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【心に余裕がない】原因と対処法!気持ちが追い込まれる人の特徴・症状も解説

更新: 2023.08.24

「心に余裕がない」
「自分の気持ちに余裕がなくてしんどい」
「気持ちが追い込まれてイライラする」

仕事や子育てなどの忙しい毎日の中で、ちょっとしたことでついイライラしてしまったり、動揺してしまう、といった悩みをお持ちではありませんか。

それは、忙しい毎日に追われて心に余裕がなくなっていることが原因かもしれません。

この記事では、心に余裕がない状態について以下のポイントに沿って解説します。

  • 心に余裕がない状態とは
  • 心に余裕がない原因
  • 心に余裕がない人の特徴・症状
  • 心に余裕がないときの対処法

心に余裕がない状態とは

心に余裕がない状態とは、物事についてしっかりと考える余裕がない状態のことを言います。

例えば、仕事や毎日の生活、来週のプレゼンや試験などのことで頭がいっぱいで、将来や他のことを考える余裕がない状態などです。

「心に余裕がない」の類語としては「切羽詰まっている」などがあります。

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「心に余裕がない」おもな原因

「心に余裕がない」おもな原因は、以下の5つが挙げられます。

  • 金銭的な問題によるもの
  • 仕事でキャパオーバーになっている
  • 家庭・友達・恋愛などの人間関係
  • SNS・インターネットの普及
  • やりたいことや目標が見出せていない

金銭的な問題によるもの

金銭的な問題によって心の余裕がなくなってしまうことがあります。

具体的には「借金を抱えている」「大きな出費があって金銭的な余裕がない」「収入が少なくて将来が不安」などです。

そのほか、「収入が少なくて毎日節約しなければいけない」「給料日前に貯金が底をつきそう」などのケースも。

日々の生活の中でストレスを感じることで、心に余裕がなくなってしまいます。

仕事でキャパオーバーになっている

毎日残業で平日は仕事以外のことを考えられない、失敗できない重要な仕事を任されていて大きなストレスを抱えている。

こうした、仕事量やそのストレスが許容量を超えていることも、おもな原因の一つ。

毎日の残業で寝不足になっている、土日はずっと寝ているなど、仕事の忙しさはプライベートにまで影響を及ぼします。

やりたいことができないストレスも加わり、さらに心の余裕をなくしてしまうケースも。

家庭・友達・恋愛などの人間関係

仕事以外の場面であれば、例えば子育てや親の世話、友達や恋人とのケンカなどで心がモヤモヤして落ちつかない、仕事に集中できない、ということがあります。

「仕事とプライベートは切り離して考えたい」と思っていても、仕事中のふとした瞬間に嫌なことを思い出してイライラしてしまい、憂鬱な気持ちになってしまうのです。

SNS・インターネットの普及

TwitterやInstagramなどのSNSおよびインターネットが普及したことも、心に余裕がない人を生み出す原因になったといえます。

インフルエンサーやビジネスで成功した人、あるいは恋人や家族との幸せそうな写真を投稿している人などを見ると、自分と比較してしまい、自己肯定感が下がることも。

あるいは、承認欲求を満たすべく「いいね」が欲しくて毎日ツイートしたり、他ユーザーの動向をするのに追われ、次第に余裕がなくなる人も多いです。

やりたいことや目標が見出せていない

自分のやりたいことや、人生の目標が見出せていない人は「何かやらないと時間を無駄にしてしまう」と感じ、心の余裕を失いがちです。

何かにチャレンジする意欲を持つのは素晴らしいのですが、その意欲が焦りになり、自分を追い込んでしまう場合は注意が必要。

焦るあまりお金を浪費してしまったり、無理がたたって体調を崩してしまう可能性があります。

心に余裕がない人の特徴・症状

心に余裕がない人の特徴、心に余裕がない時の症状は以下のとおりです。

  • 常にイライラしている
  • 感情の浮き沈みが激しい
  • 部屋が散らかっている
  • 何事に対しても集中できない
  • 視野が狭く柔軟な対応ができない
  • 「コスパ」「タイパ」に執着している
  • 行動力がなくなっている

自身に思い当たることがないか見てみましょう。

常にイライラしている

心に余裕がない人の特徴の一つに、常にイライラしている、ちょっとしたことでイライラしやすい、ということがあります。

例えば「スーパーのレジが並んでる」「インターネット回線の接続が悪い」「ゲームに負けた」などの些細な理由でイライラしてしまう人も多いです。

冷静に考えれば大した事ではないことであっても不快に感じてしまうのです。

感情の浮き沈みが激しい

心に余裕がない人は、精神的なストレスが大きい状態であるため、感情の浮き沈みが激しくなりやすいのも特徴の1つ。

仕事で褒められるて気分がよくなったと思ったら、何か嫌なことを思い出してイライラしたり、不安な気持ちになったりします。

これらの感情の浮き沈みが、他者への態度に表れる人も多いです。

すると、周囲からは「接しづらい」「機嫌が悪い時には話しかけづらい」といった印象を持たれてしまうこともあります。

部屋が散らかっている

仕事や日々の生活を送るのに精一杯になり、プライベートな空間にまで気を使うことができなくなります。

そのため「部屋が散らかっている」「ゴミが捨てられないままずっと置かれている」「料理をしない」といった状態になりがちです。

何事に対しても集中できない

冷静に物事を考えられず、何事に対しても集中できない状態になる人もいます。

例えば、仕事をしようとデスクに向かっても、気がついたらぼーっと別のことを考えていたり、頭を使う作業がなかなかはかどらないなど。

本当は集中して早く作業を終えたいと思っているのに、上手く集中できずイライラする。

すると、なおさら冷静さを失って集中できないという悪循環に陥るケースもあります。

視野が狭く柔軟な対応ができない

視野が狭く冷静さがないことで、物事に対して柔軟な対応ができなくなります。

マニュアルに書いていないことや初めてのことに対してどうすれば分からない、状況に合わせて融通を利かせることができない、などがあります。

「コスパ」「タイパ」に執着している

心に余裕がない人は、何かに追われている気がして必要以上に効率化を求めすぎる傾向も。

仕事での煩雑な単純作業を効率化したいと考えるのは、真っ当な考え方です。

しかし、リフレッシュしたいときや娯楽を楽しむときにまで効率化を適用するのは、少々やりすぎかもしれません。

例えば、アニメや映画を1.5倍速で視聴する、何もしない時間がもったいないと考えてしまう、休日も予定をギチギチに詰めないと不安など。

このように、コストパフォーマンス(コスパ)やタイムパフォーマンス(タイパ)に執着してしまうのも、心に余裕がない人の特徴といえるでしょう。

行動力がなくなっている

心の余裕のなさや焦りから、あれもこれもやろうとして疲労し、逆に行動力がなくなってしまうこともあります。

「仕事で手一杯で、終業後も仕事のことしか考えられず、プライベートのことが何もできない」

「休日は体を休めるために、ずっと寝ている」

などの場合は、上記のケースに当てはまる可能性があります。

心に余裕がないときの対処法

これまでの内容を踏まえ、本章では心に余裕がない時の対処法を5つ紹介します。

  • 余裕がなければ頼みを断る
  • こまめに休憩を挟む
  • 趣味に没頭する
  • 長期休暇を取ってリフレッシュする
  • 不要な人間関係を断つ

もっと穏やかに過ごしたい、心に余裕を持って毎日を送りたいときは、自分に合ったストレス発散法を知り、ストレスを溜めないような工夫が必要です。

余裕がなければ頼みを断る

忙しいのに上司や先輩から仕事を頼まれ、断りづらくて受け取ってしまった、といった経験はありませんか。

無理をしてストレスを抱えるくらいなら、思い切って依頼を断りましょう。

その際は、ただ「出来ません」というのではなく「今は◯◯に手が一杯で受けられません」と、理由を添えて断ることで相手も納得してくれるはずです。

プライベートも同様に、気の乗らない相手からの遊びの誘いや親や友人からのちょっとした頼み事などは、余裕がなければ断る勇気を持ちましょう。

本当は行きたい・やりたいと思っているのであれば「今週は仕事が忙しくて余裕がないが、来月なら大丈夫」といったように別の日を提案するとよいでしょう。

こまめに休憩を挟む

心に余裕がないと実感し始めたら、意識的に休憩を取るようにしましょう。

人の集中力は本来、長時間持続するものではありません。

一時間に一回は少し立ち上がってストレッチをしたり、コーヒーなどを飲んでリフレッシュしたり、近くの同僚と少し話をするなど気分転換をしましょう。

忙しくて休憩を取るのも忘れてしまう、という場合はタイマーなどをセットして強制的に休憩する時間を作る方法もおすすめです。

趣味に没頭する

仕事やプライベートでのあることで頭がいっぱいになってしまっている時は、趣味などで頭を空っぽにする時間を作るのも効果的です。

スポーツや料理など身体と頭を同時に使う作業や、プラモデル作りや工作、楽器など指先を使う作業が特におすすめです。

趣味に没頭することで、あなたの頭を悩ませていることを一時的に忘れることで、気持ちが軽くなったり問題に前向きに考えられるようになるでしょう。

長期休暇を取ってリフレッシュする

仕事が忙しくて毎日に余裕がないという方は、思い切って長期休暇を取ってみましょう。

休みを取って一人旅に出かけるのもよし、部屋の片付けや模様替えなど生活空間を変えてみるのもよし、撮り溜めしている海外ドラマなどをひたすら見るのもよし。

とにかく、自分のために時間を使いましょう。

もし休暇期間中に仕事のことが頭によぎっても、「今は考えても仕方がない。仕事が始まってから考えよう」と気持ちを切り替えてみてください。

不要な人間関係を断つ

前述したように、心に余裕がない原因として「人間関係」は非常に大きいです。

職場での人間関係が余裕のなさを生み出しているならば、思い切って転職するのも手。

あるいは、プライベートやSNSでの人間関係が苦痛ならば、関係を断つべきです。

自分にとって本当に必要な人とつながる方が、心にゆとりを持てるでしょう。

まとめ:心にゆとりを持とう

心に余裕がない原因と対処法を紹介しました。

繁忙期など一時的な仕事のストレスや恋人とのケンカなどプライベートの嫌なことなど、時間とともに解決ができる問題であればちょっとした気持ちの切り替えで対応できます。

しかし、長期的に大きなストレスを抱えている場合などは、その原因を根本的に解決しなければいけないケースも。

紹介した対処法を参考に、心にゆとりを持った生活に変えていきましょう。

心に余裕がない人への具体的な解決策を説明。ゆとりを持つために読むべき本も紹介」では、問題に対しての根本的な解決策を紹介します。ぜひ合わせてご覧下さい。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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