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「転職面接で結果を連絡すると言われたのに来ない」連絡なしの原因と対応

更新: 2024.04.18

「面接後に連絡すると言われたのに来ない」
「転職面接の選考結果がわからず、他の企業からの内定通知に答えられない」
「面接の結果連絡が来ない時はどう対応すればいい?」

転職面接の合否連絡は、一般的に3日〜1週間程度で伝えられると言われています。しかし面接から結果通知までの間が空けば空くほど、焦る気持ちが募るもの。

そこでこの記事では、転職面接の合否連絡が遅れる原因や、連絡がこない場合の対処法を解説。

採用担当者への問い合わせメールの文例や、内定通知が来た場合の対応も紹介するので、参考にしてみてください。

通常は転職面接の結果は3日〜1週間ほどで届く

一般的に、転職面接の結果は3日〜1週間ほどで届きます。

リクナビNEXTが2017年に採用担当者を対象に行ったアンケート(2017年)によると、面接結果の通知を行うタイミングは、面接後7日以内が最多で56.7%という結果。

次に多いのは3日以内(24.0%)となっており、約8割の企業が面接後1週間以内に選考結果を伝える、という結果でした。

一方で何らかの事情で合否の連絡が遅れることも。実際に上記のアンケートでも、10日以内に連絡する企業が全体の15.3%とありました。

しかし面接から間が空けば空くほど、合否の結果がわからず不安になるもの。特に「1週間以内に電話かメールで通知する」と言われたにも関わらず連絡がないと、いつまで待てばいいのかわからず困惑するでしょう。

合否連絡の有無とタイミングは事前に確認しよう

「いつ連絡が来るのか」「なぜ連絡がないのか」と気にしながら不安な気持ちで転職活動を続けることは、精神的にも良くありません。

こうした事態を防ぐためにも、面接が終わったタイミングで、結果の通知方法や時期について事前に確認しておきましょう。

事前に把握しておけば、余計な心配をする必要がなくなり、落ち着いて面接結果を待てるはずです。また、万一の事態にも対策を立てやすくなります。

面接で「何か質問はありますか」と聞かれたら、「今回の面接の合否結果はいつ頃ご連絡いただけそうでしょうか」などと質問するのもありです。

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「面接後に連絡すると言われたのに来ない」考えられるおもな原因

面接後しばらく経つのに、企業から結果を知らせる電話もメールも来ない。待っても待っても合否連絡がないおもな原因としては、以下の6つが考えられます。

  1. 応募者数が多い
  2. 社内調整に時間がかかっている
  3. 他の採用者の連絡待ち
  4. 不採用者の連絡は後回しにしている
  5. 通知が郵送のため時間がかかっている
  6. 単に連絡を忘れている

応募者数が多い

採用枠に対して応募者が多数だった場合、選考に時間がかかります。例えば滅多に募集が出ない希少枠ですと、選考に時間がかかるでしょう。

あるいは企業側が多種多様なポジションで採用を行っている場合も、採用活動の進行状況によっては多少連絡が遅れることがあります。

さらにベンチャーや中小企業だと人事担当者の数が少ないため遅れることも。並行して別の採用枠の対応もしていると、合否の連絡が遅くなるのは仕方のないことでしょう。

ほかにも、他の応募者の最終面接に対して、社長や役員のスケジュール調整に時間がかかっているケースも考えられます。

社内での調整に時間がかかっている

社内調整とは、例えば採用に関する判断や意見が割れてしまっている場合のすり合わせです。

特に希少ポジションでの採用の場合、人事部長はAさんを推しているが、現場に出る営業本部長はBさんを推しているといったケースもあるでしょう。

採用には様々なポジションの人が関わるため、意見の食い違いは起こりがち。それぞれの意見のすり合わせを行うために、時間を費やしているケースも考えられます。

また、社内で稟議を通す必要があるなど、手続きの遅れから連絡も遅くなってしまっているケースも見られます。

特に最終面接の結果は合否に直結するので、決裁が下りるのにも時間がかかるようです。

他の採用者の連絡待ち

採用人数が限られている場合、先に採用の連絡をした人からの回答待ちになっていることも。

その人の回答次第で次の候補者への連絡内容も異なるため、優先順位の問題で連絡を保留にしているケースもあります。

実際、他の採用者が全員確定した上で合格の連絡をしている企業もあるようです。この場合、他の志望者より早く選考を受けていた場合、結果連絡が遅くなってしまいます。

不採用者の連絡は後回しにしている

面接の合否連絡は、採用者への連絡が優先されるもの。

そのため、先に採用通知をした人から辞退の連絡が入れば、次点となっている候補者へ連絡する、という流れになります。

このようなケースの場合、次点の候補者への連絡が面接の約2週間先伸ばしになることも。

実際、不採用者への合否連絡はしないとしている企業もあります。

特に、応募人数の多い大手企業などではこのような傾向が見られます。早急に合否結果をもらいたい場合、念のため面接担当者に結果通知の有無を聞いておきましょう。

連絡が遅い=不採用ではない

実際に不採用者への連絡を後回しにしている企業はあるものの「連絡が遅い=自分は不合格だった」と判断するのは尚早かもしれません。

そのほかの理由で連絡が遅れていることもあるので、やはり1〜2週間くらいは様子を見てみるべきでしょう。

「じつは合格になっていたのに、不採用だと勘違いして企業からの連絡確認を怠っていた」

こうした状況に陥ると、せっかく内定をもらえた企業なのに心証が悪くなってしまいます。こうならないよう注意が必要です。

気になる方は、後述の「面接後に連絡すると言われたのに来ない時の対応」の例文を参考に、企業へ問い合わせてみてください。

通知が郵送のため時間がかかっている

合否結果の連絡手段が郵送の場合、時間がかかります。郵送の場合、到着までに1週間はかかると思っておいた方がいいでしょう。

また郵送の場合、企業側も郵便物を発送してから、候補者の入社意思を知るまで時間がかかる、ということでもあります。

郵送で採用の連絡が来た場合は、なるべく早く入社の意思を伝えるのが無難でしょう。

単に連絡を忘れている

企業側が連絡を忘れている可能性もゼロではありません。

企業側の採用担当者や転職エージェントのキャリアアドバイザーが多忙により、スケジュールの余裕がない状態だと、連絡を忘れるケースがあるかもしれません。

メールや着信を再確認した上で、担当者に連絡をとって確認しましょう。

面接後に連絡すると言われたのに来ない時の対応

結果連絡の有無とタイミングを聞いておくのは重要です。

初めに述べたとおり、一般的には1週間程度待てば選考結果の連絡は来るもの。しかし合格者のみに連絡するケースもあるでしょう。

例えば他にも転職面接を受けて内定をもらっている場合、企業側はあなたの入社意思の連絡を待っている状態です。

「待ってもらっているがいつ回答できるのかわからない」といった事態を避けるためにも、あらかじめ以下のように尋ねておきましょう。

  • 「不採用の場合も連絡はいただけますか?」
  • 「選考結果は合否関係なくいただけますか?」
  • 「合否結果の連絡手段はどういった形ですか?」

確認するタイミングは面接中か、面接を受けたその日のうちにお礼のメールと合わせて行うといいでしょう。以下では、面接後に連絡すると言われたのに来ない時の対応方法と、連絡を入れる時に使える例文を紹介します。

採用担当者・転職エージェントに連絡を入れる

「合否連絡の予定日になっても連絡なし」という場合、あなたから採用担当者または転職エージェントに連絡を入れてみましょう。

転職エージェントを経由して転職活動をしている場合は、企業側に連絡する前に、担当のキャリアアドバイザーに連絡した方がよいです。

しかし、連絡期限を過ぎていないのに焦って回答を急かしてしまうと、企業側からの印象が下がってしまうことも。

あくまでも通知予定日を過ぎた上で、「予定日になっても連絡がこないのですが」という旨を付け加えて連絡を入れましょう。

次の項目から問い合わせメールの文例を紹介するので、参考にしてください。

メールで面接結果を問い合わせる場合の例文

メールで選考結果を問い合わせる場合は、ただの催促メールにならないように配慮する必要があります。以下の文例を参考にしてください。

件名:選考結果につきまして(氏名)

●●●●株式会社
採用ご担当者様

お世話になっております。
○月○日に「△△(職種名)」の中途採用面接をしていただきました、□□と申します。
この度はお忙しい中、面接のお時間を賜りまして、誠にありがとうございました。

面接の際、1週間程度で選考結果のご連絡をいただけるとのお話がありましたが、現時点でお返事を頂戴しておりません。
選考結果はいつ頃ご連絡いただけるでしょうか。
ご多忙のところ大変恐縮ですが、ご確認いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

———————
名前:□□□□□□
住所:〒〇〇〇‐〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
電話:〇〇-〇〇〇〇〇〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇〇〇〇〇〇@〇〇〇〇
———————-

このように、まずは選考に時間を割いてもらった感謝の気持ちを伝えた上で、選考結果を尋ねる内容にしましょう。

電話で面接結果を問い合わせる場合の例文

面接後に連絡すると言われたのに来ない場合の問い合わせは以下の例文を紹介します。

お世話になっております。
○月○日に「△△職種名」の中途採用面接をしていただきました、□□と申します。
先日はお忙しい中面接のお時間を賜りまして、ありがとうございました。

本日は選考結果のご連絡を現時点でいただいておりませんので、ご連絡差し上げました。
選考結果はいつ頃ご連絡いただけるでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、ご確認よろしくお願いいたします。

選考結果を問い合わせる前にメールや留守電もチェック

選考結果を問い合わせる前に、本当に企業から連絡が来ていないか確認しましょう。

メールチェックだけでなく、着信履歴や留守電も忘れずに確認する必要があります。

メールの場合は企業のアドレスが受信できる設定になっているかを確認し、迷惑メールフォルダなど見落としがないようにしましょう。

転職面接後の連絡が届くまでにやるべきこと

採用結果の連絡がなかなか届かないと、不安でいっぱいになってしまうでしょう。ただ連絡が来るのを待っているだけでは、就職・転職活動の時間を無駄にしてしまいます。

そこで本章では、転職面接後の連絡が届くまでにやるべきことを2つ紹介します。

  • 別の志望企業の洗い出し
  • 次の採用試験に向けての対策

別の志望企業の洗い出し

連絡が届いたとしてもその結果が不採用だとしたら、あなたが費やした時間が水の泡。

そのようなケースを想定して、別の志望企業の洗い出しも行っておきましょう。

その際はやみくもに探すのではなく、改めて業界・企業研究をしながら候補を探すのがおすすめです。ミスマッチを防ぐことにつながります。

次の採用試験に向けての対策

志望企業が決まったら、採用試験に向けての対策もしておきましょう。

こうすることで、届いた連絡の結果がどうであれ準備を整えておけます。

常に最悪のパターンを想定して動くことも、就職・転職活動では肝心です。

転職面接の合否連絡が届いた後の対応

企業から合否の連絡が来た場合の対応についても、確認しておきましょう。

電話とメール、それぞれのパターンで説明します。

  • 電話での対応
  • メールでの対応
  • 選考を辞退する場合の対応
  • 内定を辞退する場合の対応

電話での対応

一般的に電話で連絡が来た場合は、採用であることが多いです。採用連絡への対応は、以下のような流れで行ないましょう。

  • 選考通過に対するお礼
  • 入社の意思を伝える
  • 今後のスケジュールの確認

まずは選考通過に対する感謝の気持ちを伝えましょう。「この度は採用の連絡をいただきありがとうございます」など、簡単で結構です。

入社を決める場合はその意思を伝え、今後どのように仕事に取り組むのか、といった熱意を伝えるといいです。

今後のスケジュールについては、きちんとメモを取りながら確認しましょう。

メールでの対応

企業からメールで選考通過の連絡が来た場合は、なるべく早く返信すべきです。メールをもらった当日中には返信するようにしましょう。

その際、以下の文例を参考にしてください。

件名:採用のお礼(氏名)

●●●●株式会社
総務部 ○○○○様

お世話になっております。
本日貴社より採用通知をいただきました□□です。

この度は採用のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひとも貴社にて働かせていただきたく存じます。

入社後は1日も早く貴社で戦力になれるよう、努力して参ります。
ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

まずは取り急ぎお礼申し上げます。

———————
名前:□□□□□□
住所:〒〇〇〇‐〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
電話:〇〇-〇〇〇〇〇〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇〇〇〇〇〇@〇〇〇〇
———————-

電話で採用通知が来た場合に、合わせてメールでお礼を伝えるケースもあります。

その場合のお礼メールは必須ではありませんが、あなたの印象は良くなるでしょう。

もしメールを送信する場合は、電話をもらってからできるだけ早くした方がいいです。

基本的に不採用メールには返信しなくていい

残念ながら不採用メールが届いた場合、それが筆記試験や一次試験など、選考の早い段階の場合は返信不要です。

しかし選考がある程度進んだ状態で不採用通知が来た場合で、採用担当者へ感謝の気持ちを伝えたい場合はメールを送っても構いません。

その際は以下の文例を参考にしてください。

件名:選考のお礼(氏名)

●●●●株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
本日貴社より選考結果のご連絡をいただきました□□です。

不採用の結果は誠に残念ですが、いつかまた機会がございましたら、チャレンジさせていただきたく存じます。
その時まで自分の実力を高めるため、努力して参ります。

この度は面接の機会をいただきまして、誠にありがとうございました。
末筆ながら、〇〇様と貴社のご繁栄をお祈り申し上げます。

———————
名前:□□□□□□
住所:〒〇〇〇‐〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
電話:〇〇-〇〇〇〇〇〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇〇〇〇〇〇@〇〇〇〇
———————-

選考を辞退する場合の対応

選考を辞退する場合、選考スケジュールに合わせて連絡を入れる必要があります。例えば前日や当日の場合は、電話で辞退の旨を伝えた方がいいです。

一方次の選考まで3日営業日以上ある場合は、メールで辞退の旨を伝えても構いません。

電話で辞退を伝える場合も、辞退の旨やお詫びの気持ちを伝えるだけでなく、選考に時間を割いてもらったことに対する感謝の気持ちも伝えましょう。

メールで辞退の連絡を入れる場合は、以下の文例を参考にしてください。

件名:選考辞退のご連絡(氏名)

●●●●株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
私、○月○日〇〇:〇〇〜に「△△(職種名)」の○次面接のお時間をいただいております、□□と申します。

この度、諸般の事情により選考を辞退させていただきたく、ご連絡差し上げました。
選考を進めていただき、面接のお時間を確保していただいたのにも関わらず、大変申し訳ございません。
どうぞご了承くださいますよう、お願いいたします。

末筆ながら、貴社のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

———————
名前:□□□□□□
住所:〒〇〇〇‐〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
電話:〇〇-〇〇〇〇〇〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇〇〇〇〇〇@〇〇〇〇
———————-

内定を辞退する場合の対応

内定を辞退する場合は、電話でその旨を伝えるべきです。

なぜなら企業側は、内定通知を送った時点であなたを迎え入れる準備に入っているから。

このようなことも踏まえて、辞退を謝罪する気持ち、内定通知をいただいたことに対する感謝の気持ちを電話で伝えましょう。

電話の際は、以下の文例を参考にしてください。

先日、御社より内定のご連絡をいただきました□□です。
この度は内定通知をいただき、誠にありがとうございます。
実は、こちらの一方的な都合で大変恐縮なのですが、内定を辞退させていただきたく、ご連絡差し上げました。

自身の適性を改めて鑑みた上での判断です。
選考に貴重なお時間をいただいたのにも関わらず、このようなお返事となり大変申し訳ございません。
何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

辞退の連絡を入れた際は、企業側から引き止められることも。その場合は、辞退の理由を誠実に伝えて謝罪をしましょう。

その上で選考に関わった方々への感謝の気持ちを述べると、誠実さが伝わるはずです。

「転職面接後も連絡なし」なら速やかに問い合わせしよう

転職面接の合否連絡が遅れる原因や、連絡がこない場合の対処法などを解説しました。

転職面接の結果通知は、1週間までに伝えられるのが一般的。しかし企業側の都合によって遅くなるケースもあります。

面接結果の通知方法や時期などは、あらかじめ確認しましょう。その上で連絡が遅れている場合は、速やかに担当者に連絡を入れてください。

選考辞退や内定辞退する場合の対応などと合わせて、チェックしておきましょう。

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