Macを画面分割する方法！Split Viewや画面分割アプリのおすすめを紹介

Macでは、「commandキー+tabキー」でアプリ間の画面切り替えが可能です。

しかし、逐一画面を切り替えるのが煩わしいと感じることも。それならば、複数のアプリを同時に画面表示できれば、作業効率も向上するでしょう。

そこで本記事では、Split Viewを利用した画面分割やおすすめの画面分割アプリを紹介。どのように画面分割機能を利用すればよいかが分かりますので、ぜひ参考にしてください。

※記事内の価格は2022年11月末執筆時の内容です。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事の目次

1 Mac標準搭載のSplit Viewで画面分割する
2 Macの画面分割に便利なおすすめアプリ
3 Macで画面分割を活用した方が良い理由
- 3.1 作業の効率が劇的に向上する
- 3.2 費用がほとんどかからない
4 Macの画面分割で作業を効率化しよう

Mac標準搭載のSplit Viewで画面分割する

Macに標準搭載されている機能「Split View」での画面分割方法を解説します。

手順や特徴を見ていきましょう。

Split Viewで画面分割する方法
Split Viewでの画面分割の特徴
Split Viewでの画面分割のコツ
上手く画面分割できない時の確認ポイント

Split Viewで画面分割する方法

まず、同時に表示させたい2つのアプリを同じデスクトップ上に起動します。

次に、どちらか一方のウィンドウの緑ボタンを長押ししましょう（普通にクリックするとウィンドウサイズが最大になる）。

長押しすると「ウインドウを画面左（右）側にタイル表示」などとメニューが表示されるので選択。すると片方が分割表示され、残りの起動中アプリが反対側に全て表示されます。

もう片方に表示させたいアプリのウィンドウをクリックすれば、画面分割は完了です。

画面分割を終了したいときは、片方のアプリウィンドウの緑ボタンをクリックしましょう。

Split Viewでの画面分割の特徴

Split Viewでは、ポインタを上下に移動させれば、通常通りメニューバーやDockが表示可能。

また、Multi-Touchジェスチャも利用可能で、2本指の上下スワイプで画面スクロール、3本指の左右スワイプで他のデスクトップに移動できます。

このように、Split Viewで表示させてもこれまで通りの操作が可能なため、違いに戸惑うことはありません。

一方、Split Viewは最大2つのアプリしか分割表示できません。

また、Split Viewで表示しているアプリの片方を別のアプリに変えたい場合、一度解除しなければならないので注意が必要です。

Split Viewでの画面分割のコツ

ウィンドウを左右に交換したい場合は、どちらか一方のウィンドウのツールバーを左右にドラッグします。

中央に表示されている縦線を左右にドラッグすれば、ウィンドウ幅の調整が可能です。

上手く画面分割できない時の確認ポイント

画面分割がうまくできない場合は、以下の3つを確認してください。

Mission Controlの設定
解像度
Split Viewに対応しているかどうか

Mission Controlの設定

1つ目の確認ポイントは、Mission Controlの設定です。

システム環境設定の「Mission Control」にある「ディスプレイごとに個別の操作スペース」のチェックが外れていると、Split Viewを利用できません。

「ディスプレイごとに個別の操作スペース」はその文言通り、マルチディスプレイ環境下でディスプレイごとに個別のスペースとして利用できる設定。

Split Viewを利用する場合は、この設定にチェックを入れておきましょう。

解像度

2つ目の確認ポイントは、解像度です。

システム環境設定の「ディスプレイ」にある解像度の設定を適切に行わないと、Split Viewが利用できません。

Split Viewを利用できるようにするためには、解像度を高めに調整しましょう。

Split Viewに対応しているかどうか

3つ目のポイントは、そもそもアプリがSplit Viewに対応しているかどうか。

すべてのアプリがSplit Viewで分割できるとは限りません。そのようなアプリは、本来緑ボタンが表示されているところに「+」マークが表示されています。

Macの画面分割に便利なおすすめアプリ

Macでは、Split View以外にも画面分割アプリが複数リリースされています。

そのなかから、おすすめのアプリを4つ紹介しましょう。

Shiftlt
Spectacle
Magnet
BetterSnapTool

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Shiftlt

出典元：ShiftIt

Shiftitは、無料で利用できる画面分割アプリです。

ダウンロードはこちらplaymedia

Shiftltの特徴

Shiftitは、キーボードショートカットを使って画面分割機能を利用できるのが特徴。

一連の操作をキーボード操作だけで実現できるため、キーボードを利用した作業が多い場面で作業の効率化が図れます。

また、ショートカットの設定をカスタマイズできるのも魅力。好みのショートカットを設定すれば、さらに快適に利用できるでしょう。

Shiftltの使い方

はじめに、アプリのダウンロードからインストールまでの手順を説明します。

アプリが公開されているページにアクセス
最新バージョン（2022年11月時点では1.6.6が最新）である「Shiftit-1.6.x.zip」をクリック。ダウンロードが始まる
ダウンロードが完了したら、zipを解凍
解凍フォルダにあるアプリをアプリケーションフォルダに移動したら、インストールは完了
システム環境設定から「セキュリティとプライバシー」を開き、「プライバシー」タブを開く
「アクセシビリティ」をクリックしたら左下の錠をクリックしパスワードを入力
「下のアプリケーションにコンピュータの制御を許可。」に「Shiftit.app」が載っているので、チェックを入れて再度錠をクリック

Mac上部にShiftitのアイコン（車のシフトパターンのようなマーク）が表示されていればインストール成功です。

次にShiftitの設定を行います。

Macの上部のShiftitアイコンをクリックし「環境設定」をクリック
「一般」タブを開いて、「ログイン時に開く」にチェックを入れます。この設定により、Macの起動と同時にShiftitが利用できる状態になる
「ショートカット」タブを開いて、各分割操作をクリックして割り当てたいショートカットキーを実際に押下しながら設定

ショートカットの設定では、左右の分割の他に上下や斜め方向の分割、さらにはウィンドウの拡大縮小も設定できます。

設定が完了したら、実際に画面分割をしてみます。

分割表示させたいアプリを起動させておき、寄せたい方向に対応したショートカットを押下すれば完了です。

Spectacle

出典元：Spectacle

Spectacleも、無料で利用できる画面分割アプリです。

ダウンロードはこちらplaymedia

Spectacleの特徴

Shiftitと同様に、ショートカット操作で画面分割を実現でき、ショートカットの設定も自分好みにカスタマイズ可能です。

一方Spectacle独自の特徴は、ショートカットの連続押下でウィンドウサイズを2分の1、3分の2、3分の1と変えられること。

2つ以上のアプリを分割表示させたい場合に便利な機能です。

Spectacleの使い方

はじめに、Spectacleのダウンロードからインストールまでの手順を説明します。

Spectacleの公式サイトにアクセス
「Download Spectacle」をクリックして、zipファイルをダウンロード
zipファイルを解凍し、中にある「Spectacle.app」をアプリケーションフォルダに移動させる。これでインストールは完了
Shiftitインストール手順と同様、システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」にある「下のアプリケーションにコンピュータの制御を許可。」に「Spectacle.app」が載っているので、チェックを入れる

Mac上部にメガネのアイコンが表示されれば、正常にインストールできています。

つづいて起動設定とショートカット設定です。