「エンジニアへの転職が決まった!でも未経験の仕事だから、働き始めるのは不安がある」
未経験からエンジニアに転職した方、その中でも社会人経験の短い第二新卒の方は不安に感じる部分も多いでしょう。
そこでこの記事では、エンジニアとして働き始める前にやっておくべき準備について解説します。
本記事を参考に、安心して入社初日を迎えられるようにしましょう。
この記事の目次
入社初日にやること
まずは、入社初日にどんなことをするのか確認しておきます。
エンジニアとして入社する場合でも、やることは他の役職と大きく変わりません。
社内での挨拶
まずは社内での挨拶・自己紹介を行います。
自分が配属される部署のメンバー、会社の規模によっては全社員に向けて挨拶をすることになるでしょう。
自己紹介や今後の抱負など、簡単に文章にまとめて発表できるよう準備しておくことをおすすめします。
各種手続き
入社にあたり必要な事務手続き・備品の確認なども初日に行うのが一般的です。
担当者の指示に従って、作業を済ませましょう。
事務手続きは書類への記入などその場でできるものなので、特別な準備は必要ありません。
筆記用具や印鑑といった持ち物さえ忘れなければ問題ないでしょう。
仕事内容の把握
その他にやることは、これから実際に担当する仕事の確認です。先輩社員などから作業について指示を受けます。
いわゆる研修の段階になりますが、研修の期間は企業によって異なります。
新卒社員の場合は、数週間〜3ヶ月ほど研修を行う企業が多いです。一方、中途社員は1日〜数日ほどで研修が終わります。
中途社員は即戦力になると期待されて採用されている社員。研修期間も短めに設定され、なるべく早く現場に出る前提で研修のスケジュールが組まれているのです。
初日から実務に入ることもあり
注意して欲しい点としては、入社初日から実務に入ることもあるということです。
中途社員に対しては研修期間をほとんど設けていない企業があることも理解しておきましょう。
しかし第二新卒の場合、スキルやキャリアに応じて研修をじっくり行ってくれることもあります。
入社前に身につけておくべき知識・スキル
入社初日から実務に入る可能性があるなら、事前に知識・スキル面の準備は整えておきたいことろ。
では、具体的にどんな準備をしておくべきなのでしょうか。
ここからはエンジニアとして働く前に最低限やっておくべき準備について解説します。
基本的なITスキル
まずは基本的なITスキル。これがないと仕事がうまくこなせません。
例えば、Word,Excel,PorwerPoint(Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド)の操作を身につけることが当てはまります。
エンジニアはもちろん、パソコンを使って仕事をするのであれば、これらのソフトは扱えるようになっておくべきです。
入社までにWebサイトなどを参考にしながら自分で資料作成やデータ処理の基本を一通り試しておくと安心でしょう。
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開発に必要なプログラミング言語の知識
転職前にプログラミング学習をした方なら、これまでに身につけてきた知識に抜け漏れはないか、改めて復習しておくことをおすすめします。
復習をして理解を深めることで、作業を任されても混乱せず自分の力を発揮できます。
場合によっては、転職先が自分の身につけた以外の言語で開発をしていることもあるでしょう。
できれば入社前にどんな言語で開発するのかを社内の人から聞いておき、本やサイトで基礎部分だけでも頭に入れておけると理想的です。
資格の取得(基本情報処理技術者試験,MOS)
「基本情報処理技術者試験」や「MOS(Microsoft Office Specialist)」などの勉強をしておけば、基本的なITスキルとしては十分なレベルまで身につけられるでしょう。
時間がなければ無理に資格を取る必要はありませんが、もし勉強を始めたのなら、取得まで仕事と並行しながら進めてみてください。
エンジニア、プログラマーは入社後もスキルアップが欠かせない職業です。新しく生み出された技術を吸収し、自分のスキルに変えて自社サービスに取り入れていくことが求められます。
「勉強する意欲」自体がこれから先も役に立つスキルになるでしょう。
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業界・企業の理解
未経験からエンジニアへ転職した場合、これから働く企業が属する業界や企業そのものについても理解しておくべきです。
Webサイトや本で情報を集めておきましょう。
自分の仕事だけでなく、よりマクロな視点で理解を深めておくと作業もスムーズに進みやすくなります。
業界・企業の理解が、他部署と協力したり、業界の情勢に応じて自社サービスを変更したりなど、柔軟に動けるエンジニアの第一歩となるでしょう。
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仕事をスムーズに進めるための心構え
新しい職場で働く上での心の準備もしておきましょう。
次からは、入社初日でも仕事をスムーズに進めるため、用意しておくべき心構えについて説明していきます。
わからないことはすぐに調べる
仕事内容や職場のルールなど、わからないことがあればすぐに調べましょう。
調べるというのはGoogleで検索することはもちろん、チームメンバーや先輩社員に質問することも含まれます。
疑問点を放置してしまうと、あとあと作業を遅らせる原因にもなりかねません。早めに解消し、仕事をスムーズに進めていきましょう。
中途採用は即戦力として期待されているといえど、わからないことはあって当然です。特にキャリアの短い第二新卒ならなおさらです。
大切なことはメモする
調べたこと、質問してわかったことは必ずメモをとって残しておきましょう。
メモをとり、いつでも見返せるようにしておくことで、何度も同じ質問をしないようにします。
仕事において問題なのは、「知らないことがあること」ではなく、「同じ質問を何度も繰り返すこと」です。
自分自身はもちろん、質問された相手の時間も奪ってしまうことになります。
メモ一つで時間の無駄を減らせるのであれば、やらない理由はありません。ごく基本的なことですが、仕事中は必ず行いましょう。
適度に社内の人とコミュニケーションをとる
すると社内の人とのコミュニケーションがおろそかになってしまいがち。
作業に集中できるというよさはありますが、人と話さないことでストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。
適度に周りの人とコミュニケーションをとることで気分転換になります。仕事をはかどらせる上では効果的です。
休憩時間などは身近な人に話しかけてみてください。新しい職場であればなおさら、自分からの声かけが関係構築において重要となります。
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新しい社内制度に柔軟に対応する
「前の会社ではこうだった」という考え方はせず、新しい職場の制度やルールに順応するよう心がけましょう。
もちろん、すべてのルールに従うわけではなく、改善するべき点があれば上司に相談したり、チーム会議で提案したりはするべきです。
ただ、以前の会社の制度に固執して周囲の社員と強調しないのは、チームメンバーなどの士気を下げる原因となります。
入社前に確認しておくべきこと
その他にも入社前にわからないこと、不安なことがあったら、面接や打ち合わせのタイミングで担当者に質問しておきましょう。
自分で考えて対応しようとしても、できないこともあります。例えば、社内の制度や働き方など内面的な部分はわかりにくいです。
研修の有無について
研修があると言っても、現場での実践を通して学ぶOJTの可能性も。
どの程度研修を行ってくれるのか、入社前に人事担当者に確認しておくと安心でしょう。
社内制度について
どんな制度があるのかも確認しておきましょう。
例えば、「有給休暇の日数」「残業代の有無」「福利厚生の内容」「出社する際の服装」など。
これらもわかっておくと働きやすくなります。
個別に必要な準備について
本記事で紹介した内容は、一般的にエンジニア・プログラマーとして転職するまでに必要な準備です。
企業によっては、読んでおくべき参考図書や、勉強しておくべきスキルが提示されるかもしれません。
そのような、会社個別に必要となる準備がないかも確認しておきましょう。
入社後も働き方は常に見直そう
入社初日は何をしたらいいのか不安も多いと思われます。ただ、本当に大切なのは初日以降の働き方です。
実際に働き始めてから問題・課題が見えてくることもあります。
時には「また転職したくなった」と考えてしまうかもしれません。
そうならないためにも、自分の働き方については常に見直していく必要があるのです。
この記事は新卒での退職から未経験でエンジニア転職を目指す方法について説明している12ステップ記事のひとつです。
前のstep10の記事は、以下からご覧下さい。
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