「独学でプログラミングを始めたが、内容が難しくてなかなか先に進まない…」
「自分にプログラミングは向いていないのでは…」
このように、プログラミングができなくて辛いと悩んでいませんか?
プログラミングに向き不向きは基本的にはありません。しかしプログラミング言語の種類や学習方法によっては挫折しそうになることもあるようです。
そこでこの記事では、プログラミングができない・つらいと感じた時の対処法や効率的な学習のポイントなどを解説します。今まさにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
「プログラミングができない・辛い」と感じてしまう5つの原因
オンライン教材や参考本などで気軽に学習を始められるプログラミング。しかし、いざ始めてみると「できない」「つらい」と感じてしまう人も多くいます。
まずは、プログラミング学習を挫折する主な原因について解説しましょう。
- エラー・疑問を解消できない
- 環境構築ができない
- 学習目的がない
- 教材がわかりづらい
- そもそも苦手意識がある
エラー・疑問を解消できない
プログラミング言語は1つの「言葉」なので、英語や日本語と同じように文法や構文が存在します。プログラムを正しく実行するには、それらのルールを理解しコードを正しく記述する必要があります。
そしてルールを守っていない箇所はエラーとなり、プログラムが実行できなかったり、期待する動作をしなかったりします。このエラーの解消こそ初心者にとっての最大の壁。エラーが解消できずにそのまま挫折するケースは多いです。
また、不明点や疑問点があった時に近くに質問できる人がいないと「わからない」がどんどん蓄積していき、学習を先に進めることができずに諦めてしまう人も多くいます。
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環境構築ができない
プログラミングをするためには、まずプログラムを記述し、実行するための環境を用意しなければいけません。この環境はエンジニアにとっての仕事場にあたるわけですが、この構築も初心者がつまづきやすいポイントです。
- 専門用語が多くて理解できない
- インストールするソフトやツールが多すぎる
- 設定が複雑
これらの理由でプログラミングへのハードルが一気に上がってしまい、そこから先に進めないケースがあります。
学習目的がない
無料のオンライン教材などで気軽に学習が始められるようになった反面「なんとなく」や「将来何かの役に立つかも」といった曖昧な理由で始める人も増えています。
明確な学習目的がないため、少し難しいことや面倒なことがあるとモチベーションが下がり、そのまま挫折してしまうのです。
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教材がわかりづらい
使っている教材に原因があることも。プログラミング学習が一種のブームになっている現在、少し探すだけで参考書、学習サイト、You Tubeなど様々な学習手段が見つかります。
参考書1つとっても、初心者向けに基礎知識だけを簡単に紹介した薄い本から、中~上級者も読めるような分厚いものまで様々。
そのような状況で、本当に自分にあった学習手段を見つけるのは簡単ではありません。ある方法で上手くいかない場合には、別の学習手段を試してみると良いでしょう。
そもそも苦手意識がある
そもそもプログラミングやITに対して苦手意識がある人は、ちょっとした壁にぶつかっただけで「どうせ自分なんて…」と諦めてしまいがち。
しかし、プログラミングに向き不向きはありません。正しいステップを踏みながら学習を進めることで、文系出身者や初心者でもプログラマー・エンジニアになることは可能です。
この記事の後半で解説している「効率的なプログラミング学習のポイント」を参考に、自分を信じて学習を続けてみましょう。
プログラミングができない時にやるべき6つの対処法
プログラミングに限らず、何か新しいことを始める時にチャレンジや困難はつきもの。「できない」「つらい」と感じてすぐに諦めるのではなく、どのようにしてその壁を乗り越えるかを考えることが大切です。
ここからは、プログラミングができないと感じた時の具体的な対処法を解説します。
- 学習の目標と期限を設定する
- 学習するプログラミング言語を変える
- 仲間や質問できる人を見つける
- インプット→アウトプットを繰り返す
- タイピングの練習をする
- すでにあるコードを模写する
学習の目標と期限を設定する
「なんとなく役に立ちそう」といった曖昧な理由で学習を始めた人は、まず学習の目標と期限を設定しましょう。すでに目標・期限がある人も、内容が現実的であるかをあらためて確認すると良いでしょう。
例えば、目標には次のようなものがあります。
- 趣味でブログやホームページを作りたい
- 自分用に簡単なアプリを作りたい
- エンジニアとして転職したい
- AI開発に携わりたい
目標は1つだけである必要はありません。まずは自分用のホームページを開発して、それをポートフォリオにして転職したい、といったように段階的に設定すると、やるべきことがより明確になります。
学習の期限は、設定した目標や学ぶべき言語によって異なります。個人用の簡単なブログやWebサイトであれば、3ヶ月程度の学習である程度やりたいことはできるようになるでしょう。
転職や副業など、本格的にプログラミングで仕事をしたい場合には、独学で1年ほどの期間を見積もります。スクールを利用すると、より短期間で実務的なレベルを身につけることができます。
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学習するプログラミング言語を変える
プログラミング言語はそれぞれ難易度や用途が異なるので、学習の目標や期限に合わせて適切に選ぶことが重要。主な言語(技術)と用途は次の通りです。
- Webサイト開発がしたい:HTML, CSS, JavaScript, PHP など
- サービスを作りたい:Ruby, PHP, Python など
- アプリ開発がしたい:Swift, Kotlin など
- ゲーム開発をする:C#, Unity など
- エンジニア就職したい:Java, Ruby など
この中で初心者が学びやすい言語には以下が挙げられます。
- PHP
- Ruby
- Python
- JavaScript
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仲間や質問できる人を見つける
一緒に学習する仲間や、困った時に質問ができる人・環境を用意しておくことも、学習の継続に非常に大切です。近くにそのような人がいない場合には、次のようなオンラインプラットフォームを利用するのがおすすめ。
- プログラミング専用の質問掲示板サイト
- メンターマッチングサービス
- プログラミングスクール
本格的にエンジニア転職・就職を目指しているのであれば、就職支援やキャリアカウンセリングが受けられるスクールの利用も検討しましょう。
インプット→アウトプットを繰り返す
プログラミング学習において最も重要なことは「手を動かすこと」。
ある程度学習が進んだ上で、疑問点や不明点を解消できずに困っている人は、アウトプットすることを意識しながらこれまでの内容を復習してみましょう。「わかったつもり」で学習を進めたが、後で実はいまいちよく理解していなかったことに気づくことはよくあるからです。
具体的には以下のような方法でアウトプットしてみると良いでしょう。
- サンプルコードを少しアレンジする
- 電卓など簡単なアプリを作る
- すでにあるサービスの模範サイトを作る
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タイピングの練習をする
プログラミングでは、普段はあまり使わないような特殊な記号を使うこともよくあります。このため、通常の文章入力は得意であっても、プログラミングのタイピングは苦手という人も多いのです。
タイピングの速さは作業時間に直結するため、苦手な人はプログラミング用のタイピング練習をしてみましょう。地味な作業ですが、作業の効率化だけでなくミスの防止にも繋がります。ショートカットキーを使う練習をすれば、長い構文をいちいち入力する手間も省けます。
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すでにあるコードを模写する
プログラミング習得に実際に手を動かすことが重要であると述べましたが、これを実践する良い方法がコードの模写です。サンプルコードなどのすでにあるプログラムのソースコードを、そのまま書き写していく作業です。
「書き写して何の意味があるのか」と疑問に思われるかもしれません。しかし、出来上がっているコードを模写することで、次のようなメリットがあります。
- プログラミング言語の基本的な文法や構造が理解できる
- タイピングの練習になる
- コーディングの作業に慣れる
そもそもプログラミングに向き不向きは関係ない
プログラミングを続けていくと「JavaよりもC言語のほうが好き」「アプリ開発よりWebサービス開発のほうが得意」といった好みや適性は分かれます。
しかし、基本的にプログラミングに向き不向きはありません。ここでは、その理由について詳しく解説しましょう。
- 特別な才能は不要
- 言語によって難易度が異なる
- 仕事で使うレベルは誰にでも習得可能
特別な才能は不要
プログラミングをするために、特別な才能は必要ありません。学ぶスピードに個人差はあっても、正しく学習を積み上げることで誰もがスキルを得ることができます。
実際、ソフトウェア開発会社などの現場では、大学で情報工学を専攻した人から文系出身者まで様々なバックグラウンドを持つ人が活躍しています。
「英語すらできないのにプログラミング言語なんて無理」「パソコン苦手だから」と自分で自分の可能性を否定せず、まずは試してみることが大切です。
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言語によって難易度が異なる
プログラミング言語は用途によってたくさんの種類があり、それぞれ難易度や特徴が異なります。
難易度の高い言語は、言語の概念や構造を理解するのが難しかったり、文法が複雑だったりするので、使いこなすためにはプログラミングについての総合的な基礎知識が求められます。
初心者がいきなり習得しようとしても、専門用語や概念が理解できずに早々に壁にぶち当たることが多いので、まずは自分のレベルにあった言語を選択することが重要です。
簡単なものでも1つのプログラミング言語を習得できれば、後は応用でそれ以外の言語の習得もしやすいと言われています。
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仕事で使うレベルは誰にでも習得可能
プログラミングと聞くと、AIやビックデータ解析などの高度な技術をイメージしがちですが、実は業務レベルで求められるスキルはさほど高いものではありません。
新卒の大学生が未経験で入社し、社内で研修を受けてエンジニアになるケースも多い通り、未経験者でも学習を積むことで実務に必要なレベルに達することが十分に可能です。
できないを解消!プログラミング学習を効率化する4つのポイント
プログラミング学習をより効率的に、挫折しないように進めるためにはどのような点に気をつければ良いのでしょうか。重要な4つのポイントについて解説します。
- 概要・全体像を理解する
- 情報は取捨選択する
- ツールを使いこなす
- 不安や悩みはカウンセラーに相談して解消
概要・全体像を理解する
学習は、まず基礎となる概念やWebの仕組みなど、全体像の把握から始めましょう。
全体を理解しないまま詳細の学習に進むと「なぜこの知識が必要なのか」「どのような場面で必要になるのか」がわからず、後でもう一度学び直すことになる可能性があるためです。
例えば料理をする時、まずは準備から完成までの流れを一通り理解してから、一つ一つの工程について詳しく見ていくことが多いでしょう。
同じように、プログラミングにおいてもWebアプリであればその仕組みを理解した上で、アプリを構築する要素について学んでいくと理解しやすくなります。
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情報は取捨選択する
本や動画などの教材からはたくさんの情報・知識を得ることができますが、その全てが重要なものとは限りません。
また、プログラミングは暗記ではないので、学ぶこと全てを覚える必要もありません。よく使う文法や構文は自然と覚えられるので、インプットの段階ではその文法・構文でどのようなことができるのかを理解することを心がけましょう。
ツールを使いこなす
ショートカットやプラグインなどの便利ツールは積極的に活用しましょう。
例えば、HTMLの雛形を毎回入力することは非常に手間のかかる作業です。しかし、テキストエディタなどのショートカットを使えば、一瞬でミスなく記述することができます。
実際の開発現場では、作業が早いエンジニアほどツールやショートカットを使いこなしています。楽できるところはどんどん楽していきましょう。
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不安や悩みはカウンセラーに相談して解消
独学をしていると、学習方法がこれであっているのか、学習が就職や転職につながるのかといった不安や悩みがでてくることもあるでしょう。
そのような時には、カウンセラーに相談してみることがおすすめです。
例えばテックキャンプでは、IT転職・ITエンジニア転職に特化したプロによるカウンセリングを無料で提供しています。
- プログラミングに対する不明な点やこれからの習得へ向けてのアドバイスを明確にしてもらった
- 将来の仕事の見つけ方、今やるべきことを具体的に提案してもらい不安が晴れて目標が具体的になった
- 当初不安に感じていた勧誘などは一切なく、就職相談のような対応をしていただいたのがありがたかった
実際に受けた人からは、こういった声も寄せられています。オンライン相談も可能なので、興味がある方は利用してみてはいかがでしょうか。予約はこちらから行えます。
プログラミングの「できない」を「できる」に変えよう
プログラミングができない・つらいと感じた時の対処法や効率的な学習のポイントなどを解説しました。
プログラミングは、仕組みや概念を理解しつつ、実際に手を動かしてアウトプットを繰り返しながら地道に学習することが成功の鍵。
「できない」「つらい」となってしまった時は、目標や学習方法を見直したり、メンターやカウンセラーに相談したりして改善できる点がないかを考えてみましょう。
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