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【プラットフォーマーとは?】GAFAや日本企業の事例も紹介

更新: 2021.11.27

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ニュース記事などを読んでいると目にすることがあるIT用語「プラットフォーマー」。

何となく理解したつもりになっていませんか?

そこで本記事では、IT用語「プラットフォーマー」の意味を解説し、GAFAを始めとする代表的なプラットフォーマー企業についても国内外合わせて紹介します。

※記事内の情報は2021年11月時点の内容です。

プラットフォーマーとは

プラットフォーマー」とは、企業や個人がコンピューターシステムやインターネットを介してビジネスを展開する際、その基盤(プラットフォーム)を提供するIT企業のこと。

そもそも、「プラットフォーム(platform)」は英語で台地や高台を指す言葉で、周囲よりも高くなった場所を意味します。

IT分野における具体的なプラットフォームとしては、以下の通り。

  • SNS:Twitter・Facebook・Instagramなど
  • コンテンツ配信サービス:YouTube・Netflixなど
  • 検索サービス:Google・Baidu・Yahoo!など
  • ECサイト:Amazon・Alibaba・楽天など
  • オンラインフリーマーケット:メルカリ・ラクマなど

国内外における代表的なプラットフォーマーについては、後ほど詳しく紹介します。

プラットフォーマーを使った例文

プラットフォーマーを使った例文には以下のようなものがあります。

  • 私たちのビジネスはプラットフォーマーありきだ
  • 多角的に価値を見出すプラットフォーマーのようなビジネスを始めたい
  • プラットフォーマーが成功している理由が分かれば、自ずと現代がどのような時代なのかが分かる

ゲームにおけるプラットフォーマーの意味

プラットフォーマーは「プラットフォームゲーム」の略語で使われることもあります。

プラットフォームゲームとは、ステージをクリアするごとに難易度が上がるゲームのことで、日本のゲームでは「スーパーマリオブラザーズ」や「ロックマン」が代表例です。

また、ゲーム機やオンラインゲームの配信サービスを提供する企業(任天堂・Sonyなど)を「プラットフォーマー」と呼ぶこともあります。

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プラットフォーマー企業の事例【海外】

出典元:総務省

本章では、海外のプラットフォーマー企業の具体例を紹介します。

Google

出典元:Google

日本でも「ググる」という言葉が一般的に使われているように、Googleの検索エンジンは私たちの生活になくてはならないものになっています。

検索エンジンを中心に、Google Chrome・Gmail・Google ドキュメント・Google スプレッドシート・Google スライド・YouTubeなど世界中で膨大なユーザー数を誇るサービスを展開。

またモバイル OS AndroidやGoogle Chrome OSの開発も。Google Home・Google Nest・Pixelなどのスマートデバイスもリリースしています。

Amazon

出典元:Amazon

筆者である私自身、Amazonが不可欠な生活を送っています。Amazon プライム会員となり、生活消耗品はほぼAmazonで購入・定期便も利用。また生鮮品もAmazon フレッシュで購入しています。

週末はプライムビデオで子供と一緒にアニメ映画を見たり、書籍もKindleで購入したり…。私と同様にAmazonにどっぷりな生活を送る人は多いのでは?

しかし、実際のところは、クラウドコンピューティングサービス「Amazon Web Services(AWS)」を展開する、IT企業としての側面が大きいです。

また、AIアシスタント Alexaが導入されたスマートデバイス Amazon Echoなど、生活をより豊かにするソフトウェアやデバイスもリリースされています。

Meta(旧Facebook)

Meta

出典元:Meta

2021年10月28日、Facebook社は社名を「Meta」に変更しました。

Metaは、Facebookや傘下のInstagramなど、世界中で膨大なユーザー数を誇るSNSを運営。

ターゲティング広告事業や企業アカウント販売などで収益を得るほか、OculusやPortalなどのハードウェア製品も開発・販売しています。

今後は、「Oculus」を始めとするVR・AR・MRのテクノロジーを駆使した、メタバース事業に本格的に注力していくと見られます。

Apple

出典元:Apple

Appleは、iPhone・iPad・iMac・Macbook・Apple Watchなど、独自のデザインをもつデバイスを提供するIT企業。

直感的に操作できるmacOSおよびiOSも相まって、世界に「Apple信者」と呼ばれる熱狂的なファンがいます。

また、音楽・映画・ゲームアプリなどさまざまなコンテンツが購入できるiTunes storeやApp store、クラウドサービス iCloudも提供。

ちなみに、アメリカの4大プラットフォーマー「Google・Amazon・Meta(Facebook)・Apple」は、その影響力の高さから、各企業の頭文字をとって「GAFA」と呼ばれています。

Microsoft

出典元:Microsoft

Microsoftは、OSで圧倒的なシェアを誇る「Windows」を提供するIT企業。

WordやExcelなどのOfficeソフト、オンラインゲーム「Minecraft」、ビジネスSNS「LinkedIn」、「Surface」「Xbox」などのデバイスも開発・販売。

クラウドサービス「Azure」を使用した、複合現実ソリューションも提供しています。

ちなみに、「GAFA」にMicrosoftを加えて「FAGMA」と呼ぶことも。

Netflix

Netflix

出典元:Netflix

Netflixは、世界最大級のコンテンツ配信プラットフォームを提供する企業で、配信対象は190カ国以上、会員数は2億人以上を誇ります。

もともとは、DVDレンタル業としてスタートし、2007年頃から配信サービスに移行、2015年頃から日本を含むグローバル展開を果たし、徐々に存在感を強めました。

2021年以降は、オリジナル作品の拡充やゲーム事業への進出も果たし、さらにプラットフォーマーとしての存在感が増しています。

ちなみに、「Meta(Facebook)・Amazon・Netflix・Google」の頭文字を取って、「FANG」と呼ぶこともあります。

NVIDIA

NVIDIA

出典元:NVIDIA

NVIDIAは、アメリカの半導体メーカーで、ゲーム用GPU「GeForce」シリーズの開発元。

「Xbox」「PlayStation 3」「Nintendo Switch」などのゲーム機には、NVIDIAが開発したGPUが採用されています。

そのほか、自動運転分野やメタバース分野においても存在感を増しており、2021年頃から続く半導体不足の影響もあって、NVIDIAの半導体事業は拡大が予想されます。

Alibaba

出典元:Alibaba

Alibabaは「中国のAmazon」といわれるほど、中国全土に多大な影響を与えています。

具体的には、BtoB ECサイトである「アリババドットコム」をはじめ、BtoC ECサイト「天猫」や決済サービス「アリペイ」などを提供。

中国国内だけでなく世界中に存在する中国人をターゲットにした、大きな影響力を持つプラットフォーマーです。

ちなみに、「Facebook・Alibaba・Amazon・Alphabet(Googleの持ち株会社)」の4社で「FAAA」と呼ぶことも。

Tencent

出典元:Tencent 公式Twitterアカウント

Tencentは、中国発の世界最大級のゲーム企業で、任天堂の約3倍の売上高、約10倍の時価総額を誇るプラットフォーマー企業。

「League of Legends」や「VALORANT」を提供するライアットゲームズ社、「フォートナイト」やゲームエンジン「Unreal Engine」を提供するEpic Games社を買収したことで知られています。

また、オンラインメッセージサービス「QQ」「WeChat」、総合ビデオサービス「Tencent video」、ブラウザ「QQ Browser」、決済サービス「WeChatペイ」などを提供。

QQは、中国人口の60%以上が利用しているとも。

Baidu

出典元:Baidu

Baiduは、中国最大の検索エンジンです。世界各国で最も使われている検索エンジンはGoogleですが、中国は例外。

パソコン・スマホともに、中国の検索エンジンのシェアはBaiduがトップです。

検索広告やSNSも提供しているほか、コンテンツ配信サービス「iQIYI」や日本ではティーンを中心に人気のキーボード着せ替えアプリ「Shimeji」を提供しています。

ちなみに、中国の3大プラットフォーマー「Baidu・Alibaba・Tencent」は、それぞれの頭文字を取って「BAT」と呼ぶことも。

プラットフォーマー企業の事例【国内】

本章では、国内のプラットフォーマー企業の具体例を紹介します。

LINE

LINE

出典元:LINE

LINEは、国内で約8,800万人が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」を提供する、日本のIT企業。

もともとは、メッセンジャーアプリの位置づけでしたが、QR決済「LINE Pay」や健康相談サービス「LINE ヘルスケア」などが登場したことで、インフラアプリとして日常生活に欠かせない存在にまで浸透しています。

また、2021年にはYahoo(Zホールディングス)と経営統合したことにより、事業領域が拡大し日本のプラットフォーマーとしてのポジションを確立しつつあります。

Yahoo!

出典元:Yahoo!

検索エンジンの国内シェアはGoogleに次いで第2位。

広告事業やインターネットオークションサービス「ヤフオク!」スマホ決済サービス「PayPay」を提供。PayPayは国内のスマホ決済シェアトップとなっています。

楽天

出典元:楽天市場

日本最大級のEC「楽天市場」をはじめ、あらゆる市場で事業を展開する楽天。

電子書籍「楽天Kobo」携帯事業「楽天モバイル」アプリ決済「楽天ペイ」電子マネー事業「楽天Edy」など、幅広くサービスを提供しています。

メルカリ

出典元:メルカリ公式Twitterアカウント

メルカリはCtoCマーケットプレイス「メルカリ」やスマホ決済サービス「メルペイ」を展開。モノの売り買いをメルカリで済ませられるようになっています。

プラットフォーマー企業が台頭する理由

ここまで海外と国内における代表的なプラットフォーマーを見てきましたが、いずれも世界や国内を代表する企業であることが分かります。

例えば、世界の時価総額トップを走るのはMicrosoftとAppleの2社で、Microsoftの時価総額は約2兆4900億ドル、Appleの時価総額は約2兆4600億ドル(2021年10月29日時点)。

では、なぜ世界でこのようなプラットフォーマーが台頭するようになったのでしょうか。

多面的市場モデル

今回紹介してきたプラットフォーマーの事業を見るとわかるように、プラットフォーマーは複数市場で事業を展開しています。

Googleだけでも検索・広告・クラウド・モバイルOS・コンテンツ配信・ハードウェア・自動運転車開発・生命科学研究などさまざま。そしてそれぞれの市場で異なる顧客グループが存在しています。

多面的市場モデルとは、このような複数市場に存在する複数の顧客グループを何らかの形で連携させ、収益を最大化させるビジネスモデル。

例えば、Google検索は無料で使えるツールですが、なぜ無料で使えるかというと広告収入があるため。Googleは広告出稿を募るため、たびたび検索アルゴリズムのアップデートを行っています。

検索アルゴリズムのアップデートにより、利用者が求める質のよいコンテンツの検索が実現し、満足度が向上。利用者をさらに増加させます。

ユーザーが多いプラットフォームは広告出稿数も増加するため、Googleの収益も上がる仕組みです。

また、Googleでは検索エンジンから得られた膨大なデータにより広告の最適化を行なっているため、広告主にとってもメリットが大きいプラットフォームになっています。

膨大なデータを取得・活用

プラットフォーマーは事業で得られた膨大なデータを活用し、あらゆる市場で事業を展開。

例えば、メルカリはCtoCマーケットプレイスで培った技術や膨大な顧客データをもとに、スマホ決済サービス「メルカリ」を提供しています。

Googleなどの検索エンジンは、検索データから広告の最適化を実現しています。

影響力が危険視されることも

プラットフォーマーは獲得した膨大なデータによって事業を展開しています。近年はデータ流出が大きなニュースになることも。

2018年には、EUが「EU一般データ保護規則(GDPR)」を施行。域外の企業に対し個人情報データの持ち出しを原則禁じました。

また、日本でも公正取引委員会と経産省・総務省が連携し、公平に競争できるルール作りに取り組んでいます。

プラットフォームビジネスが学べる本

本章では、プラットフォーマーが実践するプラットフォームビジネスを学べる本を、厳選して3冊紹介します。

プラットフォーマー 勝者の法則

プラットフォーマー 勝者の法則 コミュニティとネットワークの力を爆発させる方法

本書は、GAFAを始めたとする世界のプラットフォーマーが、いかにして成功できたかを紐解いて解説する、プラットフォームビジネスの実践本。

プラットフォームビジネスを設計する上で重要な「ロケットモデル」や、プラットフォームビジネスの具体的な戦略と課題といった内容を、理論的かつ実務レベルで解説しています。

プラットフォームの教科書

プラットフォームの教科書 超速成長ネットワーク効果の基本と応用

本書は、プラットフォームビジネスの基礎が学べる、まさに「教科書」的な一冊。

プラットフォームの特徴や具体的な事例を初心者にも分かるように簡潔に解説しており、ページ数も抑えられており読みやすいです。

NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX

NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

本書は、コンテンツ配信サービスのプラットフォーマーである「Netflix」が急成長・躍進した秘訣をまとめた一冊。

タイトル名の「NO RULES」とあるように、自由で働きやすい職場とイメージしますが、実際のところは徹底した合理主義に基づいた「自由」を実現しています。

ビジネスパーソンのみならず、経営者や起業家も参考にできる良著です。

プラットフォーマーは現代に欠かせない存在

今回紹介した企業をみると分かるように、プラットフォーマーはもはや私たちの生活に欠かせない存在です。

世界には主要事業で獲得した顧客データなどを活用し、あらゆる分野に事業を展開して成長するプラットフォーマーが存在します。

あなたも普段使用しているSNSやECサイトなどを提供している会社の、他の事業もぜひ調べてみてください。

きっと「こんな事業も展開しているのか」と驚くことでしょう。

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この記事を書いた人

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フリーランスのWebライターです。小学生の娘と一緒にプログラミングを学習中です。テックキャンプブログではITの最先端を学びつつ記事を書いています。

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