「今の仕事が体力的・精神的にきつい…」
「転職するなら、できるだけ楽な仕事がしたい」
働くなら「できるだけ楽な仕事をしたい」と考える方は多いでしょう。
そこで本記事では、男性版の「体力的・精神的に楽な仕事」をランキング形式で紹介します。
女性版の楽な仕事ランキングについては、こちらの「【女性におすすめ】楽な仕事ランキングTOP10!肉体的・精神的にきつくない職業の種類」をご参考ください。
※記事内の年収等の情報は2023年5月執筆時の内容です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
この記事の目次
楽な仕事の特徴
「楽」にも様々な種類があり、人によって感じ方は異なります。そこで本章では、楽な仕事とはどんなものなのか、その特徴を5つ紹介。
- 精神的なストレスが少ない
- 体を酷使しない
- ルーティンワークである
- 労働条件が良い
- 責任が大きすぎない
この記事もオススメ
精神的なストレスが少ない
働く上で精神的なストレスを抱えない仕事は楽な仕事であると言えます。
仕事のストレスが日々積み重なっていけば、次第に会社に行くこともつらいと感じるようになるでしょう。仕事以外のプライベートにも悪影響をもたらすかもしれません。
精神的なストレスの少ない仕事は、心に余裕が生まれます。
- ノルマが厳しくない
- 社内外の競争がない
- 接客や顧客対応の必要がない
- 職場の人間関係が安定している
具体的には、上記のような職場を選ぶとよいでしょう。
この記事もオススメ
体を酷使しない
体を酷使しない仕事は、楽な仕事と言えるでしょう。
1日の多くの時間を社内やデスクで過ごす仕事は、体力的な負担もなく楽に働けます。
一方で、工事現場や引っ越し作業員などは体を酷使するため、体力に自信がある人でないと続けることは難しいかもしれません。
また、体を酷使する仕事は、怪我や病気で体を壊す可能性もあります。年齢を重ねるごとに、若い時のように働けなくなることも考慮すべきです。
この記事もオススメ
ルーティンワークである
仕事の大半がルーティンワークの仕事は、誰にでもできる楽な仕事と言えるでしょう。
ルーティンワークの多くはマニュアルが完備されており、手順に従って進めます。仕事のために勉強しなければならないことも少ないでしょう。
一方、自分の頭で考える比重が大きい仕事は、主体的に考えて対処しなければなりません。その分責任も大きくなりますし、業務内・外での日々の勉強も必要でしょう。
楽な仕事がしたい方は、業務内容がある程度手順化されている仕事をおすすめします。
この記事もオススメ
労働条件が良い
労働条件が良い仕事(職場)も、楽な仕事であると言えます。
例えば、以下のような職場です。
- 残業が少ない
- 時短勤務、テレワーク(リモートワーク)が可能
- 有給が取りやすい、土日を安定して休める
労働条件が良いと、ライフワークバランスが取りやすいので、仕事もプライベートも充実でき、人生がより良いものになるでしょう。
この記事もオススメ
責任が大きすぎない
過剰な責任を負うことがない仕事は、精神的に楽な仕事と言えます。
責任や重圧は精神的なプレッシャーになりますから、好きな仕事でも次第につらいと感じてしまうかもしれません。
「失敗したら大変だ」という強迫観念が判断を鈍らせることもあるでしょう。
「責任が大きい仕事」というのは、具体的には以下の通りです。
- 人の命を扱う:医療系職種など
- 人の人生を大きく左右する:不動産・教育・介護など
- 大金を扱う:金融・コンサルタントなど
- チームをまとめる:リーダー・マネジメント職など
実力以上の責任を負うことになれば、精神的なプレッシャーは大きくのしかかるでしょう。
男性版:楽な仕事ランキングの選定基準
楽な仕事の特徴を踏まえて、本章では楽な仕事ランキングTOP12の「選定基準」を解説します。
- 業務内容がルーティンワーク
- 充分な収入が見込めるか
- 体力的・精神的な消耗が激しくないか
業務内容がルーティンワーク
先ほど挙げた「仕事内容がルーティンである」を基準のひとつとしています。
繁忙期などは忙しくなるかもしれませんが、作業量も比較的安定しており、「スキルアップのために業務終わりに勉強する」必要もないため、楽な仕事です。
ルーティンの仕事は、「自分の頑張り次第でインセンティブが出る」「売り上げなどが出世に関わる」といったことは少ないでしょう。
ですがルーティン業務は、自ら積極的に仕事を取りに行くというよりも、淡々と日常業務や日課、定型業務をこなすタイプのものも多いです。
今回、紹介する職業の中には必ずしもルーティンとは呼べないものもありますが、コツをつかめば効率的にこなせるタイプの仕事を中心にセレクトしました。
この記事もオススメ
充分な収入が見込めるか
ある程度の収入が見込めるかどうかも基準にしています。
仕事内容がどれほど楽であっても、収入が見込めなければ生活が苦しくなります。
余裕のある生活ができなければ、精神的につらくなってきたり、副業をしなければならなくなることも。とても「楽だ」とは言い難いでしょう。
とはいえ「楽で多くの収入が見込める仕事」は、そうそう存在するものではありません。
この記事では、最低限生活するには苦労しない程度の収入が見込める仕事を紹介しています。
この記事もオススメ
体力的・精神的な消耗が激しくないか
体力的・精神的な消耗がない仕事も、基準のひとつ。
基本的にデスクワークや屋内での仕事など、体力的な負担のない仕事を選定しました。
精神的な消耗は、個人によって捉え方が難しいところ。ここでは「飛び込み営業」や「クレーム対応」など、対人関係で疲弊する可能性のある仕事を除外しました。
男性版:楽な仕事ランキングTOP12
選定基準を踏まえて、本章では男性が就くことの多い仕事の中から、楽な仕事ランキングTOP12を見ていきましょう。
- 第1位:大家
- 第2位:警備員
- 第3位:検針員
- 第4位:塾講師
- 第5位:社内SE
- 第6位:ビルメンテナンス
- 第7位:ルート営業
- 第8位:地方公務員
- 第9位:トラック運転手
- 第10位:WEBライター
- 第11位:工場作業員
- 第12位:図書館司書
この記事もオススメ
第1位:大家
大家は、不動産(おもに貸家)の所有者のこと。
家賃収入で生活できるため、安定的に収入を得ることができます。また日々の仕事も建物の管理など、簡単なルーティンであることが多いです。
管理自体を管理会社に委託すれば、ほとんど労働なしで生活することができるでしょう。
サラリーマンとして働き、投資の一環でマンションなど不動産投資を行う人もいるようです。
年収は、地域や建物の規模によって異なります。
家賃を5万円とした場合、4部屋の賃貸であれば毎月20万の収入。10部屋あるアパートであれば毎月50万円になります。年収に換算すると240~600万円となるでしょう。
この記事もオススメ
第2位:警備員
警備員は、オフィスビルや公共施設などで警備を行う仕事。
建物を巡回し、トラブルを発見した場合は連絡・対処をします。施設のマスターキーを管理をするのも業務のひとつです。
基本的に一人ないしは少数で警備業務を行い、トラブルに関しては警備員の種類によって異なるものの、重大な事故が起こる可能性は低いでしょう。
決められたルートを巡回し、トラブルの際も決められた手順で対処するので、難しい仕事ではないです。立っている時間は長いものの、体力仕事というほどきつくはありません。
厚生労働省の調査によると、2022年の警備員の平均年収は約334万円でした。
第3位:検針員
検針員は、担当する地域の個人宅や会社などを訪問して、水道・電気・ガスなどのメーターを確認して回る職種です。
メーターを確認後、情報端末(ハンディターミナル)を通じて月額使用料を算出し、検針票を顧客に渡します。
基本的な仕事は、メーター確認・情報端末の操作・検針票の手渡し・転入転出の取次ぎなどのルーティンワークが占めるため、精神的・体力的に楽な仕事といえるでしょう。
厚生労働省の調査によると、2022年の外勤事務労働者(メーター検針員含む)の平均年収は、約454万円という結果でした。
第4位:塾講師
塾講師は、学生に学習指導を行う仕事です。業務の内容や教える対象(小中高)、方針(受験対策など)は、塾によって異なります。
学生時代に勉強したことなど、自分の頭の中にある知識を教えることになります。得意教科があったという方は、特別な勉強をすることなく始めることができるでしょう。
個別指導の場合は座って仕事ができます。教える学生の数も少人数ならば精神的にもきつい場面は少ないと思います。
業務内容も「質問に答える」「テキストの疑問点を明らかにする」など、一から教えることも少ないでしょう。
学年によって教える内容は変わってきますが、教科書は年始に指定したものから1年間に渡って変わることはありません。
塾が指定したものがあれば、決められたスケジュールに沿って指導できます。
学生ごとに学習具合や疑問点は異なるので、ルーティン化が難しい業務は確かに存在します。ただし採点業務や日報付けなどルーティンワークも多いです。
厚生労働省の調査によると、2022年の個人教師(塾講師含む)の平均年収は、約383万円。
第5位:社内SE(社内システムエンジニア)
社内SE(社内システムエンジニア)は、社内システムの管理や保守運用、社内インフラ関連のヘルプデスクなどを行う仕事です。
SEというとクライアントワークで納期が近いと残業が増えるなど、楽な仕事とはいえないイメージがあります。しかし社内SEはクライアントや納期に追われることは少ないです。
「社内システムの開発」や「社内インフラ整備」など、業務内容はさまざま。
基本的に社内での仕事なので、外回りや社外の人とのやりとりは最低限で、職場が合えば楽な仕事と言えるでしょう。
厚生労働省の調査によると、2022年のソフトウェア作成者(社内システムエンジニア含む)の平均年収は、約550万円でした。
この記事もオススメ
第6位:ビルメンテナンス
ビルメンテナンスは、建物に異常やないかの点検・保守管理を行う仕事です。
作業は一人ないしは少数で業務を行うことが多い。ノルマや納期やほとんどないので、自分のペースで仕事ができます。
体力を使う場面もほとんどなく、精神的・体力的に楽な仕事と言えるでしょう。
厚生労働省の調査によると、2022年の居住施設・ビル等管理人の平均年収は、約331万円。
第7位:ルート営業
ルート営業は、得意先や決まった取引先をまわり、自社商品や導入サポートを行う仕事。
営業というと飛び込み営業がきつい・お客様の顔色をうかがう毎日でストレスがたまるなどのイメージを持つことも。
しかしルート営業はすでに取引実績がある客先をまわるので、新規開拓はなくノルマも厳しくありません。
先方の担当者と友好な関係を築けば、気楽に営業先まわりを行えるかもしれません。
求人ボックスによると、2023年4月時点のルート営業の平均年収は、約361万円でした。
参考元:求人ボックス 給料ナビ
第8位:地方公務員
地方公務員は、都道府県・市町村の役所の職員として業務に従事します。
基本的には、一般企業にある倒産や解雇などがなく、実質的に長期間働ける仕事です。
ノルマなどもなく、精神的に追い詰められることもないでしょう。業務内容や忙しさは、部署によって異なるため注意が必要。
総務省の調査によると、2021年の地方公務員の平均年収は約630万円で、職種や勤務する地方自治体によって給与の差が見られます。
この記事もオススメ
第9位:トラック運転手
トラック運転手は、企業・スーパーマーケット・個人宅などへ荷物を配送する仕事。
基本はひとりで配送先を回るので、「黙々と仕事をしたい」という人におすすめです。
ルート配送という形ならば、「決められた配送ルートで運転し、決められた場所で荷物を受け渡す」という作業になります。
運転免許以外で、何かを勉強したりスキルを積極的に身につける必要は特にありません。しかし扱う荷物によっては体力勝負な側面も。
厚生労働省の調査によると、2022年の営業用大型貨物自動車運転者の平均年収は、約477万円という結果でした。
第10位:WEBライター
WEBライターは、企業が運営するWEBサイトやニュースサイトなどを執筆する職種。
集客が求められる記事は、SEO対策やセールスライティングを意識した書き方が必要なので、一定のライティングスキルが必要。
WEBライターとして働くには、正社員とフリーランスの働き方で分かれます。
フリーランスであれば、働く場所や時間が自由に設定可能。「朝起きるのがつらい」「通勤がつらい」という方は楽に感じるでしょう。
求人ボックスによると、2023年4月時点の正社員のライターの平均年収は、約448万円でした。専門性やスキル次第で単価をアップできるでしょう。
参考元:求人ボックス 給料ナビ
この記事もオススメ
第11位:工場作業員
工場作業員は、「ライン作業」「ピッキング」など工場内での作業を行う仕事です。
作業内容は業種・企業によって多岐にわたりますが、基本的に黙々と作業をすることができ、社外の人とのやりとりなどもありません。
職場によっては、社内の人との交流も全くない、ということもあるでしょう。
人とのコミュニケーションに苦手意識があり精神的に疲れる、「黙々と作業する方が楽だ」という方におすすめです。
また「ライン作業」など、仕事内容もほとんど決まり切ったルーティンをこなすだけなので、ある程度慣れれば非常に楽な仕事と言えるでしょう。
ライン業務の工場の年収は「およそ250万円から350万円程度」と言われています。ただし、業種・企業によっては社会人の平均年収以上で働けることも。
一例として「自動車組立従事者」を挙げると、厚生労働省の調査では、2022年の平均年収は約501万円という結果でした。
第12位:図書館司書
図書館司書は、公共や学校の図書館で貸出業務や書籍の発注・目録作成などを行う仕事。
決められた業務が多く、図書館内は過ごしやすい環境で雑音も少ないので、快適に仕事ができるでしょう。
図書館司書になるには、大学で司書講習や資格取得に必要な講座を受講し、司書資格を取得しなければなりません。
求人ボックスによると、2023年4月時点の図書館仕事の平均年収は約398万円で、給与所得者全体の平均年収と比較すると低め。
参考元:求人ボックス 給料ナビ
楽な仕事に就くために必要なこと
ここでは、「楽な仕事」に就くために意識しておきたいことを4つ紹介します。
- 自分がどういう点に「楽だ」と感じるのかを明確にする
- 面接で条件など詳しく質問する
- 実際にその仕事をしている人から話を聞く
- 転職エージェントに相談する
自分がどういう点に「楽だ」と感じるのかを明確にする
「今の仕事に対して何がきついと感じているのか」を明確にしておく必要があります。
でないと、転職後も「もっと楽な仕事がしたい」と思ってしまうかも。
「楽」と感じるポイントが人によって異なり、そこには個人の感覚や職場環境、人間関係など様々な要因が絡みます。
例えば「体力的にきついかどうか」も、体力のある人とそうでない人では、きついと感じるラインは異なるでしょう。
難しい仕事内容でも同僚や上司との関係が良好であれば、自然体で働くことができ、「気が楽だ」と精神的に余裕を持つことができます。
今の仕事内容の不満を紙に書き出してみましょう。
面接で条件など詳しく質問する
仕事が楽かどうかは、職場の労働条件・雰囲気・社風なども影響します。
ノルマや残業時間など、負荷に直結する部分は詳しく聞いておくべきでしょう。
「面接で残業時間などを聞くと心象が悪くなるかもしれない…」と思われる方もいるかもしれません。しかし、疑問を残したまま入社してしまうことの方が避けるべき事態です。
そのため、疑問点などは入社前の面接の段階で全て解消しておきましょう。
この記事もオススメ
実際にその仕事をしている人から話を聞く
実際にその仕事をしている人から、話を聞くこともおすすめです。
話を聞いてみることで自分が想像していなかった大変さ・楽しさなどに気づけるでしょう。
身近な人に聞いたりSNSなどを通して調べてみるのも良いでしょう。
この記事もオススメ
転職エージェントに相談する
その仕事が実際どのくらいきついのかというのは、なかなか知ることができません。
「入社してみたら思ったよりもきつかった」というのは避けたいところ。
なので転職を考え始めたら、「転職エージェント」を利用することをおすすめします。
転職エージェントは、様々な転職をサポートするプロフェッショナルです。カウンセリングを通して、自分にあった仕事を紹介してくれるでしょう。
転職エージェントを通して選考を行うと、企業とのやりとりもエージェントが取り持ってくれます。面接で聞きづらいことなどの疑問も解消できるでしょう。
この記事もオススメ
楽な仕事に就くデメリットも考えよう
体力的・精神的に楽な仕事に就くことで、毎日きついノルマを課せられることはなく、自然体で働きやすくなるでしょう。
一方で、楽な仕事に就くデメリットについても考えなければなりません。楽な仕事に就くことで起こりうるデメリットを挙げると、おもに以下の通りです。
- 収入が少なくなる
- 知識・スキルがあまり身につかない
- 将来的なキャリアアップにつながらない
- 業務が楽であることにストレスを感じてしまう
- 仕事に対する充実感やモチベーションが下がる
上記のようなデメリットがある可能性も。仕事選びでは、メリット・デメリットを考慮した上で、自分の将来像をイメージして選択してください。
キャリアや理想の働き方を見据えた楽な仕事を見つけよう
男性版の「楽な仕事」をランキング形式で紹介しました。
仕事選びで重要なのは、「自分がどんな働き方をしたいのか」「何を楽だと感じるのか」を正確に把握しておくことです。
就職・転職は人生の大きな分岐点ですから、今後のキャリアプランや人生設計なども踏まえた上で、理想的な働き方を手にしましょう。
この記事もオススメ
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。