損害保険ジャパン日本興亜が、2020年度末までに国内の従業員を2017年度比で4,000人ほど削減する方針であると、6月24日に判明しました。
この記事では、損保ジャパンの人員削減から、IT化で仕事が奪われないためにできることは何かを考えていきます。
この記事の目次
ITによる業務効率化で損保ジャパンが4,000人を削減予定
出典:損保ジャパン日本興亜
今回のニュースの詳細を見ていきましょう。
損保ジャパンが4,000人の削減を実施する理由は「ITの活用による業務効率化と生産性の向上のため」だとされています。
2020年度末までに従業員数を22,000〜23,000人程度まで減らすことで、人件費などが年間100億円ほど圧縮できる見通しとのことです。
4,000人は、現在の損保ジャパン従業員数全体のおよそ15%ほどに当たります。
ITの導入によって余った従業員については、介護やセキュリティなど今後市場が伸びる事業への配置転換を行うとのこと。
参照:日本経済新聞
新卒採用も絞る
人数を減らすのは既存の従業員だけではありません。新卒採用の人数も絞る予定とのことです。
具体的にどのような分野でIT化を進め、新卒採用の枠はどれくらい減らすのか、といった具体的な部分は現状明らかになっていません。
メガバンクでもIT化の流れ
ITによる業務効率化、人員削減を行うのは損保ジャパンだけではありません。
三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行でも人員削減を急ぐ動きがあります。
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AIがあなたの仕事を奪う日が来る?
将来的にIT化が進めば、より多くの企業で業務効率化が図られ、人員削減に踏み切る可能性も高まるでしょう。
もしかしたら今お勤めの会社で、あなたの仕事がAI(人工知能)やロボットに奪われてしまうかもしれません。
AIに代替される可能性の高い職業
ここで、将来AI(人工知能)に代替される可能性の高い職業の例を3つ挙げておきます。
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事務職・受付業務
書類作成やデータ入力を行う事務職、来社したお客様の対応をする受付業務などはAIに代替されやすい職業の代表格です。
所定のフォーマットに従って書類を作ったり、大量のデータを分析・集計するのはAIの得意分野。人間よりもはるかに早いスピードで処理できます。
受付業務も作業内容や会話も決まったものがあれば、AIで対応可能です。すでにロボットが受付をしている施設もあります。
レジ係
より身近なところで、スーパーやコンビニのレジ係もAIに代替されてしまう可能性があります。
商品の計算もAIの方が早く対応でき、人力で行うよりもミスは少なくなるでしょう。
大きなスーパーやデパートなどでは、すでにレジ係を必要としない「セルフレジ」も導入されています。
オペレーター
先ほど受付業務をAIが代替する話をしました。
同じように電話越しでお客様の応対をするオペレーターもAIが行えるようになってきています。
IT化によって仕事が奪われないためにできること
英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授が発表した論文によると、「10〜20年、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高い」とのこと。
アメリカのみならず日本でも同じようなリスクがあります。
私たちの仕事がAIに奪われないようにするには、どうすればいいのでしょうか。
技術を生み出す側に回る
まず方法の一つとして、技術を生み出し、メンテナンスする側に回るというものが考えられます。
AIを作り出し、技術を支える側になるということです。
AIが発展するということは、それだけAIを作り出す技術者のニーズが高くなります。
現代の流れを逆手にとって、仕事を奪われにくい技術者目指してみるものいいでしょう。
IT・プログラミングスキルを身につける
技術者になるには、ITスキル・プログラミングスキルが欠かせません。
例えば、AI開発にはPythonというプログラミング言語が使われます。
Pythonは学習の難易度は低めで、初心者でも身につけやすいこともあり、注目されている言語です。
PythonやAIについて学習できるプログラミングスクールは日本国内にも多いので、未経験からでもスキルを身につけられるでしょう。
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AIにできない仕事に就く
Aiはどんな仕事でもこなせるわけではありません。10〜20年後も人間が続けた方が精度の高い仕事もあります。
このような仕事に就くのもおすすめの方法です。
以下の記事では、AIに奪われにくい仕事をランキング形式で12種類紹介しています。
関連記事:損保ジャパンで国内4000人を削減予定!IT化で仕事を奪われないためにできること
さいごに
「AIやロボットが人間の仕事を奪うのなんてまだまだ先の話…」
そう思っていると、時代の流れに追いつけず仕事を失ってしまうことも全くないとは言い切れません。
あなたの仕事はAIに取って代わられないものでしょうか。
今回の損保ジャパンのニュースをきっかけに、現在の仕事を今一度見直してみてください。
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