活用すると良いでしょう。
独学でフリーランスエンジニアになれる?
独学でエンジニア転職をするのは、決して簡単ではありません。
そして、高度なITスキルと営業力が必要なフリーランスエンジニアになるには、企業で働くエンジニア以上にハードルが高いです。
フリーランスエンジニアを目指すなら、まずは企業でシステム開発の実務経験を十分に積み、取引先やエンジニア間の人脈を戦略的に構築し、独立して働ける土壌を整えましょう。
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独学でエンジニアになるには確実な準備が大事
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独学でエンジニアに転職するのは簡単ではないものの、独学で学ぶためのツールや短期間でレベルアップできるプログラミングスクールなど、エンジニアを目指す方法はたくさんあります。
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