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営業職からエンジニアやプログラマーになれる?転職の方法や成功事例を紹介

更新: 2022.08.02

現在、営業職として働いていて、付き合いや人間関係などから続けることに限界を感じている、という方もおられるのではないでしょうか。

昨今では営業という職種を退き、人気の技術職である「エンジニア」や「プログラマー」に転職を考える、という方も少なくはありません。
しかし、これらの技術職は未経験で挑戦するにはなにかとハードルが高く見えるかもしれません。

そもそも、エンジニアやプログラマーになることで、今抱えている悩みが解消されるのかも不安ですよね。
営業職に比べて、これらの職種は未知の部分が多く、スキルを身につけるためにどうすべきか迷ってしまうかもしれません。営業職からエンジニア・プログラマーに転職する際、どういったメリットがあるのでしょう。
営業職の方々が抱く悩みや転職に対する不安も交え、思い切ってエンジニアやプログラマーに転職を考えている方に最適な転職方法などもご紹介します。

この記事のまとめ

営業職の抱える悩み


自社の商品やサービスを他会社に掲示し、コミュニケーションによって仕事を獲得するのが営業職の業務になります。

会社にとって必須ともいえる重要な職種です。しかし、仕事の重要さゆえに、働く上で悩みを抱えてしまう方も数多く存在します。

営業職の仕事の大きな特徴としては、やはり付き合いが多いということが挙げられるでしょう。

自社を売り込みに行く際、様々な他企業の方々と交流が生まれます。

その中で必然的に相手会社の方との関係が生まれるため、どうしても多くの人と付き合って行かなければなりません。

優れた商品やシステムを売り出していたとしても、営業がその魅力をきちんと伝え、相手に対し売り込めるかで売り上げは変わってきます。

営業職の仕事は人間関係に左右されることが多いです。

また、会社の顔として相手とやりとりを行うポジションでもあるので、自社のミスや不手際で相手を怒らせてしまうと、激しく叱られるといった場合もあります。

営業職は契約が取れたか、売り上げが出たかという点で仕事の成績もあらわになりやすく、それゆえに成績が伸び悩む場合は厳しい言葉を投げかけられることも多いです。

しかしながら、時間をかければ確実に成果が出る、という職種でもないため人に、よっては毎日の仕事の中で大きなスキル不足を感じてしまうかもしれません。

重要なポジションでありながら、その重責が営業職の悩みとなり得るのです。

営業職からエンジニア・プログラマーに転職するメリット

営業職からエンジニア・プログラマーに転職すると、いわゆる「技術職」と呼ばれる業種に変わります。

今まで営業職として働いている上で感じられなかった仕事上のメリットを感じることでしょう。

まず、営業職と違いエンジニアやプログラマーは顧客と直接顔を合わせる機会は少ないです。

まったくないというわけではありません。しかし、仕事の打ち合わせやシステムの仕様に関する会議など、そういった限定的な場面でのみ顧客と直接やりとりするこになります。

このため、仕事をしていく上で社外の人との付き合いは少なくなり、システム開発や運用といった自身の業務に集中することができるのです。

また、エンジニアやプログラマーにとっての業務成果は「システムの完成」や「既存システムの保守」といった分野になるため、営業に比べて仕事の成果が数値化しにくいです。

営業職のように契約の獲得数などノルマといった感覚もないため、数値や業績などを意識しすぎることもなく、自身の開発業務に集中できます。

さらに、エンジニアやプログラマーを続けていくと、日々進化する技術に触れる機会も多くなるため、長く続ければ続けるだけ新たな技術を身につけることができ、仕事の中でスキルアップをしていくことができます。

日夜、新たなプログラミング言語やそれらが動作する新たな機械が生み出されていくため、業務の内容次第で最先端の技術力を身につけることも不可能ではありません。

近年ではiPhoneのようなスマートフォンの中にもアプリという形で、無数のシステムが稼働し、我々の生活を支援してくれています。
こういった場面でも、システム開発のスペシャリストであるエンジニアやプログラマーのスキルが必要とされています。

仕事とスキルアップを両立できるというのも、エンジニア・プログラマーの大きなメリットといえるでしょう。

エンジニア・プログラマーに転職する上での不安点

営業職からエンジニア・プログラマーに転職する際、やはり技術職ならではの不安点も様々あると思います。

仕事を変え、職場を変えるということに対し、どうしても様々なリスクを予感してしまうかもしれません。

まずなにより、今までプログラミングやシステム開発に触れてこなかった営業職から、いきなり転職をしてスキルが身につくのか、という点が不安になってくるのではないでしょうか。

エンジニアやプログラマーは必然的にプログラミング言語を習得する必要があり、これが未経験の方からするとかなりハードルが高く映るかもしれません。

パソコンに触れる機会はどんな職種でも多少なりともあるものですが、プログラミングという専門知識まで手をつける方は少ないと思われます。

ですが、最近ではプログラミングスクールという専門の学習機関が日本各地で開講しています。

スクールに通うことでプログラミング未経験者でも最短で3ヶ月もあれば仕事に通用するスキルを身につけることができます。

この点については、記事の中でもさらに詳しく見ていきます。

また、仕事である以上、給料の額にも不安は残るかもしれません。

やはり働いていく上では、どれくらいのお金をもらえるかという点は無視することができないでしょう。

しかしながら、営業職から転職を行なった場合は営業で培ってきたコミュニケーション能力がキャリアアップに大いに役に立ちます。

システム開発だけでなく、コミュニケーションのスキルに秀でた人材はプログラマーからエンジニア、さらにプロジェクトリーダー(マネージャー)へのキャリアアップを狙うことができます。

システムを作るだけでなく、システムの仕様調整やチームの人員とのやりとりを任せられるため、営業で培ったノウハウを生かしつつ、収入をアップすることもできるのです。

エンジニアやプログラマーと聞くと「残業が多くて、休日出勤ばかりなのでは?」と労働条件がきつい、という印象を抱かれる方もおられるかもしれません。

実際、締め切りを守るためにこういった環境が作り上げられてしまう場合もあります。

ただ、現在は労働環境の改善が図られており、一昔前ほど時間外労働を強いられることは減ってきています。

技術者が気持ちよく働ける環境作りは進んできているので、いわゆるブラック企業と呼ばれる労働環境も少なくなってきたのが現状です。

営業からエンジニア・プログラマーに転職するには

営業からエンジニア・プログラマーに転職するためには、主に2つの方法があります。

まず1つは「転職エージェントを利用する」方法です。

転職エージェントはエンジニアやプログラマーを含めた、様々な職種への転職活動をサポートしてくれます。

無料で登録できる転職エージェントも数多く登場しており、どれも転職に関するサポートは万全なのは心強いです。

ただし、転職エージェントはあくまで転職に関する斡旋や面接などのサポートを行ってくれるのみなので、転職後に必要となってくるプログラミングなどのスキルは、身につけることができません。

そのため、もう一つの方法として「転職サポート付きのプログラミングスクールを利用する」方法が挙げられます。

プログラミングの学習を進めながら、キャリアアドバイザーがあなたの希望に沿った求人を紹介してくれます。技術を身につけながら転職活動も行うことができるのです。

転職エージェントを利用して独自で転職先を探すのも良いのですが、専門的な知識や技術を身につけれるプログラミングスクールから転職を目指すのもおすすめです。

転職について無料で相談できるスクールもあるので。転職活動に移る前に、まずは一度ご相談してみてはいかがでしょう。

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営業職の抱える悩み

営業職と一口に言っても、その種類は様々です。法人営業、個人営業と企業や働き方の形態によって、営業のやり方も異なってきます。

ですが「自社の魅力を他社に売り込む」という部分においてはどれも共通しており、それゆえにどの営業でも悩みは似通ってきます。

こういった営業職独自の悩みや不安から解放されたい、と思い悩む営業社員は非常に多く、それゆえに営業職から転職を考える人々も少なくはありません。

付き合いが多い仕事

営業職の主な業務は、なんといっても他会社とのやりとりから契約や仕事の依頼を獲得することです。

このため、対人でのコミュニケーション能力は必須といえるでしょう。

商品やサービスを売り込むための商談では、顧客と会話をし、相手の心境などを予想しながら売り込みや欲しい情報を掲示するタイミングを図る必要があります。

また、これは商談だけに留まらない場合もしばしばです。

会社の方針や仕事の内容によっては、営業職の付き合いは勤務時間外に及ぶ場合もあります。

飲み会に参加したり接待のためにゴルフに参加したりということも、珍しいことではありません。

こういった仕事外の時間を使って相手との良好な関係を築くことも、商談を成立するための重要な要素でもあるのです。

飲み会は連日深夜深くまで及ぶこともあり、せっかくの休日も接待で終わってしまったりなど、営業職で働く人にとっては付き合いが心身共に負担をかけている場合があります。

営業職で働く以上、相手をする顧客も一人だけとは限りません。

こういった人間関係が仕事をしていくうちにどんどん広がっていき、多人数との濃密なやり取りを行っていくのは、やがて大きな負担に変わってしまうかもしれません。

以上のような悩みから、営業職を辞めて転職を考えようとする人は非常に多いです。

厳しく叱られることもある

営業はクライアントと直接顔を合わせて仕事をするポジションです。このため、時には相手の気分が悪かったり、ミスが原因で怒らせてしまう可能性もあります。

そういった時、自社と他会社を繋ぐ顔としてやりとりを行う営業職に相手の怒りの矛先が向けられてしまい、結果としてそれが営業職にとっての大きなストレスにも繋がります。

相手と対面しての商談だけではなく、こういった事態は新規営業のためのテレアポなどでも起こりうるのです。

「誰の許可をとって営業電話をかけてきているんだ!」「上司を出せ!」といった厳しい言葉を浴びせられた経験は、どんな企業の営業職でも共通していることだと思います。

そういったトラブルや人とのぶつかり合いも営業職としての仕事の一環、と割り切れる人ならば特に問題はありません。

しかし、厳しく叱られた時になかなかそこまで割り切ることもできず、結果として精神的に疲れ果ててしまう人も多いのです。

ストレスを溜め込みすぎると体を壊すことにも繋がります。これらが辛いと思う方は早めの転職をおすすめします。

仕事が成績としてあらわになる

多くの場合、営業職の仕事の成果は各個人の「営業成績」として公表されます。

これは、営業職同士で数字を競わせることでモチベーションを高めるということが目的の制度と思われます。

自社で営業業務をこなす人達は仲間でもあり、同時に互いに成果を競い合うライバルでもあるのです。

上位の成績を残すことでインセンティブをもらえるといったメリットもあります。

しかし、逆に成績が下位になってしまうと自分の成績の悪さが他の社員にも伝わり、露わになってしまいます。

これに対し周りの目が気になってしまい、恥ずかしかったり実力不足からの不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

また、仮にその時は上位になれたとしても、次の成績発表のタイミングでは同じく上位になれるとも限りません。

常に数字に追われ続けるプレッシャーも営業職は全員心のどこかで抱いているものです。

上位の成績を残し続けるということは容易ではなく、常にその重圧に晒され続けることは大きなストレスにも繋がります。

仕事の成果が成績としてあらわになることのプレッシャーから営業を続けることに悩む人は多いです。

スキル不足を感じる

営業職の仕事は簡潔に考えると「自社の商品を理解し、魅力を説明すること」となります。

非常に重要な役割ではありますが、逆にいえば物事を理解し説明することができるならば、誰にでもできてしまう仕事でもあるといえるのです。

もちろん、説明といっても商品の魅力を伝えたり、顧客との距離感を取るのがうまい、といった能力の個人差はでてくるでしょう。

しかし、どうしても営業職は「自分でなくてもできるのでは」と感じてしまう人が多いようです。
相手と話す、というスキルに専門性を感じにくいことから、結果としてスキル不足を感じてしまう原因にもなってしまいます。

将来的に見て仕事の需要が耐えず、武器となるような専門的なスキルが欲しいと感じる営業職は多いです。

営業からエンジニア・プログラマーに転職を考える人は増加中

営業職が抱える悩みをきっかけに、システムエンジニアやプログラマーに転職する人は年々増えてきています。
プログラミングスクールなどに足を運ぶ人も、増加傾向にあります。

理由は幾つかありますが、その一つにはエンジニア・プログラマーの求人に未経験採用が多いことがあります。
システムエンジニアやプログラマーはIT業界的にも人材不足が続いており、実務経験がなくても中途採用を行なっている企業もあるのです。

新卒ではないから、と物怖じする必要もないほどにエンジニア・プログラマーの募集数は多いのが現状です。
この人材不足の状況が、転職しやすさの理由の一つとなっています。

さらに、営業がシステムエンジニアやプログラマーに転職することで得られるメリットは、営業職の時に感じていた悩みのほとんどを解決できます。

このため、不安やストレスを抱え営業職を続けるのではなく、技術職であるシステムエンジニア・プログラマーを目指す人はますます増えてきているのです。

営業からエンジニア・プログラマーに転職するメリット

営業からエンジニア・プログラマーに転職するメリットは非常に多いです。

人と接することが主だった営業職に対し、己の専門的なスキルでなにかを作り上げる技術職だからこそ、今までとは異なった働き方や感覚を得ることができます。

エンジニア・プログラマーに転職することのメリットには以下のようなものがあります。

顧客と直接顔をあわせる機会が少ない

営業職と違い、エンジニアやプログラマーの仕事は顧客と直接顔を合わせる機会は少ないです。

ソフトウェア開発など、パソコンに向き合うことの方が多い仕事に携わっているのであれば、なおさらその可能性は低くなってきます。

プログラマーの場合は、エンジニアが作った仕様書に従ってコーディングを行い、バグチェックを行うということが主な作業になるため、ほとんどの行程を社内でこなすことになるのです。

エンジニアは作業の中で顧客と直接商談し、要望を聞いたり提案を行ったりすることがあります。

しかし、あくまで要所ごとの打ち合わせで顔を合わせる程度なので、その後の連絡などは営業が取ることが多いです。
営業職に比べれば顧客と顔を合わせる機会は断然少なくなります。

エンジニアもプログラマーも、主な作業内容はシステムを開発、運用していくことになるので、顧客とのやり取りは少ないのです

ただし、注意点としてエンジニアの中には客先に常駐するエンジニア(インフラエンジニアなど)もいるということは、理解しておくべきでしょう。

ハードウェアを扱うエンジニアは顧客となる会社に出向いたり、あるいは常駐することで話を聞きながらトラブルを対応していきます。

この場合、営業に近いコミュニケーション能力が必要にもなってくるので、イメージしているエンジニアとは違う仕事内容となってしまう恐れがあります。

プログラマー、エンジニアにも様々な業務体系があるので、まずは転職する前にどういった種類の開発者になりたいのかをしっかり調べておくべきでしょう。

社外の人との付き合いが少ない

社内での仕事が多いエンジニアやプログラマーは、必然的に社外の人との付き合いも少なくなります。
営業がとってきた仕事についてエンジニアは客先と仕様を調整し、それらが決まってしまえばあとは社内で開発を進めることになるのです。

社内での飲み会などに参加する必要は出てくると思われますが、営業職が行うような社外の飲み会や接待など、仕事に関する付き合いの場は激減するでしょう。
このため、社外の人に対しての気遣いから発生していたストレスも、解消されるのです。

最近では、エンジニアが出社せず、自宅で作業するようなスタイルの仕事も増えてきています。こうなると、より一層社外の人とやり取りする機会は少なくなるでしょう。

フリーランスとして派遣会社などに所属するという形も多くとられており、システム開発以外のわずらわしいやり取りを任せることもできるのです。

接待などが苦手と感じていた方や、飲み会の機会を減らし、自分の時間を大切にしたい方にとっては、エンジニアやプログラマーの労働環境は向いているかもしれません。

仕事の成果が数字化しにくい

エンジニアやプログラマーの仕事はシステムの開発や運営、保守となるため、これらは非常に数字化しにくく成績のような評価基準を設けることが難しいです。
システムを開発しても、それが直接売り上げにつながるというわけではないので、その段階では良し悪しの判断も難しいのです。

作り上げたシステムやサービスを営業が売って、初めて会社の売り上げとなります。
このため、成績を数値化しづらいことから、社内でエンジニアの成果に対して成績を決めて発表するという会社はほとんどないと思われます。

営業職の場合、仕事は各社員の裁量による部分も大きいです。
仕事を一生懸命やるのも、手を抜くのもすべて本人次第となってしまうのです。
そのため、モチベーションを上げたり、危機感を持たせるためには会社側としても数値をつけ、公表することで成績をつけなければならないのです。

これに対し、エンジニアやプログラマーの場合、開発依頼があったものを完成させなければ評価にも繋がりません。
完成というゴールに向かって、達成すべき仕事量が明確になっていることもあり、成績を決めて危機感を煽る必要もないのです。

仕事の成果が成績となって現れることに悩んでいた営業職にとっては、エンジニアやプログラマーの環境は非常に働きやすく感じることでしょう。

実践的なプログラミングスキルが身につく

エンジニア・プログラマーとして働くためには、やはりプログラミング言語のスキルは必須です。

エンジニア・プログラマーの人手不足の原因には、世の中にはプログラミングスキルを身につけていない人がまだまだ多い、ということも含まれているのです。

ですがその反面、近年ではAI(人工知能)やIoT、VRといった最先端技術の研究は急速に進んでいます。それに伴って開発できる技術者の需要は常に伸び続けている状況です。

ゆえに、プログラミングスキルを身につけているエンジニアやプログラマーは、現在引く手数多の状態なのです。

実践的なプログラミングスキルを持ち、実際に開発の仕事をした経験があると、将来的に長きにわたって活用できる能力や経験となります。

スキル不足を感じる営業にとって、プログラミングスキルが身につくエンジニア・プログラマーへの転職はうってつけといえるでしょう。

営業で身につけたコミュニケーション能力は役に立つ

電話営業や商談を何百、何千とこなしてきた営業職の社員は、高いコミュニケーション能力を身につけています。

エンジニアやプログラマーは社内で一人黙々とコードを書き続ける、というイメージが強いかもしれません。一見、営業の時に身につけたコミュニケーション能力は役立たないように思えます。

しかし、実はエンジニアやプログラマーにとって、コミュニケーション能力はとても大切なスキルなのです。

システムを作り上げるためには、開発者だけでなく様々な部署との連携が不可欠になってきます。

開発チーム内での仕様の話し合いや調整はもちろんのこと、時にはエンジニアが営業とともにお客様のもとへ向かい、システムの説明を行うこともあります。

個人作業というイメージが強いことから、エンジニアやプログラマーはコミュニケーションスキルを身につけている人が圧倒的に少ない傾向にあります。

そのため、コミュニケーション能力に長けた営業職から転職すると、コミュニケーションの面で高く評価されることもあります。

プログラマやエンジニアでありながら、高いコミュニケーションスキルを有しているということは、大きな強みになるのです。

良い意味であまり多くないタイプのエンジニア・プログラマーとして、採用されるケースもあります。

【コミュニケーション力×開発スキル】大手広告会社のエンジニアに内定した、プログラミング未経験者の持つスキルとは?

エンジニア・プログラマーの主な仕事

エンジニアとプログラマーの区分は、会社ごとに異なってきます。なかには両方とも兼任しているエンジニア・プログラマーも存在します。

一般的に、エンジニアとプログラマーが担う作業工程は、大きく分けて以下の4つに分けられます。

  • 要件定義
  • 設計
  • プログラミング(コーディング)
  • テスト

このうち、上2つを「上流工程」と呼び、下2つを「下流工程」と一般的に定義してます。

上流工程はエンジニアが担当し、下流工程はプログラマが担当することが多いです。テストに関しては、エンジニアもプログラマーもともに確認する場合があります。

まず「要件定義」とはエンジニア自身がお客様のもとに赴いて、開発にあたっての要望を聞き、どのようなものを作るのか決定する作業のことです。

営業職の社員とともに赴くことが多く、ここで相手のやりたいことを聞き出し、大まかな方向性を決めます。

次に「設計」ですが、要件定義で決まったものを元に、具体的にどうやって作成していくのかを仕様書に落とし込む作業です。
システムやサービスの概要を具体化し、それを実現するための設計図を作る作業になります。

ここまで決まったら、ようやく「プログラミング(コーディング)」が始まります。

エンジニアが作成した仕様書に従い、プログラマーがプログラミング言語を用いてコードを書いていく作業になります。

最後の「テスト」は、開発したシステムに仕様の漏れやバグがないかをチェックする作業です。

まず第一に仕様通りに作られているのか、そしてあらゆる動作の可能性を考えて実証し、もしバグがあった場合は改めてコードを修正します。

「プログラミング」と「テスト」がシステム開発においてかなりの時間を占めますが、「要件定義」や「設計」もしっかりしていないと、後々で作業の戻りが何度も発生するため、この4つの行程はどれも非常に重要になってくるのです。

エンジニア・プログラマーに転職する上での不安点

システムエンジニア・プログラマーに転職をするメリットがある一方で、不安に感じることもあるかもしれません。

今までの営業職とは業務内容がガラリと変わるため、技術やノウハウを新たに構築していく中で様々なことが不安となってきます。

営業職からシステムエンジニア・プログラマーに転職する際、主に以下のような不安が考えられます。

ですが、どれもきちんと対策すれば解決できるものばかりです。

プログラミングスキルについて

エンジニアやプログラマーとして働く上で、コードを構築するためのプログラミングスキルは必要不可欠となってきます。

エンジニアやプログラマーになるためには特別な資格は不要です。その分、業務の中で使うプログラミングスキルがどれだけ実用的なレベルかが、転職における評価基準になります。

プログラミングに触れたことがない人にとって、プログラミングができないということは転職における大きな不安となるでしょう。

しかし、プログラミングスキルは専門学校を利用することで、未経験からでも最短で3ヶ月で身につけることが可能です。

昔は、プログラミングスキルの勉強というと、本やネットを使っての独学が主流でした。しかし独学だと、何が正しい知識なのか自信がなかなか持てず、スキルが身につくまで時間がかかってしまう可能性が高いです。

ですが、プログライングスクールを活用すると、転職活動と並行してプログラミングの勉強を行えます。職務経歴を見ても、空白期間を最小限にして転職ができるのです。

プログラミングの専門学校については、またこの記事でも後ほど詳しく触れます。

給料について

近年のプログラマーの年収を見ると、その平均的な相場は350万〜500万円ほどとなっています。
営業職からプログラマーに転職したはいいが、年収が下がってしまうのではと、給料の面でも不安になるかもしれません。

ただ、給料については営業の時に培ってきたコミュニケーション能力が助けとなってくれます。

クライアントの元に訪問して要件定義を行うシステムエンジニアにキャリアアップするためには、少なからずコミュニケーション能力が必要となってきます。

プログラミングスキルだけではなく、相手とシステムの仕様について話し、お客様の求めていることを理解し聞き出す能力が求められるのです。

このため、営業職から転職した場合はこのコミュニケーション能力をある程度備えている状態ですので、プログラミングスキルさえ身につければエンジニアへのキャリアアップがやりやすいのです。

エンジニアの平均年収は450万〜550万円ほどで、プログラマーよりも収入は上がりやすいです。

さらに、エンジニアより上の職種としてはプロジェクトリーダー(マネージャー)があります。

プロジェクト全体を管理し、関係しているエンジニアやプログラマーのマネジメントまでを行う職種です。

エンジニアのスキルに加えて、マネジメント能力も必要な責任のある仕事ですが、エンジニアにキャリアアップできればこのプロジェクトリーダー(マネージャー)の道も開けます。

プロジェクトリーダー(マネージャー)の平均年収は700万円近くになるため、収入面でも非常に安定します。

ただし、能力だけではなく経験もそれなりに必要となってくるため、プロジェクトリーダー(マネージャー)には、概ね30代後半以降になる人が多いです。

残業や休日出勤について

エンジニアやプログラマーと聞くと、長時間の残業をしたり、土日も関係なく休日出勤をしたりするイメージも強いかもしれません。

確かに、繁忙期になるとエンジニアやプログラマーの忙しさもピークとなり、どうしても残業をして納期に間に合わせなければいけない、という場面も出てきます。

しかし、昔に比べて現在は労働環境の改善が図られてきており、エンジニアやプログラマーが忙しくならないよう人員を増加したり、仕事の配分を考えたりと、働きやすい環境を作る動きが出てきているのです。

一昔前の忙しいというイメージは、現代ではかなり払拭されてきました。

転職面接の際には、まずは残業時間や休日出勤の有無などを確認してみることをおすすめします。

聞きにくい場合は、以下の記事も参照してみていただければと思います。

面接で困る「何か質問はありますか?」をチャンスに変える逆質問の例を紹介

営業からエンジニア・プログラマーへの転職成功例

以下は前職は営業として働いていて、テックキャンプ エンジニア転職を受講し、未経験からプログラミングを勉強、システムエンジニアやプログラマーへの転職を成功させた方のインタビュー記事です。

まずは、営業として全国トップクラスの成績を残した野口さん。

さらなるスキルアップを求めて、プログラミングを勉強し、エンジニアへの転職を成功させました。

これからエンジニア・プログラマーへの転職を考えている人は是非参考にしていただきたいです。

トップ営業マンからエンジニアへ!人生を賭けた10週間とは!

次に、3回転職をし、あらゆるタイプの営業を経験した貝塚さん。しかし、イメージにあった仕事には巡り合えませんでした。

一念発起してプログラミングの学習を開始。エンジニアを目指しました。

30代目前。3度の転職で人生の目標を失いかけていた営業マンが4度目の正直でスキルゼロからエンジニア転職に成功

お2人とも共通して、プログラミングについてはほとんど未経験の状態から挑戦されています。

プログラミングの正しい学習ステップを踏むことで、エンジニア・プログラマーへの転職の道は必ず開けるのです。

営業からエンジニア・プログラマーになる方法

ここからは、営業職からエンジニア・プログラマーになるための具体的な方法をご紹介していきます。

エンジニア・プログラマーになるには様々な道がありますが、現在では

「転職エージェントを利用する」
「転職サポート付きのプログラミングスクールに通う」

の2つの方法が主流となってきます。
おすすめなのは後者の方法です。

それぞれの詳細な方法についてみていきましょう。

転職エージェントを利用する

すぐにでも営業職からエンジニアやプログラマーに転職したいと考えているのであれば「転職エージェント」を利用するという方法があります。

転職エージャントを使えば、ご自身の詳細データや転職希望の企業の条件などを登録することで、エージェントが希望にあった求人を紹介してくれます。

エンジニアやプログラマーの求人は非常に多いため、たくさんの求人を比較することもできます。

また、エージェントでは履歴書の書き方や面接の対策などもしてくれる場合がほとんどです。

現在、Web上にも多数の転職エージェントが存在しており、どのサービスも就職に関するサポートは非常に充実しています。

ただし、一方で転職後にはやや不安が残る部分もあります。エンジニアやプログラマーに転職する際は、プログラミングスキルの習得が必須となってきます。

しかし、転職エージェントではこれらの専門的な技術の支援は行ってくれないことが多いです。

このため、プログラミングスキルを身につけておかないと転職に成功したとしても、その後、働き始めてから苦労するかもしれません。

会社で研修などを行ってくれる場合は問題ないのですが、研修がほとんどなくいきなり現場に出るOJTを採用している場合も多いです。

未経験者でも応募可能なエンジニア求人もありますが、就職後のことを考えた場合、面接前にプログラミングスキルを身につけてからの方が不安はなくなります。

転職サポート付きのプログラミングスクールを利用する

営業職からの転職方法として、おすすめなのは「プログラミングスクール」を利用する方法です。

プログラミングスクールでは未経験者でも最短3ヶ月から、半年ほどでプログラミングスキルが身につくカリキュラムが用意されています。

テキストは専門用語の解説のついたやさしい内容になっており、メンター(講師)もいて、分からないことがあってもすぐに質問ができます。

プログラミングは独学でも習得できないことはないのですが、独学で始めた方の8〜9割が挫折してしまいます。
原因としては、プログラミングに関する本の難しさや、分からない時に質問する人がいないことなどが挙げられます。

ネットを使って調べながら、という方法も考えられますが、それだと習得までにどうしても時間がかかり大変です。
そもそも、参考書を買うにしてもどの書籍がおすすめなのかも分かりづらく、やみくもに挑戦していては資金もかかってしまいます。

必死に技術を身につけたとしても、それが古い技術だった場合、転職先で活かせるという保証がないのも怖い点です。

こういった原因を解決できるプログラミングスクールならば、学習コースの中でより確実にスキルを身につけられるのです。

また、スクールには転職サポートのついたものもあり、キャリアアドバイザーが受講生の転職希望や条件をヒアリングし、その内容にあった求人を紹介してくれます。

プログラミングスクールの転職サポートは、転職エージェントに比べてエンジニアやプログラマーへの転職に特化した求人を取り扱っています。

そのため、エンジニア・プログラマーへの転職であれば、転職エージェント以上により詳しくアドバイスをしてもらうことができるのです。

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