「転職したいけど、なんとなく怖い」
「転職したら年収が下がらないか不安」
「新しい職場で良好な人間関係を築けるか怖い」
「転職したいけど怖い」という理由で、行動に移せなかった経験はないでしょうか。
もっとも、転職が怖いと感じる理由は人それぞれかもしれません。しかし、多くの人が感じる理由とその対処法があるのです。
そこで本記事では、「転職が怖い」と感じる理由と「転職が怖い・不安」という気持ちを和らげる対処法について紹介します。
「転職が怖いから」という理由で転職活動に踏み切れない人は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
「転職が怖い」と感じる8つの理由
転職が怖いと感じるときの主な理由として、以下の8つが挙げられます。それぞれ自分に当てはまるものはどれか、確認してみてください。
- 新しい人間関係が怖い
- 現職の良い部分を失うのが怖い
- 転職前と同じ不満を持ちそうで怖い
- 新しい仕事が怖い
- 転職経験が無く転職自体が怖い
- 辞めると伝えるのが怖い
- 内定が出ないかもしれないことが怖い
- 自分に自信がなくて怖い
新しい人間関係が怖い
転職が怖い理由として挙げられるのが、人間関係です。
転職すると、新しい人間関係を築かなければなりません。良好な人間関係を築けるか不安になってしまうのは仕方がないともいえます。
新しい職場の人に良い印象を持ってもらうには、第一印象が大切です。身だしなみを整え、ハキハキと受け答えするように気をつけましょう。
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現職の良い部分を失うのが怖い
「今の仕事の良い部分が無くなったらどうしよう」と思い、転職が怖くなるケースです。
具体的には、以下のような状況でこのような気持ちになりやすいでしょう。
- 給与に不満はあるが、仕事自体は好き
- 今の仕事に慣れているため、負担は少ない
- 会社から期待されている
- ハードワークだが給与は良い
人間には変化を恐れる本能が備わっているといわれています。変化を目の前にすると、不安になるのはしょうがありません。
転職では、失うものもあれば得るものもあります。転職の軸を明確にして、自分が大事にしているものを得るために、優先度の低いものを捨てる覚悟も持つようにしましょう。
転職前と同じ不満を持ちそうで怖い
せっかく転職したのに、現職で持っていた不満と同じ不満を持ってしまっては、転職をした意味が失われてしまい、元も子もありません。
例えば給与に不満があって転職したとします。しかし次の会社では給与は増えたものの、残業時間も増加してしまった。
すると「こんなに働いているのにこれしか稼げないのか」と、結局前職と同じように給与への不満を持ってしまうかもしれません。
労働条件や待遇に関する不満を解消するには、事前調査が欠かせません。エントリー前に調べるのはもちろん、面接の場でも遠慮せず質問し、認識の齟齬がないようにしておきましょう。
新しい仕事が怖い
新しい仕事自体が怖いというケースもあるでしょう。
同じ業種や職種であっても、会社が変わるだけで仕事のやり方が大きく変わる場合もあります。自分のやり方が他社でも通用するか不安になるのではないでしょうか。
業種や職種が違えばなおさらです。全く経験の無い分野の仕事が務まるか不安になって転職が怖くなってしまうでしょう。
このようなケースでは、転職先の仕事が未経験からでも活躍できるものなのか調べたり、転職先企業で未経験から挑戦して活躍している社員はいるのか聞いたりするのがよいでしょう。
転職経験が無く転職自体が怖い
転職自体が怖いケースもあると思います。
転職経験が無いと、分からないことだらけで不安になってしまうでしょう。
転職活動では新卒時の就職活動と同じように書類選考や面接での選考がありますが、内容や対策は大きく異なります。
転職経験のある人や、転職サイトや転職エージェントに登録して情報収集することから始めるのがおすすめです。
辞めると伝えるのが怖い
内定が決まった後に、現在の職場に退職の意思を伝えるのが怖いというケースです。
人間関係が悪くなってしまったり、強く引き止められたりすることを考えると、辞めると伝えるのが怖くなってしまう人もいるのではないでしょうか。
このようなときは、当初の転職の目的を思い出すことです。現職のままでは、自分の望みが叶えられないから、転職したのだと思います。
自分の人生を決めるのは自分でしかありませんので、覚悟を決めて辞めることを伝えましょう。
無用なトラブルを起こさないためにも、退職理由を聞かれた場合は、前向きな理由を答えるのがおすすめです。
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内定が出ないかもしれないことが怖い
内定が出ないことが怖いというケースです。
特に、現職を辞めてから転職活動を行う場合は、「ずっと内定が出なかったらどうしよう」という不安がつきまとうものです。
特別な理由が無い限り、仕事を続けながら転職活動をして、内定が出てから退職するのが理想といえるでしょう。
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自分に自信がなくて怖い
転職したいけど、自分に自信がなくて怖いというケースです。
これまで仕事をしてきたということは、何かしらのスキルを身に付け、キャリアを形成してきたということです。
自己分析で自分の強みを知ったり、自信の無かった人でも転職を成功させた体験談を読んだりして、「自分でもできる」という気持ちを持てるようにしましょう。
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転職が怖いときの対処法
転職が怖いときは、以下のような対処法を試してみてください。
- 理由を紙に書き出す
- 転職先を調査する
- 転職経験者に相談する
それぞれ詳しく解説します。
理由を紙に書き出す
転職が怖いと感じる場合は、何が不安なのかを明確にすることで怖い気持ちを和らげたり、自信に変えたりできます。
まずは、怖い理由を思いつく限り紙に書き出してみましょう。そして、次に1つずつ理由を深堀りして解決方法を探していきます。
例えば「転職すると年収が下がるかもしれないから怖い」という気持ちを持っていたら、それを紙に書き出します。
この不安を解消するにはどうしたらよいでしょうか。「転職後の予想年収」が分かれば、不安は和らぐはずです。
この場合、まずは転職エージェントに相談して、自分の市場価値を聞いてみることです。
今転職した場合、どのくらいの年収を目指せそうかをキャリアカウンセラーが教えてくれるはずですので、遠慮せず聞いてみましょう。
複数の転職エージェントに聞くことで、より精度の高い予想年収を知ることができます。
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転職先を調査する
具体的な転職先候補があり、入社した後のことを考えて怖くなる場合は、転職先を調査するのがおすすめです。
例えば残業が増えるか不安な場合は、事前に調べることです。
社員数の多い会社であれば、転職サイトの口コミも多く投稿されています。労働時間に関する書き込みがあれば、参考にしてみましょう。
また、気になる会社にカジュアル面談(企業と応募者が互いをよく知るための面談、合否は決めない)を申し込んで、働き方について質問してみるのもおすすめです。
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転職経験者に相談する
転職が怖いときは、身近な転職経験者に相談するのがおすすめです。
転職に成功した人がいれば、どのような準備をして転職活動を進めたのか、詳しく話を聞いてみましょう。
その体験談を参考に、自分も転職活動の準備を進めれば、不安な気持ちも和らぐはずです。
注意点は、親世代など、年の離れた人の過去の転職経験談は参考程度に留めること。
転職市場はもちろん、業種や職種も10年20年で大きく変化しますので、年齢の近い人の最近の転職の話がより参考になるでしょう。
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「転職が怖いから」と諦めると後悔する?
「転職が怖い」という理由から、転職したい気持ちがあるにも関わらず、転職を後回しにしたり、諦めたりするとどうなるのでしょうか。
「あのとき転職しておけば」と後悔するかもしれません。
転職の成功の可否には職歴やスキル、タイミングが重要ではありますが、自分がやりたいことを実現するには、早い方が有利なはずです。
「今ではない」と先延ばしにするうちに、自分がやりたいことの実現はどんどん遠のいてしまいます。
また、すでに「あのとき転職しておけば」と考えたことがあるのであれば、今が真剣に転職を検討すべきタイミングなのかもしれません。
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転職が怖いならまずは準備を整えよう
本記事では、転職が怖い理由と主な対処法、転職が怖いからと諦めると後悔するかどうか、について解説しました。
何かを「怖い」と感じるときは大抵、怖さの正体が掴めていないときです。
転職先の調査や自己分析など、転職活動の準備を進めて不安を解消しましょう。
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