二足の草鞋を履いて仕事をしたいと考えていませんか。
2018年は「副業解禁元年」。日本政府は「働き方改革」で正社員の副業や兼業を後押しており、一般企業の中でも副業可とする流れが広がっています。「仕事で二足の草鞋を履く」ということをしやすい環境へと変わりつつあります。
そこで今回は仕事で二足の草鞋を履く例や、そのために意識・注意すべき点を解説します。
最後にはあなたも今日から二足の草鞋を履くことができるサービスを5選紹介します。
この記事の目次
仕事で二足の草鞋を履く例とは
仕事で二足の草鞋を履くケースは以下の3つです。
Wワーク(本業をふたつ)
Wワークとはその名の通り、仕事を2つ掛け持ちして働くことです。日本では正規社員で本業を2つ持てないため、非正規雇用で2つの仕事を掛け持ちする場合を指します。
例えば契約社員とアルバイトの組み合わせもWワークです。
本業と副業
企業などで正社員として働くかたわら、副業もするケースを指します。仕事から帰宅したあとや週末の時間を副業に充てる方もいるでしょう。
例えば営業の仕事をしながらアフィリエイトブログを運営して稼ぐのも、二足の草鞋を履いているケースです。
主婦と会社員
会社員をしながら主婦業をこなすのも、二足の草鞋を履いていると言えます。日中は企業で会社員として働き、帰宅後は家事や育児をこなす女性は増えています。
労働政策研究・研修機構が発表したデータによると、国内では1995年頃から専業主婦世帯よりも共働き世帯が多くなりました。そして2017年には、専業主婦世帯が641万世帯、共働き世帯が1188万世帯となっています。
副業元年と呼ばれた2018年
「2018年は副業解禁元年」あなたもこのようなフレーズを耳にしたことがあるのではないでしょうか。ここからはなぜそのように言われるのかを解説します。
2018年が「副業解禁元年」である理由
平成30年に厚生労働省が発表した「モデル就業規則」の中では「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。」と記載されています
従来は「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という遵守事項がありました。しかし平成30年発表のモデル就業規則では「必要以上に労働者の副業・兼業を制限することのないよう」との事項が盛り込まれました。
このように、政府も副業や兼業を推進しているのです。
日経ビジネスON LINEの記事でも、以下のような発言が述べられています。
2018年が副業解禁元年だとするならば、19年はビッグバンになるのではないでしょうか。副業OKな会社が今3割満たないぐらい、28.8%という調査結果が出ていますが、それが4割、5割というふうに一気に変わっていくでしょう。(日経ビジネスON LINE)
今後も副業を推進する流れが強くなっていくと考えれるでしょう。
実際に副業を解禁した企業の割合
リクルートキャリアが行った兼業・副業に対する企業の意識調査によると、兼業・副業を容認・推進している企業は全体の22.9%でした。
また経済産業省が発表した働き方に関する調査では、兼業・副業に関する企業方針について「現在認めている」「現在認めていないが、認めることを検討中」「現在認めていないが、(一定の懸念が解消されれば) 認めることを検討する」という回答が全体の64.1%を占めました。
副業に対する意識の変化も
クラウドソーシングサービス・ランサーズが行ったフリーランス実態調査によると、国内の副業・兼業を含むフリーランスの経済規模は推計20兆円を超える結果になりました。この調査によるとフリーランス人口は1,119万人で、人口に占める割合は17%。また副業フリーランス人口は744万人でその経済規模は8兆円近くとなっています。
またエン・ジャパンが行ったエン転職ユーザーアンケート調査によると、正社員のうち88%の人が「副業に興味がある」と回答しました。その理由としては「収入を得るため」が83%でトップ。続いて「スキルアップのため」「キャリアアップのため」「人脈を広げるため」という回答がありました。
副業の経験がある方に関しては、そのうちの約6割が接客系のアルバイトを経験しており、その次にアンケートモニター・ポイントサイト、ネットオークション・フリマサイトが続いています。
「二足の草鞋を履く」の意味とは
そもそも「二足の草鞋を履く」とはことわざの一種です。ここからは言葉の由来や使い方について解説します。
「二足の草鞋を履く」の意味
コトバンクによると、「二足の草鞋を履く」の意味は「両立しえないような二つの職業を同一人が兼ねること」と記載されています。
この「両立しえないような」という部分がポイントです。このことわざは本来あまりいいイメージでは使われません。そもそも両立できないような2つの仕事をしている、つまり「どっちつかず」という否定的な表現で用いられます。
「二足の草鞋を履く」の例
「二足の草鞋を履く」は両立し得ないようなことの組み合わせです。仕事上では例えば以下のような組み合わせになるでしょう。
・会社員とミュージシャン
・研究者とアーティスト
・弁護士と医師
・タレントと教師
・モデルとタクシー運転手
また文中でことわざを使うと、以下のようになります。
・「会社員とミュージシャンの二足の草鞋を履く」
・「教師とタレント業の二足の草鞋を履くことを家族から反対された」
「二足の草鞋を履く」の由来
ことわざの由来は江戸時代まで遡ります。
その当時博徒(賭博で生計を立てる人)が捕吏(罪人を捕まえる役人)を兼ねること指して言った言葉なのです。このように通常では考えられないようなことを両立させるのを指して、「二足の草鞋を履く」が使われました。
「二足の草鞋を履く」の英語訳
weblioによると、「二足の草鞋を履く」の英語訳と例文は以下の通りです。
「be engaged in two trades at the same time」
「 He wears two hats as a successful composer and an able bank clerk.」
(訳:彼は作曲家と銀行員という二足の草鞋を巧みにはいている)
また二足の草鞋を履くことを「一人で二つの役目を兼ねる」と捉えると、「wear two hats」と英訳できます。
例文としては以下のようなものがありました。
「The teacher is required to wear two hats as an educator and a disciplinarian.」
(訳:教師は、教育としつけという二つの役割を求められている。)
「二足の草鞋を履く」ために意識すべき3つのこと
仕事で二足の草鞋を履くためには以下の3つのポイントを意識しましょう。
1. 徹底的に「好きなこと」を突き詰める
あなたには今の仕事で好きだと感じる業務がないでしょうか。例えば以下のようなものです。
「顧客のニーズに応える企画を考えるのが好き」
「プレゼンの資料の見やすさにこだわるのが好き」
もしそのような「時間があればいくらでもできる」と感じる業務があれば、その部分を突き詰めてみることをおすすめします。
例えば人の心をつかむ企画やプレゼンを考えるのが好きで、そのスキルをもっと伸ばしたい場合。キャッチコピー(宣伝文句)について学んでみてもいいでしょう。コピーライティングを学べる書籍は多数販売されていますし、勉強会やセミナー、通信講座などもあります。
初めは副業を意識せずに始めたことでも、好きなことを突き詰めていくうちにスキルアップに繋がったり、仕事に繋がって二足の草鞋を履くきっかけになることもあります。
2. 周囲と同じことをしない
二足の草鞋を履くためには、本業でも周りとは少し違った視点やポジションを意識することが大切です。
例えば現在所属している会社でホームページをリニューアルするとします。しかし社内にはホームページを担当する人がいません。
あなたは普段から自身でブログを運営しており、会社のホームページも普段から使用しているCMSを採用しています。そのような場合は思い切ってホームページ担当に名乗り出てみましょう。
このようなアクションは周囲にないスキルのアピールになりますし、「次から君にホームページ運営を任せよう」となるかもしれません。仕事をあなたの好きなことを寄せていくきっかけにもなるのです。
あるいは自分の得意なことを活かして、社内勉強会を開催してみてもいいでしょう。例えばプレゼンが得意な人なら周囲で苦手な人がを集めてアドバイスする場を設けてみるのもおすすめです。
そのような周囲とは少し違った行動を起こすことで人望が集まり、自分のやりたいプロジェクトを任せられるようになる可能性もあります。また社内であっても勉強会を企画運営したなど経験は、二足の草鞋を履く上でも役立ちます。
会社の中でこのような自分独自のポジションを築いていき、新たなキャリアを模索してみましょう。
3. 社外の人との交流を増やす
二足の草鞋を履くためには視野を広く持つのが大切です。なので現在家と会社を往復するのがルーティンになっている方は、社外の人との交流を増やす努力をしましょう。
例えば自分が好きなことを突き詰めるために、勉強会やセミナーに参加してみてもいいでしょう。あるいはまだ自分のやりたいことがわからない人は、興味をそそられるオンラインサロンに参加してみてはいかがでしょうか。
オンラインサロンは同様にやりたいことを探すために入会する方も多くいます。サロン内のプロジェクトに参加してみると、何か楽しめるものや突き詰めたいものが見えてくるかもしれません。
関連記事:あなたの「好きなこと・やりたいこと」を見つける4つのコツを紹介
二足の草鞋を履いて仕事を両立させるために大事な4つのこと
2つの仕事を両立させるためには、以下の4つのポイントを押さえましょう。
1. 時間の管理を徹底する
これから二足の草鞋を履こうとする方は、まず今の生活を振り返ってみることをおすすめします。
一日の生活を時系列で書き出してみると、意外と空いた時間やなんとなくぼーっと過ごす時間が見つかるはずです。そのような時間が見つかったら、その時間を活用してみることを考えてみましょう。
例えば朝や寝る前になんとなくスマホでネットサーフィンをする時間や、昼ごはんの後にぼーっとテレビを観る時間。このような時間を副業に充てると、本業を圧迫することなく両立するができるでしょう。
このように現在の自分の時間を書き出し管理を徹底することで、仕事の両立もしやすくなります。
2. モチベーションを維持する
副業を始めた当初は、お金を稼いだり評価を受けたりできないことがほとんどです。
例えばブログアフィリエイトは簡単に始められる副業として人気ですが、成果が発生するまでには100記事以上書かなければならないと言われています。
本業で安定した給料をもらえている分、「やる意味があるのだろうか?」と虚しく感じてしまうこともあるでしょう。二足の草鞋を履いて2つの仕事を両立させるためには、このようなときこそモチベーションを維持しなければなりません。
そのためにおすすめなのが仲間を見つけることです。例えばブログを書いた後にSNSで報告していくと、同様に頑張る仲間を見つけられるでしょう。あるいはすでに成果をあげているアカウントを見つけてフォローするのもいいです。
このように何か自分のモチベーションのスイッチを入れられるものを見つけてみましょう。
3. 環境を整える
二足の草鞋を履くためには環境を整えることも大切です。副業に必要なパソコンやネット環境を整えるのももちろんですが、時間を確保するのも忘れてはなりません。
例えば現在の本業で残業が多く、平日は副業に捻出する時間がない場合。業務の中で効率化できる部分を模索し、平日の残業時間をなるべく減らす努力をしてみましょう。以下の記事では仕事を効率的に進める方法や効率化ツールについて紹介しています。合わせて参考にしてください。
関連記事:仕事が早い人の特徴や効率的な作業の進め方について解説
4. 無理をしない
本業をしていない時間を副業に充てると、当然ゆっくり休む時間が減ります。中には忙しさが原因でストレスを感じたり、体調を壊したりするケースもあるでしょう。無理をしないことが重要です。
とくに現在本業だけで体力を消耗しているのであれば、副業を始めることでさらにストレスが高まる可能性もあります。そのような場合は本業で消耗する原因を探ることから始めるのもいいでしょう。
あるいは副業ではとにかく自分の好きなことに没頭したり、本業では発揮できないことを副業にぶつけてストレス発散したりすると、うまく二足の草鞋を履くことにもつながります。
関連記事:仕事でストレスを感じやすい人の特徴とおすすめのストレス解消法を紹介
二足の草鞋を履くことのメリット6つ
二足の草鞋を履くと、以下のような6つのメリットが得られます。
1. 収入を増やすことができる
今の状態にプラスして仕事をすると、単純にその分の収入を増やすことができます。
例えば副業として選ばれることの多い接客系のアルバイトやポイント・アンケートサイトも、少しずつでもコツコツ続けていけば月に数千円〜数万円の収入にはつながるでしょう。
また本業と関連する副業をすれば、その分スキルが上がり本業の収入が上がるケースもあります。例えば本業がプログラマで、副業でアプリ開発してリリースする場合。アプリ開発で新たな言語を学んだことが、本業に活かせる場合もあるでしょう。
関連記事:エンジニアにおすすめなプログラミングを使った副業を紹介
2. 経験値を増やせる
働く場を増やすと、新しい環境で新たな経験ができます。
業務内容が変わるのももちろんですが、一緒に働くメンバーや対応するお客さんも異なるでしょう。そこで経験できることは自分の資産になります。
また副業では自分一人で稼ぐことにチャレンジすることができます。普段はチームでやっている業務を自分一人で進めていくことで、新たな発見が得られるかもしれません。
例えばブログアフィリエイトで稼ぐには、記事を書くだけでなく解析ツールを活用する必要があります。そこで、どれくらいの人がブログに訪れているか、広告がどれくらいクリックされているか、どこからブログにたどり着いたのか、などを分析し、記事に活かしていくのです。
解析ツールの使い方だけでなく、どう言う風にブログを管理すれば集客でき、ものが売れるのかが分かってきます。これはマーケティングをやっているのと同じです。
このように二足の草鞋を履くと、普段できないような経験ができ、新たな知見やスキルを得られます。
3. 自己肯定感が高まる
二足の草鞋を履くことは、あなたの自己肯定感が高めるきっかけになります。
単純に収入が増えることはもちろんですが、人の役に立っていると実感できる場が増えると、充実感や満足感を得られます。
クラウドソーシングサイトを活用すれば、受注した案件が完了すると発注者から評価が受けられ、その評価を蓄積できます。本業とは別の場所で信用を蓄積できるので、その分自己肯定感が高められるでしょう。受注件数が多く評価が高いワーカーには、その分新たなスカウトもされやすくなります。
4. 収入・精神的に安定する
一つの環境に固執することは精神衛生上良くないこともあります。
例えばきつい仕事を強要されていたとしても、「ここで働けなくなったら収入がなくなる」と思うと、我慢してやろうと思ってしまうのではないでしょうか。その点本業の他に働く場があり、しかもある程度収入を得られていれば、そのような無理な我慢をする必要はなくなります。
また不労所得が得られるような副業を選ぶのも一つの方法です。例えば平日は使っていない車をカーシェアリングサービスに登録して貸し出すのも、十分副業となり得ます。軌道に乗れば毎月一定額の収入源になるでしょう。
5. 人生が充実する
これまでなんとなく過ごしてきた時間を新しい仕事に充てると、1日の終わりの充実感が高まります。またここまで紹介してきたように、新たな仕事で得られるのは収入だけでなく、経験や知識、自己肯定感など様々です。
新たな出会いや発見を2倍できると考えると、それに応じて人生が充実していくでしょう。
6. スキルアップのスピードが上がる
副業をスキルアップに繋げたいのであれば、本業に関連するものを選ぶのがおすすめです。
好きなことや夢中になれることを副業として始めると、没頭できるためスキルアップのスピードが早いです。またそれが本業にも活用できることであれば、相乗効果も期待できます。
例えば本業はシステムエンジニアで、普段はプログラミングの仕事には携わっていないとします。しかし副業でプログラマとしての案件を受注することにより、プログラミングの工程について理解が深まり、システムエンジニアとしてのマネジメント力が高まることも考えられます。
二足の草鞋を履くことのデメリット6つ
二足の草鞋を履くと、以下のような6つのデメリットも発生します。
1. プライベートの時間が減る
本業の時間以外を副業に充てると、その分プライベートの時間が減ります。
例えば副業で選ばれることの多い飲食店のアルバイトも、仕事が終わった深夜から早朝に働く人もいます。そのような場合はプライベートの時間どころか寝る間も惜しんで働いていることになるでしょう。
これまでプライベートの時間を趣味に充てていた方は辛いかもしれません。
しかし趣味から二足の草鞋を履くことを考えてみるのもいい方法です。例えばおかし作りが趣味であれば自分で考えたレシピをブログにアップしたり、写真撮影が好きなら撮った写真をWEBサービスを活用して販売したりしてもいいでしょう。
2. 目の前のことに集中できないこともある
2つの仕事を持つと、1つの仕事に集中できなくなるケースもあります。
例えば副業の締め切りが差し迫っている場合、本業の業務をしている際も気になって仕方がないこともあるでしょう。まさに「二足の草鞋を履く」本来の意味である、「どっちつかずな状況」に陥りかねません。
二足の草鞋を履くことがどっちつかずの状態になる原因として、マルチタスクが挙げられます。マルチタスクとは複数の業務を同時に行うことです。これは生産性が40%になってしまうこともあります。うまく二足の草鞋を履くためには、マルチタスクになるのを避け、効率的に複数の仕事をこなさなければなりません。
前述したような効率化ツールを活用したり、ノルマや締め切りのない副業を選んだりする必要があるでしょう。
関連記事:マルチタスクはNG!生産性が40%も減少【理由や改善策を解説】
3. 時間配分が難しい
複数の仕事をこなすためには、徹底的な時間管理が必要になります。
もし今の生活を全く変えずに副業をプラスしようとすると、身体に無理を強いる状況になりかねません。睡眠時間を削ってまで二足の草鞋を履くのはおすすめできませんし、長くは続かないでしょう。
2つの仕事を両立させるには、今の生活の中で「無駄だな」「この時間をどうにかしたいな」と感じる部分を副業に充てるのがおすすめです。例えばいつも寝ているだけの電車通勤や、ゴロゴロ過ごす休日の朝の時間などです。そのような時間を利用して副業を始めると、無理なく続けられるでしょう。
4. トラブルが起きる確率が2倍に
2つの仕事を掛け持ちすると、その分トラブルが発生したときの負担も大きくなります。トラブルの発生源が1つだとしても、そのトラブルを解決するために充てる時間が長くなり、結果としてもう1つの仕事に影響が出ることも考えられます。
なので二足の草鞋を履くときに注意したいのは、予定に余裕を持たせること。スケジューリングの際に余白の時間を入れるようにして、トラブルの対処はその余白時間を活用するようにしましょう。
5. ダブルブッキングする可能性がある
2つの仕事をしていると、例えば本業で重要な会議がある日に、副業のライター業で緊急案件の締切日、といったケースも発生する可能性は十分あります。あるいは自らのスケジューリングミスで、業務のダブルブッキングが発生することもあるでしょう。
そのような予定のダブルブッキングは、あらゆる仕事の組み合わせで起こり得ます。ときには片方の仕事の関係者に迷惑をかけてしまい、会社に内緒で副業をしていた場合はバレてしまうことも。
このような事態を避けるためには、やはりスケジュール管理を徹底する必要があります。以下の記事で紹介しているように、スマホアプリでも簡単に管理できるツールがあります。合わせて参考にしてください。
関連記事:人気のカレンダーアプリ14選。無料で使えてスケジュール管理が楽になる
6. 自分が混乱する可能性も
いくら時間管理やスケジュール管理をしていても、何らかのトラブルがきっかけで計画が一気に崩れてしまうこともあります。そうなると頭の中が混乱してしまうでしょう。
また余裕を持って立てていたはずの計画も、それは自分の体調が良いときに考えていたものであって、コンディションが悪いときには思うように進まないケースもあります。
二足の草鞋を履く前の現時点でもそのようなことが多く発生するのであれば、原因を探っておくのが大切です。例えば時間が足りなくて混乱してしまう場合は、あらゆる物事の効率化を図ってみましょう。
業務上の効率化ツールの導入はもちろん、食洗機や乾燥機能付きの洗濯機、現金からカード決済に切り替えて家計簿アプリと連動させるなど、生活の中で工夫できることは多々あります。
やるべきことが一気に増えてしまうのが混乱する原因になることが多いです。なので二足の草鞋を履くときも初めは少しずつ始めるのがおすすめです。次から紹介するサービスなら、隙間時間を充てられる仕事が見つかるでしょう。
「今日から二足の草鞋を履く」サービス5選
二足の草鞋を履く場合、どこでどう仕事を受けてくればいいの分からない方も多いでしょう。そのような場合に便利なのがオンラインマッチングサービスです。今回紹介するサービスを活用すれば、初心者でも簡単に案件を受注できたり、自分の知識や経験を売り出したりできます。
あなたも今日から二足の草鞋を履くことができるので、ぜひ参考にしてください。
クラウドワークス
日本最大級のクラウドソーシングサービス。オンラインで発注者と受注者のマッチングができます。
クラウドワークス上の仕事ジャンルは200以上あります。例えば以下のようなものです。
・システム・アプリ開発
・WEB制作
・ロゴデザイン
・ライティング
・経理代行
契約が終わるとクライアントから5段階評価が付けられます。その評価は蓄積され、一定の受注件数や収入、評価を超えると「プロクラウドワーカー」に認定。認定されると受注件数アップが見込めます。
ランサーズ
ランサーズはクラウドワークスと並んで人気の高いクラウドソーシングサービスです。副業初心者の場合、いずれかに登録するのがおすすめです。
ランサーズでは270カテゴリ以上の案件があります。例えば以下のようなものです。
・システム開発・運用
・WEB制作・デザイン
・ライティング・ネーミング
・翻訳・通訳サービス
・コンサルティング
クラウドワークス同様、一定の収入や評価基準を超えると「認定ランサー」になれます。
ココナラ
スキルを売り買いできるオンラインプラットフォームです。自分の知識や経験を売り出すことができます。
カテゴリは以下のようなものがあり、合計20種類以上あります。
・悩み相談・カウンセリング
・集客・WEBマーケティング
・動画・写真・画像
・マネー・副業・アフィリエイト
・趣味・娯楽
また案件としては以下のようなものが掲載されています。
・起業についての相談に乗ります
・シンプルでスタイリッシュな名刺作ります
・Pythonでプログラム書きます
・あなただけのメイク方法教えます
自分のスキルにニーズがあるかどうか、試しに出品してみるのもいいでしょう。出品数と満足度に応じてランクが決まり、特定分野のプロフェッショナルは「PRO認定」されます。
ストアカ
教えたい人と学びたい人をマッチングさせるサービスです。日本最大級のスキルシェアサービスで、24,600講座以上が掲載されています。
カテゴリーは以下のようなものです。
・ビジネススキル
・Web・IT・デザイン
・ものづくり・DIY
・ヨガ・フィットネス
・子育て・キッズ
また以下のような講座が掲載されています。
・Photoshop講座
・雑談力をつける講座
・魔法のストレッチレッスン
・写真の構図レッスン
・クリスマスアイシングクッキーレッスン
開講回数や満足度に応じて認定バッジがもらえるようになっています。「プラチナ」は人気の先生の証で、予約も入りやすくなります。
ビザスク
日本最大級のスポットコンサル・マッチングサービス。アドバイザーとして経歴を登録すると、あなたに相談したい人とのマッチングができます。
アドバイザーのジャンルは業務や業界から選べます。例えば以下のようなものです。
・新規事業
・経営・管理
・営業・マーケティング
・IT・システム
・海外ビジネス
内容としては以下のようなものが掲載されています。
・デジタルマーケティング戦略についてお話しできます
・スタートアップにおけるPR戦略についてお話しできます
・女性向けサービスのWEB運用についてお話しできます
マッチングされると発注者と電話で話し、提示した内容のコンサルティングを行います。アドバイザリートレーニングも受けられるので、コンサル未経験の方もまずは登録してみるといいでしょう。
さいごに
仕事で二足の草鞋を履くと収入が増やせるだけでなく、人生の充実にもつながります。しかし時間やスケジュール管理を徹底しないと本業に支障をきたし、体調を崩してしまう原因にもなることも。
まずは今の生活を見直し、空いた時間に始められる副業を考えてみましょう。今回紹介したサービスも活用して、2つの仕事をうまく両立できる方法を見つけてください。
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
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