「自分に自信がない」
「どうしても周りの人と比べてしまう」
そのように悩む方に向けて、本記事では自分に自信がない人の特徴や原因を解説します。
もしかすると、自分に自信が持てない原因は自分のせいではなく、周りの影響もあるかもしれません。自分と向き合う機会と捉えて、これまでの自分を振り返ってみましょう。
この記事もオススメ
そもそも自信とは?
そもそも自信とはなんのことでしょうか。「自信」の意味について、辞書の言葉をそのまま引用すると、「自分の才能・価値を信ずること。自分自身を信ずる心」とあります。
言い方を変えると、自信のある人とは今の自分を受け入れられている人とも解釈できます。自分が他者と比べて優れていると思うことではありません。
人に認められても自信にはならない
人から褒められたり、認められたとしても、その人が自信を持てるかといえばそうではありません。結局は自分で自分を認める必要があるからです。
周りから一定の評価を得ても、自分で自分を認められていない人はむしろマイナスに考えてしまう場合もあります。
例えば、私の友人は「優しい」「真面目」「いい人」と人から評価を受けても、そういった言葉で喜ぶことなく逆に落ち込んでしまうのです。「真面目でよかったことなんてない」「いい人じゃなくて都合のいい人でしょう」と受け止めてしまい虚しくなるそうです。
やはり自信を持つには、自分で自分を受け入れ認めることが大切なのです。
根拠のない自信もOK
自信を持つのに根拠は必要ありません。自分を信じることですから、自分がそう思っているだけでいいのです。
人と比較して自信喪失してネガティブ思考に陥ってしまうより、根拠のない自信を持って行動したほうが明るく、多くのチャンスをつかめる人生になるでしょう。
この記事もオススメ
自分に自信がない人にありがちな12の特徴
自分に自信がない人の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
- 人の目が気になる
- 人が怖いと感じる
- 完璧主義
- 思い込みが強い
- 心配性
- 行動力がない
- 出来事に一喜一憂する
- 他人に流されやすい
- 視野が狭い
- ライフワークバランスが悪い
- 気を許せる友人がいない
- 過去の失敗を引きずる
いわゆる「自分に自信がない人あるある」として共感できるものがあるのではないでしょうか。
人の目が気になる
自信のない人は必要以上に周囲の目を気にしてしまいます。いつも人の顔色を伺い、周りからの評価を気にしてしまいます。特に他者からの批判や威圧的な言葉に対して敏感になっているでしょう。
人が怖いと感じる
自分に自信がない人は人の目が気になるだけでなく、他者からの評価に敏感であり、他人の意見や批判に強く影響を受けることがあります。
そのため、例えば職場で上司から怒られたくない・非難されたくないという気持ちが先行し、上司に対して遠慮や不安を抱くことも。
こうしたことから、必要以上に人が怖いと感じてしまうこともあるようです。
この記事もオススメ
完璧主義
完璧主義者も自信がない人の特徴です。完璧主義者はいつも自信満々というイメージの人もいるかも知れませんが、むしろ逆です。
自分の思い通りに仕事が進まなかったり、自分の思い描いた成果を得られなかったりすると出来ない自分にイライラして「自分はなんて駄目なんだ」と自信をなくしやすくなります。
思い込みが強い
「どうせできない」「何をしたって無駄だ」のような「どうせ自分は…」というネガティブな思い込みが強く、他者がどんな言葉を投げかけても受け入れません。そのようなネガティブ思考が頭の中で何度もループし、どんどん自分の評価を下げてしまっています。
心配性
何をするにも「失敗したらどうしよう」という感情が優先されてしまいます。そのため仕事でもプライベートでも、責任のある仕事や責任感のある立場につくことを非常に恐れます。
行動力がない
どうせできないという思い込みや、心配性な性格から、なかなか行動することができません。新しいことに挑戦するのも避けてしまうことでしょう。
この記事もオススメ
出来事に一喜一憂する
自信がない人は、些細なミスや忘れ物などちょっとした失敗で落ち込んでしまいます。
いつまでも嫌な記憶として残り続け、くよくよと悩んでしまいます。
他人に流されやすい
自分に自信がない人は周囲に意見を言うのも求められるのも苦手です。自分の意見に責任を持つことを恐れ、他人に流されてしまう人が多いでしょう。
視野が狭い
自信のない人は視野が狭いという特徴があります。嫌なことばかりが目についてしまい、それのせいで憂鬱な気分で過ごすことが多くなってしまいます。
視野が狭いと、目先のことしか考えられなくなったり、他人の意見に耳を傾けなかったりということもあるでしょう。
この記事もオススメ
ライフワークバランスが悪い
自分に自信がないと、周りに負けないようたくさん働いて成果を出さなければと思って、仕事で無理をしがちです。
仕事に楽しみを見つけられていたり成果が出せているなら問題ないですが、嫌だなと思いながら長時間労働を続けていると自分の人生を生きている感覚がなくなり、さらに自分に自信が持てなくなります。
前の項で例にあげた自分に自信を持てない友人の話をしますと、毎日残業でプライベートの時間がほぼなく、いつも疲れていて辛そうでした。
この記事もオススメ
気を許せる友人がいない
自信のない人は周囲の目を気にしすぎているので、嫌われたり批判されることを極端に恐れ、自分の意見を主張することを避けたがります。
そのため腹を割って話さず人と一定の距離をとってしまうため、気を許せる友人を作りにくいのです。
過去の失敗を引きずる
自信がない人は「あのときこうしていれば」という過去の失敗をいつまでも引きずってしまうことが多いです。なかなか気持ちを切り替えることができず、再び失敗したときも「やっぱり自分は駄目な奴なんだ」と悪い方向に考えがちでしょう。
自分に自信が持てない9つの原因
自分に自信が持てない原因には、以下のようなものが挙げられます。
- 成功体験が少ない
- 他人と比較している
- 人から否定されることが多い
- 職場で上司や先輩から叱責されることが多い
- 外見を気にしすぎている
- 学歴にコンプレックスがある
- SNSにのめり込んでいる
- 理想が高過ぎる
- 家庭環境に原因がある場合も
成功体験が少ない
人生はあらゆることへの挑戦の連続です。最初から上手くいくことは稀で、何度も挑戦しては失敗し、挫折から這い上がってようやく成功を手にします。成功をわかりやすく言えば、学生であればテストでクラス1位になったり部活の大会で優勝したり、社会人であれば昇進したりなどです。
しかし、こういった成功体験をほとんど経験していないままだと、やがて自尊心が傷つき、自信をなくしてしまう原因になります。
成功とは大きなものだけはありません。「今日はいつもより早起きできた」くらいの小さなことでもちゃんと自分を褒めてみると、成功体験として蓄積できます。
この記事もオススメ
他人と比較している
誰かに対して「明るく友だちが多い」「仕事ができる」という理由で羨ましいと思ったりしませんか。誰かを目標にするのは悪いことではありありませんが、「それなのに自分は…」と他人と比較してしまってはいけません。
隣の芝生は青く見えるものです。自分が苦手なことを得意とする人がいると、そこばかりに注視してしまい、自分は何も取り柄がないと思い込む原因となります。
人から否定されることが多い
人からの評価というのはとても強く作用するもので、否定されるようなことばかりだとあなたの自己評価は必然と低くなってしまうでしょう。
そのため、あなたを否定するようなとは付き合わない方がよいです。あなたがよっぽど悪いことをしていたり、人に迷惑をかけている場合を除き、否定するような人と一緒にいるのは百害あって一利なしです。
職場で上司や先輩から叱責されることが多い
前述の人からの否定と似ていて、職場で怒られることが多いのも自信をなくす原因の1つです。特に他の人の前で叱咤されると、人は自信をなくしてしまいます。
ただでさえミスして落ち込んでいるにも関わらず、他者からの指摘で「お前は駄目だ」などと言われると、「自分は駄目なんだ」と頭の中に刷り込まれてしまいます。
この記事もオススメ
外見を気にしすぎている
自分の顔や体型など、容姿のコンプレックスというのは根深いものです。例えば恋愛においても、自分の容姿に自信が持てず告白できずいつまでもくよくよと悩んでしまいます。
外見を気にしすぎる人は、人間関係を構築するときに受け身になったりと、行動にも顕著に現れます。行き過ぎた容姿のコンプレックスは相手からの視線を恐れてしまい、人付き合いに支障をきたす場合もあるでしょう。
学歴にコンプレックスがある
学歴のコンプレックスは就活生に多いかもしれませんが、いざ入社した際にも尾を引いてしまうことがあります。例えば「学歴があればもっと昇進していたはずだ」と思ってしまうなど。
しかし今は学歴よりもその人のスキルが重要です。学歴に自信がなくてもスキルをつければ良い会社に入る確率は高まりますし、待遇も良くなります。
この記事もオススメ
SNSにのめり込んでいる
SNSの閲覧や投稿も自信をなくす原因になります。適度に使うのであれば問題ありませんが、SNSにのめり込んでしまうのは心に悪影響を与える可能性があります。
例えばSNSを閲覧するとき、楽しそうなことをしている様子を投稿している人たちや、自己啓発のような投稿をしている人をみて感心する一方、その人達と自分を比べてしまうこともあるでしょう。
また投稿するときには、自身の投稿に対し誰も反応してくれない、あるいはバッシングのような反応があったりすると、まるで自分を否定された気持ちになります。
理想が高過ぎる
ある物事への理想を高く設定してしまい、その理想が実現しないことで「自分には実力ない」と思い込んでしまうケースもあるでしょう。
どんなことでも、いきなり高レベルでこなせるとは限りません。自分の経験やスキルに見合う目標を掲げ、少しずつレベルアップすればよいのです。しかし自身の理想が高過ぎるあまり、現実とのギャップから自信を失ってしまう人も少なくありません。
家庭環境に原因がある場合も
自分に自信が持てない原因を深掘りしていくと、子供時代の原体験や家庭環境に原因がある場合も考えられます。
例えば子供の頃から兄弟姉妹と比較されることが多かった、小学校入学時から競争社会にさらされることが多かったなどの過去があると、自信のなさに影響を与えているかもしれません。
「自分に自信がない」を改善する方法
自分に自信を持てるようになりたい・自己肯定感を高めたいという人は、以下のような意識を身に付けてみるのがおすすめ。まずは意識して取り組んでみてください。
- 自分の強みを認識する:自分の得意分野や良い点を自覚する。過去の成功体験や実績を振り返り、自己評価を見直すのがおすすめ
- 挑戦を受け入れる:まずは小さな挑戦や新しい経験を積極的に受け入れる。これにより自分の能力や才能を発見したり、実績を増やして自信に繋がる
- ポジティブな言葉を意識して使う:言葉遣いに注意を払い否定的な言葉を避ける。肯定的な言葉が自己評価を見直したり自信を養う助けになる
- 目標設定を行う:まずは小さな目標を設定し目標達成へのステップを具体的に計画する。そして行動に移すことで達成感が生まれ、行動を通して自信に繋がる
- 相手と比較しない:他人は他人。自分は自分にできること、自分だけの道を歩んでいることを受け入れることが自信を育む
そのほか自己肯定感を高める方法や自分磨きの方法は、以下の関連記事で紹介しています。合わせて参考にしていただき、自分に自信が持てるように生まれ変わりましょう。
自分に自信を持つための行動を心がけよう
自分に自信がない人の特徴と自分に自信が持てない原因、自分に自信を持つための方法などを解説しました。
ご紹介した改善方法を参考にしていただき、自分に自信を持つための行動を心がけてみてください。意識が変わるだけで、目の前の世界がこれまでよりも明るくなるはずです。
また自分に自信を持つには、成功体験を積める環境に身を置くことも重要です。もし仕事で思ったような成果を出せず自信が持てなくなっている場合、業界自体が衰退している可能性もあります。
以下の記事ではこれから伸びる業界について解説していますので参考にしてみてください。
この記事もオススメ
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。