ファイル共有サービスをお探しですか?
この記事では、ファイル共有におすすめのファイル転送サービスや無料のオンラインストレージサービスを紹介します。
また、ファイル共有の方法やファイル共有サービスを選ぶポイントについても解説。
ファイル共有サービス選びに悩んでいる方は、ぜひ本記事を通して自分に合うものを見つけてみてください。
※記事内の情報は2023年9月執筆時の内容です。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
この記事の目次
ファイル共有する6つの方法
ファイル共有の方法は、主に以下の6つです。
- USBメモリなどのハードウェア
- LAN経由でパソコン間で共有
- メール添付
- ファイル共有機能
- ファイル転送サービス
- オンラインストレージサービス
それぞれの特徴を解説するので、用途に合わせた方法を選びましょう。
もっともセキュア:USBメモリなどのハードウェア
機密性の高いファイルを共有するときは、USBメモリや外付けHDDなどのハードウェアを使うのがベストです。
なぜなら、ネットワークを介さずに共有できるため、コンピュータウィルスやサイバー攻撃などの危険性を最小限に抑えられるからです。
ただし、ハードウェアの紛失や破損の被害にあうと、データを取り出せなくなるリスクも。
また、USBメモリには寿命もあります。具体的には、「保存期間」や「書き換え可能回数」があり、これを超えるとデータを取り出せなくなる可能性もあるのです。
そのため、取り扱いには十分に注意しましょう。
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同じネットワーク限定:LAN経由でパソコン間で共有
会社内の同じ部署や自宅など、同じネットワーク限定でファイルのやり取りをするなら、LAN経由でパソコンをつないで共有するのがおすすめです。
複数のパソコンからアクセスできる共有フォルダを作成し、必要なファイルを格納すれば、いつでも好きなタイミングでファイルをやり取りできるでしょう。
ただし、特定のネットワークに依存するため、もちろん他のネットワークでは共有できません。
シンプルな共有方法:メール添付
パソコン初心者の方や簡単なファイルの共有だけでよいという方には、メール添付でのやり取りがおすすめ。
お使いのGmailやOutlookなどのメールサービスで、共有したいファイルをメールに添付して送信すれば、簡単に共有できます。
ただし、添付できるファイルサイズの制限や別の相手への誤送信などのセキュリティリスクもあることを覚えておきましょう。
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スマホで便利:ファイル共有機能
パソコンだけでなく、スマホでもファイルをやり取りする場合は、AndroidスマホやiPhoneに用意されている便利な共有機能を使うのがおすすめ。
macOSやiOSなどのApple製品をお使いの方には、「AirDrop(エアドロップ)」という専用の共有機能が非常に便利です。
また、Android OSをお使いの方には、2020年8月5日より公開された「Nearby Share(ニアバイシェア)」という共有機能が利用可能。
ただし、設定をオンのままにしておくと、第三者から意図しないファイルが送信されたり、個人情報の漏えいなどのリスクも潜んでいます。
こうした共有機能の使用に際しては、十分な注意を払いましょう。
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登録不要で手軽:ファイル転送サービス
一時的なファイルのやり取りや大容量のファイルを共有したいときは、登録不要で使えるファイル転送サービスがおすすめです。
後述するオンラインストレージサービスとの違いは、ファイル転送サービスでアップロードしたデータには保存期間があり、一定時間が経過すると自動的にファイルが削除されること。
また、セキュリティ対策はオンラインストレージサービスに軍配が上がるため、機密情報のやり取りにはあまりおすすめできません。
クラウドで誰とでも共有:オンラインストレージサービス
取引先や第三者とのファイル共有、クラウド上で安全に保存したい方には、オンラインストレージサービスがおすすめ。
USBメモリで保存する場合の物理的な障害はなく、なおかつセキュリティにも配慮されたファイル共有ができるでしょう。
ファイルをURLで共有する機能も各サービスで備わっているため、利便性にも優れます。
ただし、無料版はストレージ容量や機能が制限されるケースが多く、全機能を解除させるには有料版へのアップグレードが必要です。
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数あるファイル共有サービスから最適なものを選ぶには
ファイル共有には6つの方法があると分かりました。
前章の内容を踏まえて、本章では数ある中から自分に合うファイル共有サービスを選ぶにはどのようにすればよいのか、解説します。
- ファイル共有サービスを選ぶ4つのポイント
- それぞれのサービスの特徴の理解も大切
ファイル共有サービスを選ぶ4つのポイント
ファイル共有サービスを選ぶポイントは、以下の4つです。
- 無料か有料か
- データ容量やファイルサイズの上限
- セキュリティ対策
- スマホに対応しているか
それぞれのポイントを解説するので、どれを重要視すべきか判断する指標にしてみてください。
無料か有料か
1つ目のポイントは、ファイル共有サービスが無料か有料かについて。
GmailなどのメールサービスやAirDropなどの標準の共有機能は、無料で使える反面、機能が制限される場合が多いです。
一方で、USBメモリやオンラインストレージサービスは、コストがかかる反面、快適にファイルをやり取りできます。
したがって、ファイル共有のコストを抑えるのを重視するか、質を重視するか、どちらがよいかで判断すべきでしょう。
データ容量やファイルサイズの上限
2つ目のポイントは、保存できるデータ容量やファイルサイズの上限です。
例えば、動画編集ソフトで加工した動画ファイルをやり取りする場合、ファイルサイズがGB(ギガバイト)以上になることがほとんど。
そのため、大容量でファイルサイズの上限が高いサービスを選ばなければなりません。
つまり、「ギガファイル便」などの大きなファイルサイズに対応したファイル転送サービス。
あるいは、「Google ドライブ」「OneDrive」などのオンラインストレージサービスなどが候補となるでしょう。
したがって、扱うファイルの種類に応じて選択するサービスを見極めてください。
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セキュリティ対策
3つ目のポイントは、セキュリティ対策が考えられているかです。
例えば、社外秘の顧客情報や契約書などのファイルを共有する場合、最も注意すべきは情報の漏えいです。
そのため、ビジネス利用が中心であれば、セキュリティレベルの高いオンラインストレージサービスや社内ネットワークの共有フォルダなどを使うのがよいでしょう。
近年は、コンピュータウィルスやサイバー攻撃が巧妙化していますから、セキュリティの観点も考慮に入れて選ぶべきです。
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スマホに対応しているか
4つ目のポイントは、スマートフォンに対応しているかどうか。
例えば、外出先でファイルを確認するときや、メモアプリで走り書きしたものを一時的に保存してあとで自分のPCとファイル共有したい場合。
この時には、AirDropやNearby Shareが利用できると便利です。
あるいは、クラウドにファイルを保存することでさまざまなデバイスでシームレスに使えるオンラインストレージサービスなどを使うのもおすすめ。
営業で外回りの多いサラリーマンや自宅以外で仕事をする機会の多い方は、スマホに対応しているかをポイントに検討してみるとよいでしょう。
それぞれのサービスの特徴の理解も大切
ファイル共有サービスを選ぶポイント4つと合わせて、各サービスの特徴を理解するのも重要。
サービスごとに使える機能や容量が変わるため、賢く使う上で最低限の理解は必要といえます。
自分に合ったファイル共有サービスを見つけたいという方は、さまざまなオンラインストレージサービスやファイル転送を比較するとよいでしょう。
シンプルなファイル共有におすすめのファイル転送サービス
ここでは、シンプルで使いやすいファイル転送サービスのおすすめを8つ紹介します。
- firestorage
- GigaFile(ギガファイル)便
- データ便
- Dropbox Transfer
- WeTransfer
- Send Anywhere
- Smash
- Firefox Send
firestorage
出典元:firestorage
- 料金:無料、有料版あり
- 無料版は最大2GBまでのファイルをアップロードできる
firestorageは、メールでは送れない大容量のファイルを共有するのにおすすめなファイル転送サービスです。
▶️公式HP:容量無制限の無料オンラインストレージ firestorage
GigaFile(ギガファイル)便
- 料金:無料
- 容量は無制限(1ファイル300GBまで)で、最大100日間までファイルを保持できる
GigaFile(ギガファイル)便は、動画や画像などの非常に重いファイルを相手と共有する場合に重宝する、無料のファイル転送サービスです。
広告が煩わしいのが難点。
▶️公式HP:無料大容量 ファイル転送サービス GigaFile(ギガファイル)便
データ便
出典元:データ便
- 料金:無料、有料版あり
- 無料の会員登録により、最大2GBまでのファイルを共有できる
データ便は、月間500万人が利用するファイル転送サービスで、セキュアに共有できる「セキュリティ便」などのサービスもあります。
▶️公式HP:データ便 |無料無制限の大容量ファイル送信サービス – トップページ
Dropbox Transfer
出典元:Dropbox
- 料金:無料、有料版あり
- ブラウザ版、デスクトップアプリ版、スマートフォン版からそれぞれアクセスできる
Dropboxのファイル転送機能に特化したのがDropbox Transferで、無料版ではファイル転送は最大100MBまでしかありません。
しかし、有料版では最大100GBのファイル転送が可能です。
▶️公式HP:Dropbox は高速かつ安全なファイル転送を提供します Dropbox Transfer
WeTransfer
出典元:WeTransfer
- 料金:無料、有料版あり
- 無料版は最大2GBまでアップロードでき、7日間まで保持できる
WeTransferは会員登録が不要のサービスで、日本語には対応していないものの、数ステップの操作で簡単にファイルを共有できます。
▶️公式HP:WeTransfer
Send Anywhere
出典元:Send Anywhere
- 料金:無料、有料版あり
- 会員登録が不要で、6桁のキーを設定するだけでファイルを転送できる
Send Anywhereは、とにかく簡単な操作でファイル共有が可能なサービスで、スマートフォンでも使用できます。最大10GBまでのファイル転送が可能。
▶️公式HP:Send Anywhere – 大容量ファイル転送
Smash
出典元:Smash
- 料金:無料、有料版あり
- 容量は無制限で、複数のファイルを一度に送信することも可能
Smashは、フランスの企業が運営するファイル転送サービスで、容量が無制限なことに加えて、セキュアな送信も可能です。
無料版でも容量が無制限なのが魅力ですが、データは7日間を過ぎると破棄されてしまうので、注意しましょう。
▶️公式HP:Smash
Firefox Send
※Firefox Sendは2020年9月17日にサービス提供を終了しました。
- 料金:無料
- Webブラウザでファイルをドラッグアンドドロップするだけで共有できる
Firefox Sendは、ダウンロードリンクで手軽にファイル共有を行えるサービスです。
しかし、2020年8月現在、サービスは一時的に停止。再開が期待されましたが状況は改善されず、惜しまれつつも2020年9月17日にサービス提供を終了しました。
ファイル共有におすすめの無料オンラインストレージサービス
ここでは、ファイル共有に便利な無料オンラインストレージサービスのおすすめを5つ紹介。
- Google ドライブ
- OneDrive
- Dropbox
- iCloud
- Amazon Photos
Google ドライブ
出典元:Google
- Google アカウントがあれば、すぐに使える
- データ容量は15GBまで無料
Google ドライブは、Google ドキュメントやGoogle スプレッドシートなどのGoogleが提供するWebサービスのうちの1つ。
Googleの関連サービスと親和性が高く、Google ドキュメントやGoogle スプレッドシートを保存・共有する際はこれ1択といえるでしょう。
▶️公式HP:Google ドライブ
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OneDrive
出典元:Microsoft
- Microsoftのサービスで、Office系のファイル共有がしやすい
- Windowsだけでなく、スマホやmacOSなどマルチプラットフォームに対応
OneDriveはMicrosoft社が提供する、無料から使えるオンラインストレージ。Microsoftアカウントにログインして使います。
有料版もセキュアで大容量であり、評価が高いです。WindowsユーザーやOffice系アプリを頻繁に使う方などにおすすめ。
▶️公式HP:OneDrive – 楽しもう Office
Dropbox
出典元:Dropbox
- ファイル共有の簡単さはオンラインストレージサービスの中でもトップレベル
- Slack・Facebook・Evernote・WordPressなどの他サービスとの連携も可能
Dropboxは、複数のユーザーとのファイル・フォルダ共有が簡単にできるオンラインストレージです。パソコンのフォルダ管理に近い操作感で扱えます。
無料版は2GBまで、それ以上に増やしたい場合は有料版へのアップグレードが必要。
▶️公式HP:Login – Dropbox
iCloud
出典元:Apple
- Apple ユーザーに人気が高く、Apple IDがあれば無料で使える
- iPhone、iPad、Macの異なるデバイス間でのファイル共有が可能
iCloud Driveは、Apple版のGoogle ドライブに近い無料のオンラインストレージサービスです。無料版の容量は5GBまでで、それ以上は有料版(iCloud+)へのアップグレードが必要。
公式Webサイト:iCloud – Apple(日本)
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Amazon Photos
出典元:Amazon
- Amazonプライム会員ならば無料で使える
- 写真は容量無制限、ファイルは5GBまでそれぞれ保存可能
Amazonプライム会員ならば、「Amazon Photos」がおすすめ。何といっても、写真を容量無制限で保存できるのが一番の魅力。
それ以外の動画ファイルなどを保存する際は、5GBまでです。プライム会員以外の場合でも、5GBの無料ストレージを利用できます。
ちなみに、同社が提供するAmazon Cloud Driveは2023年12月31日でサービスを終了する予定。
▶️公式HP:Amazon Photos
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セキュア・高機能で安全なオンラインストレージサービス
ここでは、セキュリティ対策や高機能で定評のある、ファイル共有のオンラインストレージサービスを6つ紹介します。
- Dropbox Business
- SugarSync
- Box Business
- AOSBOX Business Pro
- Bizストレージ ファイルシェア
- DirectCloud
Dropbox Business
出典元:Dropbox
- 料金:公式サイト参照
- チームコンテンツの一括管理やデータの暗号化など、ビジネス関連のデータの管理におすすめ
Dropbox Businessは、法人向けにおすすめのオンラインストレージサービスで、あらゆるコンテンツの一括管理に対応しています。
▶️公式HP:Dropbox Business
SugarSync
出典元:SugarSync®
- 料金:公式サイト参照
- 共有するファイルに制限がなく、オンラインバックアップによるシームレスな作業が可能
SugarSyncは、100GBのデータ容量から使えるサービスで、個人から法人までさまざまなユーザーに対応したプランが用意されています。
▶️公式HP:クラウドファイルを共有、複数のマシンとオンラインバックアップ| SugarSync®
Box Business
出典元:Box
- 料金:公式サイト参照
- データ容量は無制限で、共有ファイルのパスワード設定や機密文書作成などのセキュリティ面も強い
Box Businessは法人向けにおすすめのオンラインストレージサービスで、社内データの管理や取引先とファイル共有する際のセキュリティ対策で定評があります。
公式Webサイト:Business Plan Overview | Box
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AOSBOX Business Pro
出典元:AOSデータ株式会社
- 料金:公式サイト参照
- 3種類のストレージを組み合わせたトライブリッドバックアップや3重の暗号化による強固なセキュリティ
AOSBOX Business Proは、会員数が90万人・導入企業7,000社を突破したオンラインストレージサービスで、安心・安全・低コストなバックアップシステムが特徴です。
ちなみに、通常版の「AOSBOX Business」の新規販売は、2023年12月20日に終了予定。
▶️公式HP:AOSBOX Business Pro | PC、スマホのクラウドバックアップ AOSBOX
Bizストレージ ファイルシェア
出典元:NTT Com
- 料金:公式サイト参照
- 運営元がNTT系列の会社であり、信頼性が高くサービスの安定性も高い
Bizストレージ ファイルシェアは、NTTコミュニケーションズが提供するオンラインストレージサービスで、法人向けのファイル共有におすすめです。
▶️公式HP:ファイル転送・オンラインストレージ Bizストレージ ファイルシェア
DirectCloud
出典元:DirectCloud
- 料金:公式サイト参照
- 料金プランに関わらずユーザー数が無制限であり、アカウントの増減による料金の変動がない
DirectCloudは、社員の入れ替えが頻繁に行われる部署や業務効率を上げたい会社におすすめのオンラインストレージサービスです。
▶️公式HP:法人向けクラウドストレージ DirectCloud(ダイレクトクラウド)
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