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転職理由の書き方は?履歴書や職務経歴書、面接で伝える際のポイントを解説

更新: 2023.04.25

転職理由は、転職活動中に書類や面接などで最もよく聞かれる質問の一つです。必ず聞かれると分かっているため、あらかじめ自分なりの回答を用意しておくのがおすすめ。

しかし、どのような言葉で伝えたらよいのか、正直に伝えてよいのかなどが気になる人もいるでしょう。

そこでこの記事では、履歴書や職務経歴書での転職理由の書き方や、面接での答え方を解説します。理由別の回答例文もいくつか紹介するので、書類作成や面接対策にぜひ参考にしてください。

企業に提出する書類への転職理由の書き方

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企業に応募する際に提出することが多い履歴書や職務経歴書などの書類は、企業の採用担当者が最初に目にするあなたの情報です。

あなたの情報や仕事への熱意ができるだけ正確に伝わるよう、細部にまで気を使って書類を作成したいものです。

まずは履歴書と職務経歴書への転職理由や退職理由の書き方を解説します。

履歴書

転職理由や退職理由は、履歴書の職歴に書くことが一般的です。しかし、ここでは理由を詳しく書く必要はありません。自身の状況にあわせて、定型文で記載しましょう。

自己都合で退職するケース

キャリアアップやスキルアップなど、本人が主体的に退職する場合は「一身上の都合により退職」と書きます。

会社都合で退職するケース

会社の経営悪化などによる退職勧奨など、会社の都合で退職する場合は「会社都合により退職」と書きます。

契約期間満了に伴って退職するケース

契約社員や派遣社員など、有期雇用契約の満了に伴い退職する場合は「契約期間満了により退職」と書きましょう。

なお、満了に伴い雇用者から期間の延長や再契約を求められたが、それを断って退職するケースにも当てはまります。一方、契約期間の満了を待たずに自主的に退職した場合は、自己都合退職となります。

職務経歴書

職務経歴書は、基本的に応募する人が自由にフォーマットや書く内容を決めることができます。

そこに転職理由を記載するかについては、特別に応募する企業からの指示がない場合は、転職理由や退職理由は書かなくてもよいでしょう。

職務経歴書とは、応募者の業務経験やスキルを整理し、まとめた書類です。このため、企業の担当者が余計な情報に惑わされずに、純粋にあなたの経歴を評価できるよう、職務経歴書に書く内容を業務経験やスキルに限定するのがおすすめです。

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企業が転職理由の内容から知りたいこと

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転職理由は、履歴書などの書類には詳細に書くことは少ないですが、面接の場でよく聞かれる質問です。

なぜ、転職活動において「転職理由」を確認したい企業が多いのでしょうか。ここからは、企業がどのようなことを知るために転職理由を聞くのかを解説します。

応募者の人柄や意欲

どのような理由であっても、転職は働く人にとって大きな決断です。

「転職をする」という決断をした背景を聞くことで、企業の担当者は応募者の人柄や仕事への考え方、次の仕事への意欲を見ようとしているのです。

つまり、転職理由について説明する際には、前の仕事への不満や問題点といった状況だけではなく、それに対して自分がどのように考え、行動したかについても話すとよいでしょう。

同じ理由で退職しないかどうか

企業にとって、人材の採用は非常にコストのかかることです。募集、書類選考、面接を経て入社が決まった後は、入社手続きや備品の手配、教育などにさらにコストがかかります。

このため、採用した人材にはできるだけ長く働いて、自社に貢献して欲しいと考えるのが一般的。

応募者が転職を決意した理由を聞くことで、また同じ理由で退職する危険性がないかを確認しているのです。

転職理由は人それぞれですが、その中でも給与への不満や社内の人間関係など、多くの人が転職理由として挙げる「よくある転職理由」があります。

詳しくはこちらの記事で紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてください。

【2024年】転職理由ランキングTOP10!退職理由や面接での伝え方も紹介

企業や業務とのマッチ度

全ての企業には、その企業特有の風土や文化、価値観、人間関係、評価体制、コミュニケーションルールなどがあります。

また、営業、開発、企画など職種の名前は同じであっても、具体的な業務内容やフローなどは企業によって異なります。

同じように、働く人も仕事や人生に対する価値観や得意不得意、経歴、スキルは人それぞれです。

つまり、ある人にとっての「良い会社」が、他の人にとってもそうであるとは限らないということ。

このため、企業は選考プロセスの中で応募者が自社の雰囲気や業務にマッチした人材であるか見極める必要があり、転職理由はその判断基準の一つとなるのです。

転職理由を記載するときのポイント

タイピング

転職理由や退職理由を書類や面接で伝える際には、読み手にあなたの考えや意欲が正しく伝わるように気をつけるようにしましょう。具体的に注意すべきポイントを解説します。

嘘をつかない

転職理由は、嘘をつかず正直に答えるのが基本。本当の転職理由を隠した状態で採用されても、次の企業でまた同じ不満を持つ可能性があるためです。

また、そもそも転職とは、業務内容や報酬、働き方などを今よりも改善するために行うもの。前の会社に何らかの不満があることは企業側も承知しています。

企業によい印象を持ってもらおうと、事実とは異なる理由を考える必要はありません。

そうは言っても、「前の会社の不平不満をありのままに伝えるのはリスクが高い」と判断し、建前の転職理由を用意した転職経験者も多いようです。詳しくはこちらの記事で紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてください。

転職理由の本音と建前ランキングTOP5!正直に話すべき理由や伝え方も解説

転職によって解決される理由のみ伝える

転職理由は正直に伝えるのが基本、と解説しましたが、自分の心のうちを全てありのままに伝える必要はありません。

転職理由として伝えるものは、転職によって解決されるもののみにしましょう。

例えば、「上司や同僚と合わなかった」「残業が多かった」といったことは、どこの会社でも少なからず起こり得るものです。

そのようなことを理由として挙げてしまうことで、企業側に「同じ状況になったらまたすぐに退職するのでは?」と疑念を持たれてしまうかもしれません。

転職理由の理由は、一つではないはずです。それらを選別し、転職先の企業でも起きる可能性があることについては、あえて「言わない」と決めましょう。

前向きな言葉で伝える

転職理由を伝える際には、伝え方も重要です。

友人など身近な人に話すときのように「◯◯が嫌だった」といった、ネガティブな表現で説明すると、企業にあなたが後ろ向きな理由で転職を決めたという印象を与えてしまいます。

例えば、「ルーチンワークが多くてつまらなかった」が転職理由である場合には「もっと自分のスキルを生かして働きたい」というように、ポジティブな言葉に言い換えましょう。

志望動機やキャリアプランと一致させる

企業の採用担当者が書類や面接で見ているのは、転職理由だけではありません。これまでの経歴、スキル、志望動機、キャリアプランなど、様々な要素から、あなたが自社にマッチしているかを判断します。

このため、面接などの場で話す内容には、一貫性があることが重要です。

例えば、「スキルアップしたい」という理由で転職を決意した人が、前の会社とほとんど同じスキルが求められる職種に応募していると、違和感を持たれる可能性があります。

自己分析やキャリアの棚卸しを行い、転職活動の軸をしっかりと定め、どのような問いに対しても一貫性のある回答ができるようにしましょう。

【理由別】転職理由の例文

面接などで転職理由を質問された場合には、簡潔に答えることを意識しつつ、「転職が現時点でベストな選択肢である」と相手が納得できるように状況を具体的に説明する必要があります。

ここから、転職理由の回答例文を転職理由別にいくつか紹介します。

給与や報酬に不満がある

【例文】
転職を決めたのは、より自分の頑張りや成果が評価される環境で働きたいと考えたからです。

前の会社では、役職によって報酬が固定されており、ノルマ達成によるインセンティブなどがなく、より高い成果を挙げるための自己研鑽の意欲を高く持つのが難しい状況でした。

成果主義で、高い成果を挙げれば若手にも昇給のチャンスがある御社で、より自身のスキルアップに励み、御社の売上に貢献していきたいと思います。

【解説】
「給与が低い」と直接的に言ってしまうと「仕事=お金稼ぎの手段」という印象が強くなってしまいます。頑張りに応じた報酬が欲しい、評価される環境でより一層自己研鑽に励みたいといった、前向きな言葉で説明すると良いでしょう。

勤務時間や残業が長い

【例文】
自分自身がより高いパフォーマンスが発揮できる環境で仕事をしたいと考え、転職することに決めました。

前の会社では業務フローが複雑で、また社員に対する仕事の全体量も多かったので、足りない時間を残業や休日出勤でカバーすることが普通でした。無駄な業務や非効率な業務フローの見直しを提案しましたが、「昔からこうだから」といった理由で変えることが難しい状況でした。

長時間労働による疲れから小さなミスをしてしまうことが増え、最大限のパフォーマンスを発揮できていないと感じるようになりました。

社員が互いに意見を出し合い、その時々の状況に最も適したやり方で業務を進める文化を持つ御社で、私が持っているスキルを発揮しつつ、さらなる自己研鑽にも励みたいと考えています。

【解説】
残業や休日出勤などの長時間労働は、どの企業でも少なからずあります。「長時間労働がつらかった」というネガティブな言葉は、「より効率的に仕事がしたい」「自己研鑽にあてる時間を確保したい」などのポジティブな言葉に言い換えるとよいでしょう。

スキルアップ・キャリアアップしたい

【例文】
挑戦できる環境で、より自分のスキルを高めたいと考え、転職を決意しました。

今の会社は歴史が長く、古くから付き合いのある取引先が多くあります。業務のノウハウが多く蓄積されている一方で、「いつも通りに」「マニュアル通りで」といった業務が多く、業務を通して新しいことを経験することが難しい状況でした。

今後は、事業拡大を続ける御社で、これまで培ってきた業界知識とノウハウを活かしながら、◯◯やXXなどにスキルを広げていきたいと考えています。

【解説】
仕事とは、企業や社会に対して価値を提供するものであり、働く個人にとっての学びの場ではありません。「学びたいから」といった個人的な理由ととられてしまわないよう、あなたが今持っているスキルや、スキルアップすることで応募企業にどのようなメリットがあるのかを伝えることが大切です。

会社の方針に不満がある

【例文】
よりクオリティの高い製品を世の中に届けたいと思ったためです。

今の会社では、新商品の企画や開発に多くの力を注いでいます。一方、既存商品に割けるリソースが限られており、お客様からのご要望やご意見に答えることが難しい状態です。上司に既存商品の改善の必要性や意義を訴えましたが、会社の方針だからと受け入れられませんでした。

お客様の最高の体験を提供するために1つ1つの商品を磨き上げる文化を持つ御社で、商品の品質向上に貢献したいと考えております。

【解説】
「会社の方針に不満がある」という言葉は、「◯◯という目標に向かって仕事をしたい」という言葉に置き換えることで、前向きな印象を与えられます。なぜ会社とは異なる方向性を持っているのかなど、具体的な背景を補足するとよりよいでしょう。

転職理由の書き方まとめ

転職理由は、企業が応募者の仕事に対する考えや、企業や業務へのマッチ度を知るための重要な質問です。

転職をするからには、前職に何かしらの不満があることは確かですが、不満をそのままネガティブな言葉で話すのではなく、前向きな言葉で説明するように心がけましょう。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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