毎日会う職場の人などで「なにも言ってこないけど実は苦手意識を持たれてるんじゃないか…」と無意識に感じてしまう相手はいませんか?
そんな人に対して「もし、嫌われてしまっているなら、好かれたい…」と願ってしまう気持ちも芽生えるでしょう。
人間誰しも、人から嫌われたくないし、できることならみんなから好かれたいものです。
そこで本記事では、あなたの「誰からも嫌われたくない」という考え方を整理し、よりよい人間関係を構築していく方法を紹介します。
人間関係についていつでも頭を悩ませている状態ではなく、自分でコントロールして自分の最大限のパフォーマンスを引き出せるようにもなるでしょう。
この記事の目次
人から嫌われてしまう原因とは?
そもそも、どうして気づかないうちに相手を不快にさせてしまうのでしょうか?
ここでは、人から嫌われてしまう原因について、まずは探っていきましょう。
- 身近な相手には「気持ちを言葉しなくても伝わるはず」と考えがち
- そりが合わない相手には「自分が決めつけたレッテル」を貼っている
身近な相手には「気持ちを言葉しなくても伝わるはず」と考えがち
あなたが普段、職場やプライベートで仲良くしている人たちは、意識しなくても気軽に意思疎通がとれていることと思います。
だからこそ、いつの間にか自分の周りにいてくれる人たちには「そもそもコミュニケーションをとっていない」状態になっていませんか?
この場合、身近な人だからこその「コミュニケーション不足」が発生してしまいます。
日本には「以心伝心」という言葉があります。言葉にしなくても気持ちが通じ合う関係自体は、素晴らしいですし大切にすべきでしょう。
しかし、「言葉にしなくても分かってくれるはず」と相手まかせの丸投げのコミュニケーションをしていたのでは、関係性に溝を生んでしまうことも。
身近で大切な人とコミュニケーション不足かもしれないということを、認識してみましょう。そして、省略しがちな挨拶からきちんと対話してみてください。
そりが合わない相手には「自分が決めつけたレッテル」を貼っている
そりが合わないと感じる相手に対しては、意思疎通の取り方がわからない段階でストップしているのではないでしょうか?
もちろん、この状態を打破しようと考えてコミュニケーションをとろうとすることは大切。
ただし、そういった人たちに対して「この人は威圧的な人だ」や「否定的な人だ」などといったレッテルを貼っていませんか?
もし当てはまるならば、そりが合わないと感じる相手に対して、自分がどんな思い込みを抱いているのか見つめ直してみましょう。
そして、自分の相手へのイメージが本当なのか一度考え直してみてください。
今すぐできる!関係性を良好にするためのコミュニケーション術
身近な人とも、そりが合わない人とも、なるべく良い関係性で付き合いたいものです。
そのような思いを叶えるために重要なポイントは、コニュニケーションをあえて取ること。そして、重要なのはその取り方です。
身近な人とのコミュニケーションの取り方
身近な人とは、意思疎通が簡単に取れてしまうがゆえに、言葉数が少なくなりがち。
また、相手のことをじっくりと観察することもだんだんと減ってきているので、「相手が悩みを抱えていることに気づかなかった」なんてことも。
人間誰しも慣れると、大切な相手であっても無意識のうちに相手にとっては「ないがしろにされてる」と感じる態度をとってしまうものなのです。
その理由は、人間の脳は常に思考力を省エネしようとしているからです。
大事な判断のために力を蓄えておきたいという思いから、日常でなるべく思考力を使わないようにしていませんか?
その結果、慣れることで思考しないで相手と接することができる状態になってしまいます。
身近な人とのコミュニケーションの取り方を今一度考え直してみましょう。まずは、ちょっとした表情や仕草に対する気遣いを忘れないことが大切。
また、言わなくても分かると思って省略しがちな自分の気持ちも言葉にしてください。
「ありがとう」や「ごめんなさい」といった感謝の言葉はもちろん、「おはよう」や「さよなら」といった言葉もきちんと口にしていきましょう。
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そりが合わない人とのコミュニケーションの取り方
そりが合わない人とは、コミュニケーションが少ないでしょう。実際はちゃんと話したことがない人なのに、周りからの評判で人柄を判断してしまっているパターンも。
この場合、相手には何の落ち度もないにも関わらず、勝手にネガティブな印象を持っているのではないでしょうか?
もし当てはまるならば、まずは相手の印象に対して自分が抱いているフレーミングを外すことが大切です。
一方的で主観的な思い込みをなくし、フラットな状態で向き合う姿勢を心がけましょう。
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すでに嫌われている人に好かれるための方法
前章では、どのようなコミュニケーションをとれば良好な人間関係を保つことができるのか、関係性を良好にするためのコミュニケーション術を紹介しました。
それでは、すでに関係が悪い人に対しては、どうすればよいのでしょうか?
「相手とは大きな喧嘩をしたわけでも、トラブルを起こしたわけでもない。普段通りに接しただけなのになぜ?」と疑問を感じることも。
原因に心当たりがあったとしても、人から嫌われてしまうことはショックなものです。
実は、相手とギクシャクした関係が引き起こさせる原因は、直接的なきっかけがある場合よりも、印象や直感で判断されてしまっている場合が多いです。
つまり、誤解によって好きか嫌いかを判断されてしまっている可能性があります。
逆に言えば、無意識のうちに作られた自分へのイメージを考え直してもらう機会があれば、関係を好転させられるかもしれません。
すでに作られた自分へのイメージを一新させる
まずは、自分が人からどんな印象を抱かれているのか、調査してみましょう。
その結果、「自分の思っている自分」と「周りの思っている自分」が違い、さらにそれがマイナスのイメージの場合、誤解が起きやすいといえます。
そのイメージの違いを認識した上で、周りの人に親切にしましょう。また、相手に「自分はあなたにとって役に立つ存在である」とアピールすることも大切です。
そのうえで、あいまいな発言を避けて素直なコミュニケーションを意識すれば、あなたへの信頼度が回復するかもしれません。
また、共通点を見つけた際は積極的にアピールすることも大切。
そして最終的には、周りが自分に抱いていたイメージと逆の自分のイメージを与えられるような言葉や行動を取るようにしましょう。
このようにすることで、イメージのギャップを埋められます。その結果、自分らしさを保ったまま自分のイメージを確立することができ、相手とも良好な関係性を築けます。
人に好かれるために重要なのは「どれだけ同じ時間を過ごしたか」
良好な関係を長期的に築いていくために重要なのは、どんなことなのでしょうか?
実は、「どんな話をしたか」よりも、「どれだけ一緒の時間を過ごしたか」が親密性に関係していることがカンザス大学の研究(2018年)でわかっています。
半年間のあいだで、知り合い程度になるには50時間、気の合う友達になるには90時間、親友になるには200時間程度、相手と同じ時間を過ごすことで関係性が深まっていくのです。
これは、社会人になるとお互いに「会おう」という意思を持って時間を作らないと、なかなか難しいかもしれません。
参考元:How many hours does it take to make a friend? – Jeffrey A. Hall, 2019
これらのことから、なによりも人間関係に重要なのは、「意思を持って相手との時間を作り一緒に過ごすこと」だと分かりました。
それに加えて、前述した「コミュニケーションの取り方」や「すでに嫌われてしまっている人に好かれるための方法」を実践することも大切です。
だからこそ、人から嫌われたくない、人から好かれたいと思う人は、「相手と仲良くなるためにどれだけの時間を作れるか」という視点を持つといいかもしれません。
すべての人に好かれる必要はない
人間関係が上手くいかなくなってしまうのは、コミュニケーション不足や相手への思い込みが大半。だから、そういった部分を意識的に改善していくことが重要です。
そして、相手と過ごすための時間を自分のライフサイクルの中から意識的につくることが大切。
ただし、必ずしもすべての人に好かれる必要はありません。時には、関係を切る決断が必要な場合もあるでしょう。
本当に大切にすべき関係を見極める上でも、コミュニケーションは大切です。
ぜひ、本記事の内容を実践してみてください。コミュニケーションへの意識改革が、きっとあなたの人間関係の悩みを解決して、楽しく職場で働けるようになるでしょう。
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