「転職の入社初日は何をする?」
「明日、転職初日で失敗しないか少し怖い」
「転職初日はどのような流れなのか気になる」
転職初日は新しい日々の始まり。緊張やドキドキで不安なことも多いでしょう。
そんな中、入社初日を迎えるまでの期間に「準備しておくべきことってなんだろう?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、転職初日までにやるべきこと・準備すべきこと・転職初日の流れ・失敗をしないコツなどを紹介します。
転職で入社初日を迎える方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職初日までに必ずやるべきこと
転職初日までに必ずやるべきことは以下のとおり。
- 服装や髪型など身だしなみを整える
- 持ち物を確認する
- 出社時間と場所を確認
最低限のことですので、面倒臭がらず一つ一つチェックしましょう。
服装や髪型など身だしなみを整える
第一印象はとても重要です。まずは転職初日までに、スーツをクリーニングに出したり、靴やカバンの汚れをチェックしたりしておきましょう。
ポイントとして抑えておきたいのは「清潔感」です。髪型がボサボサだったりヒゲが中途半端に伸びていたりすると汚らしい印象を与えてしまうので要注意。
服装だけでなく、髪型を整えておくことも大切です。
また、企業によってはスーツ不要な場合もあるので、事前に転職先の職場で連絡が取れる方に確認しておきましょう。
私服でよいと言われた場合も、清潔感を意識したオフィスカジュアルが基本。汚れやシワが目立つ服装やオフィスにそぐわない派手な色のシャツなどは厳禁です。
持ち物を確認する
持ち物の確認もしっかりと忘れずにしてください。会社から指示されたものをカバンに入れたか、前日と出勤前には必ずチェックしましょう。
初日から忘れ物をしてしまっては印象が悪くなってしまいます。また、たとえ必要でなくとも、筆記用具やノートは用意しておくと間違いありません。
なにか覚えなくてはいけないことがあった時に、すぐメモを取れるようにしておくことで、あわてることもなくなります。
菓子折りの持参は必要なし
菓子折りの持参は、基本的には必要ありません。職場の規模感が分からない場合、菓子折りをどれくらい持っていけばよいか分からないと思います。
ただし、職場の規模が小さく社員数を把握しているならば、社員の方と話が弾むように菓子折りを持っていくのもよいでしょう。
出社時間と場所を確認
出社する時間と場所は何度も確認しておきましょう。一度確認しただけでは、なにか別の予定で行く場所や時間と混同してしまい、勘違いしている可能性もあります。
出社場所を確認する際は、実際に行ったことがないのであれば、Googleマップなどの地図アプリで詳細な場所の確認をしておきましょう。
そして、必ず前日にはもう一度場所と時間を確認し、早めの出勤を心がけて下さい。
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転職初日までに準備しておきたいこと
転職初日までに準備しておきたいことは以下の通り。
- 挨拶や自己紹介を考える
- 転職する会社に関する情報収集
- 業務知識の予習
必ず準備しておかなければいけないわけではありません。それでも、準備しておくと緊張が和らぎ、当日を落ち着いた気持ちで迎えられるでしょう。
緊張しがちな性格の人や、すぐにあわててしまう人は、できるだけ準備するのがおすすめ。
挨拶や自己紹介を考える
入社初日は、入社式や職場に移動したタイミングなどで、挨拶や自己紹介をする機会が必ず設けられています。
事前に何を話すのか考えておいて、急に振られても対応できるようにしましょう。前職での経験や趣味などを挟みつつ、簡潔な自己紹介でまとめてください。
なんとなくで準備していったところ、頭が真っ白になって全然うまく喋れなかったというケースも多くあります。
最低限、前職の仕事内容と経歴はスムーズに答えられるようにしておきましょう。
また、過度にウケを狙ったり、変わりすぎている趣味などを初めての自己紹介に盛り込むのは、受け入れられない恐れもあるので、余程自信がない限りは控えておくのが無難です。
転職する会社に関する情報収集
転職する会社の就業規則や職場のルール、取り扱っている製品などを把握しておくことで、事前に心の準備ができます。
また、転職先の会社のことはもちろん、業界や競合他社についても調べておくことで、仕事の理解度が深まり、スムーズに仕事に取り組めます。
業務知識の予習
業務に関する説明や資料を渡されている場合には、しっかりと読み込んで予習しておきましょう。
また、業界未経験の方は新しい職種に対する基礎知識も身につけておくと、しっかり予習してきたと関心され、上司からの評価が上がることもあります。
転職初日の1日の流れ
転職初日の一般的な流れは以下のとおりです。
- 出社
- 配属先の部署に移動
- 直属の上司の指示に従う
- 入社の挨拶
- 入社手続き
- 業務の準備
- 所属部署の仕事に参加
- 引き継ぎを受ける
- 退社
会社によって異なりますが、ここでは一般的な転職初日の流れを解説していきます。
出社
当然のことですが遅刻は絶対にNGです。初日から遅刻してしまうと印象が最悪なうえに、今後の職場での立場にも影響がでてくる可能性があります。
はじめての出社日は、道に迷うことや電車遅延など、予期せぬトラブルが起こることを想定し、余裕を持って家を出てください。
早く到着しすぎた場合は会社のすぐ近くで待つのではなく、少し離れた喫茶店や公園などで気持ちを落ち着かせて待つとよいでしょう。
配属先の部署に移動
会社に到着し、配属先の部署に移動した際には、出社してくる上司や同僚に自分からすすんで挨拶をしましょう。
のちほど全体に向けた挨拶があるからといって、なにも挨拶をしないのはNGです。きちんと個別に目を見てしっかり挨拶をするよう心がけましょう。
直属の上司の指示に従う
直属の上司が出社していたら、挨拶をしてから指示に従って下さい。上司から同僚の紹介をされたり、自分が使うデスクやロッカーなどの説明があったりするでしょう。
ここでは、上司からの説明を聞いてできるだけ覚えることに注力して下さい。
入社の挨拶
入社の挨拶として、全体の定例会や朝礼などで簡単な自己紹介を求められることがあります。
あまりダラダラと長い時間話すのではなく、できるだけ簡潔に自己紹介を行って下さい。その際、盛り込んでおきたいポイントは以下の4つです。
- 名前
- 経歴
- 会社の印象や魅力に感じたこと
- 謙虚なアピール
しっかりと自己紹介の準備をしておくことで、伝えたいことがうまく話せるので、自分のことを印象付けられるでしょう。
以下に例文を紹介します。
入社の挨拶例文
ここでは、経験者として転職をした場合と、未経験から転職した場合の2つの例を紹介します。
【経験者】
「おはようございます。本日からお世話になります○○(氏名)と申します。前職では○○業界で○○職として○年ほど従事しておりました。
こちらの会社は世の中の先を見据えて新しい取り組みにも果敢にチャレンジしている会社で、信念を持ったプロダクトを追求していると感じでいたので、入社することができて本当にうれしく思います。
これまで培った○○の経験を活かし、即戦力として会社の成長に貢献し、活躍できるよう努力していきます。
慣れるまで皆さまにはご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
【未経験者】
「おはようございます。本日からお世話になります、○○(氏名)と申します。○○県出身の○○歳で、前職では○○業界で○○職として○年ほど従事しておりました。
こちらの会社は世の中の先を見据えて新しい取り組みにも果敢にチャレンジしている会社で、信念を持ったプロダクトを追求していると感じでいたので、入社することができて本当にうれしく思います。
未経験の職種としての入社ということで、皆様にはご迷惑をおかけするかと思いますが、これまでの○○といった経験を活かし、一生懸命頑張りますのでぜひよろしくお願いいたします。」
入社手続き
入社にあたって必要となる書類の記入や備品の確認など、事務手続きを行います。年金手帳や雇用保険受給資格証など、企業によって必要なものを提出。
また、打刻の方法を教えられる場合もあれば、パソコンの貸与の手続きなどをこの時間で進めてしまう場合もあります。
入社後に研修を行うケースも
大手企業に多いのが、入社後に業務に関する研修を行うといったケースです。中途採用であっても、1ヶ月ほどの研修期間を設ける企業もあります。
新卒とは違い、即戦力となることを期待されていることを忘れず、研修期間でしっかりと業務に必要なことを覚えましょう。
業務の準備
業務用のPCの設定を行います。指示に従ってあわてず進めていって下さい。
メールアカウントなどの必要なアカウントが払い出された場合には、それらも漏れがないよう忘れずに設定しましょう。
所属部署の仕事に参加
入社後の研修が特に無いのであれば、初日から所属部署の仕事に参加するでしょう。
そしてその部署のリーダーから、これから自分が担当する仕事の割り振りが行われ、内容の説明をされる流れとなります。
業務準備も仕事への参加もない場合には
業務準備も仕事への参加もなく、特にやることがないということも考えられます。
そういった場合は、まわりの方の顔や名前を覚えたり、わからないことを質問しましょう。
待っているだけではなく、積極性を持って行動することが大切です。ただし、明らかに忙しくしている人への質問は避けたほうがよいでしょう。
引き継ぎを受ける
前任者と入れ替わりで入社する場合には、初日から引き継ぎがはじまる場合もあります。その際、不明点は積極的に聞く姿勢が大切。
この引き継ぎのタイミングで疑問点を分からないままにしてしまっては、後々困ってしまうのは自分自身です。
また、挨拶まわりに行く場合も精一杯の対応を心がけましょう。
退社
自分のやるべきことが終わると、ヒマになってしまう場合があります。まだ他の業務ができないのでヘタに動くこともできない状態になってしまうのです。
そのような場合、定時であれば帰っても間違いではないのですが、ひと声同僚か上司に声をかけるべきでしょう。
なにかしら覚えて欲しい業務があるかもしれません。初日は勤務時間が少し伸びても仕方がない、といった心持ちで働くほうがよいでしょう。
転職初日にありがちな悩みや不安
ここでは、転職初日にありがちな悩みや不安とその解消法を4つ紹介します。
- お昼ごはんをどこで誰と食べたらよいのかわからない
- 放置されたことで今後が心配になった
- 同僚が冷たく感じる
- 実際に入社したらイメージが違った
お昼ごはんをどこで誰と食べたらよいのかわからない
上司や同じ部署の方に、自分からお昼ごはんをご一緒したいというのは、転職初日ということもありなかなか言い出せないかもしれません。
そういった場合は「〇〇さんはお昼はどこで食べますか?」「この辺でおすすめのお店ありますか?」など、質問をしてみましょう。
すると、自然な流れでランチに誘ってもらえたり、社員の方々とテーブルを囲んで楽しく食事を楽しめるはずです。
あなた自身1人で食べることが好きだとしても、まだ同僚のことをよくわかっていないうちは、積極的に声をかけて関係を築いていくのが得策でしょう。
放置されたことで今後が心配になった
転職初日なので気合を入れて出社したら、周りから放置されたという経験がある方も多いです。しかし、不安になる必要はありません。
周りの社員は業務がはじまったら教えていけばよいと考えていて、通常業務を行っているだけの可能性が高いです。
もしも心配であれば、現状の自分でも手伝えそうな業務を積極性にこなしましょう。決して期待されていないなどと不安になる必要はないのです。
同僚が冷たく感じる
まわりの同僚に質問をしたり、話しかけたりしても反応が薄く、「親身になって教えてくれない」と感じる人もいるでしょう。
しかし、まわりはただ仕事に追われているだけの可能性があります。また、新卒ではなく中途採用なので、当然できるものと思われている場合も。
まだ出会ってばかりの人が、どういった業務をしていてどんな性格をしているかなどわからないのが当たり前なので、そこまで気にする必要ないでしょう。
実際に入社したらイメージが違った
入社した会社が、期待したイメージとは異なっていてがっかりすることもあります。そのような時もしばらくは様子を見ましょう。
初日で結論を出すのは時期尚早です。「業務内容が簡単過ぎる」という場合には、はじめだから上司も実力を測っているのかもしれません。
転職初日で失敗をしないためのコツ
転職初日の印象は、これから働いていくうえでとても大事です。
「緊張から何も話すことができなかった…」といったことになってしまうと、暗い人だと判断される可能性もあります。
また、中途採用で入社した場合、周りの人達はあなたのことを、キャリアがあり仕事のできる人だと勝手に判断してしまっている場合も。
ここでは、転職初日で失敗をしないためのコツを8つ紹介します。
- 緊張のほぐし方を押さえておく
- まわりと打ち解けるように心がける
- 顔や名前を覚えるようにする
- わからないことは自分から聞く
- 教えてもらったことはメモする
- 年下の上司・先輩への敬意は忘れない
- 職場の文化を理解する
- 失敗してもいちいち落ち込まない
緊張のほぐし方を押さえておく
転職初日までの期間や入社当日は、どうしても緊張してしまうもの。
緊張が続いてしまうと、用意した挨拶をど忘れしてしまったり、ネガティブな感情も湧き上がってしまうかもしれません。
こうした時は、緊張のほぐし方を押さえておくことが重要。
転職初日までの期間は、体を動かしたり好きな音楽を聞いたり映画鑑賞をして、リラックスして過ごすのがおすすめ。
また入社当日は、深呼吸したりうまくいった時のイメージを思い浮かべたりして、緊張をほどいてみましょう。
まわりと打ち解けるように心がける
自分から積極的にコミュニケーションを取りにいくことで、まわりの人達と打ち解けられるように心がけましょう。
基本的に単独行動はとることのないように気をつけるのが大切。ただし、あまりにも頑張りすぎて空回りしないよう注意しましょう。
顔や名前を覚えるようにする
職場の人の顔と名前を覚えるようにしましょう。誰しも名前を覚えてもらえることは嬉しいことなので、名前を呼ぶことで相手との距離がグッと縮まります。
覚えるのが苦手な人は、声をかける時に相手の名前を意識して呼びましょう。はじめであれば、間違えてたとしても笑って許してもらえます。
わからないことは自分から聞く
職場の人も、あなたがなにを教えて欲しいのかまではわからないので、わからないことがあれば自分から聞きにいきましょう。
仕事のことでも社内ルールでも、はじめのうちはわからなくて当たり前のことがたくさんあるので、どんどん質問していきましょう。
教えてもらったことはメモする
教えてもらったことは簡単なことでもできるだけメモを取るようにしましょう。同じことを何度も聞くのは失礼になるだけでなく、あなたの評価も下がってしまいます。
また、転職初日だから教えてもらって当たり前という態度はよくありません。感謝の気持ちを持って謙虚な姿勢で教わることが大切です。
年下の上司・先輩への敬意は忘れない
年下でも上司は上司であり、また、役職があなたより下でも先輩は先輩です。
立場や年齡関係なく教えてもらうことはたくさんあるので、敬意を持って接することを忘れないようにしましょう。
職場の文化を理解する
マニュアル化されていないルールや流儀は、職場によってさまざまです。以前の職場とは全く違うルールが決められていて戸惑ってしまう可能性も大いにあります。
そういった時は、「前の職場ではこうだったから」と拒否するのではなく、受けとめることに尽くしましょう。早めにその文化に慣れることで仕事もしやすくなります。
失敗してもいちいち落ち込まない
はじめは誰もがわからないことだらけであり失敗もしてしまいます。そんな時はいちいち落ち込まずに、初日から積極性を持てた自分を褒めてあげましょう。
万が一、初日から大きなミスをしても、これからの勤務生活でいくらでも挽回できます。
まとめ:転職初日は平常心で臨もう
転職の入社初日で不安な方に向けて、転職初日までにやるべきこと・準備すべきこと・転職初日の流れ・失敗をしないコツなどを紹介しました。
転職初日までは、とにかく緊張と不安で一杯だと思います。そして、それは転職先の職場の方も同じ。不安な気持ちはみんな一緒なのです。
緊張して何か失敗してしまわないか不安かもしれません。本記事で紹介した失敗しないコツを参考に、平常心で新しい職場へ出社しましょう。
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はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら