プログラミングの勉強や力試しとしておすすめなのが、やはりプログラミング問題を解くことです。
そこで本記事では、プログラミングの問題が解けるサイト&本のおすすめ、解いた後にやることなどを解説します。
この記事の目次
プログラミング問題を解くメリット
本章では、プログラミング問題を解くメリットを6つ紹介します。
演習問題に挑戦できる
1つ目は、演習問題に挑戦できることです。
プログラミングを習得するコツは、とにかくコーディングを繰り返して体で覚えることです。
演習問題は、実際に想定されるプログラミング上の課題が出題されやすく、コーディングに近い実践形式で学べます。
したがって、演習問題を通してプログラミング力が養える点でメリットといえるでしょう。
問題解決能力を養える
2つ目は、問題解決能力を養えることです。
問題解決能力とは、目の前にある問題や課題を分析して原因を究明し、解決策を練って実行に移せる能力のことです。
ビジネスでは、大小さまざまな問題と向き合うことが多いため、問題解決能力はあらゆるビジネスパーソンに求められます。
そのため、エラーの原因やシステム設計などのプログラミング問題を解くことで、論理的思考を育みビジネスにも通用する問題解決能力の習得につながるでしょう。
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自分の弱点が分かる
3つ目は、自分の弱点が分かることです。
自分の弱点が分かれば、間違えた分野を重点的に復習して、効率的にプログラミング学習を進められるでしょう。
プログラミング学習では、短期間で効率よく勉強を進めるのがコツなので、自分の弱点を把握しておくのは重要です。
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スキマ時間を活用できる
4つ目は、スキマ時間を活用できることです。
試験形式の問題であれば、スマホやタブレット端末を使って手軽に解けます。
そのため、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を有効活用するなら、試験形式のプログラミング問題を解いてみましょう。
環境構築が不要
5つ目は、環境構築が不要なことです。
プログラミング問題をまとめているWebサイトの中には、ブラウザで実行結果を確認できるサービスもあります。
例えば、「Progate」というプログラミング学習サービスでは、ブラウザでコードを書いて結果を確認できる、オリジナルのプラットフォーム上で学習します。
環境構築は、プログラミングで挫折する要因の1つでもあるので、このような学習サービスもうまく活用しましょう。
モチベーションが上がる
6つ目は、プログラミング学習に対するモチベーションが上がることです。
プログラミング学習では、専門用語の多さや度重なるプログラムエラーなどで、勉強のモチベーションが下がることも多いです。
そのため、プログラミング問題が解けたときの達成感は大きく、学習が継続しやすくなるのもメリットだといえるでしょう。
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プログラミング問題を解く際の注意点
本章では、プログラミング問題を解く際の注意点を3つ紹介します。
コーディングで解く
1つ目は、コーディングで解くことです。
受験勉強のように座学でやるよりも、パソコンにプログラムを入力して実行結果を確認しながら問題を解く方が、プログラミング力が身につきます。
ちなみに、環境構築が手間なら、「Ideone」や「paiza.IO」などのオンラインコードエディタで代用するのがおすすめです。
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課題形式の問題を解く
2つ目は、課題形式の問題を解くことです。
試験形式の問題は、短時間でサクサク問題を解ける反面、実践的な力にはつながりにくいため、あまりおすすめできません。
一方で、課題形式は1問あたりにかける時間が増える反面、コーディングで解く実践形式が多いため、プログラミング力が鍛えられます。
そのため、アプリ開発やエンジニア転職を目指すなら、課題形式の問題を活用しましょう。
問題を解いて満足しない
3つ目は、問題を解いただけで満足しないことです。
プログラミング学習の目標・ゴールは、システムエンジニアになること、スマホアプリを開発することなど、人それぞれにあるはずです。
そのため、ひととおり問題を解いた後は、本来の目標・ゴールの達成に向けて、早めに次のステップに進みましょう。
ちなみに、問題を解いた後にやることは、こちらの「プログラミング問題を解いた後にやること」でも解説しているので、参考にしてみてください。
プログラミングの練習問題を解けるサイト
本章では、プログラミングの練習問題を解けるサイトを7つ紹介します。
paizaラーニング
出典元:Paiza
「paizaラーニング」は、動画学習とブラウザ上での演習問題でプログラミングを学べる、オンライン学習サービスです。
学べる言語は、HTML/JavaScript/Python/Ruby/Javaなどです。
また、就職・転職サービスも兼ねており、本サービスを通して学習を重ねることで、IT企業からスカウトが届くこともあります。
paizaラーニングの学習内容や使い方の詳細は、関連記事で解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
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Quest
出典元:Progate
「Quest」は、「Progate」内の期間限定コンテンツで、自分のプログラミング知識を活かせる実践的な問題に挑戦できます。
2021年7月末時点で提供されている問題は、「コードリーディング」と「アルゴリズム」の2種類で、今後もアップデートが加わる可能性があります。
本サービスは、アカウント作成後に無料で挑戦できるので、力試しに挑戦してみてください。
AIZU ONLINE JUDGE
出典元: University of Aizu
「AIZU ONLINE JUDGE」は、会津大学が開発・運営している、プログラミングのオンライン採点システムです。
プログラミング問題の解答となるコードを提出すると、正誤や効率性などを即座に判定します。
言語は、JavaScript/Python/Ruby/Java/C#/C++などから選択できます。
また、正解数などのさまざまな基準から、ユーザーランキングも公開しており、競争意識やモチベーションアップにつながるでしょう。
HackerRank
出典元:HackerRank
「HackerRank」は、無料で参加できるエンジニアのスキルチェックサービスで、世界中のエンジニアと競いながら問題を解けます。
また、問題を解くだけでなく、ディスカッションスペースで世界中のエンジニアと交流したり、ノウハウを共有できるのも魅力です。
さらに、プログラミングコンテストも定期的に開催されており、積極的に参加することでモチベーションも高まるでしょう。
北ソフト工房
出典元:北ソフト工房
「北ソフト工房」は、テキストベースで文法が学べる、無料のプログラミング学習サイトです。
言語は、Java/C言語/C#/VB.NETなどから選択できます。
練習問題は、「Hello World」を表示させる入門レベルから、すごろくやゲームを開発する応用レベルの問題まで、豊富に用意されています。
PyQ(パイキュー)
出典元:株式会社ビープラウド
「PyQ(パイキュー)」は、Pythonに特化したプログラミング学習サービスで、入門レベルから実務レベルまでカバーしています。
学習内容は豊富で、Web開発・機械学習・データ分析・スクレイピングなどから選択でき、プログラミング問題は1000問以上も用意されています。
本サービスは有料なので、まずは7日間の無料体験から始めるのがおすすめです。
基本情報技術者試験ドットコム
出典元:基本情報技術者試験ドットコム
「基本情報技術者試験ドットコム」は、基本情報技術者試験の試験問題をまとめている無料学習サイトです。
資格試験の試験問題が中心で、プログラミング問題についてもJava/Python/C言語などから一部出題されています。
プログラミングを含む情報処理全般を学べるため、IT知識を養う場として活用できるでしょう。
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プログラミング問題集がある本
本章では、プログラミング問題集がある本を5つ紹介します。
4つの言語で解ける 実践プログラミング問題集―C, C++, Java, Python
本書は、C言語/C++/Java/Pythonの4つの言語で問題解決を通して、文法やアルゴリズムを学べる1冊です。
プログラミング問題は、条件分岐やループ処理などの基礎的なものから、発想力が必要な演習問題まで用意されています。
単純なプログラミング知識だけでなく、思考力や発想力が養えるという点でもおすすめです。
世界で闘うプログラミング力を鍛える本 ~コーディング面接189問とその解法~
本書は、GoogleやAppleといった世界をけん引するIT企業でソフトウェアエンジニアとして勤務経験のある著者がまとめた、「コーディング面接」のまとめ本です。
厳選したプログラミング問題189問を通して、IT企業の入社試験を突破するためのノウハウやアルゴリズムを学べます。
世界で通用するエンジニアになりたい方は、本書をぜひ一読してみてください。
徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応
本書は、Oracle社の資格試験である「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11」の試験範囲を網羅した問題集です。
Silverは、Java初心者におすすめの資格で、Javaアプリ開発に必要な基礎知識が求められます。
実践形式の前に、まずは試験形式でJava問題を解きたい方におすすめです。
Python 3 エンジニア認定基礎試験問題集 第三版改訂版
本書は、「Python3 エンジニア認定基礎試験」の試験範囲を学習できる問題集です。
「Python チュートリアル」に対応した問題で構成されており、レベル的には未経験〜初心者向けの内容です。
Pythonの練習問題を解いて実践力を養いたい方は、本書で学習してみましょう。
新・解きながら学ぶC言語
本書は、 演習問題を解きながら基礎レベルのC言語力を身につけられる1冊です。
収録されている問題は、「プログラム作成問題」と「錬成問題(穴埋め形式の問題)」で構成されており、問題数は1428問と非常にボリュームがあります。
また、図版や表を使った丁寧な解説も評価されており、C言語を学びたい初心者はぜひ検討してみてください。
プログラミング問題を解いた後にやること
本章では、プログラミング問題を解いた後にやることを4つ紹介します。
オリジナルアプリを作る
1つ目は、オリジナルアプリを作ることです。
プログラミング学習のゴールが副業やエンジニア転職の場合、自分の技術力をアピールする上でポートフォリオが必要です。
プログラミング問題を通して養った知識を活用して、まずは基礎レベルのプログラムでアプリ開発を始めてみましょう。
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競技プログラミングに挑戦する
2つ目は、競技プログラミングに挑戦することです。
競技プログラミングとは、提示されたプログラミング問題をいかに素早く正確に解答できるかを競う、プログラミングコンテストで行われる競技のことです。
競技人口はあまり多くはないものの、国内だけでなく国際大会も開催されるなど、世界中で盛り上がりを見せています。
参加は、「AtCoder」や「Topcoder」などの専用サイトから可能です。
競技プログラミングの詳細については、関連記事で解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
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IT系資格の取得に挑戦する
3つ目は、IT系資格の取得に挑戦することです。
IT系資格を持っていると、自分の技術力の証明につながるので、副業やエンジニア転職を考えているなら取得しておいて損はありません。
IT系国家資格としては、「基本情報技術者」や「応用情報技術者」が有名です。
そのほか、主要なIT系国家資格の詳細や勉強方法などは、関連記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
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身近な課題をプログラミングで解決してみる
4つ目は、身近な課題をプログラミングで解決してみることです。
例えば、Excelでの集計作業やフォルダ整理といった雑務は、単純ながらも時間がかかります。
しかし、Pythonプログラミングを活用すれば、集計作業やフォルダ整理が一瞬で完了する便利ツールを作成できるでしょう。
このように、仕事やプライベートで不便だと感じていることがあれば、プログラミングで解決できるかもしれません。
プログラミング問題を活用してスキルアップしよう
プログラミングの問題が解けるサイト&本のおすすめ、解いた後にやることなどを解説しました。
問題を解くことで、問題解決能力を養ったり、弱点を把握できるなどのメリットがあります。
そのため、練習問題や演習問題が豊富なWebサイトや本でガシガシ問題を解いて、スキルアップしましょう。
また、プログラミング問題を解いた後は、オリジナルアプリの開発やIT系資格の取得など、早めに次のステップに移行しましょう。
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