「リーダーシップを身に付けて、チームを牽引したい」

そのような方向けにこの記事では、初心者がリーダーシップを高める方法について解説します。

リーダーシップについて学べるおすすめの本も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

初心者がリーダーシップ能力を高める方法

初心者がリーダーシップ能力を高める方法について以下で解説します。

• 主体的に行動する
• フレームワークを活用する
• コミュニケーションのスキルを磨く
• 信頼して仕事を任せる

主体的に行動する

常日頃から主体的に行動することを心がけましょう。受け身の姿勢で仕事をしていても、なかなか行動に結びつきません。

自分で考えて決断を下し行動を起こすことは、受け身の状態とは得られる経験値が大きく変わるのです。能動的にアクションを起こすことによって、行動力・リーダーシップは鍛えられます。

フレームワークを活用する

いきなりリーダーシップを発揮しようとしても、まずは何から考えれば良いのか分からないという方もいるでしょう。

そこで発想や問題解決の場においては、フレームワークを活用することをお勧めします。

例：X理論・Y理論

X理論・Y理論は1950年代後半にアメリカの心理・経営学者ダグラス・マクレガーによって提唱されたモチベーションの理論です。

端的に説明すると、人はなぜ働くのかという根源的な動機を「X理論(ネガティブ)」と「Y理論(ポジティブ)」に分類する考え方です。

この分類によって、チームメンバー一人ひとりがどの前提に立つかに応じてモチベーションを管理することができるようになります。自身のリーダーとしてのマネジメントスタイルを検討するのに役立つでしょう。

このように、フレームワークの知識を身につければ、課題解決やマネジメントなどの分野である程度理論立てた考え方ができるようになります。

コミュニケーションのスキルを磨く

傾聴力などのコミュニケーションのスキルを磨くことも大切です。

傾聴とは、相手の言葉に耳を傾けて、しっかりと話を聞くこと。相手の考えを受け入れ、尊重、共感する姿勢が重要になります。

コミュニケーションスキルを習得することで、対話する相手に安心感を与えたり、信頼してもらうことができます。チームのメンバーと密接にコミュニケーションをとる立場であるリーダーは、習得しておきたいスキルです。

また、コミュニケーション能力を高めるには、仕事以外の人間関係も積極的に構築することをおすすめします。

さまざまなコミュニティであらゆる立場の人と関わりを持つことで、多様なコミュニケーションのパターンを習得することができるでしょう。

信頼して仕事を任せる

リーダーは周囲からの信頼を得る必要がありますが、そのためにはまず自分自身が周囲のメンバーを信頼することが大切です。

もちろん、業務を滞りなく進めるためには、進捗を管理することは欠かせませんが、それが過剰になったり、些細な点まで指示をしてしまうのは良くありません。

指示された側は、「自分は信頼されてない」と感じてしまうからです。

指示や確認などを最小限にし、信頼して業務をできるだけ任せることを心がけましょう。メンバーへの信頼を伝えられ、信頼関係を築くことができます。

リーダーシップについて学べるおすすめの本

リーダーシップについて学べるおすすめの本を紹介します。体系的にリーダーシップについて学びたい方は、ぜひ参考にしてください。

人を動かす

デール・カーネギーの著作「人を動かす」は、邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。ビジネスマン必見の名著と言える一冊です。

カーネギーは、ビジネスに重要なのは考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、人々の熱意を引き出す能力であるとして、人と関わる際の基本的な原則や方法を紹介しています。

本書で紹介されている「人に好かれる六原則」や「人を説得する十二原則」などは、リーダーシップに直結する内容となっています。

リーダーになる人に知っておいてほしいこと

「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」は。パナソニックグループ創業者である松下幸之助氏の著書です。

政界のみならず各界にリーダーを輩出し続けてきた政経塾での講話を編集された本書。リーダーとしてあるべき姿について説いた内容となっています。

EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方

心理学者のダニエル・ゴールマンの著作「EQリーダーシップ」は、アメリカで10万部を突破したベストセラーとなった人気作。

リーダーシップにはEQ=心の知能指数が重要であるという内容が解説されています。

具体的な内容としては、単に知能が高いだけでは理想的なリーダーにはなれず、自分や他者の感情を理解する力が必要であるというものです。

EQの高いリーダーを、ビジョン型など6種類に分類し、それらに該当するほど有能なリーダーであるといった内容も記されています。

WHYから始めよ！―インスパイア型リーダーはここが違う

アメリカの若手コンサルタント、サイモン・シネックの著書「WHYから始めよ！」は、優れたリーダーがどうやって人を動かすのかを解説しています。

もともとはTEDで4000万回以上再生された講演動画がベースとなっており、アップル、サウスウエスト航空、スターバックスなどの具体事例を踏まえて解説しています。

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