「事務職は女性のイメージだけど、男性も転職できる?」
「男性が事務職に転職するメリット・デメリットは?」
「事務職は女性の仕事」というイメージは、時代遅れになりつつあります。実際、男性でもさまざまな理由から事務職に転職するケースがあるのです。
一方で、男性が事務職への転職を目指す場合、転職活動の失敗や年収が下がることのリスクも考えなければなりません。
そこで本記事では、男性が事務職に転職するメリット・デメリットや事務職に転職する方法などを紹介します。
事務職への転職を考えている男性は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
事務職とは
そもそも事務職とは、以下のような作業を行う仕事です。
- 書類の作成や処理
- ファイリングや整理
- データ入力
- 電話・来客応対
このように事務職は、企業活動が円滑に進むために必要不可欠な存在です。
また、事務職と一口に言っても、実はさまざまな職種があります。
具体的には、一般事務・営業事務・経理事務・総務事務・人事事務・法務事務・医療事務など。業務内容や業界によって、任されるタスクも変わるのです。
また、事務職は部署や会社を越えたパイプ役となることも多く、会社を支える縁の下の力持ちとして、重要な仕事といえるでしょう。
事務職の平均年収は?
出典元:doda
転職サイトdodaの調査(2022年12月)によると、事務・アシスタント系全体の平均年収は336万円。また男性全体の平均年収は394万円、女性の平均年収は321万円とのこと。
また一般事務を見ていくと、全体の平均年収は337万円、男性の平均年収は395万円、女性の平均年収は319万円という結果。
年代別に見ていくと、20代男性の平均年収は305万円、30代男性の平均年収は350万円でした。
営業職全体の平均年収(439万円)と比較すると、営業職から事務職への転職では、減収となる可能性が高いでしょう。
また一般事務では、月収30万円以上の給与を得るのは、30代以降になるようです。
事務職の転職先を選ぶ際は、平均年収だけでなく、平均賞与月数も確認したいところ。
事務職である程度満足できる収入がほしいならば、福利厚生の充実や賞与が多く支給される企業をリストアップしてみましょう。
ただし、賞与は企業の業績に左右されるので、あくまで指標の1つとしてください。
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事務職に求められる能力・スキル
事務職への転職を目指すためには、事務職に求める能力を理解することが大切です。
そこで本章では、事務職に求められる能力・スキルを3つ紹介します。
- PCスキル
- 作業の正確さ
- 主体的な行動力
PCスキルがある
事務職の仕事は、必ずPCを使います。ですので、PCの基本的な操作ができることは必須。
加えてタイピングスキルや、WordやExcelなどのオフィス系ソフトの知識・操作スキルもあるのが理想です。
また資料や書類作成の際、ただ文字が打てるだけではなく、「見やすさ」「分かりやすさ」を考えられるかも重要。
レイアウトやデザインのスキルがあると、より重宝される人材となるでしょう。
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作業の正確さ
事務の仕事は、資料作成やデータ入力といった、コツコツとした作業が中心です。
また書類の作成には、会社の情報を扱うこともあります。そのような資料に些細なミスがあると、会社として大きな損失に繋がるケースもあるでしょう。
長時間作業を続けられる集中力と、正確に作業ができるスキルの両方を併せ持つ人材が、事務職として必要とされます。
主体的な行動
事務職は、営業担当などのサポートをするポジションということを忘れてはなりません。
指示されたことだけではなく、常に社内の状況をみて、困っている人はいないかという視点を持つことが大切です。
普段の資料作成の作業でも、「レイアウトをこんな風にしたら見やすいのでは」と積極的に改善にトライできるかどうかが評価のポイントとなります。
また、Excel機能の知識を増やして効率化できる関数・仕組みを作るといった、主体性のある行動が大切でしょう。
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男性が事務職へ転職するメリット4つ
男性が事務職へ転職する際は、給与が下がることに気を付けなければなりません。一方で、事務職への転職は、以下のような4つのメリットがあります。
- プライベートを確保しやすい
- 体力的な負担が少ない
- 安定して働ける
- 資格は特に必要ない
プライベートを確保しやすい
事務職の仕事は、あらかじめ作業量が決まっていることが多いです。全体の作業量が分かることで、作業の効率化を図りやすくなります。
つまり自分の工夫次第で効率的に仕事を進め、定時退社を目指せるのです。
効率化で定時退社できるようになると、自分のプライベートの時間を確保できます。
仕事を早めに終わらせて家族との時間に充てたり、趣味やスキルアップのための勉強の時間に充てられるでしょう。
事務職は、年収が低い職業と言われています。しかし定時退社で家事・育児に参加する時間が増えると、それまで奥さんのみに掛かっていた負担を夫婦で分担できます。
その結果、奥さんが社会に出て働きやすい家庭環境が整い、家庭全体としての年収アップにつながる可能性もあります。
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ワークライフバランスを重視する人は増加中
ここで、株式会社クロス・マーケティングが2015年に実施した『若手社員の出世・昇進意識に関する調査』のデータを見てみましょう。
この調査結果によると、若手社員で出世に関心がある人が40.8%なのに対し、出世に関心がない人の割合は59.2%でした。
つまり、若者の半数以上が出世に興味がないということになります。
出世に興味がない理由として最も多かったのが、「ワークライフバランスの取れた生活がしたい」というものでした。
出世して給与を上げることよりも、出世せずにプライベートを充実させることにメリットを感じる若者が多いことが伺えるでしょう。
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体力的な負担が少ない
事務職は主にデスクワークです。大きな体力が求められるケースは少なく、フィジカル面に自信のない方でも比較的働きやすい環境でしょう。
身体を酷使する仕事は、年齢を重ねるうちにリスクが生じます。現状は全く問題ないとしても、急に身体を壊して働けなくなる可能性もあります。
現代は「人生100年時代」と言われています。長く仕事を続けることを考えると、体力仕事には限界があるでしょう。
安定して働ける
事務職はあらかじめ作業量が決まっているケースが多く、成果によって給与が変動することも少ないです。
業績や経済状況による変動は避けられないものの、ほかの職種と比較すると、安定した収入が得られる仕事といえるでしょう。
また正社員の事務職であれば、業績次第ではボーナスも支給されます。
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資格は特に必要ない
事務職になる上で、求められる資格は特にありません。そのため、事務職は万人に門戸が開かれた職種といっても過言ではありません。
ただし、持っているとほかの人よりも有利になる資格はあります。
代表的な資格としては「日商簿記」で、営業活動や取引情報を帳簿に記録する技術の証明になり、所持していると非常に有利。
2級まで取得していると、基本的な業務をこなせるレベルだと判断してもらえるはずです。
そのほか、MOS資格やITパスポートもあると便利。資格以外では、PCの操作スキルやタイピングスキルがあると、業務の効率化に役立つでしょう。
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男性が事務職へ転職するデメリット4つ
メリットがある一方で、デメリットも押さえておきたいところ。
男性が事務職へ転職する場合、以下のような4つのデメリットも考えられます。
- 他の職種と比較して年収が低い
- やりがいを感じにくい
- デスクワークによる疲れ
- 女性の多い職場に慣れるのが大変
他の職種と比較して年収が低い
前述したように、事務職は一般的に収入が低めです。
その理由としては、作業が比較的ルーティンワークなこと、残業手当で追加収入を得られにくいことなどが挙げられます。
前職の職種や役職次第では、大幅に収入が下がる可能性もあるでしょう。
事務職で年収が上がる例としては、人事や経理といった部門で役職が付くケース。
しかしそのような役職を得るためには、ある程度の勤続年数や相応のスキルを持っている必要があるでしょう。
もし事務職への転職を考えている場合は、自身の立場を今一度見直してみてください。例えば、今後結婚の予定があったり、奥さんの出産で家族が増える場合です。
そのような人生の転機があると、年収が減ることがマイナスになる可能性があります。
家族がいるならば、転職で働き方や収入がどう変化するのか説明しましょう。家族も納得の上で転職活動に挑めば、内定後のトラブルも避けられます。
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やりがいを感じにくい
事務職は、達成すべき明らかな目標がない場合が多く、仕事によって充実感を感じにくいというデメリットがあります。
ノルマに向かって行動することにやりがいを感じていたり、自分でPDCAを回して成長していきたい場合は、事務職の仕事に面白みを感じられない可能性も。
事務職はあくまでも企業のサポート業務です。転職する場合は、スタッフを支える仕事だということを認識しておきましょう。
デスクワークによる疲れ
事務職はデスクワークがメインです。
フィジカル面での消耗はないものの、長時間机上のPCで作業を続ける必要があります。そのため、肩こりや目の疲れに悩まされることも多いでしょう。
座りっぱなしの作業となるので、血行が悪くなり、想像以上に疲労感を感じる場合も。現時点で運動の習慣がない方は、運動不足で体調を崩す可能性もあります。
事務職への転職を考えている方は、運動習慣をつけておくといいでしょう。またデスクワークの合間にできる軽いストレッチなど、健康管理にも気を配ってください。
女性の多い職場に慣れるのが大変
男性の事務職が活躍する場が増えているとはいえ、事務職は基本的には女性が主体。
そのため、転職先の職場には女性が多く、肩身が狭い思いをするかもしれません。
かといって、コミュニケーションを疎かにすると、業務の進行を遅らせてしまったり、ほかの社員に迷惑を与えてしまう可能性も。
事務職に転職するならば、性別や年代に関わらず、別け隔てなく円滑にコミュニケーションを取れることが理想です。
事務職希望の男性におすすめの職種
事務職の中には、男性の採用率が比較的高い仕事があります。
そこで本章では、男性が狙うべき事務職の求人を4つ紹介。
- 経理事務【会社のお金全般に関わる】
- 総務事務【社内外の幅広い業務を担う】
- 幹部候補【会社の中核を担う存在】
- 地方公務員【安定雇用が約束される】
経理事務【会社のお金全般に関わる】
経理事務とは、主に日々のお金の出納と伝票処理をする仕事です。具体的な仕事としては、以下のようなものが挙げられます。
- 小口現金出納
- 経費旅費精算
- 受注出荷事務
- 請求書発行
- 支払伝票事務
- 銀行振込の支払い業務
これらの作業には、基本的なPC操作や事務職としてのスキルが必要となります。
総務事務【社内外の幅広い業務を担う】
総務事務の仕事を一言で表すならば、企業活動を円滑に進むようにサポートする仕事。
会社によって与えられる業務はさまざまで、例えば以下のような業務を担当します。
- 物品・設備・オフィスの保守管理
- 社内イベント運営
- 社内規定の作成
- 文書管理
- 株主総会の運営
この他にも、来客時の応対といった秘書的な業務や、社内の情報セキュリティに関する業務を任される場合もあります。
あなたの持っているスキルや実績によって、担当する業務が変わるケースも多いでしょう。
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幹部候補【会社の中核を担う存在】
今後会社の中核を担うポテンシャルがある人物を採用する場合、将来性を鑑みて「幹部候補」として男性が採用される傾向があります。
幹部候補になると、事業計画や経営活動の方針など、社長や役員とともに会社の舵取りを担う存在になるでしょう。
その分、幹部候補に求められるスキルや能力、責任範囲は大きくなります。
もしあなたがワークライフバランスを考えて事務職への転職を希望している場合、それが叶えられない可能性もあります。
今一度自分の転職理由を考えて、幹部候補を狙うかどうかを検討してみましょう。
地方公務員【安定雇用が約束される】
「定時に上がれて安定した職種」として、地方公務員をイメージする方も多いと思います。
地域によりけりですが、多くの公務員試験は30代までであれば受けることが可能。
また30代以降ならば、民間企業での職務経験者に対する「社会人経験者枠」を用意する自治体もあるようです。
しかし公務員と一口に言っても、仕事内容はさまざま。市役所の仕事に就いたとしても、残業が多い課や、休日出勤が多い課もあるでしょう。
また地方公務員でも、外回りが多かったり出張が発生する部署もあります。
例えば生活保護に関する福祉課は、生活保護受給者への対応業務があります。このような仕事は、体力的にも精神的にも消耗するケースも多いでしょう。
公務員を目指すのであれば、まずはどの職種を狙うのか、そしてその職種が自分の転職希望に合っているのかを把握する必要があります。
単に「楽そうだから」というイメージ先行で公務員になるのはおすすめしません。
また、公務員の仕事は、これからますます機械化されていく可能性も。
実際、職員の手作業で約50時間かかる事務作業を、AI(人工知能)が数秒で終わらせたという実験結果もあるようです。
このように、公務員に転職する際は、業務内容や将来性を見極めることが大切です。
男性が事務職に転職するための具体的な方法
未経験から事務職を目指す場合、自分の強みやスキルをアピールできるかどうかが大切。
ここでは、男性が事務職に転職するための具体的な方法を4つ紹介します。
- 未経験からの応募は社会人スキルをアピールする
- 転職エージェントを利用する
- 経理のプロを目指す
- WEB・ITの知識を身につける
未経験からの応募は社会人スキルをアピールする
未経験で事務職を目指す場合は、社会人経験があるかどうかがポイント。
基本的なビジネスマナーや責任感、プロ意識の高さをアピールすれば、ほかの応募者の一歩上を目指せる確率は上がるでしょう。
またPCスキルも重要なアピールポイントです。ワードやエクセルを前職で使用していた場合は、どの程度のことまでできるのかをしっかり伝える必要があります。
図の作成や関数といった、具体的なところまで説明できるといいでしょう。
女性は結婚や出産、育児をきっかけに退職せざるを得ないケースも。長期雇用を考えている会社にとっては、男性も未経験からでも採用されやすいでしょう。
転職エージェントを利用する
競争率の高い職種への転職を有利に進めるためには、転職エージェントに登録して転職活動をサポートしてもらうのがおすすめ。
転職エージェントでは、履歴書の書き方や面接時のアドバイスなど、マンツーマンで担当のキャリアアドバイザーの方に指導してもらえます。
また、非公開求人を取り扱っているケースも多いです。
転職エージェントの登録料は無料です。成功報酬として採用企業から手数料を受け取る仕組みとなっているので、登録しておいて損はありません。
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経理のプロを目指す
経理事務は、比較的男性が採用されやすい職種です。経理事務への転職を有利に進めるためには、経理のプロをめざすのがいい方法でしょう。
そこで提案したいのが、日商簿記検定の受験です。日商簿記検定とは、いわゆる簿記と呼ばれるもので、1級から4級まであります。
一般的に、2級・3級のレベルであれば、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。
2級を取得すれば、中小企業の財務諸表の見方が分かるようになります。経理部門に転職するなら、まずは簿記2級を取ってアピールにつなげましょう。
簿記2級取得までの道のりですが、一般的に半年が目安と言われています。
簿記2級の内容は、経理事務の仕事に就くと必然的に使うスキルとなります。転職活動中に取っておくと、選考の際に有利に働くでしょう。
WEB・ITの知識を身につける
中小企業の事務職は、他の業務を兼任しているケースも珍しくありません。
そのような企業への転職を目指す場合、事務職で必要なスキル+αが求められるでしょう。
特に、WEBサイト制作・WEB集客・WEBデザインなどのスキルを持っていると、周囲の事務職志望者から一歩リードできるでしょう。
もしあなたがこのようなWEBやITのスキルをすでに持っている場合は、選考の際にしっかりアピールしていきましょう。
例えば、WEBサイトやHPの更新、ブランディングを提案すると、企業側も採用のメリットを感じやすいです。
このようなWEBやITスキルをアピールできる資格として、ITパスポートがあります。
ITパスポートは、ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべき基礎知識を証明できるIT系資格です。ITパスポートでは、以下のような分野を学べます。
- 経営戦略
- マーケティング
- 財務
- 法務
- セキュリティ
- ネットワーク
- プロジェクトマネジメント
このように、ITパスポートは経営に関する幅広い知識を身に付けられます。
また、総務や経理事務に関する財務やセキュリティについても学べるため、事務職転職を目指す方は取得して損はない資格でしょう。
ITパスポートは、取得すると一生ものの国家資格です。一方で、標準勉強時間は100時間程度と、比較的取得しやすい資格です。
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事務職に役立つプログラミング知識
「ワークライフバランスを求めて事務職へ転職したのに、結局作業を効率化できずに残業続き」という事態は避けたいものです。
実は事務作業の効率を向上させるために、プログラミング知識を活用する方法があります。例えば、「Python」というプログラミング言語の活用です。
Pythonには、データ解析を行うことができるライブラリが備わっています。
これは大量のデータ解析を短時間で終わらせたり、入力データを解析できるというもの。
プログラミングスキルは、非常に強いアピールポイントであり、事務職への転職後も、作業を効率的に進められ、正確性の高い業務ができます。
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事務職以外で男性におすすめの職種はITエンジニア
あなたが事務職への転職を考えるきっかけは何でしょう?
もしワークライフバランスといった働き方に魅力を感じているのであれば、事務職以外にも目を向けてみることを提案します。
これまで説明したように、事務職は給与が低いというデメリットがあります。
収入面が心配な方は、事務職と絞らず、少し視野を広げて職種を検討してみましょう。
すると、プライベートの充実と収入面でバランスの取れた職種が見つかる可能性が高まります。
そこで事務職以外に提案したいのが、ITエンジニアです。
ITエンジニアは、事務職に共通する点が多い仕事です。新たな職種へのキャリアチェンジを考えている方は、このようなIT系の仕事にも注目してみてください。
以下では、ITエンジニアがおすすめな理由を3つ紹介します。
- 事務職と共通点が多い
- 事務職と比べて収入が多い
- 多様な働き方が可能
おすすめの理由1:事務職と共通点が多い
事務職とエンジニアは、転職活動の進め方に共通する部分があります。例えば、スキルを身に付ければ未経験でも採用される確率が上がる点です。
経理や総務事務を目指す場合は、簿記をとっておいた方がプラスに働きます。
一方エンジニアでは、プログラミングやITスキルを身に付ければ、新卒・既卒に関わらず、未経験から就職を目指すことができます。
また現在日本は、深刻なIT人材不足に陥っています。エンジニアやITスキルを持つ人材の需要は高いと言えます。
エンジニアは、プログラミングスクールでプログラミングやITの技術をしっかり得られれば、誰でもチャレンジできる職種です。
大卒でない方や文系大学出身者も、この機会に検討してみてください。
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おすすめの理由2:事務職と比べて収入が多い
前述したように、事務職は収入が低いことがネックとなります。
一方で、ITエンジニアの中でも代表的な職種の「システムエンジニア」の収入を見てみましょう。
厚生労働省の『令和4年 賃金構造基本統計調査』によると、社内システムエンジニアを含むソフトウェア作成者の平均年収は、約550万円です。
これは男性の一般事務の平均年収と比較して、150万円以上高いことになります。
エンジニアは、使いこなせるプログラミング言語やスキル、経験が年収に直結する仕事。スキル向上のためにプログラミングスクールで勉強する意義もあるでしょう。
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おすすめの理由3:多様な働き方が可能
未経験からエンジニアに就いた場合、初めは経験を積むことが大切となるでしょう。
しかし、実務経験を積んで一定のスキルを身に付ければ、テレワークで働くことも可能。
実際にITエンジニアは、フリーランス・業務委託・在宅ワークなどの働き方も多いです。
働き方によっては、作業のボリュームや勤務時間を調整しやすいため、生活スタイルに合わせた働き方を選択できます。
ワークライフバランスを意識する方にとって、ITエンジニアは注目すべき職種なのです。
まとめ:男性を事務職に採用する企業はある
男性が事務職に転職するメリット・デメリット、事務職に転職する方法、事務職希望の男性におすすめの職種などを一挙に紹介しました。
男性だからといって、事務職を諦めるのはもったいないです。本気で転職を目指すなら、転職サイトや転職エージェントに登録し、定期的に求人をチェックしましょう。
元々、事務職に必要な能力・スキルを営業や総合職などですでに経験した人ならば、転職活動で苦労する可能性は少ないかもしれません。
一方で、スキルに自信のない方は、簿記やPCスキルなど、事務職に有利な知識・スキルを習得した上での転職活動をおすすめします。
男性を事務職に採用する企業もあるので、求人情報をチェックしつつ、紹介した転職する方法を参考に転職活動を進めてみてください。
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。