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キャリアチェンジとは?やるべき5つのこと・年代別のポイントを解説

更新: 2022.05.18

多くの社会人が最低でも1度の転職を経験する現在でも、今とは異なる業界や職種にキャリアチェンジすることには大きな不安が伴います。

「30代でキャリアチェンジできるだろうか」「そもそもキャリアチェンジとはどうやってやればいいのだろう」…といった悩みを持っている人も多いようです。

この記事では、成功するキャリアチェンジのためにまずやるべき5つのことや、年代別のキャリアチェンジのポイントを解説します。

キャリアチェンジとは

未経験からエンジニアに転職する方法

キャリアとは、仕事で得た経験や職業上の経歴のことです。キャリアチェンジとはその経歴を変えること、つまりこれまでとは異なる業界や職種に転職することを指します。

キャリアチェンジはいわゆる「社会人としての方向転換」であり、以下のように職種を変えずに別の業界に転職したり、同じ業界内で別の職種に転職したりすることも含まれます。

  • 保険業界の営業職から医療業界の営業職に転職する
  • IT業界内で営業職からエンジニア職に転職する

本来のキャリアの意味や転職市場での判断基準についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
キャリアとはどういう意味?「キャリアを積む」が表すことも解説

キャリアアップとの違い

転職やキャリアに関する言葉に「キャリアアップ」があります。

キャリアアップとは、すでに獲得している仕事上の知識や経験をさらに向上させたり、今と同じ業界・職種でさらに高い役職や地位に就いたりすること。

今の方向性を維持したまま、よりキャリアに磨きをかけていく点がキャリアチェンジとの違いです。

キャリアチェンジとキャリアアップは、実現するためにやるべきことやその後の働き方も全く異なるため、あなたの転職目的やキャリアプランに応じて適切なものを選びましょう。

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キャリアチェンジのメリット

テレワーク、パラレルキャリア、副業などの新しい働き方や考え方が広がっている状況で、思い切ったキャリアチェンジに挑戦する人も増えてきています。

そもそもキャリアチェンジにはどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットを3つ解説します。

本当にやりたかった仕事に挑戦できる

キャリアチェンジの一番のメリットは、本当にやりたかった仕事や業界に挑戦できることです。例えば、新卒の就職活動では希望の業界や職種とは縁がなくて叶わなかった人も、キャリアチェンジでもう一度チャレンジすることができます。

第2新卒を超えた20代後半や30代以上の転職は、社会人経験のない大学生の可能性に投資する「ポテンシャル採用」ではなく、現在のスキルや経験から判断する「即戦力採用」。

企業や業界が求めるスキルを持っていれば、異業界や異職種へのキャリアチェンジは十分可能なのです。

新しいスキル・知識を身につけられる

業界や職種が変われば、求められるスキルや知識も変わります。様々な仕事を経験することで、社会人としての仕事やスキルの幅を広げることができます。

すでに持っているスキルや知識とキャリアチェンジで得た新しい経験をあわせて自身の市場価値を高めたり、数年後に元の業界に戻ってキャリアアップする、といった計画も立てられるでしょう。

仕事へのモチベーションが上がる

同じ業界・職種で長く働いていると、業務に関する知識やノウハウが増える一方で刺激が減り、仕事へのやる気が下がってしまうことがあります。

そのような時に環境を大きく変えることで「頑張ろう」「もっと頑張らないと」とモチベーションを上げることができるでしょう。

キャリアチェンジのデメリット

社会人としての新しい一歩を踏み出せるキャリアチェンジですが、いくつかデメリットや注意点もあります。

キャリアチェンジをした後に苦労や後悔をしないよう、以下の点をしっかりと把握して対策しておくことをおすすめします。

給料が下がる可能性がある

すでに持っているスキルや経験を向上させるキャリアアップと異なり、キャリアチェンジでは「未経験者」として新しく仕事を始めることになります。

そのため、一般的にスキルや経験に応じて設定される給料は下がる可能性があることを理解しておきましょう。特に現職で役職手当や特定のスキルや資格に対する技能手当をもらっている場合、それらがなくなってしまう点には注意が必要です。

1から仕事を覚えなければいけない

キャリアチェンジで転職した業界や職種によっては、これまでの経歴や知識が全く使えない可能性もあります。

社会人としての基本マナーを持っていること以外は新卒社員と同じレベルに戻ってしまうため、周囲に追いつくためには積極的にキャッチアップしなければいけません。

特に最初の1年間は新しいことや覚えることが多くて戸惑うことも多いでしょう。業界や職種への憧れやイメージだけではなく「本当に仕事をやっていけるのか」という視点で考えることも大切です。

前職での経験が仕事の邪魔をする可能性も

「前の職場ではこうやっていた」「過去に自分はこれだけの成果を出した」など、前職での知識や成功体験が邪魔をして、新しい業界や会社に馴染めない可能性もあります。

もちろん、キャリアチェンジ後もこれまで得た経験や知識で使えるものがあれば、積極的に活かすべきです。

しかし「当たり前」や「常識」は企業や業界によって異なります。キャリアチェンジでは、これまでのやり方や考え方に囚われず、素直な気持ちで仕事に取り組むことが重要です。

成功するキャリアチェンジのためにやるべきこと

本当にやりたかったことにチャレンジできる、モチベーションが上がるなどたくさんのメリットがあるキャリアチェンジですが、リスクやデメリットがあるのも事実です。

成功するキャリアチェンジのためにやるべき5つのことを解説します。

明確なキャリアプラン・転職理由を持つ

なぜキャリアチェンジをしたいのか、キャリアチェンジをした後にどうなりたいのか、といった明確なプランを持ちましょう。

「今の仕事が合わないから」といったネガティブな理由では、キャリアチェンジをした後も同じような状況に陥る可能性が高くなります。5年後、10年後、20年後になりたい姿、やりたいことを明確にして、前向きで筋の通った転職理由を見つけましょう。

今持っているスキル・経験を整理する

これまでの経験・スキルを整理して、別の業種・職種でも活かせるものをは何であるかを明確にしましょう。

その際には、スキルを「テクニカルスキル」と「ポータブルスキル」の2つに分けて考えるのがおすすめです。

  • テクニカルスキル:特定の業界や職種で必要な専門的な能力
  • ポータブルスキル:業種、職種、時代背景などに左右されない汎用的な能力

求人募集の要項にある「X年以上の○○の経験」などは、特定の業務を遂行するために求められるテクニカルスキルです。プログラミングスキル、簿記や宅建などの資格、特定の企業の商品やサービスに関する知識などが例として挙げられます。

一方、コミュニケーションスキル、交渉力、問題解決力、論理的思考力など、資格や年数で計ることが難しいスキルが、ポータブルスキルに当たります。

そしてキャリアチェンジにおいてアピールできるのは、専門的なテクニカルスキルよりも汎用的なポータブルスキルであることが多いです。

職務経歴書なども活用しながら、転職活動でアピールできるポイントや、企業や業務に依存せずに使えるスキルを見つけましょう。

希望する業界・企業について情報収集する

転職を希望する業界や企業について、しっかりと情報収集しましょう。

メディアやHPなどから得られるイメージや、自身の憧れだけで転職を決めてしまうのは危険です。後で「予想外に仕事が大変」「給料が安い・上がらない」「休みが取れない」など理想と現実の違いに苦労するかもしれません。

その職種の具体的な仕事内容、求められるスキル・経験、キャリアパス、やりがいやつらいこと、業界の動向などをセミナーや勉強会・交流会などを活用して調べましょう。

企業については、平均年収、有給取得率、育児や介護に対するサポート体制など、働く際に重要になる項目について確認します。可能であれば実際に働いている人に話を聞けると良いですが、それでも疑問が解消しない場合には面接の時に直接聞きましょう。

必要なスキルを身につける

キャリアチェンジをする前でも身に付けられるスキルがあれば、事前に取得しておきましょう。

例えばエンジニアを目指すならプログラミング、Webデザイナーを目指すならIllustratorなどのツールの使い方、事務職を目指すならOfficeやExcelの使い方などです。

基礎レベルであっても、予め業務に必要なスキルを身に着けておくことで、面接時のアピールになるだけでなく、転職後にスムーズに業務を開始できるでしょう。

キャリアチェンジの準備は働きながら行うこともできます。

必要な経験を得るために今の会社内で異動や担当変更ができないか検討したり、新しい業務にチャレンジさせてもらえないか確認してみるのもおすすめです。

採用可能性がある業界・職種を把握する

未経験の業種や職種の求人に応募するキャリアチェンジは、同じ業界・職種への転職に比べて採用可能性を判断しづらい特徴があります。

本当に希望する業界に転職できるのか、今のスキルや経験にニーズがあるのかを調べるためには、転職サイトなどのスカウト機能を利用してみましょう。

スカウト機能とは、現在の職種、スキル、経歴を登録しておくことで、それを見た企業や転職エージェントの担当者から「選考を受けてみませんか」といった案内が届く機能です。

担当者は書類選考を通過しそうな人や、自社の求める人材にマッチしている人にスカウトを送るため、この機能を活用することで自分の市場価値を見極めることに役立ちます。

【年代別】キャリアチェンジのポイント

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キャリアチェンジの可能性は、年代を問わずあります。しかし、年齢や経験によってキャリアチェンジを実現させるための作戦やポイントが変わるのも事実です。

ここからは、キャリアチェンジのポイントを20代、30代、40代以上の3つの年代別に解説。

20代

第2新卒向けの求人も豊富な20代は、思い切ったキャリアチェンジを実行しやすい年代。

基本的なビジネスマナーを持っていながら、年齢が若く今後も長く企業で働くことが期待される20代は、大きな実績や特別なスキルがなくても採用してくれる企業が多いためです。

働き始めて数年であれば、先輩のサポートをしながら基本的な業務を覚えたり、小規模の案件やプロジェクトに携わったりなど、他の業界や職種で活かせるスキルがないかもしれません。

そのため、社会人としての基礎知識があることや、仕事への意欲、明確な転職理由やキャリアビジョンを示しながらアピールすると良いでしょう。

30代

社会人としてはまだまだ若く、体力もある30代ですが、20代のように未経験であっても可能性や成長性に期待して採用してくれる企業は減ってくるのが現状です。

「即戦力」としての役割が期待される30代は、自身のテクニカルスキルとポータブルスキルを整理した上で、どのスキルが今後も役に立つのかを考えることが重要です。

業界、職種、企業などあらゆる環境が変わるキャリアチェンジにリスクを感じた場合には、今いる企業の中でジョブチェンジができないかを検討するのも選択肢の1つでしょう。

40代~

社会人としての折り返し地点付近にいる40代は、20代や30代と比べるとキャリアチェンジのハードルは上がりますが、チャンスはゼロではありません。

職種も業界も変わる大胆なキャリアチェンジよりも、職種を変えずに業界を変えるキャリアチェンジがおすすめです。これまでに得たテクニカルスキルやポータブルスキルを活かしながら、新しい環境で仕事の幅を広げていくことができます。

さらに50代になると、転職をする人の数自体が減ってきます。40代と同様に、自身の専門性を活かしながら、他の業界や会社で新しい仕事に挑戦できないかを考えると良いでしょう。

年齢を重ねるごとに、新しい挑戦をすることや環境を変えることに臆病になってしまう人も多いかもしれません。

しかし、40代、50代にはこれまでの社会人人生の中で積み重ねてきた経験やスキルがあります。自分に自信を持ち、なりたい自分を実現させていきましょう。

キャリアチェンジとは?まとめ

今まで働いてきた環境や業界を離れて、新しいことにチャレンジすることにどうしても不安を感じてしまうもの。「早く転職したい」と焦る気持ちもあるかもしれませんが、明確なキャリアプラン、自己分析、入念な情報収集を行い、慎重に進めましょう。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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