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就職活動の適性検査では、どのような対策をしたらよいかわからず困っていませんか?出題の範囲が広いので、効率よく対策したいですよね。
そこでこの記事では、就職活動における適性検査の種類について解説し、種類別の対策方法やおすすめの問題集などを紹介します。
就職活動中あるいはこれから就職活動を控える就活生の方は必見です。
※記事内の情報は2024年3月執筆時の内容です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
この記事の目次
就職活動で行われる「適性検査」とは
就職活動中に受ける適性検査には、大きく能力検査と性格検査があります。ここでは適性検査を行う目的や種類を把握しておきましょう。
- 適性検査で測られるもの
- よく耳にする「SPI」とは?
- SPI以外の適性検査
適性検査で測られるもの
就職選考で実施される適性検査は、主に以下の3つの能力をはかるために行われます。
- 基礎的な能力:職務遂行に必要な知識・技術を取得する能力
- 性格的な特性:職務・職場に適応する能力
- 動機・価値観・将来への展望:企業貢献度やキャリアプランなどのビジョンの有無
よく耳にする「SPI」とは?
適性検査といえば「SPI」が代表的でしょう。SPIはリクルートキャリアが開発したもので、シェアナンバーワンの適性検査。年間利用社数13,200と多くの企業が採用しているため、本屋などでもこのSPI対策の書籍が多く並べられています。
SPIには言語・非言語・英語(ENG)・性格適性検査の4種あり、記事執筆時点で最新のバージョンは「SPI3」です。
SPI以外の適性検査
SPI以外には、以下のような適性検査があります。以下で1つずつ解説していきますが、クリックすると公式サイトで内容が確認可能です。
- CUBIC
- 内田クレペリン
- 玉手箱Ⅲ
- TAP
CUBIC
CUBICは代表的な性格適性検査の一つ。個人の資質・特性を評価します。
質問に対して「いいえ」「少しそうだ」「かなりそうだ」「非常にそうだ」の4つの選択肢で回答。能力適性検査を行うものもあります。
内田クレペリン
内田クレペリン検査は代表的な性格適性検査の一つ。個人の個性や仕事ぶりをはかります。一桁の足算を行い、作業量・作業曲線・誤答から能力や行動特性を測定。
玉手箱Ⅲ
玉手箱ⅢはSPI同様、総合的な適性検査を行います。計測・言語・英語・パーソナリティがはかれます。
TAP
TAPは言語・数理・論理・職務バイタリティ・対人的側面・行動的側面がはかれる適性検査です。
このほかにも近年はHRTechが発展し、AIによって可能性や適性をはかれる「GROW360」のようなツールも出てきています。
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適性検査の種類
前述したように、適性検査には大きく能力検査と性格検査の2種類あります。
能力検査
職種関係なく必要とされる知的能力をはかる適性検査です。企業によって必要とされる水準は異なります。能力検査には非言語分野と言語分野があります。それぞれ以下のような能力をはかります。
- 言語分野:言葉の意味や話の大まかな流れを捉える力
- 非言語分野:数的処理能力・論理的思考力
大まかに言語分野は国語、非言語分野は数学と捉えてもらっていいでしょう。
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言語分野の出題範囲
言語分野で出題される科目には以下のようなものがあります。
非言語分野の出題範囲
一方非言語分野で出題される科目には以下のようなものがあります。
- 推論
- 場合の数
- 確率
- 集合
- 損益算
- 速度算
- 表の読み取り
- 資料の読み取り
- 長文読み取り計算
- 代金の精算
- 料金の割引
- 割合の計算
- 分割払い
- 装置と回路
- 物の流れと比率
- 不等式と領域
- 年齢算
- 通過算
- 整数の推理
能力検査の方式
能力検査の方式には以下のようなものがあります。
- 一般能力テスト
- 設問A・B形式
- パワーテスト・スピードテスト
- 択一式・記述式
一般能力テストは基本的な語彙力、論理的思考などの正確さをはかります。設問A・B形式のAは言語を使ったもの、Bは図形を使ったものです。
パワーテストは思考力をはかるもので、設問が長いのが特徴。スピードテストは速さと正確さをはかるもので、設問数が多く処理能力が求められます。
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性格検査
性格検査はその人の考え方や行動を把握するために実施されます。“人となり”を見て、職種や組織に適性があるかどうかを判断します。
性格検査ではかられる内容
性格検査では主に以下の3つのポイントをはかられます。
- 性格特徴
- 職務適応性
- 組織適応性
職種や企業の風土に合わせて回答したほうがいい質問や、正解が決まっている質問があります。しかし回答に矛盾があると信頼性が失われる可能性もあるため、基本的には「面接で質問されたらどう答えるか?」を基準に回答するのがよいです。
性格適性検査の内容については後ほど詳述します。
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性格検査の方式
- 二者択一式(はい・いいえ)
- 投影法
- 作業検査法
投影法とは心理学的アプローチで出題されるもの。作業検査法とは同じ作業を長時間続け、作業能力をはかられるものです。
適性検査の受検方法
シェア率のもっとも高い適性検査「SPI」には、以下の4つの受検方法があります。
- Webテスト
- テストセンター
- ペーパーテスト
- インハウス
Webテスト
Webテストはパソコンで受験します。インターネット環境が必要。指定された受検期間内に自宅や学校のパソコンで受検します。スマホ対応はしていないので注意しましょう。
テストセンター
リクルートキャリアが準備する会場のパソコンで受検します。会場や日時が定められているので、都合のよいものを選んで予約・受検します。
ペーパーテスト
応募した企業が会場を準備し、そこでマークシート形式の適性検査を受けます。
インハウス
応募した会社内のパソコンで受検します。近年はあまり一般的ではありませんが、一部企業では実施されています。
適性検査で落ちるのはなぜ?
適性検査で落ちてしまうのはなぜなのでしょうか。ここでは考えられる3つの理由を解説します。
- 相性の不一致
- 回答の矛盾
- 回答数が少ない
相性の不一致
適性検査の結果で、企業風土に合わない、職種に対して適性がないと判断された可能性があります。性格検査は基本的に正直に答えたほうが相性の合う企業に出会える可能性が高まります。ですから「この会社とは縁がなかった」と考えるのも一つの方法でしょう。
また同じ職種でも企業によって望む人材は異なります。一度適性検査で落ちたからといって「その職種自体に自分が向いていない」と考えるのは避けましょう。
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回答の矛盾
回答に矛盾があった場合は、「自分の性格を偽っている」「自分をよく見せようとしている」と判断される可能性があります。
企業としてはやはり誠実な人材を求めていますから、回答に矛盾があると「求める人材とは異なる」と思われるでしょう。
回答数が少ない
適性検査の対策をする際は時間を意識して行いましょう。
対策本では設問のレベルごとに回答にかけられる時間の目安が書かれたものもあります。「わからない」と思った問題には時間をかけず、カンでもいいので回答して、次の問題にうつることも必要です。
適性検査に落ちたらどうする?
適性検査に落ちた場合はどうしたらいいのでしょうか。ここで3つのポイントで解説します。
- 明らかに時間が足りない場合は対策を
- 性格的に合わなかったのだと割り切る
- 必要に応じて自己分析をやり直す
明らかに時間が足りない場合は対策を
明らかに回答数が足りなかったと感じるのであれば、対策本などで再度問題数をこなす練習をしましょう。対策本に記載されている回答時間の目安を意識し、わからない設問も何かしら回答できるようにしましょう。
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性格的に合わなかったのだと割り切る
適性検査で落ちた企業に入社していたとしても、働き始めてから「やはり自分には合わない…」となっていた可能性もあります。「企業風土に合わなかった」と割り切ることも、時には必要でしょう。
必要に応じて自己分析をやり直す
もしかするとその職種自体、あなたに合わない可能性もあります。あまりにも書類選考で落ちるのが続くのであれば再び自己分析を行い、「本当にその職種が自分に合っているのかどうか」を再度考えてみましょう。
自己分析のやり直しは、エントリーシートや面接対策のやり直しにもつながります。
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適性検査に合格するには
適性検査に合格するには、回答形式に慣れておいたり、問題数をこなしたりする対策が必要です。
- 志望企業が実施する適性検査の種類を把握
- スピーディーに答える対策を
- 性格検査は正直に回答
志望企業が実施する適性検査の種類を把握
まずは志望企業が実施する適性検査の種類を把握し、それに応じた対策をしましょう。どのような適性検査が行われているのかは、インターネットを参考にしてもいいでしょう。
しかしインターネット上の情報全てを鵜呑みにするのはあまりおすすめできません。例えば東洋経済新報社の「就職四季報」に載っている企業なら、適性検査の情報も見られます。
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スピーディーに答える対策を
適性検査は選択問題が大半なのでテンポよく答えられるよう対策本で慣れておくべきです。わからない設問には時間をかけず、適当に埋めて次の問題に移る癖をつけておきましょう。
性格検査は正直に回答
性格適性検査は基本的に正直に回答しましょう。自分を大きく見せようとすると、嘘つきか見抜くための「ライスケール」の問題にひっかかる可能性が高まります。
【方式別】適性検査の準備と対策
ここでは、適性検査の受検方式別に準備・対策方法を解説しましょう。
- Web形式の対策
- ペーパーテスト形式の対策
Web形式の対策
Web形式の適性検査を受ける場合は、まずパソコン操作に慣れ、スムーズに回答できる状態にしておきましょう。また受検に必要な環境を整えておくことも大切。
万が一自宅のインターネット環境が不安定な場合は、インターネットにつながりやすい学校のパソコンなどで受検するのも一つの方法です。
また自宅では集中力が保てない場合も学校などを利用したほうがいいでしょう。回答数が求められる場合は途中で集中力が切れると厳しいです。
リクルートキャリアのSPIのテストセンター受検は体験版があります。過去に実際に出題された問題が採用されていますので、パソコンでの回答に慣れたい場合は活用してみましょう。
参照元:【体験版あり】SPIはどんな問題が出る?能力検査・性格検査の問題例を紹介
ペーパーテスト形式の対策
ペーパーテスト形式の適性検査の場合マークシートが一般的です。
そのためマークシートを塗りつぶしやすい鉛筆を複数本準備しておきましょう。おすすめはHBから2Bの鉛筆ですが、筆圧が強い人はHB、弱い人は2Bにするなど、自分が塗りつぶす強さや塗り心地の良い硬さの鉛筆を選ぶと良いでしょう。
【内容別】適性検査やその他筆記試験の準備と対策
ここでは、適性検査の内容別の準備と対策について見ていきましょう。
- SPI
- 一般常識
- 小論文・作文
- 時事問題
- 性格検査
SPI
4つの形式(テストセンター・Web・インハウスCBT・ペーパーテスト)のうち、シェア率がもっとも高いのはテストセンターです。なので、前述したようなパソコンによる回答に慣れておくのが大切でしょう。
SPIの対策本は書店でも購入できますし、以下のサイトのような無料学習サイトもありますので活用してみてください。
参照元:SPIとは?対策・問題例(言語・非言語)|StudyPro
一般常識
SPIとは別に、企業独自の一般常識問題が出題されるケースもあります。この場合難易度はそこまで高くないのが一般的。国語・数学・英語・理科・社会の中学・高校で学んだことの復習をして対策しましょう。
小論文・作文
大手企業やマスコミ関係の場合、小論文や作文を筆記試験として行うケースがあります。テーマは就活に関することや時事問題などさまざま。普段から新聞やマスメディアのニュースで情報収集し、それらに関する自分なりの意見を持っておくとよいでしょう。
また自分の考えを文章でわかりやすく伝えられるよう、起承転結の流れを作文する対策をする必要があります。
時事問題
時事問題はメディア関連の企業で出題される傾向があります。新聞や雑誌、テレビなどでの情報収集で国内外のニュースをチェックするようにしましょう。
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性格検査
性格検査は基本的に変に取り繕うことなく正直に答えるようにしましょう。なぜならそのほうが働きやすい環境に出会える可能性が高まるからです。
回答に注意すべき質問
性格検査で出される質問の中には、あらかじめ好ましい回答が決まったものや、企業風土によって合わせるべき回答があるものがあります。例えば以下のような質問です。
出題例:人との約束を破ったことは一度もない
回答形式:二択(はい/いいえ)
「はい」と答えたほうが誠実な印象を与えられそうですが、これは「いいえ」と答えるのも1つの正解です。このような「絶対に〜ない」「一度も〜ない」といった断定表現がある質問は「ライスケール」と呼ばれ、いわゆる「嘘を見抜く問題」である可能性も考えられます。
自信を持って「はい」と言える場合はよいのですが、少しでも言い切れない場合は「いいえ」としたほうがよいでしょう。そうでないとその後の回答との矛盾が生じ、「どこかで嘘の回答をしている」と判断されることもあります。
出題例:物事を深く考えすぎる性格だ
回答形式:四択(あてはまる/どちらかといえばあてはまる/どちらかといえばあてはまらない/あてはまらない)
この質問は職種によって望ましい回答が異なります。例えば研究職など物事を突き詰めるような職業であれば「あてはまる」が望ましいでしょう。
適性検査の対策におすすめの問題集
適性検査の対策では問題集が欠かせません。以下で、おすすめの問題集を2冊紹介します。
- これが本当のSPI3テストセンターだ!
- 最新最強の適性検査クリア問題集
これが本当のSPI3テストセンターだ!
おすすめの問題集1冊目は「これが本当のSPI3テストセンターだ!」です。
この本は就職活動の適性検査で頻繁に出題される「SPI」の対策本です。
「非言語」や「言語」の問題だけでなく、企業によって出題される可能性のある「構造的把握力」や「英語」に関しても網羅されています。
最新最強の適性検査クリア問題集
おすすめの問題集2冊目は「最新最強の適性検査クリア問題集」です。
「SPI」だけでなく「CAB」や「GAB」、「玉手箱」まで幅広く問題が網羅されています。
企業によって問題形式が異なるので、幅広い形式に対応したい方におすすめの問題集となっています。
就職活動の適性検査は種類別で対策を!
就職活動における適性検査の種類、種類別の対策方法やおすすめの問題集などを解説しました。
就職活動の適性検査には種類があります。また受験方式も異なりますので、まずはあなたの志望企業がどのような適性検査を実施しているのか調査してみましょう。
適性検査は大半が選択問題ですから、スピーディーに回答できるよう対策する必要があります。
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