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Webエンジニアが年収アップを狙う基本的な方法を解説

更新: 2024.08.28

Webエンジニアとして働いているが、「収入が低くて不満を感じる」「将来のことを考えるともう少し収入が欲しい」と考えてはいませんか。

IT業界は平均給与が他の業界よりも比較的高いと言われているものの、新人エンジニアや職種によっては給与に不満を抱いている人も少なくありません。

この記事では、Webエンジニアが年収アップを狙うために行うべきことを解説します。

Webエンジニアの平均年収は400万〜500万円

求人サイトなどの調査によると、Webエンジニア全体の平均年収はおよそ400万円〜500万円という結果が出ています。

この数字は、サラリーマン全体の平均年収が400万円であることを考えると、決して低い金額ではなく、むしろ平均よりも少し上回っている状態です。

冒頭で触れた通り、IT業界は他業界よりも給与水準が高いため、高い給与を求めてIT業界に就職・転職する方も多くいらっしゃいます。

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Webエンジニア以外の職種別の平均年収

Webエンジニア以外にも、ITエンジニアにはコンサルタントやマネジメントなどさまざまな職種があります。

それらの職に就くことによって、年収がどれくらい変わるのか気になる方も多いでしょう。

ここからは、職種別のITエンジニアの平均年収を解説します。

アナリスト

アナリストとは、さまざまな情報をもとに分析し、社内の方に適切なアドバイスを行う仕事のことです。

アナリストには、システムアナリストやデータサイエンティスト、機械学習エンジニア、AIエンジニアが含まれます。

アナリストの平均年収は719万円程度で、勤務先の都道府県や経験、求められるスキルによって、その金額は大きく変わります。

以下は、それぞれの職種の平均年収をまとめたものです。

分析を行う職種の平均年収

職種名 平均年収
システムアナリスト 1,180万円
データサイエンティスト 672万円
機械学習エンジニア 566万円
AIエンジニア 597万円

 

近年はAIの急激な発達により、データ分析をしたいと考えている企業も増えており、データ分析ができるエンジニアの需要は高まるばかりです。

そのため、スキル次第で高い年収を得ることも夢ではありません。

アナリストの参照元:求人ボックス 給料ナビ

システムアナリストの参照元:マイナビ転職

データサイエンティストの参照元:求人ボックス 給料ナビ

機械学習エンジニアの参照元:Geekly Media

AIエンジニアの参照元:求人ボックス 給料ナビ

コンサルタント

コンサルタントの主な仕事は、クライアントの経営課題などを見つけ、改善策を提案することです。

課題を解決する範囲は、現場レベルから経営層まで広範囲におよび、経営層レベルの課題を解決するコンサルタントは、そのぶん年収が高い傾向にあります。

コンサルタントには、経営戦略コンサルタントやセキュリティコンサルタント、ITコンサルタント、システムコンサルタントなどが含まれます。

コンサルタントの平均年収は425万円程度で、役職が上がるにつれて、1,500万円ほどまで上げることが可能です。

コンサルタントの職種別の平均年収

職種名 平均年収
経営戦略コンサルタント 1,332万円
セキュリティコンサルタント 600万円〜800万円程度
ITコンサルタント 647万円
システムコンサルタント 573万円

 

企業の利益を高めるための企画力が求められることもあり、そこでしっかりと結果を出せるコンサルタントほど年収は高くなります。

経験年数が長くなるにつれ、問題解決のレベルも上がるため、スキル次第ではほかの職種のエンジニアよりも高い年収が狙えるでしょう。

コンサルタントの参照元:求人ボックス 給料ナビ

経営戦略コンサルタントの参照元:マイナビ転職

セキュリティコンサルタントの参照元:SECURITY AGENT

ITコンサルタントの参照元:求人ボックス 給料ナビ

システムコンサルタントの参照元:求人ボックス 給料ナビ

マネージャー

マネージャーは、プロジェクトのスケジュール管理や部下の業務管理行うのが主な業務内容です。

マネジメント系のエンジニアには、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーが含まれます。

マネジメントを行う職種の平均年収

職種名 平均年収 参照元
プロジェクトマネージャー 645万円 求人ボックス 給料ナビ
プロジェクトリーダー 526万円 マイナビ IT AGENT

プロジェクトマネージャーの平均年収は645万円程度で、日本人全体の平均年収と比べると高い傾向にあります。

一方、プロジェクトリーダーの平均年収は526万円程度で、大規模プロジェクトのマネジメントを経験すると、さらなる年収アップが期待できるでしょう。

それぞれの職種の年収は、携わるプロジェクトの大きさによって変わります。

プロジェクトの規模が大きくなればなるほど責任も大きくなるため、そのぶん年収も高くなります。

プロジェクトマネージャー:求人ボックス 給料ナビ

プロジェクトリーダーの参照元:マイナビ IT AGENT

上流工程のエンジニア

上流工程のエンジニアとは、クライアントの要求を分析し、ITシステムの開発内容を決めるエンジニアのことを指します。

上流工程を担当する方のことをSE(システムエンジニア)とよびますが、具体的な仕事内容が浮かばない方も多いのではないでしょうか。

上流工程のエンジニアは、主に要件定義や設計、構築を担っており、プリセールスエンジニアやフロントエンジニアなどが含まれます。

上流工程を担うエンジニアの平均年収

職種名 平均年収
高度SE・ITエンジニア 778万円程度
IT技術スペシャリスト 758万円程度
ネットワークエンジニア設計・構築 448万円程度
サーバーエンジニア設計・構築 465万円程度

上流工程を担当するシステムエンジニアの平均年収は496万円程度です。

上流工程エンジニアは、プロジェクトの方針を決めたり、顧客と直接折衝したりするポジションにあたるため、下流工程エンジニアよりも年収が高い傾向にあります。

システムエンジニアの参照元:求人ボックス 給料ナビ

高度SE・ITエンジニアの参照元:経済産業省

IT技術スペシャリストの参照元:経済産業省

ネットワークエンジニア設計・構築の参照元:doda

サーバーエンジニア設計・構築の参照元:マイナビAGENT

下流工程のエンジニア

下流工程のエンジニアとは、主にシステムの運用や保守をメインに行うエンジニアのことで、ヘルプデスクなども含まれます。

下流工程を担当する方のことをプログラマーとよび、システムエンジニアが設計したものに基づいてプログラミングするのが主な仕事内容です。

下流工程を担うエンジニアの平均年収

職種 平均年収
IT運用・管理 608万円程度
IT保守 592万円程度
運用・監視・保守 373万円程度
ヘルプデスク 368万円程度

年収の例として、ヘルプデスクの平均年収は368万円程度となっており、日本人全体の年収より低い傾向にあります。

ほかのエンジニアと比べてルーティン業務が多いため、おのずと年収は低くなりますが、ITエンジニア未経験の方であれば、転職時にもっとも狙いやすいポジションです。

下流工程のエンジニアの参照元:求人ボックス 給料ナビ

IT運用・管理の参照元:経済産業省

IT保守の参照元:経済産業省

運用・監視・保守の参照元:doda

ヘルプデスクの参照元:求人ボックス 給料ナビ

Webエンジニアの主な収入アップの方法

では、より高い給与が欲しいWebエンジニアは具体的にどのようなことをすればよいでしょうか。

転職する

まず、転職をして収入アップを狙う方法があります。転職は給与アップのための一般的な手段の一つですが、

・転職をして本当に今よりも高い給与がもらえるのか
・今の給与は本当に低いのか

といった点については転職を決断する上で悩むポイントでもあります。

また、「もっと高い収入が欲しい」という気持ちを抱いている方の中には、「労働量に見合うだけの給与額をもらっていない」という不満を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合は、給与額を時給換算して1時間あたりにどれくらいの金額をもらっていることになるのかを計算してみるのがおすすめです。

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給料を時給換算してみる

時給換算の対象となるのは給与明細上の基本給と各種手当(作業手当、技術者手当などの基毎月支給されるもの)で、賞与や時間外手当、結婚手当などの突発的なイベントによって発生した手当などは除きます。

除外対象となる手当は、厚生労働省の「最低賃金の対象となる賃金」に基づきますが、だいたいの数値が知りたい人については、単純に月給(または年収)としてしまってもよいでしょう。

この数値を一年間の所定労働日数と一日の所定労働時間で割った数値が、あなたの時給です。
算出された時給は見て、あなたの感情として十分な金額であるかを判断する他、最低賃金と比較するという方法もあります。最低賃金は都道府県によって異なりますが、全国平均は874円(2018年11月現在)です。

最低賃金よりも低い、あるいは個人的に許容できる金額ではない場合、転職を検討してみましょう。

上流工程を担当する企業ほど収入は高め

より高い収入を期待して転職をするのであれば、システム開発の上流工程を担当する企業のエンジニアとになることを目指しましょう。

上流工程はクライアントとのヒアリング、システム要件や仕様の決定など下流工程よりも高度なスキルが求められるため、その分年収(月収)が高く設定されていることが多いためです。

下流工程を担当していたエンジニアのキャリアパスとしても、よく見られるケースです。

外資系企業も収入が高い傾向

国内企業と比べて、外資系企業も年収(月収)が高めに設定されていることが多いです。

もちろん、給与が高いということはそれだけ求められる成果の水準も高いため、仮に転職に成功できたとしても、期待する成果を出すことが出来なければ給与ダウンや異動などもあり得る実力主義社会です。

しかし、成功すると年収1000万円も夢ではないため、自分の実力を試したいというチャレンジ思考の方にはおすすめです。

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平均収入の高い言語を学んで転職

平均給与の高い言語を学び、そのスキルをもって転職するという方法もあります。プログラミング言語は古いものから新しいものまで様々あり、それぞれの言語によって特徴や利用されているシステム(企業の基幹システムやAI、ゲームなど)も異なります。

近年のトレンドとしては、AI開発などにも用いられるPythonやまだ扱える技術者が少ないGoやScalaなどがプログラミング言語別年収ランキングで上位にきています。

スキルアップと収入アップのために、これから新しい言語を学ぼうと考えている人はこれらの言語を検討するとよいでしょう。

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マネジメント職へキャリアアップ

エンジニアではなく、チームリーダーやプロジェクトマネージャーなどチームを管理するマネジメント職へのキャリアアップを狙う方法もあります。

プロジェクトマネージャーの平均年収は600万円代後半〜800万円ほど、さらに外資系企業では1000万円を超えることもあります。

もちろん、求められるキャリアやスキルのハードルは高くなるため、今後5年~10年といった長いスパンで給与をアップさせていくキャリアプランを考える必要があります。
プロジェクトマネージャーの仕事内容や収入、スキルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

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副業をする

転職をせずに収入アップをしたい方は、副業もおすすめです。最近では副業を容認・奨励する企業も増えてきており、クラウドソーシングでの仕事受注や個人でのアプリ販売など副業がしやすい環境も整っています。

エンジニアにおすすめの副業については、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

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フリーランスとして独立する

企業で実務経験を積んだ後、独立するエンジニアも多くいます。

独立すれば仕事をした分だけ収入になるため、技術があり、高い報酬で仕事を受注できるエンジニアになることができれば会社員として働くよりも高い収入が見込めます。

一方で、フリーランスとして働く場合には仕事の受注や会計などの事務作業、スケジュールの管理などすべてを自己責任で行う必要があります。

自由な働き方ができる反面、人によってはストレスが増えてしまう可能性もあるため、フリーランスを検討する際にはそれらの点についても検討が必要です。

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収入アップに役立つスキル

会社でもらう給与は、当然ながらあなたの労働の対価として支払われるものです。現在の給与額があなたの提供する労働の質・量との釣り合いが取れているのであれば、収入アップをするためにはあなた自身のスキルアップが必須になります。

ここからは収入アップにつながるスキルを解説します。

コミュニケーションスキル

上流工程を担当するシステムコンサルタントやチームやプロジェクトを管理するプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーなどへのキャリアアップを考えている人に必要なスキルです。

コミュニケーションスキルと聞くと、「話し上手」というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、仕事においては以下のようなスキルを意味します。

・適切な言葉を使い、相手の感情をコントロールする
・言葉や表情から相手の感情を読み取り、適切に対処する
・難しい言葉やプログラムの仕組みをわかりやすく説明する

あなたの周りにこれらのことが自然とできている人を探してみて、その人が使っている言葉などを聞いてみるとよりイメージが湧くでしょう。

専門的なプログラミングスキル

スキルや経験は収入と大きく関わりを持っているため、年収アップのためにはより専門的なスキルを身に付ける必要があります。

具体的な方法としては

1. 今のスキルをさらに極める
2. 時代に合わせて新しいスキルを身に付ける

という大きく2通りあります。1については勉強会やセミナーの参加で知識を深める、2については、最近のトレンドであるAIの開発やVR開発に使えるプログラミング言語の習得などがあります。

マネジメントスキル

一エンジニアから、複数のエンジニアを束ねるチームリーダーになるためには、スケジュールの管理やメンバーのタスク管理、他部署との調整などを行えるマネジメントスキルが必要です。

あなたの今の上司や身近な人たちがどのようにマネジメントをしているのかを観察し、そのスキルを盗んでいくとよいでしょう。

マーケティングスキル

ここでいうマーケティングスキルとは「周りの状況や環境から自分の立ち位置を見極める力」と言い換えることができます。

あなたが所属しているチーム、プロジェクト、部署、会社や業界の状況を観察・分析し、自分になにが求められているのか、これから必要なものは何かと冷静に判断することで、チームや会社から求められる人材になる狙いがあります。

英語

プログラミングスキルは世界共通で活用できるスキルであるため、英語を習得することで活躍の場が世界へと広がります。海外企業や外資系企業への転職を視野に入れている人は、英語(特にビジネス英会話)を習得するとよいでしょう。

また、英語を習得することで海外の開発者のコミュニティに参加できたり、英語で書かれた最新情報なども読めるようになるというメリットもあります。

ビジネススキル

ビジネススキルと聞くと「新卒入社後の研修で少しやったかな」と思い返す方もいらっしゃるでしょう。ごく基本的なものですが、あなたの社会人としてのイメージ作りに重要な役割を果たします。

日々のメールや商談での言葉使いなど、小さなことですがこれができることであなたの信頼度や印象も変わるものです。。

これまで特に意識をしてこなかった、という方はこのタイミングで一度見直してみるとよいでしょう。

収入アップができるエンジニア系資格6選

エンジニアが収入アップを叶えるためには、どのような資格を取得すればよいのでしょうか。

ここからは、取得しておくと業務でも役立つ資格を6つ紹介します。

①基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IT業界で働くにあたり必要不可欠なスキルが問われる、経済産業省認定の国家試験です。

プログラミングや構築など、ITに関する知識や技能を問う問題が出題され、ITエンジニアの登竜門ともよばれています。

以下に、基本情報技術者試験の概要をまとめました。

 

基本情報技術者試験の概要

合格率 20~30%程度
問題数 科目A試験:60問

科目B試験:20問

試験時間 科目A試験:90分

科目B試験:100分

勉強時間 200時間程度(IT未経験の場合)
試験日 通年で受験可能
受験費用 7,500円(税込)
おすすめの人 ITエンジニアを目指している方

 

ITが未経験の場合は、200時間程度が勉強時間の目安とされています。

反対に、IT業界で働いていて、基礎知識が身についている方の勉強時間は、50時間程度となります。

現在エンジニア以外の職種に就いており、なかなか勉強の時間がとれない方は、通信講座を活用する手もおすすめです。

通信講座では、受講料を支払うと勉強に必要なテキストや問題集などがご自宅に届き、提出した課題に講師が添削をしてくれるため、効率よく勉強できます。

通信講座は、初心者の方でも進めやすいカリキュラムが組まれており、不明点も質問しやすい環境が整っています。

②応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、情報処理推進機構が主催する国家試験の一つです。

先述の基本情報技術者試験は、ITの基礎知識や技能を問う内容だったのに対し、応用情報技術者試験では、応用的知識や技能が問われます。

以下に、応用技術者試験の概要をまとめました。

 

応用技術者試験の概要

合格率 20%程度
問題数 午前:80問

午後:11問(うち回答数は5問)

試験時間 午前:150分

午後:150分

勉強時間 500時間程度(IT未経験の場合)
試験日 春期・秋期の年2回
受験費用 7,500円(税込)
おすすめの人 ●           ITエンジニアとしてスキルアップしたい方

●           就職や転職を有利に進めたい方

 

応用情報技術者試験は、合格することでIT業界への就職や転職が有利になります。

試験の問題は、各種教育機関やIT業界の専門家などが、最新の情報に合わせて作成しているため、非常に質が高いものとなっています。

そのため、IT系の資格のなかでも難易度が高く、履歴書に記載することで即戦力として活躍できる人材だと考えてもらえるでしょう。

③ITコーディネーター試験

ITコーディネーター試験とは、企業の経営をサポートするスキルがあるか問われる試験のことです。

ITを活用して構築する経営戦略など、経営者の立場になって助言できる知識を身につけることができます。

 

ITコーディネーター試験の概要

合格率 60%程度
問題数 100問
試験時間 120分
勉強時間 50時間程度(IT未経験の場合)
試験日 年2回
受験費用 19,800円(税込)
おすすめの人 ●           経営者視点の知識も学びたい方

●           就職・転職を有利に進めたい方

 

ITコーディネーター試験の合格率は、ほかの試験と比べて高く、受験者の半数以上が合格できるとされています。

IT未経験の方でも、勉強時間は50時間程度で済むため、本業と並行して勉強を進めやすいのはメリットといえるでしょう。

④ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験とは、ネットワーク分野におけるスペシャリストであると国が認定する国家資格の一つです。

情報処理技術者試験のなかでも特に難易度が高く、合格率も10%台と低めですが、未経験の方でもしっかり対策すれば合格に結びつくでしょう。

 

ネットワークスペシャリスト試験の概要

合格率 12%程度
問題数 午前①:30問

午前②:25問

午後①:3問(うち回答数は2問)

午後②:2問(うち回答数は1問)

試験時間 午前①:50分

午前②:40分

午後①:90分

午後②:120分

勉強時間 半年~1年程度
試験日 年1回(4月の第3日曜日)
受験費用 7,500円(税込)
おすすめの人 自分のスキルをさらにレベルアップさせたい方

 

ネットワークスペシャリスト試験といっても、ネットワークの知識だけで合格するのは難しく、それに関連したセキュリティやサービスについても理解しておく必要があります。

試験では、実務に基づいたシナリオ形式で問題が出題され、ネットワークの知識などを使ってどのように解決するかが問われます。

⑤システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験とは、経済産業省が認定する国家資格である情報処理技術者検定の試験区分の一つです。

情報システム戦略を正しく理解し、業務モデルや情報システム全体を検討できるかといった能力が問われます。

システム開発における設計や、工程を担うエンジニアに必要な知識が問われるため、上級エンジニアを目指す方は必ず合格しておきたい試験です。

システムアーキテクト試験は、毎年以下の概要で行われます。

 

システムアーキテクト試験の概要

合格率 10%台
問題数 午前①:30問

午前②:25問

午後①:3問(うち回答数は2問)

午後②:2問(うち回答数は1問)

試験時間 午前①:50分

午前②:40分

午前①:90分

午前②:120分

勉強時間 100~200時間程度
試験日 年1回(4月)
受験費用 7,500円(税込)
おすすめの人 ●           自分の市場価値を上げたい方

●           転職を有利に進めたい方

 

システムアーキテクト試験は、合格率が10%台と非常に狭き門です。

しかし、販売管理システムや生産管理システムに関する内容の問題が出題されるため、業務ですでに経験がある方は、実務経験が活きる試験となります。

⑥プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトの責任者として現場を統括し、計画・実行・管理する人を対象にしたものです。

午前と午後4回の試験に合格する必要があり、出題される問題も実務に沿ったものとなっています。

 

プロジェクトマネージャ試験の概要

合格率 15%程度
問題数 午前①:30問

午前②:25問

午後①:3問(うち回答数は2問)

午後②:2問(うち回答数は1問)

試験時間 午前①:50分

午前②:40分

午後①:90分

午後②:120分

勉強時間 50~300時間程度
試験日 年1回(10月)
受験費用 7,500円(税込)
おすすめの人 ●           プロジェクトのマネジメントを担いたい方

●           転職を有利に進めたい方

 

プロジェクトマネージャ試験に合格することで、“中小企業診断士試験”“弁理士試験”“技術士試験”“ITコーディネーター試験”の一部が免除されます。

これらの資格取得も目指している方は、プロジェクトマネージャ試験に合格することで、有利に進められるでしょう。

収入アップが期待できるエンジニア系職種

収入アップが期待できるエンジニア系職種には、どのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、転職すると高い年収が見込める仕事を2つ紹介します。

 ITコンサルタント

ITコンサルタントは、クライアントの経営課題に対し、必要なツールの導入や支援、提案を行うのが主な仕事内容です。

クライアントから提案の承認を得たら、システムエンジニアに「こんなシステムを導入したい」と伝え、システムエンジニアはそのシステムの開発に取りかかります。

ITコンサルタントは、システムの納品や納品後の運用・改善まで行うため、システムエンジニアよりもさらに上の上流工程を担当することになります。

ITコンサルタントになるには、課題の分析力とコミュニケーションスキルが必須です。

また、クライアントに沿った課題の解決策を提示しなければならないため、ハードウェアやネットワークなど、ITに関する知識も身につけておきましょう。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を管理し、すべての責任を担う役職です。

顧客から要望を聞いて計画を策定したり、メンバーのスケジュール管理やプロジェクトの予算を決めたりと、その業務内容はさまざまです。

会社によって業務を担当する範囲や役割が異なり、品質と納期のコントロールを中心に行う場合もあれば、外注費など細かいコストを管理する場合もあります。

自身のスキルをさらにレベルアップさせたい方は、プロジェクトマネージャ試験を受けましょう。

プロジェクトマネージャ試験は、情報処理推進機構が認定する情報処理技術者試験の一つで、マネジメントスキルを証明するものです。

難関試験ですが、仕事するうえで役立つため、合格しておいて損はないでしょう。

さいごに

給料が悪いから、という一時的な感情で何の準備もせずに今の会社を辞めてしまっても、よい条件の会社に転職できる可能性は高くありません。

収入アップには計画性も合わせて重要であることを理解しておきましょう。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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