「職場に行く気力が湧いてこない」
「仕事に集中できない」
「なんとなく仕事を辞めたい気持ちになっている」
このように仕事のモチベーションが上がらずに、悶々とした気分になっていませんか。
本記事では、そもそも仕事にモチベーションは必要なのか、やる気が出ないときはどのような対策をすれば良いのかなどを紹介します。
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この記事の目次
仕事に高いモチベーションは必要なのか?
仕事をする上で、常にモチベーションが高い状態を維持する必要はありません。モチベーションが低くても業務を遂行し、成果を残せているのであれば基本的に問題はないでしょう。
しかしモチベーションが上がらず「職場に行きたくない」「仕事をしたくない」という感情になっているのであれば、対策が必要です。無理に仕事をしようとすると負担に感じやすくなり、いつまでもモチベーションが高まらない負のスパイラルに飲まれてしまう可能性があります。
「やる気が起きなくてもやるべき仕事はできる」と割り切れる方であれば、仕事にモチベーションは不要かもしれません。そうでない方は、本記事を読み進めていただき、モチベーションが下がる原因や対処法を知っておくことをおすすめします。
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仕事のモチベーションが下がってしまう主な原因
あなたの仕事に対するモチベーションが下がってしまう原因を考えてみましょう。
原因が特定できれば、どのような対策を取れば良いかが見えてきますし、その原因を取り除くだけでモチベーションが高まる可能性もあります。
ここではモチベーションを下げる原因の例を紹介します。あなたに当てはまるものがないか確認してください。
- 連日の仕事で疲れが溜まっている
- 成長している実感がない
- 仕事をネガティブに考え過ぎている
- 職場の人間関係に悩んでいる
- 同じような作業が続いている
- 仕事内容に給料が見合っていない
連日の仕事で疲れが溜まっている
休みなく働いていたり、長時間の残業が続いてたりすると、疲労から仕事に対するやる気が下がってしまうことがあります。
思い当たる方は、改めて自身の勤務状況を見直し、休息を取りましょう。真面目な人ほど休憩を取らず、頑張り過ぎてしまいがちです。
後述しますが、このケースでのモチベーション低下は疲労による一時的なものであり、数日休むことで解消できる場合があります。
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成長している実感がない
今やっている仕事を始めたばかりのうちは、覚えることが多かった分、できるようになることもたくさんあったと感じていませんでしたか。何事も、最初のうちは成長している実感を覚えやすい傾向があります。
しかし仕事に慣れて技能が上がっていくと、自分に求めるハードルも高くなり、成長している実感を得にくくなりがち。初心者の頃は難しかったことでも、中・上級者になると「できて当たり前」と考えるようになってしまう方が多いのです。
仕事の技能や経験値が上がることは、本来望ましいことで、成長している証拠といえます。その一方、当たり前にできることが増え、成長する機会が減ったと感じてしまうケースも少なくありません。
仕事をネガティブに考え過ぎている
仕事は長時間に及ぶ場合が多く、達成するためには技術や責任が求められることもあります。このように仕事の多くは一筋縄ではいかず、ネガティブなものに感じてしまいやすいでしょう。
「できれば仕事は一切したくない」という方も多いのではないでしょうか。
仕事の負の側面ばかりを見て、ネガティブに考え過ぎてしまうこともモチベーション低下の原因になりがち。誰でも、やりたくないことに向き合うのは嫌ですよね。
このようなケースでは、仕事のプラスの側面を見つけたり、仕事を達成することのメリットを見つけたりすることで、モチベーションが回復する可能性があります。
職場の人間関係に悩んでいる
「上司との関係が悪い」
「仲の良い同僚がいない」
このような、職場の人間関係の悩みがあなたのモチベーションを下げていることも考えられます。特に一緒に仕事をする人との相性が悪いと、「仕事をしたくない」という気持ちになってしまうのも無理はありません。
ただし、職場は学校などとは異なり友達を作る場ではないため、仮に人間関係が良くなかったとしても「仕事さえできていれば問題ない」と割り切れれば、モチベーションには影響しないでしょう。
一方、解消が難しい人間関係のもつれも多く、ほぼ修復が不可能なケースも考えられます。特に悪化した人間関係が仕事にマイナスの影響を及ぼしている場合、職場自体を変える決断こそが最適な解決法かもしれません。
具体的には、
「上司からパワハラを受けている」
「同僚からいじめを受けている」
「職場で無視され、仕事の相談をしても取り合ってくれない」
などの場合、今の職場にいながら自力で改善することは難しいと思われます。
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同じような作業が続いている
仕事へのモチベーションは1日の中でも変化するもの。例えば同じ作業が何時間も続いていると徐々に集中力が落ち、モチベーションも下がってしまいがちです。
モチベーションが下がってきたなと感じたら、気分転換をするのも大切。具体的な方法は、次の「仕事のモチベーションを高めるコツ」の項目で紹介します。
仕事内容に給料が見合っていない
生活費を稼ぐために仕事をするのが一般的であることを考えると、給料はモチベーションに大きく影響する要素でしょう。
例えば、
- 残業を何時間もこなしているのに残業代がもらえない
- 難易度が高い仕事をしているのに給料が安い
といった環境で働いていると、「仕事内容に給料が見合っていない」と感じるようになり、モチベーションが下がってしまうのも無理はありません。
資格の取得や昇進などによって給料アップが狙える職場であれば、やる気も生まれると思います。しかしそうでない場合、いつまでも給料が上がらず、モチベーションは下がる一方でしょう。
職場の給与体系を自力で変えることは基本的に難しく、場合によっては転職を検討した方が良いと考えられます。
仕事のモチベーションを高めるコツ
仕事に対するモチベーションが下がったときは、どのような対策をすればいいのでしょうか。
ここからはモチベーションを高めるコツを紹介します。
自分自身の働き方や考え方を変えることで達成できるもののみを厳選してまとめました。
- 短期間の休みを取る
- より高い目標を設定する
- 自分にご褒美を与える
- 友人や家族などに悩みを打ち明ける
- 軽く体を動かす
- テンションの上がる音楽を聴く
- 自己啓発本を読む
短期間の休みを取る
連日働いている方や、長時間労働が続いている方は、休みを取るのがおすすめです。仕事で疲れが溜まり、一時的にモチベーションが下がっていることが考えられます。
1日〜数日間の短い期間でも休みを取り、心身を休めることでやる気が回復する可能性があります。
より高い目標を設定する
「成長している実感がなく、モチベーションが上がらない」という方は、自分自身でより高い目標を設定し、こなせるよう工夫してみるのはいかがでしょうか。
周囲の人に与えられた目標をこなすだけだと、仕事に慣れたあなたにとっては退屈に感じてしまうかもしれません。ならば、今までより高いレベルで仕事をこなすにはどうすればいいか考えてみましょう。すると、今まで以上にやる気を出して仕事に取り組む必要が生まれ、目標を達成したときにさらなる満足感を得ることができるはず。
例えば、
- 上司から今月の営業の成約件数目標を5件と言われたが、8件を目標にする
- 会議の議事録を作る際、文章だけでなくイラストやグラフなどを使って分かりやすくする
- これまで手動で行っていた作業を自動化できないか方法を探って実施し、ノウハウを社内で共有する
- 同期入社の〇〇さんより高い営業成績を残す
など。
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自分にご褒美を与える
仕事をネガティブなものだと捉えている方は、仕事をすることのメリットを見つける、または自分で作り出すのがおすすめです。
最も簡単にできる方法は、自分へのご褒美を用意すること。例えば、
- 今日の商談を成立させられたら、豪華なディナーを食べる
- 今日中に資料を作成できたら、帰りにケーキを買って帰る
- 納期ギリギリの案件が来たが、期日までに終わらせられたら、その週の週末は休みを取って旅行に行く
など。
仕事を終えた先にメリットがあると、やる気が出てくるでしょう。ご褒美は、あなたのやる気につながるものであれば、例に挙げたもの以外でも構いません。
友人や家族などに悩みを打ち明ける
仕事のモチベーションが上がらないこと、またはその原因となっていることを誰かに相談することで、気持ちが軽くなる場合があります。
話し相手は誰でも構いません。友人や家族などであれば心置きなく話せるのではないでしょうか。
もし相談できそうであれば、直属の上司や同僚などでも良いでしょう。同じ職場で近い仕事をしている人であれば、あなたの気持ちをしっかり汲み取って、アドバイスをしてくれる可能性が高いと考えられます。
軽く体を動かす
気分転換になる方法の1つに、体を動かすことがあります。特に同じ作業が続き、集中力が落ちてきているときにおすすめです。
ストレッチをしたり、外を散歩したりすると良いでしょう。
あまりハードに体を動かすと疲れ過ぎて、仕事に集中できなくなってしまいます。数分でできる軽い運動が最適です。
テンションの上がる音楽を聴く
「軽く体を動かす」のと同じく、気分転換の方法として「テンションの上がる音楽を聴く」のも効果的。あなたの好きな曲を聴くことでモチベーションアップにつながるでしょう。
音楽を聴きながら体を動かすのもおすすめです。
集中力と音楽の関係性については、こちらの記事でも解説しています。
仕事中に音楽を聞くと集中力は上がる?下がる?効果のあるケースとないケースを解説自己啓発本を読む
自己啓発本を読むこともモチベーションアップにつながります。モチベーションを高めるコツを紹介している本でも良いですし、偉人と呼ばれる人たちのサクセスストーリーを紹介している本でもOK。「自分にも、本で紹介されているようなサクセスストーリーを歩める可能性がある」と感じられるだけでも、やる気アップにつながるでしょう。
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ネガティブ思考が逆にモチベーションになることも
ここでは筆者が良くやるモチベーションアップの考え方を紹介します。
私はよく「ネガティブに考えること」で仕事に向き合う気力を生み出しています。
- 期日までに仕事を終えないと、上司や取引相手が怒るかもしれない
- こんな僅かな仕事もできないと、自分は社会で取り残されてしまう
- この仕事を終えないと、今晩気になってぐっすり眠ることができないだろう
このようにネガティブな状況を想像し、それが現実にならないよう仕事をこなしているときがよくあるのです。ネガティブ思考が仕事へのモチベーションになる、筆者と同じタイプの人もいるのではないでしょうか。
ただし、この考え方は自分を追い詰めてしまう面が強く、誰にでもおすすめできるわけではないと自覚しています。「仕事のモチベーションが下がってしまう主な原因」の項目で紹介したとおり、仕事をネガティブに考え過ぎてしまうことはモチベーションを下げる要因になりかねません。
やはり理想は、ポジティブな方法でモチベーションを高めること。諸刃の剣ともいえる「ネガティブ思考を仕事のモチベーションに変える方法」は、補足として頭の片隅に置いてもらえると幸いです。
自分の力だけで仕事のモチベーションを高められない場合もある
「仕事のプレッシャーで押し潰されそうになっている」
「上司から怒鳴られたり、同僚からいじめを受けたりしていている」
「会社の制度で、自分にはスキルアップになるような仕事を任せてもらえない」
「仕事内容に給料が見合っておらず、出世や昇給の機会もほとんどない」
このようなケースでは、自力でモチベーションを高めることが難しいでしょう。
本記事で紹介した対策は、基本的に自分自身の仕事に対する向き合い方や考え方を変えるものであり、自身を取り巻く人々や環境まで変えるものではありません。
モチベーションを下げる要因が職場の制度や人間関係にある場合、環境そのものを変えなければモチベーションの回復はできないと思われます。上司に部署異動の相談をしたり、転職を検討したりするべきでしょう。
異動や転職は大きな決断になるため、モチベーションが上がらないのは自分に原因があるのか、自分以外の部分に原因があるのかを慎重に見極めてください。
転職するかどうか迷ったときは、こちらの記事が参考になります。
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