一年の始まりに考える「新年の抱負」。
家族で考えるだけでなく、学校や職場の恒例行事になっていることもあります。
しかし、いきなり新年の抱負を考えようとしても、どんなものにすればいいのか迷ってしまうもの。
そこでこの記事では、あなたにとってベストな新年の抱負を考えるコツや、抱負を達成するためのポイントを紹介します。
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あなたにとってベストな新年の抱負を考えるコツ
早速、新年の抱負を考えるコツを紹介していきます。
少し難しく感じるかもしれませんが、やるべきことはとてもシンプル。以下に沿って考えてみましょう。
具体的なテーマを決めて漠然としたものにしない
極論、新年の抱負はどんなものでも構いません。あなたがやりたいこと、達成したいことを自由に掲げてください。
しかし、あまりにも漠然としすぎる抱負だと、達成のために何をするべきかあなた自身がわからなくなってしまいます。
例えば
・好きなことをやる
・充実した毎日を過ごす
・健康的に過ごす
もちろんこれらを新年の抱負としても問題ないのですが、少々具体性にかけます。
もし具体的な抱負にするなら、
・昨年趣味として始めたピアノを今年も継続する
・家族や友人と遊ぶ時間を作る
・毎日7時間以上睡眠をとる
などにしてみます。こうすれば、達成のために何をすればいいのかわかりやすくなるでしょう。
数字を入れると具体性が増す
抱負の中に数字も入れると、さらに具体性のある抱負になります。
先ほど例に挙げた3つの目標に、数字を入れてより具体化してみましょう。
・昨年趣味として始めたピアノを週1回、1日3時間以上練習する
・週に10時間以上は家族・友人と遊ぶ時間を作る
・毎日7時間以上、十分な睡眠をとって遅刻を0回にする
自分だけでなく、他の人が見てもわかる具体的な抱負になりました。
もしあなたが会社や学校などで抱負を自分以外の人にも見せる時は、これくらい具体性を持たせた方が伝わりやすくなるでしょう。
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今の自分より少し背伸びしたゴールに設定する
抱負は、今の自分が少し頑張ったら達成できそうなゴール設定にするのがコツです。
あまりにも簡単に達成できるものでも、達成が現実的でないものでもいけません。「少し背伸びしたくらい」がポイントです。
まずは5〜10%くらいの成長を目指して設定してみてはいかがでしょうか。
この数字もどんな抱負を設定するかによって変わります。もし毎日のように行う仕事での成長を抱負とするなら、5〜10%ではハードルが低すぎるかもしれません。
反対に、週1回や月1回しかできない趣味などを抱負とするならば、5〜10%でも十分な成長と見ていいでしょう。
短期・中期・長期と分けて考えてみる
新年の抱負を考える際は、1つではなくいくつかに分割して考えるのもおすすめです。
簡単な方法としては「短期・中期・長期」とそれぞれ達成したいことを考えてみるというもの。
短期・中期の目標をこなすことで、長期的な目標を達成できるように紐づけて考えるのがコツです。
1年を通してこなしたい抱負(長期的な抱負)だけを考えても、それまでの過程ややるべきことがイメージしにくいです。
より具体的にしたり、抱負を細かく分割したりすることで何をすればいいかが見えてきます。
具体的な例としては、
・新年の抱負「1年で10kg痩せる」(長期的な目標)
・そのために「6月までに5kg痩せる」(中期的な目標)
・そのために「1ヶ月で1kg痩せるペースを作る」(短期的な目標)
「長期的な目標を達成するための中期的な目標」「中期的な目標を達成するための短期的目標」と考えていくと、新年の抱負を分割しやすくなります。
今年のイベントと絡めて考える
すでに決まっている予定があるのなら、それを抱負に組み込んでみるのもいいでしょう。
例えば、
・4月にある友人の結婚式までに5キロ痩せる
・10月にある自分の誕生日にアメリカへ旅行するので、お金を貯める
・クリスマスイブまでに恋人を作る
自分に直接関わるイベントでも、そうでないものでも構いません。「いつまでに達成する」という明確な期日を作るのがコツです。
大きなイベントを期日にするほど、抱負を達成しようという意識も強まるでしょう。
去年達成できなかったことを抱負にする
もしあなたが去年達成できなかった抱負があるのなら、それを今年の目標とするのもいいでしょう。
特にどうしても達成したい目標であれば、ぜひリベンジしてみてください。
ただ、去年と全く同じ目標だと結果が変わらない可能性もあります。少し工夫してみましょう。
達成できなかった理由を分析して抱負に組み込もう
抱負を達成できなかったのには、何か理由があるはずです。その理由を分析して、新年の抱負に組み込みましょう。
こうすることで、達成できる確率が高まります。
原因として考えられる例は、以下が挙げられるでしょう。
・モチベーションが続かなかった
・抱負のハードルが高すぎた
・何となく考えた抱負だったので、途中で忘れてしまった
・体調や環境の変化から達成できなかった
周りの人からの評価を参考にする
「いくら考えても抱負が決まらない…」という方は、これまでに周りの人からもらった評価を思い返してみてください。
その中で「自分はこの部分を伸ばした方がいいんだ」と感じたものはありませんか。それが抱負に最適なのです。
自分のことは自分が一番よくわかっているようですが、意外と気づいていない部分があるもの。その部分を知るためには、客観的な意見を参考にするべきです。
周囲の人の意見を参考に決めた抱負を達成できれば、あなたですら知らなかった弱点を減らしたり、得意分野をさらに伸ばしたりすることにつながるでしょう。
そもそも抱負ってなに?目標とは違うの?
ここまで新年の抱負を考えるコツを紹介してきました。
実際に感が始めると「そもそも抱負と目標は別物なのか」という疑問が浮かんでくるかもしれません。
抱負をより考えやすくするために知っておいた方がいいでしょう。
簡単に抱負と目標の違いについて説明しておきます。
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意味の違いはあるが考えすぎる必要はない
まず「抱負」の意味を調べてみます。
【抱負】
心の中にいだいている決意や志望
引用:goo辞典
続いて「目標」の意味を調べてみます。
【目標】
1.そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。「島を目標にして東へ進む」
2.射撃・攻撃などの対象。まと。「砲撃の目標になる」
3.行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。「目標を達成する」「月産五千台を目標とする」「目標額」
引用:goo辞典
抱負は「心の中にある意思や決意」、目標は「実際に目指すべきもの、指標」といった意味の違いがあります。目標の方がより具体的に落とし込んでいるイメージです。
ただ、新年の抱負を考える時はここまで深く考えて区別する必要はないでしょう。「自分が成し遂げたいこと」であれば、どのようなものでも構いません。
新年に掲げた抱負を達成するポイント
新年の抱負は決めるだけでは不十分。
達成に向けて行動をスタートして初めて意味を持ちます。
せっかく考えた抱負をそのままにしておくのは、あなたが成長するチャンスを逃すことにもなりかねません。
以下のポイントも参考に、達成を目指しましょう。
よく見るところに抱負を記しておく
もしあなたが「去年も抱負を考えた」としたら、その抱負は何だったか覚えていますか。
新年の抱負達成の最大の敵が「抱負を忘れてしまう」ことです。
1年を振り返ってみるだけでも、いろんな出来事があるもの。そんな中で、1年の最初に掲げた抱負は記憶の片隅に追いやられがち。
忘れないようにするためには、よく見るところに抱負を記しておくのがおすすめです。
例えば、
・メモ帳
・パソコンのデスクトップ
・家の壁(張り紙をする)
など。日常でよく見るところに抱負があれば、忘れてもすぐ思い出せるはず。達成するまで消さないようにしてください。
小目標を用意する
先ほど「新年の目標を短期・中期・長期で考える」と解説しました。それに似ていますが、小目標を作って、それを順番にこなしていくことも抱負の達成につながります。
小目標の数はいくつでも構いません。極端な話、1日1個目標を用意してもOK。
小さな目標でもうまくできれば達成感が生まれ、前向きな気持ちで取り組めるようになります。
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達成に近づいているか都度振り返る
抱負の達成に向かって日々近づけているか、振り返りも忘れずに行いましょう。
この時も小目標を設定しておくと役立ちます。
小目標すら達成していない、あるいは達するペースが遅くなっているなら、中長期的な目標達成も危うくなりがち。
進捗をメモし、視覚的にどれくらい目標に近づいてるかがわかると振り返りが楽になります。
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達成できた時のご褒美を用意する
ある物事を継続するためには、その目的だけでなくメリットやご褒美を用意しておくと効果的。俄然やる気が出てくるものです。
新年の抱負も同じように、達成した時のご褒美を用意してみてはいかがでしょうか。
例えば、達成できたら…
・高級焼肉店へ行く
・欲しいゲームを買う
・休みを取って旅行する
どうでしょう、達成しようという気持ちになってきませんか。
ご褒美は、あなたがやる気になれるものであれば何でも構いません。
あるいは達成できなかった時のペナルティを用意する
達成できた時のご褒美があることよりも、達成できなかった時のペナルティがある方が頑張れるというタイプの人もいます。
自分がそうだと感じるならば、ペナルティも用意しておきましょう。
例えば、新年の抱負が達成できなかったら…
・友人に自腹でお寿司をおごる
・始業より1時間早く出社を2週間続ける
・職場での来年の忘年会幹事をやる
どうでしょう、達成しようという気持ちになってきませんか。
自分一人だとこのようなペナルティすらサボってしまうかもしれません。そうならないために、友人や職場の同僚、上司と約束を交わしておくのもおすすめです。
時には下方修正も検討
年が明けた時点では、今年どんなことが起きるかわかりません。
その段階で考えた新年の抱負は、どうしても達成できない可能性があります。
体調を崩してしまったり、仕事や生活環境が変わったりがあると、考えた計画通りには進まないものです。
どうしても達成が難しい場合は、抱負の下方修正も検討してみてください。
少しハードルを下げてでも「達成すること」さえできれば、自信につながります。今年できなかった分は、来年の抱負にしましょう。
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2024年におすすめな新年の抱負とは?
ここまで紹介してきた新年の抱負を考え、達成するためのコツ。それでもやっぱり思いつかないという方。
ご安心ください。「これさえあれば失敗なし!おすすめな新年の抱負ネタ」を次の記事で紹介しています。
本当なら、新年の抱負は自分の力で考えるのが理想的。しかし長い人生、抱負の思い浮かばない年が1年2年あっても不思議ではありません。
特に、学校や職場で考えるときは時間も限られているでしょうから、じっくりいいネタを考えるのも難しいはず。
そんなときにお役立ていただきたい記事です。
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