「仕事が見つからない」「働き口がなくお金がない」と悩んでいませんか?
今回はなかなか仕事が見つからない理由や自己分析のやり直し方を解説。お金に困っている時の対処法(支援金制度など)も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
あなたの仕事が見つからない理由
あなたの仕事はなぜ見つからないのでしょうか?
もしかすると以下のような理由があるからかもしれません。
自分のやりたいことが分からないから
「やりたいことを仕事にしたい」と考える人もいるでしょう。しかしそもそも自分のやりたいことが分からない場合、数ある求人情報から自分に合う仕事を絞り込むことができません。
絞り込み検索を行う際も、どの条件を優先すべきかがわからず、なかなか求人をピックアップできていないのかもしれません。
自分のスキル・経験値を把握できていないから
やりたいことの次に把握しておかなければならないのが「自分のできること」です。
やりたいことそ重視して仕事探しをするのもいいですが「やりたい」という欲求に自分のスキルが追いつかないと、ヤキモキしてしまう原因に。一方「やりたいこと」よりも「できること」を重視すると、スムーズに仕事ができるメリットがあります。
しかし自分のスキル・経験値が把握できていないと、自分のできることも分かりません。すると自分が活躍できる場を探せず、仕事もなかなか見つからない可能性があります。
完璧を求めすぎているから
いわゆる「天職」を求め過ぎていませんか?
確かに人には天職と呼べるようなものに出会えることがあります。しかし最初から「天職」と思って働いていたわけではない事例もたくさんあります。
仕事にやりがいなどを完璧に求め過ぎると「理想を満たせるような仕事がなかなか見つからない」となってしまう原因になります。
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求人を探しきれていないから
求人の探し方に問題があるケースもあります。
代表的な職探しの場であるハローワークのほか、インターネットで求人を探す人も多いでしょう。しかし求人サイト1つとっても、対象者はさまざまです。
例えば新卒向けもあれば、第二新卒向け、高卒向けの求人サイトや就職支援サービスも。各サービスの対象者を意識して求人サイトを見てみると、自分の学歴・就業状況に応じた求人情報を得られる可能性が高まります。
失敗するのが怖いから
「面接を受けても落とされるのが怖い」
「入社できてもまたうまくいかないかも」
このような不安から、なかなか就職活動が進められない人もいるかもしれません。「ジョブホッパーになってしまうのが怖い」という人もいるでしょう。
しかし近年は国内でも、転職に対するハードルが下がりつつあります。特にIT業界は転職市場が活発で、ジョブホッパーのイメージも従来のものとは変わってきています。
まずは行動しないと何も状況は変わりません。面接で落ちたとしても、その結果は失敗ではなく、1つの経験と捉えましょう。
ハードルが高い条件があるから
「絶対に月に○万円以上は欲しい」
「最初から在宅で働きたい」
「人とできるだけ関わりたくない」
など、就職・転職する上でハードルが高い条件を掲げていませんか?
自分の理想とする条件を全てパーフェクトにクリアする会社は滅多にありません。どこかで妥協点を見つけることも必要でしょう。
そもそも働きたくないと思っているから
そもそも働くことに意欲的でなかったり、働かなくてもいい状況だったりする場合、就職・転職活動が進まないのはある意味仕方のないことでしょう。
特に働かなくても収入源がある場合は「働く=収入」と考えず「自分のやりたいことを実現するために働く」という考え方にシフトしてみてはいかがでしょうか。
働かなくても生活に困らないのは、とても恵まれていることです。その環境を生かして「働きながらやりたいこともできる場」が見つかれば、人生をより豊かにできるでしょう。
「でもやりたいことが分からない」という場合は、次の項目で紹介する自己分析を試してみてください。
仕事が見つからない時は自己分析をやり直そう
ここではあなたの仕事の選択範囲を広げるために試してほしい、自己分析のやり直し方を紹介します。
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興味のある分野を書き出す
やりたいことを仕事に直結させるのが難しい場合は、まず純粋に興味のある分野を書き出すことから始めてみましょう。求人からやりたいことを探すよりも、ハードルが下がるはずです。
例えば最近のニュースの中で興味を持った分野などでもいいでしょう。
自分の得意なことを書き出す
自分の得意なことは、自分では気づかないことも多いです。
例えば人から「あなたがやってくれて助かった」と言われることや、特に意識しなくても人よりもスピーディーにできることなどは、あなたの得意なことである可能性が高いです。
キャリアの棚卸しをする
これまで携わってきた業務や案件を洗い出してみましょう。あわせてそれぞれで身についたと思うスキルや、スキルを身につけるために工夫したことなども一緒に書き出すのがおすすめです。
自分の仕事に対するスタンスが明確になり「これからどう働いていきたいか」も徐々に見えてくるでしょう。
家族や友人の仕事で気になるものはないか考える
友人などと話していて「その仕事面白そうだな」「自分もやってみたいな」と感じるものはありませんか? 軽く考える程度でも、あなたの興味のあることには違いありません。
もし家族・友人の仕事で興味のあるものがあれば、その仕事について詳細を聞いてみるのもおすすめ。詳細を聞いた上でも「やってみたい」と思えば、同様の職種の求人を探し、自分でもトライできるかどうかを確認してみましょう。
小さい頃の夢を思い出す
あなたには幼い頃夢中になってやっていたことはありませんか? 小さい頃だけでなく、学生時代などでもいいでしょう。
今は好きなことを仕事にしやすい時代とも言われています。一昔前は「仕事にするのは難しい」と考えられていたことでも、今なら仕事につなげやすくなっているかもしれません。
例えば絵を描くことが好きならイラストレーターや、文章を書くのが好きならライターなど。インターネットを通じてさまざまなサービスを売り買いできる現代だからこそ、チャレンジできることがあります。
就職・転職した後どのように働きたいか明確にする
「どう働きたいか」を明確にするのも、自己分析をする上では重要です。例えば「これからは仕事一筋というよりも、ワークライフバランスを実現したい」と思うのであれば、前職までの経験にこだわらない方が、理想的な仕事が見つかる可能性も。
この機会に時間や場所にとらわれない仕事を探す手もあるでしょう。
どんな仕事が自分に合うか、人に聞いてみる
自分に合った仕事は、自分ではなかなか分からないことも。そんな時におすすめなのが、人に相談してみる方法です。
自分を客観的に判断してくれる友人がいれば「こういう仕事のほうが合うんじゃない?」と、自分では全く考えなかった選択肢を与えてくれることもあります。仕事探しに煮詰まったら、周囲の人に相談してみましょう。
3年先・5年先にやりたいことを考える
「目先のやりたいこと・やりたくないこと」ではなく、将来性で考えるのも1つの方法です。未経験分野でも手に職をつけられる仕事なら、将来的には独立して自分の力で稼げるようになる可能性があるからです。
特に現代は先の見えにくい時代とも言え、これからどんどん機械化されてしまう仕事も増えるでしょう。だからこそ、将来的には会社に依存せず働けるような職種を探してみるのもおすすめです。
仕事が見つからない時にやるべきこと
自己分
理想の条件に固執し過ぎず、柔軟性を持たせて職探しをするのが重要です。
条件の優先順位をつける
「こう働きたい」「こんな会社に就職したい」といった条件は人それぞれあるでしょう。しかし全ての条件に当てはまる仕事に巡り会えるのはまれです。
自己分析で理想の仕事・会社の条件が見つかったら、それぞれの項目に優先順位をつけるのがおすすめ。優先順位の高い部分に当てはまる求人から選んでいくと、比較的満足度の高い仕事や会社が見つかる可能性があります。
年代別の優先順位を参考にする
理想とする仕事・会社の条件になかなか優先順位をつけられないこともあるでしょう。そのような場合は、以下のような年代別の優先事項を参考にするのもおすすめです。
- 20代:興味・関心のある仕事
- 30代:スキル・経験を生かせる仕事
- 40代:スキル(マネジメント経験など)を生かせる仕事
- 50代:就職の可能性が高い仕事
ただしこれはあくまでも目安。あなたにとって「これだけは譲れない」という条件があれば、そちらを優先した方が、満足度の高い仕事に巡り会える可能性は高まるでしょう。
完璧な求人より、総合得点の高い求人を探す
自分にとって「完璧」と思えるような求人はなかなかありません。条件に優先順位をつけても「いい仕事がない」と思うのであれば、完璧よりも総合得点を優先してみてはいかがでしょうか。
例えば理想とする条件に「当てはまる・当てはまらない」と判断するのではなく、5段階評価などでポイントをつけてみるのもおすすめ。そこで出た総合得点が高い求人からアプローチしてみるのもいいでしょう。
転職エージェントに相談する
「自分に合う求人がなかなか見つからない」
「仕事をしながら自己分析や求人探しをするのは大変」
このような場合は転職エージェントの利用も検討してみてください。
転職エージェント活用のコツを後半で紹介していますので、参考にしてくださいね。
仕事が見つからずお金に困った時の対処法
そのような時は以下のような制度利用を検討しましょう。
自治体の支援金制度を利用する
各自治体では、仕事が見つからず生活が困窮している人を対象にした資金貸付制度が設けられています。例えば以下のような制度です。
例えば「求職者支援制度」は月10万円の生活支援を受けながら就業訓練(無料)を受けられる制度です。詳しくは各リンクを参照してください。
コロナの影響で生活が困窮している場合
新型コロナウイルス感染症の影響で生活が困窮している場合、以下のような制度が利用できる可能性があります。
緊急小口資金と総合支援資金については、申請期間が令和3年6月末日まで延長、住居確保給付金については再支給の申請期間が令和3年6月末日まで延長されました。詳しくは下記厚生労働省ホームページもご覧ください。
参照:厚生労働省
仕事が見つからない不安・焦りを和らげる方法
「このまま仕事が見つからなかったらどうしよう」
仕事が見つからない人は、このような不安な気持ちにかられることもあるでしょう。
ここでは不安・焦りを和らげ、前向きに求職活動を行う方法を紹介します。
友人・家族に話してみる
不安や焦りを自分1人で抱え込んでしまうのはおすすめできません。誰かに相談するなどして感情をアウトプットし、心の負担を軽くしましょう。
周囲に相談できる人がいない人は、以下のような相談窓口を利用する方法もあります。
リフレッシュする
常に仕事探しのことを考えて気が病んでしまっているのであれば、程よくリフレッシュするのもおすすめです。
例えばSNS断ちもリフレッシュ方法の1つ。SNSでのいろんな声に敏感に反応してしまうタイプの場合、SNSから距離を置くことで精神状態が回復することもあります。
週末だけでもインターネットから離れて自然を楽しむのもいい方法でしょう。
以下の記事ではコロナ禍でもできるリフレッシュ方法を紹介しています。あわせて参考にしてください。
気晴らし・息抜きにおすすめな気分転換の方法19選!心をリフレッシュしようスキルアップの時間を作る
スキルアップの機会を設けて、仕事の幅を広げるのもおすすめです。特に興味のある分野が未経験で「こんな仕事自分には無理かも」と諦めモードでになっているのであれば、その分スキルアップして自信をつけて挑戦する方法も。
社会人向けスクールなどでスキルアップをはかる場合、条件や内容によっては、教育訓練給付制度の対象になることも。以下の厚生労働省の検索システムも利用してみてください。
スポット的でも仕事をする
なかなか仕事が見つからない不安は、何もしていない時に起こりがち。「このまま仕事が見つからなかったらお金がどんどんなくなる」という不安な気持ちが大きくなっているのであれば、短期バイトなどでもいいので働く機会を設けてみましょう。
近年はスポット的に働き口を見つけやすい便利なアプリもあります。
参照:タイミー
仕事が見つからない時の転職エージェント活用のコツ
転職エージェントとは求職者と企業との仲介役。求職者に合った求人情報を紹介してくれたり、面接日調整などのサポートをしてもらえたりします。
複数利用がおすすめ
転職エージェントは複数登録して利用するのがおすすめです。なぜなら転職エージェントを利用した転職活動は、エージェントとの信頼関係構築が重要なため。信頼できるエージェントに出会うには、複数登録で可能性を広げるとよいでしょう。
また各サービスが独自に取り扱う案件も。そのため複数利用すると、多くの非公開求人を参照できるメリットもあります。
転職エージェントを複数利用するメリットについては、以下の記事も参考にしてください。
転職エージェントの複数利用は一般的!メリット・デメリットも紹介メリットもデメリットもある
転職エージェントを利用するのにはメリットもありますが、デメリットもあります。
転職エージェントは求職者と企業との仲介を行い、転職が成功した際に成功報酬をもらいます。この報酬は転職者の年収の3割程度が相場です。
しかし直接応募の際はこのような中間マージンは発生しません。転職エージェント利用者と直接応募者のスキル・経験値が同じであれば、転職エージェント利用者のほうが採用されにくい側面もあります。
一方で転職エージェントを利用すると手厚いサポートが受けられたり、業界内情に詳しいエージェントに出会えたりするメリットも。
転職エージェントを利用する際は、このようなメリット・デメリット双方を踏まえておきましょう。
この記事もオススメ
信頼関係を築けるかがポイント
エージェントからいい案件を紹介してもらえるかどうかは、信頼関係にかかっていると言えます。担当エージェントとは丁寧にやりとりし、何か不明点がある場合は積極的に質問をするといいでしょう。
当然のこととも言えますが、経歴を詐称するようなことはあってはなりません。またできないことを「できる」と言うのも避けましょう。
詳しくは以下の記事も参考にしてください。
転職エージェントとの信頼関係を結ぶ方法・注意点を紹介!仕事が見つからない時は選択肢を広げよう!人を頼ろう!
やりたいことが見つかっても「未経験だから…前職とは全く異なる分野だから…」と不安になるのも分かりますが、一歩踏み出すことで本当にやりがいのある仕事に出会える可能性も。
また、仕事が見つからない不安な気持ちは1人で抱え込まず、誰かに相談してみましょう。転職エージェントの利用を検討するなど、人に頼る方法も模索してみてくださいね。
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はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
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